芸能生活30周年「トータルしたらオールオッケー」、安蘭けいインタビュー(下)

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

2021年8月8日(日)から8月29日(日)まで東京の東京建物Brillia HALLで、9月4日(土)から9月12日(日)まで大阪の新歌舞伎座で、9月 25日(土)から9月26日(日)まで愛知の愛知県芸術劇場 大ホール上演されるミュージカル『ジェイミー』に出演する 安蘭けいさんのインタビュー、後半です。安蘭さんは、主人公ジェイミーの母親・マーガレットを演じます。共演者の男性陣の印象や、今年芸能生活30周年を迎えたことなどについて話してくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載 します。

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳
安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

――他の共演者の皆さんについてはいかがですか?

男性陣もすごく個性的ですね。チラシで座っている4人は最高です! 面識はありますが、吉野圭吾さんは初めてご一緒します。石川禅さんは『アリス・イン・ワンダーランド』やコンサートで、今井清隆さんは『ハル』で、泉見洋平さんは『スカーレット・ピンパーネル』でご一緒しました。

――なかなかに濃い4人が揃いましたね。

本当にもう「俺が前に行くぜ」みたいな。スター性が出てしまうような、輝きがありますね。人数では子供たちが勝ってますが、子供たちが薄れるんじゃないかと思うくらい大人たちのキャラクターが濃いですね。

――ひとり対5人ぐらい行けそうですね。

行ける! もう誰も太刀打ちできない(笑)。本当に頼もしい大人たちがたくさんいるなと思います。そんな大人たちの中で、ジェイミーのふたりにはのびのびとやってもらいたいですね。

――若い人たちのエネルギーなど、これまでに共演していてどのように感じていますか?

微笑ましく感じています。若いなぁ、そんな時代もあったかなぁ、という風に見てしまっています。もう少し前なら、そこに混ざって「遊ぼう!」となっていたかもしれませんが、今は「遊びなさい」みたいな。見守っている感じが強いです。そんな自分もいますし、「なになになに!?」と入って行く自分もいますし、両方かな。自分もまだまだ幼い部分があります。

――可愛いな、という思いがあるんですね。

本当に。可愛いな、若いな、と。新鮮な気持ちになります。今の時代は選択肢がすごくたくさんありますから、その中でみんなのびのびしていて、いいなぁと思うところもあります。いいなぁと思うところと、可哀想だなぁと思うところが、本当に共存していますね。便利にはなりましたが不自由なこともありますよね。

――知らないからよかったようなことも、ありますものね。

みんな昭和に連れて行ってあげたい(笑)。懐かしいですね。

<取材協力(衣裳)>
ワンピース:アダム エ ロペ(ジュンカスタマーセンター)
ピアス:Jouete(ジュエッテ)
問い合わせ先:
Jouete(ジュエッテ):0120-10-6616
https://www.jouete.com/
ジュンカスタマーセンター:0120-298-133

※アイデアニュース有料会員限定部分には、今年芸能生活30周年を迎えたことなどについて話してくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載 します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■30年間、毎年少なくとも2作は舞台に立っているんです。すごいと思うし、ラッキー

■先に進みたい欲は持っていたいけれど、何となくゆっくりと前進したいなと

■宝塚時代からのファンの方、宝塚を辞めてからのファンの方、その方たちを裏切りたくない

■『ジェイミー』、上演時間中はその世界に没頭して楽しめるようなミュージカルに

<ミュージカル『ジェイミー』>
【東京公演】2021年8月8日(日)~8月29日(日) 東京建物Brillia HALL
【大阪公演】2021年9月4日(土)~9月12日(日) 新歌舞伎座
【愛知公演】2021年9月25日(土)~9月26日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/

<関連リンク>
安蘭けい ホリプロオフィシャルサイト
https://www.horipro.co.jp/arankei/
安蘭けい 公式ファンクラブ「Aran」
http://www.kei-aran.com
安蘭けい instagram
https://www.instagram.com/toko_aran
安蘭けい 公式FC Aran twitter
https://twitter.com/keiaran_fc

『ジェイミー』 関連記事:

