2016年5月3日に、ニューアルバム「この胸のざわつきを」をリリースされる間慎太郎さん。3月27日に35歳になったばかり。インタビュー(下)では、デビュー前のことや曲作りのことについてお聞きしています。
■チケット握りしめて毎日仕事頑張ってたのかなぁって
――ニューアルバム「この胸のざわつきを」のテーマは、「大人」ということでしたが…。
大人ですね。
――前回のアルバム「今夜、月がキレイ」の収録曲「リフレイン」も好きなんですが、「行くぜ!」という感じではなくて、聴く人に寄り添ってる感じがしますね。
僕はライブの本数が多くって、目の前にお客さんがいる中で、お客さんがなんかの曲のイントロ聞いたときに「きた!」って顔とか見ると、この人はこのライブの為にチケット握りしめて、毎日仕事頑張ってたのかなぁって思うと、「ついて来い!」って言うよりも「いつもありがとね。また、曲聞きに来て下さいね」みたいな。確かに人に寄り添うっていう部分は、ずっとあるかもわからないです。無理やり肩組むんじゃなくて、肩をポンポンってしてあげるみたいな。そういう意味では寄り添うって意味はあるんですけど…んーそんなねぇ、んーー、そこまでそんなに深くない。深くないようには書こうとしてます。あまりむつかしいことは言いたくないというか…多分ああゆう曲って、グサッといこうと思ったらナンボでも書けると思うんですよ。容赦なく。でもそういうことはしたくないなぁと思ったんで。うん。うん。
――「容赦なく」って、どういうことですか?
「うわぁ~わかるぅ!」みたいにしたくなかったんですよ。もっとドライに「ま、そういう気持ちもあるよね」みたいな。ライブでもそういう気持ちでやってるんで。さっき言ってた、寄り添うぐらいの。「行こうぜベイベー!!」って感じではない。
――それは昔からですか?
いや、ここ最近。30過ぎてからのツアーで変わったんですかねぇ。やっぱり。
――昔は?
バーンとライブやって、「じゃぁ!!」みたいな(笑)…から、ちょっと次の街から街に移動するときに、「あー、次どういう曲歌ってあげるとあの人たち喜ぶのかなぁ、また半年後戻って来れんのかなぁ」って。丸くなるんすかねぇ…(笑)
■中身は9歳くらいから変わらない(笑)
――この3月で35歳になったんですよね。
もーね(笑)。何歳ですか?
――40です。
歳って、とるもんですね。
――中身は一緒なんですけどね。私自身は18くらいから変わってない気がします(笑)。
僕ね、9歳くらいから変わらない(笑)。
■中学の頃に作った歌は、♪風疹なったら、ブツブツだぜ~(笑)
――小学校3年生?そのくらいから野球されてました?
もうちょっと下かな?小学校2年生?
――作詞作曲っていつから?
中学。
――走ってたころから?
その頃からぜんぜん作ってた。しょうぶない曲やったけどね。♪風疹なったら、ブツブツだぜ~。ベイベーって(笑)。ライブは大学からやってて。
――大学時代は走られてましたよね?
走って、音楽もやって。ライブハウスが近くにあって、すごいライブやってて。曲作って。
<間慎太郎ライブツアー詳細>
⇒『間慎太郎 LIVE TOUR 2016~ロマンチックな男の旅~』詳細
<関連サイト>
⇒間 慎太郎 OFFICIAL WEB SIT
⇒間慎太郎オフィシャルサイト – Yahoo!ブログ
⇒間慎太郎 Twitter
⇒間慎太郎 Facebook
<アイデアニュース関連記事>
⇒間慎太郎インタビュー(上)
⇒間慎太郎インタビュー(下)
⇒間慎太郎、ニューアルバム「この胸のざわつきを」5月3日に発売へ
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■桑田圭祐さんの気持ちになりたいと思いながら
■約束記念日、たまに、いまだに歌ってます
■2年前にやらせてもらった宝塚のホールワンマン、節目節目でまたやりたいなぁ
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■桑田圭祐さんの気持ちになりたいと思いながら
――曲は作ろうと思って作る?普段の生活の中でひらめくものが?
