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『給台灣寶塚歌劇團粉絲的第一本入門書』第1幕第6場 寶塚淑女與寶塚音樂學校
(『台湾のファンのためのタカラヅカ入門』第1幕第6場 タカラジェンヌと宝塚音楽学校)
大家好,我是台灣的Flora。
我之所以知道且對於寶塚歌劇有興趣的原因是高中時代我的日文恩師是寶塚粉絲,從老師那邊聽到了寶塚歌劇的存在。之後,在大阪的語言學校就讀時第一次看到現場的舞台,那是 劍幸主演的月組公演「偉大的遺產」。
由於太過震撼與興奮,第二天早上,我馬上去跟日本語學校的老師說:「老師,我想要去寶塚劇團」。老師反而問了我:「想要去?你不是昨天已經去了?」,我跟老師說明:「老師,我想要進入寶塚劇團,站在那個舞台上!」聽完我的說明,老師忍著不笑出來的對我說:「嗯….你已經沒有資格參加考試了」
那是個沒有網路的年代,於是我請教了老師,還有去書店努力的尋找了可以進入寶塚歌劇團的相關訊息,等到我拿到寶塚音樂學校的報名簡章的時候。。。。。原來如此,在確認舞蹈與聲樂能力是否足夠之前,原來,我早已沒有參加考試的資格了。
『給台灣寶塚歌劇團粉絲的第一本入門書』第一幕第六場主題為「寶塚淑女與寶塚音樂學校」,到底為甚麼我沒有參加寶塚音樂學校的資格呢?就讓我在本文內為大家解密。
こんにちは! 台湾からフローラです。
私がタカラヅカに興味を持ったのは、高校時代、タカラヅカファンだった日本語の先生に話を聞かせてもらったことがきっかけでした。そして、大阪での日本語学校在学中に生のタカラヅカの舞台を初めて観たのです。剣幸さん主演の月組公演「大いなる遺産」でした。
興奮のあまり翌朝すぐに、日本語学校で「先生、私はタカラヅカに行きたいです」と話しました。「『行きたいです』ってどういうことですか? 昨日行ったでしょう?」と逆に質問されたので、「私もあの舞台に立ちたいのです」と説明しました。すると、先生は笑いをこらえながらこう言ったのです。「あのね、あなたはもう受験できないのよ!」と。
インターネットもない時代だったので、先生に聞いたり、本屋で情報を調べたりして必死で宝塚歌劇団に入団する方法を調べました。そして、やっと手に入れた宝塚音楽学校の願書を読んで・・・・・なるほど、ダンスや声楽ができるかどうか以前に、そもそも私には受験する資格がないことがわかったのでした。
「台湾のファンのためのタカラヅカ入門」、第1幕第6場のテーマは「タカラジェンヌと宝塚音楽学校」です。なぜ、私が宝塚音楽学校を受験できなかったのか? その理由もこれを読めば解明します。
■不稱呼為「寶塚歌劇團演員」?
(「タカラヅカの俳優」とは呼ばれない?)
所屬寶塚歌劇團的團員有些特殊的稱呼,其中一個為「寶塚淑女」。這個源自於對巴黎女性的稱呼「巴黎淑女(Parisienne)」的名詞,加上「寶塚(Takarazuka)」所組合而成的單字。
另有一個特別的說法,團員們常常被稱呼為「生徒」。團員們個個都是如假包換的「演員」,但是一般不會以「寶塚歌劇團的演員」這樣的名稱稱呼她們,而被稱為「寶塚歌劇團的生徒」的狀況較多。
宝塚歌劇団に所属しているメンバーには独特の呼び名がある。その一つが「タカラジェンヌ」だ。これはパリの女性を意味する「パリジェンヌ」という言葉に「タカラヅカ」を組み合わせた造語である。
そしてもう一つ、彼女たちはしばしば「生徒」と呼ばれる。れっきとしたプロの「俳優」であることは間違いないのだが、なぜか「タカラヅカの俳優」といった言い方はなされず、「タカラヅカの生徒」と言われることが多い。
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■劇團在籍期間為「生徒」、退團稱為「畢業」
(劇団にいる間は「生徒」、退団は「卒業」)
■競爭率超過20倍以上超難關的入學考試!
(入学試験は20倍超えの超難関!)
■「綠色的HAKAMA(袴)」是寶塚淑女的正式服裝
(「緑の袴」がタカラジェンヌの正装)
■重要的校訓「清純、正直、美麗」
(大切にされている「清く正しく美しく」の教え)
■為甚麼只有未婚的女性?
(なぜ未婚の女性だけなのか?)
