もうすぐ夏本番ですね。夏バテ防止にも、熱中症予防にも、そして美容にも抜群の効果を持つ飲み物ご存じでしょうか? 澄んだ赤色が目に鮮やか、香りも爽やかで、味も抜群に良い赤しそジュースの紹介です。昨年、知人に教えられて作ってみたら、家族にも友人にも美味しいと好評で、作っても作っても、すぐ無くなってしまうほどなのです。
1年中スーパーで見かける大葉(青しそ)と違い、赤しそは毎年6月~7月の短い時間しか手に入らない野菜です。梅干を作る時期に合わせて出荷、販売されているようですが、筆者は、昨年からこれでジュースを作ることにはまっています。なにしろ、簡単に作れて、味は抜群、体にもいい最強のジュースなのです。まずは作り方から。
■作り方(水約2リットル分) 15分で出来ます!
用意する物:赤しその葉300g、砂糖500g、レモン酢100ml(またはクエン酸20g)
1.赤しその葉を取って、お水でしっかり洗う(小さい葉も忘れずに)
2.鍋にお湯を沸かし、沸騰したらしその葉をいれて煮る
3.お湯に色が出たら、葉を引き上げる
4.熱いうちに砂糖を入れて溶かす
5.火を止めてレモン酢を入れる(クエン酸や他のお酢でもOK)
6.冷めたらペットボトルなどに入れて冷蔵庫で保存
7.水や炭酸で割って飲む
*レモン酢の量や、お酢の種類で味が決まります。好みの味をみつけて下さい。
*保存のためには、お水2リットルに対してお砂糖500gが適当ですが、甘いのが苦手な方は減らしてもけっこうです。上のレシピの量は、私の好みの味で、これを冷たい水で2倍から3倍に割って飲んでいます。逆に赤しそと砂糖の量を増やして、シロップのような濃い仕上がりにするのもOKです。長期の保存に適しています。その場合は4~5倍の稀釈にして飲むなど、工夫してください。
こちらは「赤しそジュース」づくりの動画です。
では、私が実際に作ってみて、気に入っている材料をご紹介しますね。
■赤しそは、しそ農家の新鮮なしそを届けてくれる「朝ごはん本舗」の枝付きの赤しそがお気に入りです。とにかく赤しそが元気で、お店でみかけなくなってしまった後でも手に入れることが出来ます。楽天だと4束買えば送料無料になるのも嬉しいポイントです。
赤しそをいれた時には暗い赤だったお湯が、レモン酢やクエン酸などを入れると、鮮やかで綺麗な赤に変わるのは何度見ても面白くて、大好きな瞬間です。
■赤しそジュースの味を決めるのは、「酸」だと思います。レモンだと爽やかで、お酢だとお酢の個性が出てきます。クエン酸を使うと酸味が強く出て、さっぱりした感じになります。私が気にいって使っているのは、こちらの「レモン酢」。甘くて爽やかで丸い味になります。
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この赤色は、紫蘇に含まれているアントシアニンの一種シソニンが酸と結びついて出る色なんだそうです。目によい成分として有名です。またしそに含まれているロズマリン酸は、抗酸化作用・抗炎症作用があり、花粉症などのアレルギー症状の緩和にもいいそうです。
他にも、しそにはオメガ脂肪酸の一種、αーリノレン酸も豊富で、コレステロールや中性脂肪値を下げる働きがあります。また、しそにはビタミン類やミネラルもたくさん、β‐カロテンやビタミンCも含まれているため、美肌にもいい優秀な野菜です。ジュースにしてたっぷりとって、夏バテ防止とアンチエイジングに役立ててください。
日本の夏は年々過酷になっています。熱中症の対策も必要ですが、汗をかいたときに意識的にとらないといけないのは、カリウムで、それもしそに含まれているミネラルのひとつなのです。こんな最強の赤しそを、旬の今こそ、ジュースにしてたくさん飲んで賢く美味しく夏を乗り切ってくださいね。
知人が作ったところ「レシピを間違えたらしくて甘くないと感じた」とのことでしたが、「砂糖を水1リットル対して250グラム入れようとしたら、すごく多いなと感じて減らしていた」そうです。砂糖の量は好みですが、水1リットル対して250g、2リットルなら500gというのが適当な感じです。