「泣く方が増えてます。まだ行かないし、泣かないでよ、って」JGインタビュー(下)

JOONHOさん(左)とGYUMINさん=撮影・伊藤華織

日韓合同のボーイズグループ「BEE SHUFFLE」が2017年に活動休止になった後、メインボーカルだった韓国人メンバーのジュノとギュミンによって結成された「JG」=JOONHO&GYUMIN(ジュノ&ギュミン)インタビュー、後半です。2019年6月18日に発売した新曲「キズナミダ」について伺い、『GYUMIN BIRTHDAY LIVE 2019』動画の(3)を掲載しました。有料会員限定部分には、兵役前の心境や、「BEE SHUFFLE」時代からの2人の関係を振り返って、ファンへの思いなどについて語ってくださったインタビューの後半の全文と写真、『GYUMIN BIRTHDAY LIVE 2019』動画の(4)を掲載しています。

JOONHOさん(左)とGYUMINさん=撮影・伊藤華織

JOONHOさん(左)とGYUMINさん=撮影・伊藤華織

――6月18日に発売された新曲の「キズナミダ」もいい曲ですね。

J:はい、本当にいい曲を作っていただきました。今回は「キズナミダ」の他に「I can’t wait no more」「Wanna make you high」「ノエゲチョナリョドンセグルチャ」の4曲同時リリースだったんですが、バランスがすごくいいんです。バラードの「ノエゲチョナリョドンセグルチャ」は僕が作詞をして「I can’t wait no more」「Wanna make you high」は自分たちでオリジナルダンスの振り付けをしました。参加できた分、思い入れもありますね。

G:僕は最初、社長に「ちょっと振り付けしてみてよ」と頼まれて自信もって「あ、わかりました」と答えたんですけど2,3時間かかっても頭の部分しかできなくて「これはヤバイな」と思って(笑)。それをジュノに言ったら一緒にさびの部分をつくってくれました。

J:振り付けはもともとは僕がやってきたけど、今回はギュミンに任せてみようと思いまして。

G:ひとりではできないことも2人だったらできるな、と思いました。僕は踊りは長くやってきたけど、作るのは初めてだったから大変だったんですよ。

――「キズナミダ」というタイトルが印象的です。

J:誰かとバイバイするときって傷も涙も残るじゃないですか。でも「やっぱり僕たちは絆でしっかり結ばれている」「お別れのときにも新たなスタートが待っているよ」というメッセージを込めました。

――MVは空港でロケしていましたね。

J:ゲリラ撮影だからすごい大変でした! 最後のお別れのシーンは、人がめっちゃ通っていたんですが、神的なタイミングで1回で撮ることができました。あとは中目黒とか社長のお家で撮影しました。キッチンもリビングもスタジオみたいに見える場所も、社長の家です。お城みたいですごく素敵なんですよ。

――最近、お2人でファッションブランドをプロデュースされたそうですが。

J:はい。ASIANZ(エイジアンズ)というブランドです。アジアはひとつという意味に、Aから始まってZで終わる、最初から最後までという意味もプラスして世界もひとつ。みんな一緒だよ、壁はないんだよ、という深い意味を込めました。僕たちは今、日本の事務所に所属して頑張ってる。以前から日韓の架け橋になりたいと言ってきました。このブランドがアジアに、世界に広がってくれることを願っています。

――どんな服なんでしょう?

J:シンプルでスポーティな感じ。動きやすく踊りやすい素材なので、トレーニングやダンスをするのにぴったりです。もちろん、普通の私服としても着られます。今、若い子たちの間で流行ってるカバーダンスの映像を撮るときに着るとカッコいいと思います。

G:ASIANZのオフィシャルのTwitterやInstagramで僕たちが着ているのをチェックできます。あとTikTokでも着ているし、6月にあったTVの公開収録ライブのときも衣装として着てました。

※こちらは、2019年5月30日に行われた、ギュミンさんの26歳の誕生日をお祝いする「GYUMIN BIRTHDAY LIVE 2019」の様子を撮影した動画の(3)です。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、兵役前の心境や、「BEE SHUFFLE」時代からの2人の関係を振り返って、ファンへの思いなどについて語ってくださったインタビューの後半の全文と写真、『GYUMIN BIRTHDAY LIVE 2019』動画の(4)を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■G:皆さんが泣いてる姿を見たら僕もうるっと。「泣かないで」って言いながら僕も悲しい

