標準的な粉ミルクの作り方は以下の通りです。　(横でお腹がすいた赤ちゃんはずっと泣いているということをお忘れなく。ひょっとしたら片手で抱きながら作る必要があるかも）

１　スプーンなどで粉ミルクを測る
２　消毒してある哺乳瓶に粉ミルクを入れる
３　煮沸後少し冷ましたお湯を、哺乳瓶に入れてよく振る
４　出来上がりの量になるまで湯冷ましを加える
５　ミルクを冷まし、温度を確かめる

このFormula Pro®なら、これら一連の作業が、ユニークなミルクメーカーFormula Pro®に完全にお任せで30秒以内においしいミルクが出来上がります。

Baby Brezza®社のミルクメーカーFormula Pro®は、2013年に販売されて以降、アメリカ合衆国とカナダで大ヒット、人気ブログCool Mom Picks が2014年度最優秀製品に選んだ品なのです。このたび、世界的な事業展開を決定、今春にはヨーロッパ市場へ、今年の終りまでに中東やオーストラリア、マレーシアに進出するというニュースです（PRWEB　2015年3月18日）

“The Formula Pro® has truly changed the way we nurture our babies,” said Dara Shapiro, Director of Marketing at Baby Brezza. “The feeding experience is an intimate moment, and at Baby Brezza, we have made it our mission to cut the chaos to give you more precious time with your little one. Based on our continued success in the United States and Canada, the expansion to additional international markets is a natural progression and we are excited at future growth opportunities for this game-changing product,” she added.　　「このFormula Pro®は、赤ちゃんを育てるやり方をガラッと変えてしまいました」　ベイビーブレッツア社の営業担当責任者、ダラ・シャピロさんは言います。「赤ちゃんにミルクをあげるというのは、とても親密な瞬間ですよね。粉ミルクを用意する時の大さわぎがなくなれば、赤ちゃんとの貴重な時間が増える。そのお手伝いをするのが我が社の使命だと思っています。アメリカ合衆国とカナダでずっと好評をいただいているので、世界市場に進出するのは自然な流れなんです。この革新的で全く新しい製品は今後ますます普及していくでしょう。ワクワクしますね」

まだアメリカとカナダだけですが、一台159.99ドルで販売中です。まるでコーヒーメーカーのような手軽さで粉ミルクが出来上がるFormula Pro®、日本に上陸する日が楽しみです。

☆アイデアニュース編集部からの補足情報

この製品を見て、その便利さに、「なぜ日本でこういうものが作られていないのだろう」と疑問を持ちました。日本製の同様の製品がないかと思って調べているうちに、粉ミルクを作るときの温度がポイントなのだということに気付いたのです。

このFormula Pro®は、粉ミルクと水をあらかじめセットしておき、ダマや泡のない最適な温度のミルクがあっという間に出来上がるわけですが、現在WHOのガイドラインにもあるように、赤ちゃんのミルクは、水を完全に沸騰させ、少し冷まして70度くらいの温度になったところで哺乳瓶に入れるのが正しいのだそうです。そのあと哺乳瓶を流水か、氷水につけてミルクを最適な温度にして飲ませるのが、安全で安心な方法です。粉ミルクに入っている可能性がある細菌、特に、「エンテロバクター・サカザキ」の感染を防ぐためです。厚生労働省の「エンテロバクター・サカザキ」についてのQ&Aは、こちら。

Formula Pro®のどこにも、いったん水を沸騰させるとは書いていないので、赤ちゃんが飲める最適の温度で哺乳瓶に投入されるのではないかと思います。そうなると、安全面でどうなのだろうという疑問がわいてきます。食品衛生に厳しい国アメリカで人気を誇っている製品なので、感染率が低い、どこにでもいる細菌のことをそれほど心配していないということなのか、など次の疑問がわいてきました。ご参考まで。

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