俳優の岡田浩暉さんのデビュー25周年を記念した、ミュージカルライブ「I Love Musical」が、東京グローブ座で2月6〜7日に日開催された。縁のある豪華なゲストたちとともに祝うライブは、プライベートパーティのような温かい空間で、岡田さんの人柄がにじみ出た素敵なライブ。岡田さんは「ミュージカルが僕に与えてくれたものははかりしれず、『真実を見通す物語』『胸に焼きつくようなメロディー』『愛あふれる仲間たち』これら3つの要素がミュージカルならではの素晴らしさで、今日はそれを伝えたい」と舞台上で熱い思いを語っていた。
第一部では、過去に出演したミュージカルナンバーを中心に歌い繋ぎ、第二部では、それぞれの思い出の曲などのポップスを中心に歌う構成。ゲストは、石井一孝さん、今拓哉さん、高橋由美子さん、紫吹淳さん、田代万里生さん、平方元基さん、大塚ちひろさん。さらにMCにとよた真帆さんを迎えた。ゲストの登場の際、岡田さんがお一人ずつ出会いや思い出などを語りながら迎え、固い握手をかわすのが、何とも素敵なシーンで、岡田さんのゲストへの思いが伝わってきた。
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岡田浩暉さんインタビュー(上) 25周年の感謝を「I Love Musical」で
岡田浩暉さんインタビュー(下) ミュージカルと共演者への熱い思い
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■「エリザベート」そして「レ・ミゼラブル」
■らしさが出た「スナック岡田」コーナー
■この日のための書き下ろしオリジナル曲
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■「エリザベート」そして「レ・ミゼラブル」
第一部のラスト「エリザベート」コーナーでは岡田さんがトート役を歌うというサプライズ。平方さんのルドルフと「闇が広がる」、さらに「最後のダンス」も披露。フランツ役を演じていた岡田さんが、黒いマントに身を包み、トートを歌うのは新鮮だった。
第二部ラスト「レ・ミゼラブル」コーナーでは、岡田さんがマリウス、石井さんがバルジャン、今さんがジャベール、高橋さんがファンティーヌ、紫吹さんがマダム・テナルディエ、田代さんがアンジョルラス、平方さんがテナルディエ、大塚さんがコゼット……と、ゲスト総出演で名曲を歌い繋ぎ、聞きごたえのあるシーンとなっていた。
■らしさが出た「スナック岡田」コーナー
個人的に何より「らしさ」が出ていると思ったのは、「スナック岡田」のコーナー。岡田さんと、ゲストたちの思い出の曲を歌うシーンで、全員がステージにいて、ひとりが歌うのをみんなで聞くという構成だ。高橋さんが、小さい頃に大人たちがスナックで飲みながら歌うところにいて、歌っていたという話から、その場がスナックのカラオケコーナーのように。ひとりが歌っているときに、他のキャストたちが合いの手を入れたり、一緒に口ずさんだりと大盛り上がりだった。
岡田さんの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」(ディープ・パープル)、石井さんの「およげ!たいやきくん」(子門真人)、田代さんの「Be My Love」(マリオ・ランツァ)、平方さんの「遠く遠く」(槙原敬之)、高橋さんの「時の流れに身をまかせ」(テレサ・テン)、今さんの「ただお前がいい」(中村雅俊)、大塚さんの「慕情」(サザン・オールスターズ)、紫吹さんの「少女A」(中森明菜)、とよたさんの「ラストダンスは私に」(越路吹雪)……とバラエティにとんだナンバーがずらり。エピソードもそれぞれで、笑いも盛り沢山。まさに、プライベートパーティに参加しているような、アットホームな空間だった。
■この日のための書き下ろしオリジナル曲
岡田さんのデビューとなったTo Be Continuedのナンバー「君だけを見ていた」や、出演ドラマ「彼女が死んじゃった」のオリジナル曲「5:55」も披露し、最後は、愛と感謝を込めたこの日のための岡田さんの書き下ろし曲「遠い約束」で締めくくった。岡田さんのミュージカル、仲間、ファンへの感謝に包まれたコンサートだった。