■寶塚因有結束才美麗
(タカラヅカは終わりがあるから美しい)
■寶塚專門用語說明
(タカラヅカ専門用語の説明)
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■劇團在籍期間為「生徒」、退團稱為「畢業」
(劇団にいる間は「生徒」、退団は「卒業」)
這源由來自「寶塚音樂學校」,要成為寶塚淑女,也就是說要進入寶塚歌劇團之前,首先要參加「寶塚音樂學校」的考試,而且必須要通過考試,合格錄取後,在寶塚音樂學校就讀2年,學習成為舞台人的基本知識與技能。音樂學校畢業後的所有人都可以進入寶塚歌劇團。
但是,音樂學校畢業後進入劇團後的年數也是以「研究科1年、研究科2年・・・」(簡稱「研1、研2・・・)的方式計算,也就是說,寶塚歌劇團被視為是寶塚音樂學校延伸後的組織。因此,在劇團的期間內仍然是「生徒」,順道一提,寶塚歌劇團的排練場地稱為「教室」,退團的時候也稱做「畢業」。
這些只有寶塚才擁有的情境與寶塚魅力有絕對的關係。寶塚歌劇團是學校的延伸,寶塚淑女也是「生徒」,正因如此,不是像一般的藝人般單純被消費的存在,而是重要守護培育的存在。
その理由は「宝塚音楽学校」にある。タカラジェンヌになる、つまり宝塚歌劇団に入るためには、まず「宝塚音楽学校」の試験を受け、合格しなければならない。晴れて合格した後は、宝塚音楽学校で2年間、舞台人としての基礎を学ぶ。そして、卒業後は全員が宝塚歌劇団に入団することになる。
ところが、音楽学校を卒業して劇団に入ってからの年次も「研究科1年、研究科2年・・・」(略して「研1、研2・・・)と数えられる。つまり、宝塚歌劇団は宝塚音楽学校の延長のような組織と見なされているということだ。従って、劇団にいる間は「生徒」である。ちなみにタカラヅカではお稽古場も「教室」と呼ばれ、退団することも「卒業」などと言われる。
このことが、タカラヅカならではの魅力に大きく関係している。タカラヅカが学校の延長であり、タカラジェンヌが「生徒」であるからこそ、一般のタレントのように単に消費される存在としてではなく、大切に守り育てられる存在と考えられているからである。
■競爭率超過20倍以上超難關的入學考試!
(入学試験は20倍超えの超難関!)
寶塚音樂學校的入學考試的超低錄取率是一般大眾所悉知的,那麼要怎麼樣才能夠進入寶塚音樂學校呢?首先擁有報考資格的只有國中畢業到高中畢業的女性。也就是說最多也只有四次的考試機會。譯者高中畢業之後才到日本,這時刻的年紀,不管如何的「想要進入寶塚歌劇團」,都已經沒有資格可以參加考試了。
報考資格是「容姿端莊美麗,畢業後適合代表寶塚歌劇團生徒成為舞台人的人」,因此外觀端莊美麗是很重要的。另外並沒有國籍的限制,外國人也可以挑戰考試。
第一次的考試只有面試,複試有面試與歌唱、舞蹈,第三次最終考試為面試與健康檢查,每年會選出40人左右。每年超過20倍以上的競爭倍數,放榜時的悲喜交加畫面,也是每年新聞的注目焦點。
宝塚音楽学校の入学試験は難関として知られるが、どうしたら入れるのだろう? 受験資格があるのは、中卒から高卒までの女性だ。つまり、最大で4回は受験のチャンスがあるが、高校を卒業した後で「タカラヅカに入りたい!」と思っても残念ながら受験することはできない。
応募資格には「容姿端麗で、卒業後宝塚歌劇団生徒として舞台人に適する方」ともあるから、見目の麗しさもそれなりに大事だ。国籍などの制約はないから、海外からでも挑戦できそうだ。
第1次試験は面接のみ、第2次試験では面接と歌唱・舞踊の試験、第3次試験は面接と健康診断が行われ、毎年40名程度が選抜される。例年20倍を超える倍率となり、悲喜こもごもの合格発表の光景は毎年必ずニュースでも放映される風物詩だ。
■「綠色的HAKAMA(袴)」是寶塚淑女的正式服裝
(「緑の袴」がタカラジェンヌの正装)
走在寶塚的街道上,有時候會看到身穿著灰色連身衣裙制服,颯爽英姿的音樂學校學生,這樣的姿態正是女生粉絲所憧憬的。此外,和服制服也固定是「綠色的HAKAMA(袴)」。這個「綠色的HAKAMA」也是音樂學校畢業後的寶塚淑女在一些正式場合中必要的正式服裝。
從音樂學校的授課時間表來看,幾乎都是芭蕾、現代舞、踢踏舞、聲樂、流行樂、演技等科目,對於以成為舞台人為目標的少女們來說,每天能夠唱歌跳舞的課表,簡直像做夢一般。只有在這樣課程下培養出來的人才能站上舞台,這也是能夠保持寶塚舞台高品質的特色之一。
宝塚の街を歩いていると、制服であるグレーのジャンパースカートを身につけ、とても良い姿勢で颯爽と歩いている音楽学校生を見かける。その姿は、ファンの女の子にとっての憧れだ。また、和装の制服は「緑の袴」との定めもある。この「緑の袴」は音楽学校卒業後のタカラジェンヌも、改まった場では必ず着用する正装とされている。
