2008年に上演された『Calli(カリィ)~炎の女カルメン~』をもとに、台本・音楽を一新したミュージカル『ROMALE(ロマーレ) ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』が、2018年3月から4月にかけて、東京と大阪で上演されることが、このほど発表されました。カルメン役は花總まりさん、ホセ役は松下優也さんです。
ビゼーのオペラで有名な「カルメン」ですが、この作品は、オペラの原作となったメリメの小説「カルメン」をベースに、演出・振付を担当する謝珠栄さんが独自の視点でミュージカル化したもの。カルメンがロマ族として、当時の社会でどのように生き抜いてきたかが、より強く描かれます。
2008年の『Calli ~炎の女カルメン~』の演出・振付は今回の作品と同じ謝さんで、カルメン役は朝海ひかるさん、ホセ役は友石竜也さんでした。
花總さんは、宝塚歌劇団在団中の1999年に、宙組公演『激情 -ホセとカルメン-』(演出・振付は謝さん)でカルメンを演じており、この作品は2010年に星組が、2016年に月組が上演しています。
※以下は梅田芸術劇場『ROMALE ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』のページより
今、カルメンの真実の姿が語られる・・・・・
ジプシーと呼ばれる民族、ロマ。
どこで生まれた民族なのか、さまざまな伝説をもち、
おそらくは千年を超える時をさすらい続けている。
祖国をもたず、どこにいても異邦人としてしいたげられ、
差別されてきた。
だが、彼らはうつむかない。
彼らはロマとして生まれ、ロマとして生き、ロマとして死ぬ。
その美しさ、潔さに敬意を表して、彼らを「ロマーレ」と呼ぼう
(台本より)
<プレスリリースのコメント>
【花總まりさん カルメン役】
以前宝塚歌劇団在団中にカルメン役をさせて頂いた事があり、もう一度カルメンという女性になれることを、とてもわくわくしながら胸躍らせています。当時も謝先生とご一緒でしたので、再びできることを凄く楽しみにしています。先生は凄くバイタリティー溢れるパワフルな方なので、先生のエネルギーを頂きながら、新しいカルメンを作っていきたいと思います。
【松下優也さん ホセ役】
このカルメンという作品を元々好きな方も、普段ミュージカルが好きな方も、観ない方にも好きになってもらえるような作品になればと、凄く楽しみにしています。謝先生には「おかんやと思って」と、早速、初めてお会いした時に言われたので、良い意味でそのくらいの気持ちで、一緒に愛を持って作品作りができたら良いなと思います。
<ミュージカル 『ROMALE(ロマーレ) ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』>
【東京公演】2018年3月23日(金)~4月8日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
【大阪公演】2018年4月11日(水)~4月21日(土) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
<関連サイト>
梅田芸術劇場『ROMALE』のページ http://www.umegei.com/romale/
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