台灣寶塚:(13)『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』精彩片段解說&公演觀賞報告

サンファンのツボ

『給台灣寶塚歌劇團粉絲的第一本入門書』第2幕第4場 

『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』精彩片段解說&公演觀賞報告

(『台湾のファンのためのタカラヅカ入門』第2幕第4場)

(『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』見どころ解説&公演レポート)

預計10~11月在台灣上演的『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀』『Killer Rouge/星秀☆煌紅』於8月31日在梅田藝術劇場揭開序幕。

我(中本)也迫不急待的來到劇場觀賞,『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀』(以下略稱:東離)就如同大家所期待的,不愧為台灣、日本共同合作的作品,舞台的可看性十足。當然事先預習時看的原作作品就已經非常有趣了,能把原作的世界完整的重現在寶塚的舞台,光想到這些就令人覺得興奮不已。

另外,秀的部分也針對台灣公演加入了新的演出,期待在台灣上演時的客席觀眾們的驚喜歡呼聲。

「東離」的舞台充滿了小柳小姐對於原作的愛意,濃密的舞台表現,也充分的表現出原作的魅力。原本只想先預習一下故事的內容,但發現會漸漸的陷入故事的情節當中。

本次的連載內容除了這次公演的觀賞報告外,也針對台灣粉絲提供精彩片段解說。大家可以在台灣公演正式上演前先好好預習一下。

10〜11月の台湾公演で上演予定の『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』『Killer Rouge/星秀☆煌紅』(アメイジングスター☆キラールージュ)が、8月31日、いよいよ梅田芸術劇場にて開幕しました。

私(中本)もさっそく足を運んできましたが、『サンダーボルトファンタジー』(略称サンファン)の方はまさに期待どおり! 台湾・日本のコラボならではの見応え十分な舞台に仕上がっています。予習のために見た原作がとても面白かっただけに、あの原作の世界がタカラヅカで再現されていると思うだけでワクワクが止まりません。

また、ショーの方も台湾公演に向けての新たな場面も増え、台湾ではすごい盛り上がりが期待できそうです。

「サンファン」は小柳先生の原作愛のこもった密度の濃い舞台なだけに、原作の魅力的な部分がたくさん盛り込まれています。予習のつもりでしたが、予習すればするほど物語に引き込まれてしまいます。そこで今回は公演レポートとともに、台湾のファンの方向けの見どころを解説します。台湾公演に向けての予習のためにご活用くださいね!

サンファンのツボ

『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』のツボ

※日本語訳
「に…人形がでっかくなった!!」
(左上から)光のセットが美しい/狩雲霄の弓矢、どうなってるの!?/人形役の動きがすごすぎる!/いい仕事する傀儡師の皆様
(右上から)傘で戦う殤様 素敵♥/蔑天骸の高笑い これぞ悪役!/ちょっと可愛い殘凶の生首/殤様の封印した剣が意外と可愛かった

■台灣與日本的奇蹟合作「東離」

(台湾と日本の奇跡のコラボ「サンファン」)

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」、通稱「東離」,是台灣與日本「奇蹟合作」下的作品。

這是在日本活耀於動漫,遊戲界的人氣編劇作家-虚淵玄看到台灣「霹靂布袋戲」的影片大感驚訝後所誕生的作品。

總監修、原案、編劇由虛淵擔任,人物設計也由虛淵所屬的Nitro+公司的設計團隊進行,人偶的製作由台灣的霹靂國際多媒體公司負責,影像的拍攝也由霹靂國際多媒體公司擔任,人偶的聲音則是請來日本卡通界有名的配音員擔任,這些組合正所謂是台灣與日本的「奇蹟合作」。2016年7月開始在電視台播出,全新型態的影像作品,吸引了不少注目眼光。

寶塚挑戰將「東離」作品轉化成舞台,由小柳奈穂子擔任劇本、劇場導演。在寶塚劇場導演群中,小柳小姐對「2.5次元」有卓深的造詣,這次作品表現也充分尊重原作,並巧妙的將原作濃縮在90分鐘演出。

