ミュージカルや映像を中心に活躍している岡田浩暉さん。デビュー25周年を記念してミュージカルライブ「I Love Musical」が、2月6~7日に東京グローブ座で開催される。ライブへの思いなどについて岡田さんにロングインタビューした。(インタビューは「上」「下」2回に分けて掲載し、それぞれ記事の後半は有料会員限定とさせていただきます)
アイデアニュースについて趣旨などを説明させて頂くと、「素晴らしいですね! 僕、会員に入りますよ!」とすぐに携帯を取り出し、手続きを初めてくださった。こちらが戸惑うぐらい迷いなく行動される姿を拝見して、何て純粋で、まっすぐな方なんだろうと感動した。インタビューのなかでは、「感謝」「素敵」という言葉が幾度となく出てくる。初めてお会いして、お話を伺った短い時間だけでも、岡田さんの人となりが鮮明に伝わってくるインタビューだった。
――25周年おめでとうございます。25周年コンサートを開催されるにあたって、どんな思いを込めて開催されるのかお聞かせください。
最初にこのお話を頂いたとき、お断りしたんです。というのは、25周年といっても僕の周りにはもっと上の方もたくさんいらっしゃいますし、自分がこうやって活動させて頂けるのも皆さんのおかげですから。支えて頂いての25周年なのに、25周年をアピールするようなコンサートはできないと思いました。そんな立場ではないと。
――そうだったんですか!
そうしたら、「今までの感謝を伝える場でもあるんですよ」と伺って。海外でもいろんな著名な方が舞台やテレビで仲間を呼んで、節目にステージを開くことがあり、そういったものなんだと伺いました。それならば、そんなチャンスを頂けるのなら、させて頂かない手はないと思い、ぜひやらせて頂きたいとお返事しました。
――タイトルにもあるように、ミュージカルへの愛があふれるライブになりますか?
1991年にTo Be Continuedというバンドでデビューして、おかげさまでちょっとしたヒット曲もあって、テレビドラマに出させて頂きましたが、演技についてはよくわかっていませんでした。スタッフやキャストの皆さんが盛り上げてくださり、その場でその人物になって、楽しませて頂いたような、とても失礼なこともたくさんありました。そんなところに舞台のお話を頂き、特にミュージカルで、「レ・ミゼラブル」に出演させて頂けたことが大きく、お芝居のことを学ばせて頂いたんです。ミュージカルの物語自体からも多くの影響を受けていますね。
――ミュージカルとの出会いが岡田さんの俳優人生に大きな影響を与えているんですね。
舞台というのは最初から最後までみんなで作りあげ、何かを伝えようとします。そして、ミュージカルキャストの皆さんが明るいんですよ。時には寡黙な方もいますが、9割は明るくてフレンドリーな方々。一緒になって作品を作り愛していくんです。映像の方々ももちろん素敵なのですが、出番が違ったり、会わない方もたくさんいらっしゃいますから。自分の歌ひとつにしても、ポップスではとても表現できなかった歌い方、声の出し方も学べましたし、とても恩義を感じています。ミュージカルにいろんなことを教えて頂き、育てて頂き、支えて頂き、励まして頂き、力を頂いたという思いがあります。その思いをコンサートでお伝えしたいと思っています。
<関連記事>
岡田浩暉さんインタビュー(上) 25周年の感謝を「I Love Musical」で
岡田浩暉さんインタビュー(下) ミュージカルと共演者への熱い思い
<公演情報>
ミュージカルライブ「I Love Musical」
【日程】2016年2月6日(土)~2016年2月7日(日) 東京グローブ座
【出演】(男女別五十音順)石井一孝、岡田浩暉、今拓哉、田代万里生、平方元基、大塚千弘、紫吹淳、高橋由美子、とよた真帆(特別出演・MC)/新井俊一、白山博基、小島亜莉沙、杉山真梨佳
【予定楽曲】レ・ミゼラブル、ボニー&クライド、エリザベート、グッバイガール 他
【問い合わせ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00-18:00)
<関連サイト>
KOHKI OKADA presents I Love Musical Official Site
岡田浩暉オフィシャルブログ
<プレゼント>
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豪華な出演者の皆さん、舞台と映像の違い、「自分の色」などについて、詳しくうかがいました。
■トーク部分も設けて、キャストの皆さんの素晴らしさを伝えたい
■舞台は映像と違って寄りがないので、ちゃんと立てて見せるのを意識
■「岡田が出たらこんな感じだろう」という風になりたい
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■トーク部分も設けて、キャストの皆さんの素晴らしさを伝えたい
――企画構成もご担当されるんですね。
僕の思いをスタッフの皆さんが汲んでくださり、企画構成もやってみないかと任せてくださいました。でも、肩書きのようなもので、名を連ねさせて頂いていますが、スタッフの皆さんがやってくださっています。ありがたいですね。
――豪華な出演者の皆さんですが、最初にチラシを拝見したとき、日替わりなんだろうと思ったぐらいです。
特にキャストの皆さんは外せません。皆さんの素晴らしさをお客さまに届けたくて。失礼な言い方かもしれませんが、僕にとっては、ミュージカルといったら楽曲と同じようにキャストの皆さんが外せない要素なんです。トーク部分も多く設けて、皆さんの人と成り、この方々からどういう風に励まして頂き、力を頂き、敬愛しているかということを伝えたいと思っています。
――素敵ですね。
全体として、ミュージカルが素敵だということと、ミュージカルへの感謝が、ほのぼのと立ち上がったらと思っています。
■舞台は映像と違って寄りがないので、ちゃんと立てて見せるのを意識
――歌手でデビューして、舞台や映像に活躍される現在、役の中で様々な顔を見せていらしゃいますが、多くの仕事のなかで、やりたいと思う作品や役のポイントはありますか?
まず、作品が素敵だと思う点です。その作品についてまだよくわからなくても、自分という人間を生かして力になれるならば出演したいとも思います。あとは、大好きな監督さんだったらやりたいと思いますね。
――舞台と映像では取り組み方が違ったりするんでしょうか?
やっぱり変わるんでしょうね。映像も映画、連ドラ、2時間もの、今やっている昼ドラなど、その種類によっても違います。昼ドラならば現実か非現実かわからないような、皆さんにどんどん突っ込んで頂くというところが面白い作品だと僕は感じています。映像の中でも普通な感じでやろうとか、おもいっきりキャラクターを立てて突出させてやろうとか、出し分けているつもりです。舞台ももちろん作品によって違いますが、立ち方が変わりますね。舞台は映像と違って寄りがないので、ちゃんと立てて見せるというのは意識しています。例えば「エリザベート」は大人のミュージカルだから、押さえるところは押さえてと考えましたね。ケースバイケースだと思います。
■「岡田が出たらこんな感じだろう」という風になりたい
――ケースバイケースで調整して演じた結果、「カメレオン俳優」と言われるようになったのでしょうか。
そういうことになるんでしょうね。でも、僕は決して良しとしていなくて、はやく自分のひとつの色でやりたいんですよ。
――そうなんですか!?
どんな役を演じても色が変わらない役者さんっていらっしゃるじゃないですか? 何をやっても変わらないとひと言で言ったりしますが、僕は本当にすごいと思うんです。はやくそうなりたいんですよ。
――とても意外なお話です!
「岡田が出たらこんな感じだろう」という風になりたいですね。
――そういう日が来るのかもと思うと楽しみですね!
そうなれるように向っていきます(笑)。
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