■J:ライブが一番楽しいし、やっぱり歌が好き。この仕事をできることが本当に幸せ

■G:僕ができないことはジュノができる、ジュノができないことは僕ができる。いい関係

■J:2人で行って戻ってきます。早く皆さんに2人で歌う姿をお見せしたいなと思います。

<『GYUMIN BIRTHDAY LIVE 2019』>
【東京公演】2019年5月30日(木) 新宿ReNY(この公演は終了しています)

<『JGワンマンライブ ~Thank you for WINGS~』>
【東京公演】2019年6月18日(火) TSUTAYA O-EAST(この公演は終了しています)

<関連リンク>
JG(JOONHO&GYUMIN -ジュノアンドギュミン- )公式サイト
www.jgfb.jp/
JG(JOONHO&GYUMIN -ジュノアンドギュミン- )公式Twitter
https://twitter.com/JOONHO_GYUMIN
JOONHO&GYUMIN TikTok
https://www.tiktok.com/@joonho.gyumin
JG OFFICIAL YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCRssWm4flTiwvr5taoHJyCw

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JOONHOさん(左)とGYUMINさん=撮影・伊藤華織

JOONHOさん(左)とGYUMINさん=撮影・伊藤華織

※ここから有料会員限定部分です。

■G:皆さんが泣いてる姿を見たら僕もうるっと。「泣かないで」って言いながら僕も悲しい

――兵役前の最後のワンマンライブが近づいてる今の気持ちは?

J:今までやってきたことを見せるだけなんですけど、自分たちの気持ちをどれだけ歌とパフォーマンスで表現できるかが大事だと思います。もちろんプレッシャーはあります。最後のライブだし、たくさんのファンの皆さんが来るだろうし。僕も初めてお父さんとお母さんを韓国から呼びます。緊張もしますね。不安、楽しみ、心配、いろんな感情が混ざり合って言葉で表現できない。もやもやもしてます。

G:最後のライブというのが信じられない。実感がわかないんです。その日になるまでこのままのような気がします。当日になったら最後の最後まで全力で、ファンの皆さんに最高のパフォーマンスをプレゼントして。みんなで楽しんで素敵な思い出を作れたらなと思ってます。

――ファンの皆さんはもう悲しいモードに入ってる?

J:今、新曲のリリースイベントで全国を回っていますが、泣く方がどんどん増えてますね。僕たちは楽しくさせるために歌ってるはずなんですけど。「キズナミダ」の歌詞に共感して余計に泣けるんでしょうね。「まだ終わりじゃないし、最後じゃないから、まだ行かないし、泣かないでよ」って慰めてます。

G:ファンの皆さんが泣いてる姿を見たら僕もうるっときますね。「まだ終わってないのに早いし。泣いても悲しいだけだし。泣かないで」って言いながら、実は僕も悲しい。もっと日本にいたいと思う。最初から応援してくれてる人はもう家族みたいだし、今さらファンになった人も…

J:今さらじゃねーよ(笑)。新しいファンにケンカ売ってんのか?(笑)

G:最近ファンになった人は、出会ったばっかりなのに、会える時間があんまりなくなってもう応援できないと悲しんでる。それを聞くと僕もいろんな気持ちになってしまいます。しょうがないから。みんな家族だから、時間も早くたつから、みんな待っててよって感じです。

J:兵役は1年半くらいです。前より軍隊も楽になっているし、向こうでの生活はそんなに心配していません。残されたファンの皆さんが寂しい気持ちになることのほうが心配なんです。

――自分のことよりもファンが心配なんですね?

J:自分たちはどうせ行かなきゃいけないし、やることをやるだけなんですけど、日本の皆さんは兵役というものになじみがないじゃないですか。だからやっぱり悲しいでしょうね。1年半は短いようで長いし。いつもイベントで会ってたのが会えなくなるのはつらい、寂しいと感じるでしょうね。それが心配ですね。

――ファンとの距離の近さを感じます。

J:はい。絆で結ばれているっていう感じです。ファンの皆さんにお会いしたときも遠い存在じゃない。家族みたいな、仲間みたいな感じで、一緒にいると時間がたつのが早く感じるくらい楽しいんです。これからファンの数が増えて、すごい数になっても、同じ関係性でありたいですね。ファン対アーティストでも、結局は人間対人間なんで。人間らしくお互いの気持ちを交換したり、近い関係でやっていきたいんです。

GYUMINさん=撮影・伊藤華織

GYUMINさん=撮影・伊藤華織

■J:ライブが一番楽しいし、やっぱり歌が好き。この仕事をできることが本当に幸せ

――軍隊での配属先は?

