ベートーヴェンと不滅の恋人・アントニーの「禁断の恋」のエピソードを軸に、芸術と恋を描いた舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』が、2020年11月28日(土)に兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールで開幕しました。兵庫公演は11月29日(日)で終了し、12月2日(水)には富山県民会館ホールで、12月5日(土)には愛知・東海市芸術劇場 大ホールで、12月11日(金)から12月26日(土)まで東京・よみうり大手町 ホールで上演されます。出演は、一路真輝、田代万里生、神尾佑、前田亜季、安藤瞳、万里紗 、 春海四方 、石田圭祐 、久保酎吉のみなさんです。舞台写真と、一路さんと田代さんの初日開幕前コメントを紹介します。
<一路真輝さんのコメント>
いよいよ初日の幕が上がります。今までに出逢っているようで、実は初めての世界観の舞台に仕上がっていると思います。ベートーヴェン生誕250 周年の今年、この作品に出逢えた事に感謝しかありません。天才作曲家ベートーヴェンの心を揺さぶる音楽と共に彼の愛した女性アントニーの人生を、心を込めて演じたいと思います。いつもの初日前とは違ういろいろな緊張感がありますが、劇場に足をお運びくださるお客様、出演者、関係者の皆様の健康が第一です。万全の対策を取って皆様のご来場をお待ちしております。想いが届きますように……。
<田代万里生さんのコメント>
ついに本日、記念すべき初演の開幕となります。不要不急と判断されがちな音楽や文化芸術ですが、ベートーヴェンを死から引き留めたのは、その「芸術」でした。あまりに有名すぎるマエストロ・ベートーヴェンですが、本作品では歴史的作曲家としてはもちろん、知られざるその人間性を探ります。 また、新垣隆さんが舞台上で奏でる美しい装飾が施されたグランドピアノは、日本に一台しかないという大変貴重な 【スタインウェイ・ルイ16世モデル】。神秘的な音色と共に、まるでその時その場で作曲をしているかのような真に迫る演奏にもご注目下さい。 ベートーヴェンの魂と共に、「劇場」でお待ちしております。
<ストーリー >
ピアノ・ソナタ第31番Op.110―その旋律から19世紀に生きたひとりの女性の姿が浮かび上がる。「不滅の恋人」アントニー・ブレンターノ。革命の嵐吹き荒れるなか、身を売るように、ウィーン貴族の家から実業家のもとへ嫁いだ彼女。
絶望の淵にいたアントニーはルートヴィヒの音楽に生かされ、彼と彼の芸術を愛するようになる。しかしふたりの関係は、家族に、社会に、時代に、運命に打ち砕かれ、不滅の恋は封印される。ただ、その名を記すことさえなかった手紙だけが、ルートヴィヒの愛を伝える。いま、一台のピアノを囲みながら、あの日をルートヴィヒと過ごした者たちが証言する― あの交響曲も、あのピアノソナタもすべて、「不滅の恋人」への献身から生まれた芸術であることを。
<舞台『Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』>
【兵庫公演】2020年11月28日(土)~11月29日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール (この公演は終了しています)
【富山公演】2020年12月2日(水) 富山県民会館ホール
【愛知公演】2020年12月5日(土) 東海市芸術劇場 大ホール
【東京公演】2020年12月11日(金)~12月26日(土) よみうり大手町 ホール
<キャスト・スタッフ>
原案:小熊節子
演出:栗山民也
脚本:木内宏昌
音楽 ・演奏:新垣隆
出演:一路真輝、田代万里生、神尾佑、前田亜季、安藤瞳、万里紗 、 春海四方 、石田圭祐 、久保酎吉
公式サイト
https://op110.jp/
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