首先,讓我先稍微詳細介紹一下劇情摘要。

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」、通称「サンファン」は、台湾と日本の「奇跡のコラボレーション」によって創られた作品だ。元々はアニメ・ゲーム界で幅広く活躍する日本の人気シナリオライター・虚淵玄(うろぶちげん)が、台湾の「霹靂布袋劇」の映像に惚れ込んだことが誕生のきっかけだった。

総監修・原案・脚本を虚淵が担当。キャラクターデザインも虚淵が所属するニトロプラスのデザイナー陣が行なったが、人形を制作したのは台湾の霹靂社だ。映像の撮影も霹靂社が行った。キャラクターの声は日本のアニメファンにおなじみの声優が担当している。まさに台湾と日本の「奇跡のコラボ」である。これが2016年7月よりテレビ放映され、まったく新しいタイプの映像作品として注目を集めた。

その「サンファン」の舞台化にタカラヅカが挑む。脚本・演出を担当するのは小柳奈穂子である。タカラヅカの演出家の中でもとりわけ「2.5次元」への造詣が深いことで知られるだけあって、さすが原作へのリスペクトを感じさせる90分の舞台にうまくまとめ上げられている。

まずは、あらすじについて少し詳しめに紹介しよう。


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■圍繞在「天刑劍」旁的各種謎題

(「天刑劍(てんぎょうけん)」を取り巻く様々な思惑が)

■為了星組首席搭檔所寫的作品嗎?

(星組トップコンビのための当て書きかと思った!)

■精彩的角色重現度,布袋戲獨特的「口白」呢?

(素晴らしいキャラクターの再現度。布袋劇ならではの「念白」は?)

■至少要記住這些東離的專門用語

(最低限覚えておきたいサンファン専門用語)

■要先看過原作比較好嗎?

(原作は見ておいた方がいいのか?)

■秀當中的紅子要渡海來台?

(ショーでは紅子さんが海を渡るらしい?)

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    ■圍繞在「天刑劍」旁的各種謎題

    (「天刑劍(てんぎょうけん)」を取り巻く様々な思惑が)

    故事的舞台是在被稱做東離的這個國家,守護聖劍「天刑劍」的護印師兄妹、丹衡與丹翡被蔑天骸所率領的玄鬼宗所襲擊,哥哥丹衡被殺,妹妹丹翡發誓要幫哥哥報仇,並奪回能解除天刑劍封印所需的「劍柄」。報仇的路上遇到了自稱鬼鳥的男子(其實這位男子就是凜雪鴉),男子提出了幫助丹翡的主意。

    他為了要攻克蔑天骸的魔窟-在魔脊山的七罪塔,相繼招喚擁有能力的夥伴,弓箭神射手・狩雲霄、妖魔・刑亥、以及殺手・殺無生。但是他們卻似乎都不太信任凜雪鴉。

    再加上只是恰巧經過但被設計不得不與眾人一齊踏上旅途的殤不患,身世背景如謎一般的殤不患,其實是個武功高強的人物。

    只有一個人,以狩雲霄的義弟為名跟隨著狩雲霄的捲殘雲是自願加入的,捲殘雲是年輕的武術家,希望以武勇來博取名聲。他對丹翡似乎是一見鍾情。

    一行人各懷各的打算,一起前往蔑天骸居身的七罪塔。究竟,丹翡是否能夠堅守住聖劍呢?還有凜雪鴉到底是何方神聖呢?

    物語の舞台は、東離と呼ばれる国。聖剣「天刑劍(てんぎょうけん)」を守る護印師(ごいんし)の兄妹、丹衡(タンコウ)と丹翡(タンヒ)は、蔑天骸(ベッテンガイ)率いる玄鬼宗(げんきしゅう)に襲われる。兄を殺され、天刑劍の封印を解くために必要な「剣の柄(つか)」を奪われた丹翡は、兄の仇を打ち柄を取り戻すことを心に誓う。そこに現れた「鬼鳥」と名乗る男(じつは凜雪鴉・リンセツア)が助太刀を申し出る。

    彼は蔑天骸の根城・七罪塔(しちざいとう)のある魔脊山(ませきざん)を攻略するために必要な力を持った者を次々と仲間に引き入れていく。弓の達人・狩雲霄(シュウンショウ)、妖魔の刑亥(ケイガイ)、そして殺人鬼・殺無生(セツムショウ)。だが、みんな凜雪鴉のことをまったく信頼していない様子だ。

    さらに、たまたま通り合わせただけの殤不患(ショウフカン)まで同行する羽目になってしまう。彼の過去は謎に包まれているが、腕っぷしの強さは尋常ではないようだ。

    ただ一人、狩雲霄の舎弟として付いてきた捲殘雲(ケンサンウン)だけは、いずれ武勇で名を上げたいという真っ直ぐな志で一行に加わっている。彼はどうやら丹翡に一目惚れしてしまったらしい。

    一行はそれぞれの思惑を胸に抱えながら蔑天骸の待ち受ける七罪塔に向かう。果たして丹翡は聖剣を守り抜けるのか? そして凜雪鴉とはいったい何者なのか?


    ■為了星組首席搭檔所寫的作品嗎?

    (星組トップコンビのための当て書きかと思った!)

    寶塚歌劇發表上演此作品後,我第一次觀賞原作品影像時,不自覺的想要叫出「這、這是為了星組首席搭檔所寫的作品嗎?」。這樣作品的存在本身對寶塚而言就可以說是個奇蹟了,到底是甚麼樣的背景,會選擇這個作品當作台灣公演的內容,我覺得非常的不可思議。但是後來看了在公演場刊中小柳小姐的解說後感到認同。

    小柳小姐提到「第三次台湾公演決定由星組擔任,被問到有沒有甚麼作品時,我在腦海中首先浮現的就是『Thunderbolt Fantasy』。因為畫面上的凜雪鴉我怎麼看都是紅悠智露,丹翡像是綺咲愛里、捲殘雲是禮真琴,不管如何,這是首先引導我的一個原因,自然而然的決定這個作品。」

    以下,讓我來傳達對各個角色的印象吧。

    紅悠智露所飾演的角色是個氣質謎樣的美男子,第一次看到原作的時候,我驚訝的覺得「這個人根本就是紅悠智露!」。果然不出我所期待,看到中間,竟然有無法分辨出現在是凜雪鴉還是紅悠智露的狀況。前半段輕飄的氣質,後半段意外的展現出狂傲的骨氣。這樣鮮明的反差感,讓人感受到凜雪鴉這號人物的深處魅力。

    綺咲愛里扮演丹翡,就像是把布袋戲偶變大在舞台上活動般的可愛,丹翡是個自尊心高,不懂人情世故的大小姐,這樣的大小姐能量把周遭的男生弄得團團轉的,雖然是娘役但有許多的武打場面。

    捲殘雲(禮真琴飾演)在這麼多有個性怪癖的男子群中,是唯一一個表裡如一的爽朗青年,也是整齣作品中帶動氣氛的角色,與丹翡的關係也常令人會心一笑。由二番手的禮真琴扮演這個角色,捲殘雲的成長故事像是作品的另一支線,讓整個作品更有光明希望感。

    原作中凜雪鴉的另一主角是殤不患(七海弘希飾演),是個酸甜苦辣都可以共享,擁有成熟男性的包容力,在原作中也是令人想一看再看的角色。他武功超乎常人,武打的場面也很多。在扮演的角色發表前,七海弘希的粉絲們期待著七海能夠飾演受粉絲喜愛的殺無生,但現在「殤大人」這個角色除了七海以外,已經想像不到還有誰可以扮演。與捲殘雲的裝傻及吐槽的場面讓人歡笑,與凜雪鴉之間的「男人的友誼」也令人感動。