G:まだ決まってません。これからどうするか決めないと。

――今後の活動予定は?

J:6月18日のワンマンライブで発表します(※ライブ当日、年内はまだ日本で活動することが発表された)。今は早く当日が来て欲しいという感じですね。

――ほかに最近、気になっていることはありますか?

J:最近、芸能界にいろんなニュースがありますよね。自分の命を落とそうとする芸能人の方もいる。僕も気持ちがわかるんです。圧迫感があるんです。何かをやらなきゃいけないプレッシャーとか、ライブが成功したら、次はさらにいい姿を見せようという欲とか、次のステップをどう踏み出せばいいんだろうという悩みとか。

――成功したらしたでまた悩むんですね。

J:はい、きりがないんです。休みの日も仕事のことばっかり考えちゃう。体はいいから、せめて頭を休ませたいと思うこともあるんですよね。これは人によってはものすごいストレスになると思うんです。でも、僕はそれがマイナスにいかない。プラスにしていける。なぜかというと、楽しくやっているからなんです。18日も、いろんな感情が混ざってるけど、とりあえず、精一杯楽しんで最高のライブをつくることを意識していこうと思っています。

――プロフェッショナルですね!

J:ぶっちゃけ、僕はライブやってるときが一番楽しいし。友だち同士でお酒を飲んでも、最後はカラオケに行くんです(笑)。やっぱり歌が一番好きなんだねって。この仕事をできることが本当に幸せです。

G:僕はこの仕事をしていて、ライブのあとが一番寂しくなるんです。ライブではたくさんのファンの皆さんが応援してくれて、ギュミンギュミンって声を出してくれて。でも、終わって家に帰ったら「しーん」。家に入った瞬間、電気も消えてるし。そのときが一番寂しく感じるんです。だから僕は家に帰りたくなくて、家の近くでひとりで何杯か飲んで酔っ払ってから帰ったりします。

J:そういうことを自分たちが今、実感しているので、芸能活動をしている人たちのことが完璧ではないけど理解はできる。これからはもっと広い範囲で、いろんな人たちの気持ちを歌で表現することができるかな、と思っています。

JOONHOさん=撮影・伊藤華織

JOONHOさん=撮影・伊藤華織

■G:僕ができないことはジュノができる、ジュノができないことは僕ができる。いい関係

――日本語でここまで深い話をしてくれる韓流アイドルはそうそういないと思います。

G:日本にもう7年もいるので(笑)。

J:僕たちもこんなふうに真剣に自分がアーティストだと意識して、感情を表現しようと思うようになったのは、ここ3年くらいのことです。その前までは何もわからずにただやっていた。でも、その期間がたぶん、勉強になったんだと思います。今は本当に楽しいし、この仕事を大切にしたいし、後悔はない、と思っています。これからもずっとやっていきたい。

G:BEE SHUFFLEの5人でやっていたときはぶっちゃけ、これやってと言われたことをただやっていました。JGとして2人になって、最初はジュノに全部まかせたりしてたけど、年をとって僕も責任感が出てきて。ジュノがひとりでやるのも限界があるし、2人でやるからには俺も何かやらなきゃいけないんだと思うようになりました。頑張ってるんですけど、ちょっとまだ足りないところもありますが(笑)。ファンの皆さんは楽しみや感動を求めてライブに来る。プロとしてステージに立ったら、そういうものをたくさん皆さんにプレゼントしたいんです。これからもどんどんレベルアップしていきたいです。

――ギュミンさんの生誕ライブでジュノさんがギュミンさんに「これからもあきらめさせないし、2人で見られる景色を見たい」と言って、ギュミンさんがジュノさんに「不安なときもあったけど、引っ張ってくれてありがとう」と言ったのが印象的でした。

