「最期は笑顔で送ってあげる」、映画『みとりし』高崎翔太インタビュー(上)

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

2019年9月13日(金)から有楽町スバル座での公開が始まった映画『みとりし』(全国順次公開)に、新任の医師・早川奏太役で出演している高崎翔太さんに、インタビューしました。上下2回に分けて2日連続で掲載します。インタビュー「上」では、「看取り士」という職業についてや、「看取り士」と高崎さんが演じる医師との関係について、共演者との撮影中のエピソードなどについて伺った内容を紹介します。インタビュー「下」では、映画『みとりし』以外の高崎翔太さんの今後の活動や、休日の過ごし方などについて伺ったインタビュー後半の内容を紹介します。

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

――まず、どのような映画か教えていただけますか?

「看取り士」っていう職業を描いた映画なんですけど、「看取り士」っていうのは、お医者さんから余命告知を受けた方が、例えばお家で過ごしたいとか、希望する場所で残された時間を過ごすため、ケアしながら最期まで看取るという職業で、生き死にだとか、そういうのが題材になっている映画ですね。

――高崎さんの役は?

僕の役は新人のお医者さんなんです。看取り士という職業とある意味、反対にいる立場で、僕は亡くなった後の死亡確認などをするシーンが多かったです。作品中、3つの依頼者のエピソードがあるんですけど、初めて看取るお婆ちゃんと、その次に看取る方、その次の方と、看取る中で、少しずつ最期を看取る覚悟がついていき、少しずつ成長していく、そんな役でした。

――役に取り組む大変さはありましたか?

そうですね。「みとりし」という作品なので。たとえば医療ものでしたら、命を助けるために一生懸命頑張るとか、そういうお話が多くて、以前演じた作品もそうでしたが、看取り士は治療をせず、最期を安らかにというものなので、医者としてはすごく難しい。看取り士というものの素晴らしさを描いている作品なので、医者役の僕はそちらに偏りすぎないように、医者は医者として、まっとうに医者の役割ができるようにということを心掛けてやっていました。

<取材協力>
ヘアメイク:山崎惠子

こちらは、映画『みとりし』の予告編の動画です。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、高崎翔太さんご自身の身近な方との別れの体験や、撮影時の共演者とのエピソードなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。9月14日掲載予定のインタビュー「下」では、映画『みとりし』以外の高崎翔太さんの活動や、休日の過ごし方などについて伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■ (俳優は)最期は一緒にいられない仕事と言われますが、一緒にいれたらなと

■凄く現場が穏やかに穏やかに進んで行ったんです

■ 看取り士さん達は、最期は笑顔で送ってあげる

■榎木孝明さんと楽屋で二人になった時、古武術を習っていました(笑)

<映画『みとりし』>
出演:榎木孝明、村上穂乃佳
高崎翔太、斉藤暁、つみきみほ、宇梶剛士、櫻井淳子ほか
原案:『私は、看取り士。』柴田久美子著(佼成出版社刊)
監督・脚本:白羽弥仁
配給・宣伝:アイエス・フィールド
2019年9月13日(金)より有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー
公式サイト
http://www.is-field.com/mitori-movie/
公式 twitter
https://twitter.com/mitorimovie_
公式 facebook
https://www.facebook.com/mitorimovie/

<舞台挨拶>
2019年9月14日(土)10時からの回上映後及び13時からの回上映前に有楽町スバル座にて公開記念舞台挨拶の実施が決定
登壇者:榎木孝明、村上穂乃佳、高崎翔太、櫻井淳子(以上、出演者)、白羽弥仁(監督)、柴田久美子(原案)

<関連リンク>
高崎翔太オフィシャル Twitter
https://twitter.com/takasaki_shota
高崎翔太公式ブログ
https://ameblo.jp/takasakishota/

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高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

※ここから有料会員限定部分です。

■ (俳優は)最期は一緒にいられない仕事と言われますが、一緒にいれたらなと

――ご自身の身近な方との別れの体験は、いかがですか?

今回の僕の役は、人の死を身近に経験したことが無くて「不安だな」と言っている役だったんですけど、僕自身は経験があって、当時も役者をやっていたので、その感情を忘れないように覚えておこうと思って、感情を記憶としてとっておいています。

――この映画に関わったことによって、何かご自身で死に対して変化はありましたか?

自分の死とか、あまりイメージが湧かないですが、家族とか、おじいちゃん、おばあちゃんの最期は一緒にいれたらな、と思いました。そうなれないのがこの仕事だとか言われていますが、最期は一緒にいれたらなと思います。

――ご実家はどちらなんですか。

新潟です。

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

■凄く現場が穏やかに穏やかに進んで行ったんです

――撮影は、どちらで?

岡山です。東京と岡山ですね。

――何日間くらい?

2週間くらいで、分けてやって。岡山で豪雨があった時で、東京で撮って、岡山でロケができるまで待って…。全体で2週間くらいでした。

――豪雨の時! 大変でしたね。ロケはいかがでしたか?

今回は、先輩方がベテランの方で、凄く現場が穏やかに穏やかに進んで行ったんです。凄く段取り良く。ぱっぱ、ぱっぱと、終わっているけど忙しい感もなく、さすがベテランだなっていう感じでした。

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

■ 看取り士さん達は絶対、最期は笑顔で送ってあげる

――今回、看取り士さんに実際お話を聞いたりすることはあったんですか。

看取り士さんが、所作指導とかで入ってくれて、“どんな活動か”とか、“全国にあるんですか”とか聞いたり。看取り士さん達は絶対、最期は笑顔で送ってあげるんですね。それは、なぜですかとか聞いたりしました。僕は医者役だったので、新人看取り士役の村上(穂乃佳)さんの方が詳しく聞いていました。僕は医者役だったので、お医者さんも来ていて、最期の確認の仕方とかを教えていただきました。

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

■榎木孝明さんと楽屋で二人になった時、古武術を習っていました(笑)

――撮影中のエピソードとかありますか?

榎木さん(早期退職後セカンドライフの仕事として看取り士を選んだビジネスマン・柴久生を演じる榎木孝明さん)に、古武術を習いました。榎木さんが古武術マスターで、楽屋で二人っきりになった時に、ぽんと飛ばされたりしていました(笑)。こう「ありがとう」って言って、ぽんっとやったら飛んでいくんですけど、「このやろう」と言って飛ばそうとしても飛ばないとか(笑)。

――本当にそうなんですか。

本当にそうなんですよ。楽しかったです。

――マスターしましたか?

マスターはできませんでしたが、習えて楽しかったです。

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

高崎翔太さん=撮影・伊藤華織

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“「最期は笑顔で送ってあげる」、映画『みとりし』高崎翔太インタビュー(上)” への 1 件のフィードバック

  1. あいじゅ より:

    高崎さんの映画、役に対する思いがわかり、映画がより楽しみになりました。
    次の掲載も楽しみにしています。

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