    殺無生的角色由麻央侑希飾演,殺無生的角色設定為殺人魔,麻央侑希的角色製作中徹底貫徹了這一點,有強烈的吸引力。刑亥由歌唱能力有一定評價的夢妃杏瑠飾演,有一小部分的唱歌場面。輝咲玲央飾演狩雲霄,也有精彩的演出,預測他今後也會人氣攀升。

    另外還有阻擋在凜雪鴉一群人之前的大魔王=蔑天骸是由天壽光希扮演。天生的戲精,讓人充分感受到妖魔神秘感。他的得力助手為凋命與獵魅,這對拍檔則由天華英舞與有沙瞳這兩位星組備受注目的年輕成員擔任。

    タカラヅカでの上演が決まり、初めて原作の映像を見たとき、思わず「こ、これは星組トップコンビのための当て書きか!?」と叫びたくなった私。このような作品が存在することはタカラヅカにとっても奇跡だと思った。いったいどういう経緯でこの作品が台湾公演の演目として選ばれたのかと不思議でならなかったが、公演プログラムに載っていた小柳氏のコメントを読んで納得した。

    「星組の第三回台湾公演が決定し、何か作品がないかと聞かれた時、真っ先に思い浮かんだのが『Thunderbolt Fantasy』だった。それは画面の中の凜雪鴉が紅ゆずるにしか見えず、丹翡が綺咲愛里、捲殘雲が礼真琴にしか見えなかったからでもあるが、なによりもまず、それが導かれた筋道であろうと自然に思えたからである」

    以下、各キャラクターの印象をお届けしよう。

    紅ゆずる演じる謎多き美丈夫・凜雪鴉(リンセツア)。初めて原作を見たとき、私もまた「この人、まるで紅ゆずるそのもの!」と驚いたが、期待に違わぬハマり役で、途中から凜雪鴉なのか紅なのかだんだんわからなくなってくるほど。前半は飄々と軽やかに、だが後半は意外と気骨あるところを見せる。そのギャップが鮮やかで凜雪鴉という人物の底のしれない魅力を感じさせる。

    綺咲愛里の丹翡(タンヒ)もまた、まるで人形がそのまま大きくなって動いているかのような可愛らしさ。プライドの高い世間知らずなお嬢様だが、そのお嬢さまパワーで周囲の男たちを振り回していく様が気持ちいい。娘役には珍しく殺陣の見せ場も多い。

    捲殘雲(ケンサンウン・礼真琴)は、一癖ありそうな男たちばかりの中でただひとり、表裏のない爽やかな青年だ。作品全体のムードメーカー的存在で、丹翡との関係も微笑ましい。二番手の礼をこの役にキャスティングし、サブストーリーとして捲殘雲の成長物語をしっかり見せることで、作品全体がより明るく希望を感じさせるものになっている。

    原作では凜雪鴉とともに主人公である殤不患(ショウフカン・七海ひろき)。酸いも甘いも噛み分けた大人の男の色気と包容力を感じさせ、原作も好きで見ていたというだけある気合いの役作り。常人を超えた武勇の達人だけに、殺陣の見せ場もひときわ多い。配役発表前には原作ファンの間で大人気の殺無生(セツムショウ)役を嘱望する声も高かったが、今や七海以外の「殤さま」は考えられないといったところ。捲殘雲とのボケとツッコミの様なやりとりは楽しく、凜雪鴉との「男の絆」にはグッとくる。

    その殺無生(セツムショウ)には麻央侑希。殺人鬼という役割に潔く徹した役作りでインパクトがある。刑亥(ケイガイ)には歌唱力に定評ある夢妃杏瑠、一節だが歌を聞かせる場面もある。狩雲霄(シュウンショウ)の輝咲玲央が良い味を出していてブレイクの予感だ。

    そして、凜雪鴉らの前に立ちはだかるラスボス、蔑天骸(ベッテンガイ)には天寿光希。持ち前の芝居心で妖しさをじわじわと感じさせる。彼の右腕である凋命(チョウメイ)と獵魅(リョウミ)のコンビは天華えまと有沙瞳、星組期待の若手だ。


    ■精彩的角色重現度,布袋戲獨特的「口白」呢?

