癌サバイバルの物語、シカゴの女性ふたりがニューヨークで上演

BeeFABの新しい舞台の1場面 (PR WEB プレスリリースより)
BeeFABの新しい舞台の1場面 (PR WEB プレスリリースより)

BeeFABの新しい舞台の1場面 (PR WEB プレスリリースより)

シカゴを拠点にしている劇団 ビーファブ(BeeFAB) http://beefabproductions.com/が、新しい演目「ステージ4の癌物語」をチェルシーのマグネットシアターで上演します。5月4日(月)がニューヨークデビューとなります。(PRWEB 2015年4月12日プレスリリースより)

脚本も出演もふたりの女性、ジュディ・ファブジェンスさんとケリー・ビーマンさんで、ふたりの名前を合わせてビーファブというこの劇団、しゃれが効いています。コメディや即興演劇を上演するマグネットシアターには、ニューヨークの目の肥えた観客がやってくるのですが、彼女たちの劇には驚くことでしょう。Big C 大文字のC、つまりCancer =癌を中心に、新婚カップルが直面する現実を、皮肉と笑いと感動の中で描いています。そして、それは実際に、今まさに俳優ふたりが経験していることなのです。

“Anyone who has been affected by cancer in any way will relate to this show,” says Fabjance. “We’ve had doctors and nurses come to our show and tell us that they now have a better understanding of what their patients go through.” 「どんな形にしろ、癌にかかわりがある人なら、この劇に共感してもらえると思ってる」とファブジェンスさんは言います。「お医者さんや看護師さんに劇に来てもらうんだけど、患者がどんなふうに感じているのがよく分かったって言ってくれるわ」

ファブジェンスさんは2011年に “Are You There, Judy? It’s me, Cancer” 「そこにいるのジュディ?私よ、癌よ」というひとり芝居を作っていますが、その時すでに右胸を摘出して3年の乳癌サバイバーでした。昨年ビーマンさんと結婚。ファブジェンスさんの介護もしています。

Beeman calls “Tales” a love story. “So many people feel like they are trapped in this depressing, scary story. We want to help them find the humor, find the lighter side; find the release.” ビーマンさんはこの劇を、ラブストーリーだと言います。「多くの人が、癌にかかった人の憂鬱な恐ろしい話だって思うわけ。でも、ユーモアと明るい面を示したいの。解放を見つけてもらいたいのよ」

寸劇あり、歌あり、ひとり芝居ありの作品の中では、食事制限やふたりのセックスライフ、ピンクリボンを怪しげな商売にしている団体まであらゆるテーマが取り上げられています。ふたりは、有名なコメディアンやタレントを輩出しているシカゴのセカンドシティで学びました。ファブジェンスさんは1999年からセカンドシティの講師も務めていて、今回セカンドシティ出身の著名人がニューヨークデビューにサポートを表明しています。ティナ・フェイ、スティーブ・カレル、スティーブン・コルベアなどそうそうたるメンバーです。スティーブン・コルベアはオークションにサイン本を出して、資金集めの寄付にも協力しています。

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