⇒すべて見る

安蘭けい 関連記事:

⇒すべて見る

※安蘭けいさんの写真1カットとサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは8月1日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳
安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

※ここから有料会員限定部分です。

■30年間、毎年少なくとも2作は舞台に立っているんです。すごいと思うし、ラッキー

――今年は芸能生活30周年ですね。おめでとうございます。

ありがとうございます。30周年なんだ、と自分を客観的に見ていて、30年よくやってきたなと軽く思っていましたが、よくよく考えたら30年間、毎年舞台に立っているんだと思うとすごいなと。

――しかも1年に1作品ではありませんね。

そうなんです。30年間ずっと、毎年少なくとも2作は舞台に立っているんです。純粋にそれは本当にすごいと思うし、その場を与えてもらっていることも、私は何てラッキーなんだろうと。自分の人生を振り返ったら、ラッキーしかないなと思いますね。もちろん紆余曲折はありましたし、落ちたこともありますが、トータルしたらオールオッケー。むしろ、マイナスもプラスに変えて生きて来たと思います。

――自分で強く思って進んでいますか? それとも気付くと進んでいますか?

強く思って進んでいた時もありましたし、流れに身を任せることもあります。その繰り返しですね。強く思ったら壁にぶつかって、ちょっと流れに身を任せたら、流れに乗っていい風になって、でもまた落ちて、ぶつかって、もう1回流されて、毎回が一緒じゃない感じはします。

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳
安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

■先に進みたい欲は持っていたいけれど、何となくゆっくりと前進したいなと

――年々思うことは変化していくと思いますが、今はどんな風に思っていらっしゃいますか?

30周年のコンサートのタイトルを決める時に、何にするか考えたんです。30年やってきたからゆっくりなのか、立ち止まって振り返ってみるなのか。そう考えた時に、誰かが「いつも前を向いてる安蘭さんを見たいんじゃない? そのほうがファンの人も喜ぶよ」と。確かに自分は立ち止まりたいと思っていませんし、まだ先に進みたいというか、そういう意味で自分の欲はいつまでも持っていたい。だけど、「こうなりたい!」という熱い、強い思いというよりは、何となくゆっくりと前進したいなと。速度が緩やかに変わってきている感じです。

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳
安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

■宝塚時代からのファンの方、宝塚を辞めてからのファンの方、その方たちを裏切りたくない

――エネルギー源は何ですか?

何だろう……。「好きだから」しかないかもしれません。そして、宝塚時代から応援してくださっているファンの方もいますし、宝塚を辞めてからファンになってくださった方もいらっしゃると思いますが、その方たちの思いをいつまでも汲みたい、裏切りたくない、というのはあるかもしれません。

――自分が「こうなりたい」というよりは、周りの支えてくれている人たち、応援してくれている人たちの気持ちを汲む気持ちが強いですか?

何が原動力かと聞かれると、そこだったなのかなと思います。自分だけの思いではできないんですよね。わがままになれないというか。例えば父親が生きている時は、「この役をやると言ったら、父はどう思うだろうな」と考えたり、絶対に人のことを考えていたりするんです。本当は自由に生きたいんですが、決める時はいつも「この人はどう思うかな」とか、自分の意見プラス周りの意見を聞いてしまうんです。

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳
安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

■『ジェイミー』、上演時間中はその世界に没頭して楽しめるようなミュージカルに

――最後に『ジェイミー』に向けて、メッセージをお願いします。

本当に毎回毎回貴重な時間だと思って舞台に立っています。劇場に来てくださるお客さまにも、上演時間中はコロナのことを忘れて没頭して、ミュージカルの世界に生きて欲しいですし、私たちはその夢をお客さまに与えられるように努めないといけない、努めたいと思っています。もちろん万全を期して来ていただきたいですが、劇場に入ったらそんなことは忘れて楽しめるようなミュージカルを、とにかく作りたいと思いますので、劇場で皆さんに会えるのを楽しみにしています。

安蘭けいさん=撮影・岩村美佳
安蘭けいさん=撮影・岩村美佳

※安蘭けいさんの写真1カットとサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは8月1日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA