「ロミオとして生きられた期間は本当に楽しかった」、大野拓朗インタビュー(下) | アイデアニュース

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「ロミオとして生きられた期間は本当に楽しかった」、大野拓朗インタビュー(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2017年5月19日

2017年5月20日公開される映画『猫忍』に出演される大野拓朗さんインタビューの後半です。有料会員限定部分では、『ロミオ&ジュリエット』に出演しての感想などについても話していただきました。※大野さんのサイン色紙と写真1カットを、抽選でアイデアニュース有料会員3名さまにプレゼントします。(このプレゼントの応募は終了しました)

大野拓朗さん=撮影・岩村美佳

大野拓朗さん=撮影・岩村美佳

――陽炎太としての役作りで、何かこだわった部分はありましたか? コミカルな部分とシリアスな部分との、バランスがあったのかなと思うのですが。

忍者の動き方や忍者アクションに関しては、スタントチームGocoo(ゴクゥ)さんの所に通って練習させて頂きましたが、性格的な部分は、そこまで役作りはしていなかったですね。

――役作りをしていなかったというのは?

ドラマ版はずっと陽炎太が出ずっぱりで、すべて台本に書いてありましたから。さらに、抜けていたり甘ちゃんなところが自分と似ている気がして、すごくやりやすかったです。忍びらしくない忍びなので、あまり忍びのことを勉強しない方がいいなと思い、「忍びたるもの」についてもあまり学ばずに、現場に臨みました。ただ、アクションは初めてでしたし、本当に大変でした。

――すごいですよね。拝見してかなり激しいアクションだなと思いました。

映画版は特にそうでしたね。朝から山の中を走って、もう午前中には疲労困憊でした(笑)。普通のアクションとは違う走り方なので、疲労の溜まり具合が全然違うんですよね。前傾姿勢で、腕を振らないで、体を上下させないように走るんです。変な所が筋肉痛になったりしましたね。撮影がハードスケジュールでしたので、必死にその日その日をこなして、全力で臨むことしか考えられませんでした。今振り返ると、あっという間に映画版も終わっていたという感覚です。

――そういう経験は楽しめる?

すべて楽しいですよ。大変な方が楽しいですし、自分の身になると思いますし、挑戦している感覚になります。その難しいことが簡単に出来るようになった時には、自分はかなりレベルアップしているんだろうなとも思います。

――ご自身の中でこだわったシーンや、思い入れの深いシーンはありましたか?

映画版は、ほぼすべてに思い入れがあります。ドラマ11本と映画を、1ヶ月半で撮ったのですが、基本的にドラマの方をほぼ撮り終えてから映画を撮りました。ドラマでずっと父上と過ごして、色々思い出して、忍びの里を抜けて、一人前になって……という歴史を経てから映画の撮影に入れました。映画版は、ドラマ版で学んできたことを、今度は自分が周りに与えていく物語ですが、全て直近に体験できた思い出だったので、その分気持ちが強く入りました。

――いい流れで撮影出来たんですね。

ドラマ版では心の声は多くても、台詞はそんなにありませんでした。陽炎太はコミュニケーション能力が不足していることと、忍びなのであまり喋らないようにというのも守っていましたから。映画版では台詞が多くなり、しかも、それを一連で撮ることが多かったんです。

――その変化に戸惑いはありましたか?

戸惑いはありませんでした。でも、映画版ではふざけたり面白いことをしていないので、「陽炎太がかっこよくなっちゃいましたね」と、監督と話したりはしました。ドラマ版を経て、陽炎太も成長しているので、少し一人前風にしようと思ったんです。「落ち着いた大人の男」みたいなものを意識して、教え諭す雰囲気で演じました。

※有料会員限定部分には、『ロミオ&ジュリエット』に出演しての感想などについて話していただいたインタビュー後半の全文を、テキストと写真で掲載しています。

<有料部分の小見出し>

■サトエリさんとは5年ぶりぐらいの再共演で、色々思い出話をしたりしました

■連ドラ3本を掛け持ちなど怒涛の数年間。本当に「強くなったな」と感じています

■ロミオとして立たせて頂けて、毎日毎日超満員のお客様が観に来てくださって幸せでした

■ゆるくて笑えて、金時がめちゃくちゃ可愛い『猫忍』。疲れを癒しに観に来てください

<劇場版『猫忍』>
2017年5月20日より全国ロードショー
劇場情報はこちら
http://neko-nin.info/movie/theater.html

<関連ページ>
劇場版『猫忍』公式サイト
http://neko-nin.info/
大野拓朗ホリプロオフィシャルサイト
http://www.horipro.co.jp/ohnotakuro/
大野拓朗&スタッフ(公式)Twitter
https://twitter.com/fanclub79754621
大野拓朗(公式)インスタグラム
https://www.instagram.com/takuro.ohno/

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大野拓朗さんと金時=撮影・岩村美佳

大野拓朗さんと金時=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. まりん より:

    大野くんの金ちゃんへの愛が十二分に伝わってくるお写真に癒されました。
    また、『猫忍』の撮影話のみならず、お父様のこと、役者としての姿勢や考え方まで、盛り沢山の内容。
    特にミュージカル『ロミオ&ジュリエット』終えての想い。大好きな作品だったので、お話が伺えて嬉しかったです。
    ファンにとって読み応えたっぷりの素敵なインタビューを、どうもありがとうございました。
    また、楽しみにしています。

  2. このはな より:

    大野拓朗さんのファンです。
    動画や写真などで大野さんと金ちゃんとの仲良しな感じが溢れていて、とても可愛くて癒されました。
    猫忍での撮影秘話や大野さんのお父様お話も興味深く、また、仕事に対する姿勢や考えなども深く掘り下げてくださって感動しました。
    ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』についてもじっくりとインタビューして頂き、大野さんがどのように感じていたのかどのような気持ちで演じていたのかが知れて嬉しかったです。
    素敵な記事をありがとうございました。

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