音楽学校の時間割を見ると、バレエ、モダンダンス、タップダンス、声楽、ポピュラー、演劇といった授業で埋まっている。舞台人を目指す少女からすると、日がな歌って踊ってばかりいられる夢のような時間割だ。こうしたカリキュラムの元で育てられた人だけが舞台に立っているから、タカラヅカの舞台のクオリティが保たれるのである。
■重要的校訓「清純、正直、美麗」
(大切にされている「清く正しく美しく」の教え)
寶塚音樂學校的校訓是「清純、正直、美麗」,這是寶塚歌劇團的創始者-小林一三所留下的教誨,現在不僅除了是寶塚音樂學校的校訓外,也成為寶塚歌劇的宣傳標語。任何一個寶塚淑女都會將「清純、正直、美麗」的教誨深植於心,在舞台表演中精益求精。
寶塚歌劇是「學校」的延伸世界,也正因如此,上下階層的關係嚴格,後輩尊敬前輩的特質徹底執行著。前輩要指導後輩,後輩對於前輩的教導也要率直的聽從。就是在這樣的氛圍中,寶塚的「男役藝術」與「娘役藝術」能夠代代相傳,守護傳統。
宝塚音楽学校の校訓として知られるのが「清く正しく美しく」という言葉である。これは、宝塚歌劇の創設者である小林一三が残した教えであり、現在は音楽学校の校訓としてのみならず、宝塚歌劇のキャッチフレーズとして広く定着している。タカラジェンヌの誰もが、この「清く正しく美しく」の教えを胸に、日々舞台に精進している。
このようにタカラヅカは「学校」の延長の世界である。だからこそ、上下関係がしっかりしており、後輩は先輩を敬うという気風が徹底している。先輩は後輩を育て、後輩は先輩の教えに素直に耳を傾ける。こうした雰囲気の中で、タカラヅカの「男役芸」「娘役芸」が受け継がれ、伝統が守られていくのだ。
■為甚麼只有未婚的女性?
(なぜ未婚の女性だけなのか?)
在寶塚劇團有個不成文的規定,那就是決定結婚的話就要退團。但是卻找不到任何一條「寶塚歌劇團的團員一定是未婚的女性才可以,確定婚期的人必須一定要退團」的規定。
這可能是寶塚歌劇團創設初期的時代,「女性若結婚就會辭去工作」的狀況普遍有關。反觀現代女性即使結婚持續工作的狀況普遍,反而保有「全員都是未婚女性」成為稀有的特色了。
タカラヅカでは、何故か結婚が決まったら退団するのが不文律となっている。「宝塚歌劇団の劇団員は未婚の女性でなければいけない。結婚が決まった人は退団しなければならない」といった定めはどこにもない。ところが、不思議なことにタカラジェンヌは全員未婚の女性である。
これはおそらく、宝塚歌劇が創設された頃は「女性は結婚したら仕事は辞める」のが普通だったからだろう。当時は別に決まりなどなくても、結婚が決まった人は退団するのが当たり前のことだったのだ。ところが今は、女性も結婚しても仕事を続ける方が普通になってきたから、逆に「全員が未婚の女性である」という状態が稀有なものになってしまった。
■寶塚因有結束才美麗
(タカラヅカは終わりがあるから美しい)
對於這樣的狀況,粉絲會不會感到不滿呢?出乎意料的反而沒有這樣的聲音。深愛著「因為未婚沒有現實生活感的女性才能演出的單純感」或「因為知道有結束才會有這樣的美感」粉絲竟然不少。而且也不少粉絲有認為「帶來夢想的寶塚淑女下舞台後忙於家事與照顧小孩的情境無法接受」的狀況。
就因如此,我想沒有人特意決定「只有未婚女性」的狀況今後應該也會持續下去。只是企業中女性的「結婚離職」的實態快速遞減,在寶塚直接以結婚為理由退團的狀況,相較於過去確實也減少很多。
それではこの状態に対して、ファンが不満を感じているかというと、意外とそうでもない。「未婚で生活感のない女性だけだからこそ作り出せる純粋さ」や「終わりがあるとわかっているからこその美しさ」を愛するファンが多い。「夢を売るタカラジェンヌが、舞台を降りた時に家事や育児に忙殺されているなんて嫌だ」という声もある。
そんなわけなので、別に誰が決めたわけでもないのだが「未婚の女性のみ」という状況は今後も続くのではないかと思われる。ただ、世の中の企業で「寿退社」が激減したように、タカラヅカでも結婚を直接的な理由とした退団は昔に比べると激減しているのが実情だ。
【備註】
寶塚專門用語說明:
二番手明星、三番手明星、年輕層明星:關於「二番手明星」的說明,請參考「第五場 首席明星」的解說。劇團並沒有正式決定由誰擔任,在二番手明星之後,受矚目的明星在此稱呼為「三番手明星」(日文讀法Sanbante star)「年輕層明星」(日文讀法Wakate star)
【注】
タカラヅカ専門用語の説明:
二番手スター・三番手スター・若手スター:「二番手スター」については「第5場 トップスター」を参照のこと。公式に決められているわけではないが、二番手スターに次いで注目されるスターをここでは「三番手スター」(日本語読み:サンバンテスター)「若手スター」(日本語読み:ワカテスター)と呼んでいる。
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