スマホ写真枠ダウンロードで、小児がんの子どもを持つ家族を支援

具合の悪くなった子どもを病院に連れて行って、もしも医師にこう告げられたら、世界の終りのようなショックを受けることでしょう。「お子さんは癌です」

平均するとアメリカでは1日に46家族が、こんな言葉を聞いているのだそうです。自分の息子も急性リンパ性白血病だと診断されて、すべてが変わってしまった経験を持つジェレミー・チェンバーさん。彼は、iPhoneアプリ「ブレイブデザイン」を作って、収益を小児がんの子どもを持つ家族への支援とする仕組みを作りました。 (PRWEB 2015年3月9日)

スマートフォンで撮った写真にアプリでダウンロードした写真フレームを選んでシェアするというシンプルな応援方法です。フレームにはシンボルのリボンマークや「この子は私のヒーロー」、「勇気を出して」、「ひとりで闘わなくていいんだよ」といったメッセージが入っていて、好きなものを選んで写真を縁取ったら、Facebookやインスタグラム、ツイッターでシェアして、小児がんのことを広く知ってもらうように協力してくださいというわけです。ダウンロードは1回99セント。すべての収入はBe Brave Foundationというフロリダにある小児がん支援の非営利団体に送られます。

お金が集まることもとても大事なことですが、小児がんの子どもがいる家族がどんなに不安で、大変な思いをしているか、このアプリを使って社会の意識を高めたいというわけなのです。

Fighting cancer often stretches families to their breaking point emotionally, spiritually and financially. They incur an ongoing stream of expenses not covered by insurance – which is an added burden that takes their attention away from focusing on the young patient and his or her siblings. 癌と闘うということは、家族を限界まで追いやってしまうのです。精神的にも経済的にもギリギリになることが多い。保険でカバーされない待ったなしの支払いに追われて、肝心の病気の子どもやその子の兄弟に十分な注意を払ってやれないこともよくあります。

アプリを作ったジェレミーさんは、息子が3歳半で白血病と診断されて14か月闘病した経験があります。現在は寛解状態だそうで、自分たちが受けた応援にお返しをしたいと、2014年6月に夫婦でBe Brave Foundationを立ち上げました。

今まさに癌と闘っている子どものいる家族が、闘病に専念できるよう寄付を募っています。また、長期に入院する必要のある子どもたちが、勉強したり遊んだりできるように、新品もしくは新古程度のiPadやタブレットなども受け付けているそうです。これまでに70000ドル以上のお金が集まり、100家族以上が支援を受けました。

http://www.bebravefoundation.org/

https://itunes.apple.com/us/app/be-brave-childhood-cancer/id966685029?mt=8

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