    (素晴らしいキャラクターの再現度。布袋劇ならではの「念白」は?)

    原作共有13集,每集30分鐘,原作中每個登場人物的必殺技與可看性、印象深刻的台詞等,都融入舞台當中,變化萬千的故事有效率地展開,在一個半小時內圓滿的彙整。腦海浮現主要的主題「凜雪鴉真正的目的為何?」,結尾並不只是單純的終結於擊敗壞人的故事上,我覺得這樣的結局安排很棒。

    凜雪鴉與殤不患這兩個男人獨特的關係也是這部作品中耐人尋味的地方。一開始的相逢場景到一連串的故事展開,精彩的銜接到最後的離別場面。

    原作上登場人物的重現度相當高,真不虧是寶塚歌劇團。豪華的服裝,連細部也仔細呈現出,觀賞時建議大家要記得帶望遠鏡。角色的動作或是獨特的台詞表現方法感覺也都仔細研究過。當然武打場面也不少,不過就不能像布袋戲偶一般的飛上天空。演員與舞台設備無法完整表現出來的地方,則使用投影影像來完整表達出。

    所有的主要角色聚集的一幕,背景音樂為原作主題曲「RAIMEI」。這幕讓觀眾氣氛高揚,霹靂布袋戲的特徵「口白」也在這個時間點用影像撥放。譬如凜雪鴉歌唱的時間點播放出凜雪鴉的口白,配合每個角色的歌唱延續時點切換每個角色的口白。這裡只有一瞬間,千萬不要漏看了。

    之後操偶師們上場,在舞台上對整個故事的背景與重要的地方做說明,這裡使用了在歌舞伎中可以看到的「人偶模仿」,非常的有趣。

    原作は各回30分・全13話あるが、各キャラクターの技や見せ場、印象的な台詞などをきっちり取り込みつつ、二転三転する物語をスピーディーに展開させ、1時間半に上手くまとめられている。根底にあるテーマ「凜雪鴉の真の狙いは何だったのか?」を浮き彫りにし、単なる悪者退治物語に終わらせていないところがいい。

    凜雪鴉(リンセツア)と殤不患(ショウフカン)、二人の男の独特な関係もこの作品ならではの味わいだ。冒頭の出会いの場面が、一連の物語を経て最後の別れに見事に繋がっている。

    キャラクターの再現度の高さはさすがタカラヅカ。豪華な衣装も細かい部分まで作り込まれているから、オペラグラスを忘れずに。キャラクターごとの動作やセリフの言い回しの特徴もよく研究されている。もちろん殺陣の見せ場も多いが、さすがに空を飛んだりはしない。役者や舞台装置だけで表現しきれない部分は映像をうまく使っている。

    主要キャラクターが勢揃いする場面では原作の主題歌「RAIMEI」も流れる。一気にテンションが高まる場面だが、霹靂布袋劇の特徴である「念白」も、じつはここで映像で映し出されている。たとえば凜雪鴉が歌っている時は凜雪鴉の念白という具合に、キャラクターの歌い継ぎに合わせて念白も切り替わっていく。一瞬なので見逃さないようにしたい。

    傀儡師たちが登場し、物語の背景を要所要所で説明してくれるのは舞台ならではの演出だ。歌舞伎でも見られる「人形振り」が取り入れられているのも面白い。

    ※梅田藝術劇場的大廳有展示每個角色的布袋戲偶
    (梅田芸術劇場のロビーには各キャラクターの人形も展示されていた)

    拍照(撮影)=中本千晶

    撮影=中本千晶

    拍照(撮影)=中本千晶

    撮影=中本千晶


    ■至少要記住這些東離的專門用語

    (最低限覚えておきたいサンファン専門用語)