桑田圭祐さんが、なんかのインタビューで曲作りが癖なんですって言ってたことがあって、その気持ちになりたいと思いながら、癖になりきれてないけど、そこを目指そうと思っていて。日頃から曲を作ろうと思っているけれども、結局は癖にはならないですね。作ろうと思って作らないと。ひらめくことは僕はあんまり…。作ろうと思うとずっとそればっかり考えてるんで、しばらく。そこで、あー、あーゆうこと歌おうかなって出てくるんですけど、普段から「あ、曲ができそう」っていうのは全く。
――それは歌詞も、メロディも?
歌詞も、メロディも。
――Facebook見せてもらってたんですけど、最近、桜の曲を作られたんですよね?
桜を見て、桜ってすごいなと思って。一気に咲くでしょ?それまで大人しいのに。ほんで、ボワーって咲いて、みんなそれを見に来て。桜を中心とした曲じゃなくって、桜の木の下で起こる、なんか男性女性のラブソングみたいなものが書けたらいいなって思って作り出した。桜がテーマじゃなく、桜の木の下にある。見上げたら桜があったぐらいな桜の出方の曲を作ろうかなって。
――桜ってどこの桜を見たんですか?
東京の中目黒、川沿いの。なんかすごいってのを聞いて。わざわざ見に行って。も、すごーい人で。で、なんかシートを出したらアカンねんね、お花見なのにね。みんなずーっと歩いてて、なんかすごい光景やなって。わざわざ見に来てる訳でしょ?じゃなんか、桜の木の下で起こる物語ないかなって。ステキな曲になりましたよ。
■約束記念日、たまに、いまだに歌ってます
――ライブツアーに行かれるんですね?
まず、6月7月はゲストの方を入れたワンマンじゃないやつがあって6月4日が広島、16日が名古屋、7月10日が東京、24日が大阪でやって。8月はイベント系に出演して、秋からはワンマンでぐるっと色んなとこを。
――選曲は?
ツアーの時は、ある程度の流れを1か月前くらいから考えて、スタジオ入って入替えたりなんやかんやして、初日でやってみて、あ、思ったような反応じゃなかったなと思ったら入替えたり。反応みて。
――ライブだと?
やりながら決めたりもあるし、このライブはこの流れが絶対ハマるってだいたいわかるので、その流れをさっと持っていって。
――私、約束記念日って曲好きなんです
デビューアルバムの1曲目!たまにいまだに歌ってます。
――昔作った歌を、今歌うと違いますか?
うん、全然、それは。アニバーサリーのワンマンライブとかなると、昔の曲とかも結構やるので、アルバムツアーとかってなるとアルバムが中心なるけど。アニバーサリーとかの時は昔のアルバムとか聞き直して「これやっとこっかなー」とかって選ぶときに「よーこんなん作れたな」ってのもあるし、今は作れないなって思うし、でもその時はその時で多分すごい考えてたんやろうなって。今思うと20代のころはとがってたなって恥ずかしくなることもあるし、その曲を今この歳になって歌う楽しさみたいなものもあって。たまにリクエストライブとかで「あの曲やってください」みたいなリクエストもらって、その場で歌詞をI padとかで出して「あ、久しぶりやな」って歌いながら、自分で書いた歌詞やのに笑ろてまうときがある。すごいこと書いたんやなって(笑)。
■2年前にやらせてもらった宝塚のホールワンマン、節目節目でまたやりたいなぁ
――今は、走ってないんですか?
今も走ってるよ。走ったり、泳いだり。今ね、ずっと泳いでる。毎日。
――野球は?
今、やってないですね。
――ミュージシャンはみんな痩せてますよね。
だって、例えばぽっちゃりした人が「OK、じゃみんなね、一緒に頑張っていこーよ」って言っても説得力がないでしょ?(笑)真っ黒に日焼けした人が「やっぱりね、人生って色々だと思うけど」って言っても「えー、キミ、海行ってるやん」って。説得力がない(笑)。
――この前ストーンズが、昔と同じような体型で出てました。
説得力の問題なんすよね(笑)。
――今後のビジョンは?
アルバムが出る年っていうのは、アルバムが中心で動いていくので今年は絶対アルバムを大事に活動していくっていうことと、2年前にやらせてもらった宝塚のホールワンマンがすごくいいライブやって、なんかこう節目節目でまたやりたいなぁと思ってて、40歳くらいになったらまたやろかなーって。
――また宝塚でホールワンマン、いいですね。では、本日は、長い時間、ありがとうございました。
ありがとうございました。