岡田浩暉さんインタビュー(下) ミュージカルと共演者への熱い思い

岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

ミュージカルや映像を中心に活躍している岡田浩暉さん。デビュー25周年を記念して開催されるミュージカルライブ「I Love Musical」への思いなどについて伺ったロングインタビュー後半をお届けする。

岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

――ライブで歌うナンバーについて、具体的にお伺いできるものはありますか?

ミュージカルのデビューは2002年、ラサール石井さんが作られた「ライアー・ガール」ですが、その中では1曲も歌っていなかったんです。それで、自分の中では2003年の「レ・ミゼラブル」が最初なんですが、今回のキャストの中では、石井一孝さん、今拓哉さん、高橋由美子さんが出演されていて、ぜひ皆さんと「レ・ミゼラブル」のナンバーをやらせて頂こうと思っています。やはり「レ・ミゼラブル」には別格の思いがあるので、ひとつのコーナーとしてやらせて頂きたいと思っています。ミュージカルライブですが、物語に育てられた思いもあるので、そのあたりを感じて頂けるようなコーナーとして、作品を届けたいと思っています。

――ポップスも歌われるとか。

僕はポップスでデビューしたので、外せないところですね。音楽というひとつのくくりで自分がどんな風に辿ってきたのかを、なんとなく伝えられたらと。。自分が最初に音楽に触れたときや、のめり込んでいったきっかけ、触発された曲などもお届けしたいと思っています。それは僕だけでなく、ゲストの皆さんにもあると思うんですよ。それぞれにどういったルーツがあるのかを紹介して頂けるようなコーナーを作れたらと思っていますので、ポップスだけでなく多種多様なナンバーをお楽しみ頂けます。

――それは楽しみですね。

ゲストの皆さんがそういった曲を歌うチャンスもあまりないと思うんですよ。ゲストのファンの皆さんも楽しんで頂けるのではないかと思います。音楽が好きになった、音楽に出会った、そのきっかけになった曲たちですね。

ライブには「レ・ミゼラブル」で共演した石井さん、今さん、高橋さんの他、「グッバイ・ガール」などで共演した紫吹淳さん、さらには若い世代の田代万里央さん、平方元基さん、大塚ちひろさんも出演。ミュージカル作品には欠かせない豪華なゲスト陣が参加する。特別出演のとよた真帆さんはMCを担当する。

<関連記事>
岡田浩暉さんインタビュー(上) 25周年の感謝を「I Love Musical」で
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<公演情報>
ミュージカルライブ「I Love Musical」
【日程】2016年2月6日(土)~2016年2月7日(日) 東京グローブ座
【出演】(男女別五十音順)石井一孝、岡田浩暉、今拓哉、田代万里生、平方元基、大塚千弘、紫吹淳、高橋由美子、とよた真帆(特別出演・MC)/新井俊一、白山博基、小島亜莉沙、杉山真梨佳
【予定楽曲】レ・ミゼラブル、ボニー&クライド、エリザベート、グッバイガール 他
【問い合わせ】サンライズプロモーション東京  0570-00-3337(全日10:00-18:00)

「I love musical concert」に出演するみなさん=「I love musical concert」ホームページより

「I love musical concert」に出演するみなさん=「I love musical concert」ホームページより

<関連サイト>
KOHKI OKADA presents I Love Musical Official Site
岡田浩暉オフィシャルブログ

<プレゼント>
岡田浩暉さんのサイン色紙と写真1枚を、アイデアニュースの購読者3名に抽選でプレゼントします(月額300円の有料会員が対象となります)。応募締め切りは2016年2月5日(金)。当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。(このプレゼント募集は終了しました。ご応募くださったみなさま、ありがとうございました)

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<ここから有料会員向け部分>
皆さんとの出会いを宝物のように語る岡田さんの熱い思い、深い愛情をうかがいました。
■石井さんは音楽にのめり込んだきっかけの曲を歌ってくださいます
■田代くん、大塚さん、平方くんは、これからのミュージカル界を背負って立つ存在
■高橋さんから表現すること、表現者として立つということをすごく学びました
■ミュージカル、ナンバー、共演者の皆さん、この3つがあったからこその25年間

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岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

■石井さんは音楽にのめり込んだきっかけの曲を歌ってくださいます

――ゲストの皆さんについてお伺いさせてください。石井さんは音楽にとても詳しいですよね。

そうですね! とても面白い曲を歌ってくださいますので、ぜひ楽しみにして頂きたいですね。石井さんが音楽にのめり込んだきっかけの曲です。先日歌声を聞かせて頂いたのですが、素晴らしいですね。

――今さんはいかがですか?

今さんとも2003年の「レ・ミゼラブル」からなんですが、作品や役に対する向い方が謙虚で、いつも背筋を伸ばして舞台にいらした印象があり尊敬していました。その後、ミュージカルコンサートなどでご一緒するようになって、いろんな話をするようになり、大好きになってしまいました。歌はジャベールの硬質なイメージが強かったんですが、愛を語るようなナンバーを聞いたらとっても素敵なんですよ! 皆さんにぜひ聞いてもらいたいです。

■高橋さんから表現すること、表現者として立つということをすごく学びました

――高橋さんとも「レ・ミゼラブル」が初めてですか?

高橋さんと最初にお会いしたのは1991年頃なんです。アイドルの第一線で頑張ってらしたのを一方的に画面で拝見していたのですが、ラジオのパーソナリティをされていて、ゲストで出させて頂きました。その時の印象が忘れられないんです。使い込んだキャップを目深に被っていて、とてもアイドルには見えなかった。アーティストの雰囲気でした。2度目の出会いが2003年の「レ・ミゼラブル」で、やはり他の女優さんと一線を画すところを持っていました。ファンティーヌ役をされていましたが、見ているところが違うんですよね。そのときもアーティストの匂いを感じたというか。高橋さんから表現すること、表現者として立つということをすごく学びました。大好きな女優さんです。今回出て頂いて本当に感謝しています。

――昨年の舞台「グッバイ・ガール」では、紫吹さんとご一緒でしたね。

紫吹さんとは同郷で、作品をいくつもご一緒していまして、「グッバイ・ガール」でも紫吹さんの素敵さを改めて感じました。バラエティでは意外なキャラクターで人気を博していらっしゃいますが、本当に素敵な方なんですよ。僕は宝塚のときのことをよく存じ上げていなかったので、昔の作品をいくつか映像で拝見したら本当にかっこいい!

――そうですね。当時拝見していましたが、とてもかっこよかったです。

見ていたんですか!? 本当にかっこいいですよね! 「グッバイ・ガール」のときに屋上で踊るシーンがあったのですが、「こうするとかっこいい」と教えてもらいました。これからも大事におつきあいさせて頂きたいと思っています。

■田代くん、大塚さん、平方くんは、これからのミュージカル界を背負って立つ存在

――若い皆さんについてはいかがでしょうか?

田代くんとは共演した舞台もあり、「ボニー&クライド」では兄弟役もしました。「エリザベート」や「ブラッド・ブラザーズ」などではお互いにやった役を演じました。年下ですが本当に尊敬していて、素晴らしいと思っています。人柄も真面目で、歌は本当に素晴らしい。あとは男の色気がちょっと出たら、向うところ敵なしだと思います。今その色気が出つつあるんですよ! 僕を慕ってくれていて、本当にありがたいですし、今回出てくれて光栄に思っています。大塚さんとの出会いは映画で、学校の先生と生徒役でした。僕のことを知ってくれていたのですが、そのときの印象をまだ鮮明に覚えています。大きな目が力強くて、きっと前に出てこられる方なんだろうなと思っていたらあっという間に。歌も芝居も本当に上手で、大塚さんが出てくれるのは何千人力の気持ちですね。平方くんは「エリザベート」で共演しました。真面目で楽しくて、ナイスガイ。ぜひとお願いしたら、心良く受けて頂きました。3人ともこれからのミュージカル界を背負って立つ存在だと思います。

――とよたさんは特別出演ですね。

とよたさんとドラマでご一緒させて頂いたとき、「私も歌うのが好きなんですよ」ときさくに話しかけてくださって。ひとりカラオケに行って「レ・ミゼラブル」の「夢やぶれて」を歌ったりしていると話してくださいました。高校時代にはバンドでボーカルをされていたそう。ミュージカルナンバーも先生について歌われているということで、もしかしたらやってみたいのかなと思って。僕がチャンスを頂いて25年歩ませて頂いてきた、何かひとつを返せるかもしれないと思い、お話させて頂いたらぜひと。MCのお仕事もされているので、特別出演でMCをお願いして、さらに一曲歌って頂けることになりました。

――とよたさんにとっても先に繋がるかもしれないですね。ミュージカルで共演もあるかもしれない。

そうなったら素敵だなと思っているんです。縁のある、大好きな方ばかりに出て頂けることになりました。

■ミュージカル、ナンバー、共演者の皆さん、この3つがあったからこその25年間

――岡田さんの大好きなメンバーの素晴らしい魅力をみせて頂くコンサートという感じですね。

そうなんです! それが大きな要素のひとつですね。ミュージカルでお芝居を学ばせて頂き、ミュージカルナンバーに歌の表現を広げて頂き、明るく素敵な共演者の皆さんと作品を作ることができた、この3つの要素があったからこそ25年間やり続けられたんだと思います。それを伝えられれば、自ずと感謝が立ち上がってくるんじゃないかと思っています。

――グローブ座が愛で溢れる時間を楽しみにさせて頂きます。

岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

岡田浩暉さん=撮影・岩村美佳

<プレゼント>
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