    這個作品中困難度比較高的是「較多的專門用語與艱深度」。雖然場刊中針對這些專門用語列入註解,但總感覺好多且都是難寫的漢字,連怎麼發音都不知道?或許大家有這樣的想法。在此,以類型區分,僅針對「至少要知道的專門用語」介紹。

    ・歷史

    這是所謂「窮暮之戰(きゅうぼのせん)」,與魔界的大戰爭時代的故事。這時代的人類得到神界教授鍛造被稱呼為「神誨魔械(しんかいまかい)」的武器,打敗了魔神。這個神誨魔械中被認為最強的兵器是「天刑劍(てんぎょうけん)」,傳說魔神・妖荼黎(ようじゃれい)就是被天刑劍打敗。

    ・「天刑劍」相關基本知識

    人界恢復了和平後,天刑劍的劍柄與劍鍔被拆開,並用其神力封印後奉祀於「鍛劍祠(たんけんし)」的祭壇內,由「護印師(ごいんし)」丹翡(綺咲飾演)等人守護。再次要讓天刑劍的力量重現的話,則必須要將劍的劍柄與劍鍔組合。

    ・地理

    故事的舞台是「東離(とうり)」這個國家,旁邊是被詛咒的「鬼歿之地(きぼつのち)」,荒野的另一方是「西幽(せいゆう)」國。殤不患(七海飾演)是西幽國出身,橫渡了傳說中「沒有一個人可以穿越」的鬼歿之地來到東離。

    另外,蔑天骸(天壽飾演)的魔窟地七罪塔(しちざいとう)位於魔脊山(ませきざん)山頂,並不是ㄧ般人可以隨意踏入的地方。

    ・稱號

    每個登場人物都有江湖上的「稱號」名字。在劇中,對於某個人物散布謠言時會使用稱號名字,所以有時候會很混亂。但至少要記住凜雪鴉(紅飾演)的號稱為掠風竊塵(リョウフウセツジン)

    宿敵、蔑天骸(ベツテンガイ)號稱森羅枯骨(シンラココツ)。還有無名的捲殘雲(禮飾演)自稱為「長槍寒赫(カンカク)」。西幽國來的殤不患在東離國沒有被知曉的號稱。

    其他還有每個登場人物的「必殺技」也有名稱,但是連這個都要記起來的話著實困難,因此只要記住「在武打的場面時,大家各自呼喊著自己的必殺技名」這樣就好了。當然,有興趣的人可以參考原作的官方網站(http://www.thunderboltfantasy.com/season1/keyword/)。

    この作品でハードルになりそうなのが「専門用語の多さと難解さ」だ。プログラムにも解説がついているけれど、やたら数が多く、しかも難しい漢字ばかりで読む気になれない?かもしれない。ここではジャンル別に「これだけは覚えておきたい」ものだけ絞って紹介していこう。

    ・歴史

    この物語は「窮暮之戰(きゅうぼのせん)」という魔界との大戦争を経た時代の話である。このとき人類は仙人から教えを乞うて「神誨魔械(しんかいまかい)」と呼ばれる武器を鍛造し、魔神に打ち勝った。この神誨魔械のうちとりわけ強力だと言われるのが「天刑劍(てんぎょうけん)」で、魔神・妖荼黎(ようじゃれい)を打ち倒したと言い伝えられている。

    ・「天刑劍」にまつわる基礎知識

    人間界に平和が戻った後、天刑劍は柄(つか)と鍔(つば)を取り外し、その力を封印されて「鍛劍祠(たんけんし)」という祭壇に祀られ、「護印師(ごいんし)」である丹翡(タンヒ・綺咲)らに守られてきた。再びその力を蘇らせるためには刀の柄と鍔を取り付けることが必要だ。

    ・地理

    この物語の舞台は「東離(とうり)」という国だが、「鬼歿之地(きぼつのち)」という呪われた荒野の向こうには「西幽(せいゆう)」という国がある。殤不患(ショウフカン・七海)は西幽の出身で、「誰ひとり行き来ができたものはいない」とされる鬼歿之地を渡って東離までやって来たらしい。