J:人はそれぞれ得意分野があるじゃないですが。俺はこういう環境だと頑張れるとか。それがちょうどいい2人なんだと思います。僕はぶっちゃけ、引っ張られたくない(笑)。自分が一番前に立って行き先を決めて進んでいきたいタイプなんです。

G:僕も最初は前に立ちたい人だったけど、いつの間にか変わっていったんですよ。僕ができないことはジュノができるし、ジュノができないことは僕ができる。それを合わせていったらいい関係になりました。2人ともオレがオレがと前に出ていったら絶対ケンカになるじゃないですか。

J:5人だったときに経験してきたんですよ。前に出ようとする人が3人くらいいたんで(笑)。

G:結構ややこしかったです(笑)

J:もちろん当時も楽しかったですけどね、今のほうがやりやすいなというのはありますね。本当は大嫌いですけどね、こいつのこと(爆笑)。

G:こういうのは無視します。

――日本のファンはこんなふうに2人がわちゃわちゃしてる感じが大好きなんですよね。

J:自然にそうなっちゃうんですよ。いつもこんな感じにふざけてる。トムとジェリーみたいに。

G:仲はいいという自信あります。ぶっちゃけ、他にも仲のいいグループあるかもしれないけど、僕たちは仲の良さのレベルが違うと思う、家族みたい。

GYUMINさん=撮影・伊藤華織

GYUMINさん=撮影・伊藤華織

■J:2人で行って戻ってきます。早く皆さんに2人で歌う姿をお見せしたいなと思います。

――恋人ができる隙がなさそう?

J:毎日仕事で一緒にいるのでプライベートではそんなにくっついてないんです。仕事終わったら「バイバイ、明日ね」って感じ。逆にそっちのほうがいいと思うんですよ。それでバランスがとれている。だから彼女や嫁さんができても問題はおきないですね。でもJGになったばかりの2年前は違ったかな?

――どんなふうに?

J:ギュミンはふだんひとりで何してるんだろうと気になって、結構僕から誘ったんです。でも「友だちとご飯食べるから来いよ」と言っても「行かない」「疲れた」「約束あるよ」と断られて。せっかく気にしてあげてるのに。ギュミンはもともとものすごくマイペースなんです。自分が何もしたくなかったら、誰が誘っても行かない。

G:ずっと家にいる。動きたくない。めんどくさい。連絡きても出ない。

J:僕の方がお酒が強いから、飲むと長くなるのを嫌がってるのかも。帰らせてあげないから。

G:僕が「眠い、帰りたい」と言うと「あの人も来てくれたのに、お前が帰ったらダメでしょ!」って言うんですけど、でもその人、僕は全然知らない人なんです。「誰あの人?オレ初めて見たし、誰なの?」(爆笑)。

J:で、さんざんギュミンを引き留めたあげく、僕がその場で寝ちゃったり(笑)。

G:ひどいでしょう?もっと面白いこといっぱいあります。

J:番組とかメディアには出せないことがたくさんありますね。プライベートが一番楽しいコンビだと思います。

G:芸人さんがパンツ一枚で出たり、全部見せたりするような番組があるじゃないですか。早く年とって、いろんなことが関係なくなったら、そういうことをしたい。自信あります。そういうことだったら(笑)。

――今でも十分面白いお2人ですけど。

J:JGの魅力はどんどん変わっていきますね。今はまだ控えめにしているだけ。

G:プライベートを見せてるのは先の方のちょこっとだけ。本当はめちゃめちゃ面白い。

J:そういう意味でも日本でずっと活動していきたいな~と思いますね。バラエティ番組とかに出られたら本当に嬉しいですし、自信もあります。だから未来が楽しみですね。頑張ります。

――お2人が兵役に行かれる1年半も、あっという間に過ぎるような気がしてきました。

J:そうですね。2人で行って戻ってきます。早く皆さんに2人で歌う姿をお見せしたいなと思います。帰ってきてすぐに活動できるようにたくさん準備をしたいです。
G:それまで皆さん、待っててくださいね。

JOONHOさん=撮影・伊藤華織

JOONHOさん=撮影・伊藤華織

※こちらは、2019年5月30日に行われた、ギュミンさんの26歳の誕生日をお祝いする「GYUMIN BIRTHDAY LIVE 2019」の様子を撮影した動画の(4)です。

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