    なお、蔑天骸(ベツテンガイ・天寿)の根城である七罪塔(しちざいとう)は、魔脊山(ませきざん)の頂上にある。これまた常人が踏み入ることができない地だ。

    ・通り名

    登場人物にはそれぞれ世に知れ渡った「通り名」がある。劇中では、ある人物のことを噂するときに通り名が使われるのでややこしい。最低限、凜雪鴉(リンセツア・紅)の通り名である掠風竊塵(リョウフウセツジン)だけは覚えておくと良さそうだ。

    宿敵、蔑天骸(ベツテンガイ・天寿)は森羅枯骨(シンラココツ)。まだ無名の捲殘雲(ケンサンウン・礼)は「槍の寒赫(カンカク)」だと通り名を自分で言っている。西幽から来た殤不患(ショウフカン・七海)には東離で知られた通り名はない。

    この他、キャラクター毎の「技」の名前もたくさん出てくるが、そこまで覚えるのは大変なので、「殺陣の時に、みんな技名を叫ぶ」ということだけ抑えておけばいいと思う。興味のある人は、原作の公式ページ(http://www.thunderboltfantasy.com/season1/keyword/)を参照してみよう。


    ■秀當中的紅子要渡海來台?

    (ショーでは紅子さんが海を渡るらしい?)

    後半的歌舞秀「Killer Rouge/星秀☆煌紅」是過去在寶塚大劇場與東京寶塚劇場上演過的作品,但有幾幕更換成台灣公演的內容。台灣公演參加的人數比大劇場公演時的人數少,因此年輕成員的活耀也備受矚目。

    新增加的一個場面是由禮・綺咲・天華三個人演唱MP魔幻力量的「天機」。還有這次由紅演唱「望春風」,在「小紅帽CHANG與大野狼」的那幕,奇妙仙子(Tinker Bell)的歌曲也會改用中文歌詞演唱。

    另外,由紅所扮演的人氣角色「紅子」登場,好久不見的「紅子」讓觀眾歡聲連連。紅子說了「為了追悠智露,我要橫跨海峽去台灣」。情敵愛子(綺咲)與黑色長直髮的禮子(禮)是這次全新上演的角色。

    (不過這邊的即興表演比較多,不知道台灣公演會如何演出。紅子是否在台灣公演開幕前,再增強中文能力呢?)

    大阪公演後,東京,接者是台北、高雄,持續的漫長演出。但每次公演累積再進化值得期待。「東離」的角色是無法用一般方式來滿足的,因此演員如何下功夫讓角色成為自己的產物,值得眾所期待。

    後半のショー「Killer Rouge/星秀☆煌紅」は、宝塚大劇場・東京宝塚劇場で上演された作品だが、いくつかの場面が台湾公演向けに変わった。台湾公演の参加人数は大劇場公演時よりも人数が減ったことにより若手の活躍も目立つ。

    新たに加わった場面の一つで、礼・綺咲・天華の3人がMP魔幻力量 「天機」を歌う。そして今回も「望春風」を紅が歌う。「紅頭巾CHANGとオオカミ」の場面では、ティンカーベルの歌が中国語の歌詞に変更されている。

    また、紅演じる人気キャラクター「紅子」が久しぶりに登場し、客席を沸かせる。紅子さん曰く「ゆずるを追って、海を渡って台湾へ向かう」らしい。ライバルとして愛子(綺咲)と、黒髪ストレートヘアの礼子(礼)も新登場だ。

    (しかし、この場面はアドリブの割合がとても高いが、台湾公演ではどうなるのだろう? 紅子さん、台湾公演までに中国語をマスターするのだろうか?)

    大阪公演の後、東京、そして台北・高雄と続く長丁場だが、公演を重ねることによる進化も期待できそうな気がする。「サンファン」の一筋縄ではいかないキャラクターたちを、演じ手がいかに消化し自分のものにしていくかを楽しみにしていきたい。


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