「ミュージカル バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~」に出演される平間壮一さんのインタビューの後半です。6月に上演された「ラディアント・ベイビー ~キース・
<「ミュージカル バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~」>
【東京公演】9月30日(金)~10月12日(水) 赤坂ACTシアター
【大阪公演】11月11日(金)~11月16日(水) 梅田芸術劇場メインホール
<関連サイト>
『ミュージカル バイオハザード ~ヴォイス・オブ・ガイア~』特設サイト
『ミュージカル バイオハザード』公式Twitter
平間壮一オフィシャルブログ
<アイデアニュース関連記事>
「ミュージカル バイオハザード」出演、平間壮一さんインタビュー(上)
アンサンブルからメインキャストへ 平間壮一さんインタビュー(下)
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■「ラディアント・ベイビー」は、袖にハケる度に、みんなボロボロ泣いて。ありがたいねって
■あの人の方が素敵な芝居をするかなとか、毎回不安になりながらやってるんです
■みんなの前で「僕はダンサーなので」というのは(岸谷)五朗さんたちにも失礼ですよね
■ジャンルを変えることを逃げ道だと思っていた。その時、五朗さんに言われたひとことが…
■「ラディアント・ベイビー」は、袖にハケる度に、みんなボロボロ泣いて。ありがたいねって
――「ラディアント・ベイビー」が素晴らしかったですね。
今もラディアントロスですね。
――私もロスです!
ありがとうございます! ラディアントメンバーのグループLINEでも、「ロスだね」と激しいことになっています(笑)。
――公演を終えた今の思いを教えて頂けますか。
最後の方は本当にお客様たちに支えられました。本来は自分たちがパワーをあげて、いい作品を届けていかなければいけないところを、皆さんの力のおかげで東京公演を最後までできたと思います。もう、感謝しかありません。いつか必ず、みんなでもう一度やりたいねと話しています。だから、待っててくださいと言っていいと思います。
――私も再演を心待ちにしています。
あの感じは何なんでしょうね。作品の主題的なことを明確には言っていないですが、とても幅広くいろんな人の人生の何かに引っかかるところがたくさんあってすごいですよね。ひとつの夢を追いかけている人がいて、純粋にその人のことが好きでくっついてきている人がいて、仕事面で尊敬していて支えている人がいて……幅広い人々の中に引っかかる人がたくさんいるんです。違うことに置き換えて考えることもできて、それが素敵だったなと思います。
――客席に助けられたとおっしゃっていましたが、客席の盛り上がりもすごかったですね。特にパラダイスの場面とか。そういうのはダイレクトに伝わりますよね。
めちゃくちゃ感じますね。疲れとかではなくて、1公演ごとに出し切っていたから、途中で気持ちで負けそうになるんですよ。できないと思ってしまいそうになるときに、お客さんのあの熱い視線があるとやらなきゃと力になるんです。支えられているなと思いながらやりました。M1が終わって拍手が来たときなど、袖にハケる度に、みんなボロボロ泣いて。ありがたいねって。
――すごいですね。そんな状況だったんですね。
そんな空気感だったんです。
――ブログでも今までにない経験と書かれていましたね。
本当にそうでした。同世代のみんなと力をあわせて作り上げた舞台でした。「バイオハザード」がちょっと怖いです。僕は一番下ですから、全く違う環境ですね。「おい壮一!」と何回言われるか……(笑)。
――「壮ちゃん」かもしれないですよ!?
そうですね!
■あの人の方が素敵な芝居をするかなとか、毎回不安になりながらやってるんです
――平間さんご自身についてもお伺いさせてください。地球ゴージャスや来年の「ロミオ&ジュリエット」など、アンサンブルで出演した作品にメインキャストで戻ってくるというのは、すごく夢なんじゃないかと思うんです。きっとそうなりたい方もたくさんいらっしゃると思いますが、そうなるには何が大切だと思いますか?
何でしょうね……。でも、僕自身はそんなに欲がなかったんです。絶対に役付きじゃないと嫌だとか、メインとかアンサンブルとかそういう考え方があまりなくて、たまたま自分にしかできない役どころが回ってきてくれたんだなと思って、今やっています。いつもネガティブなので、あの人だったらこう考えるかなとか、あの人の方が素敵な芝居をするかなとか、毎回不安になりながらやってるんです。だから、自分のことをなかなか「役者」と言えないんですよ。
――なかなか言えないといっても、自分の職業は「役者」と考えていますよね?
そうですね。舞台に立っていますって(笑)。
■みんなの前で「僕はダンサーなので」というのは(岸谷)五朗さんたちにも失礼ですよね
――最初の頃は「ダンサー」でしたか?
はい! 今もその気持ちはどこかにあって、自分が一番自信を持っていえるのはダンスですが、その中で芝居もやっていきたいと思っています。これで芝居ができているという正解がないから、「役者です」となかなか言えないんですよ。
――「ダンサーです」という気持ちが、「役者でありたい」と思うようになったのはいつ頃ですか?
今年、地球ゴージャスでメインキャストでやらせてもらってからです。みんなの前で「僕はダンサーなので」というのは(岸谷)五朗さんたちにも失礼ですよね。打ち上げの席で「僕、役者って言ってもいいですか?」と言いました。
――ごく最近のことなんですね! すごい変化があったんですね。
大きい変化でしたね。まだ自分なりの芝居のスタイルというものが見つけられていないんですよ。
――今後の作品を重ねていくことによって、そのスタイルが見つかるかもしれない?
はい。何がいいかなんてわからないですよね。たくさんのスタイルがあると思いますが、その場の状況に応じていろいろと空気を変えられたりするのが一番いいんじゃないかと思っているところです。
――先程すごく気になっているとお話されていましたが、横田さんなんて影響を受けるんじゃないでしょうか?
素敵ですよね。居方もすごく格好良くて! あんな感じのハンサムな方が格好いいなと思っていて、僕もあんな風になりたいんです!
■ジャンルを変えることを逃げ道だと思っていた。その時、岸谷五朗さんに言われたひとことが…
――そもそもダンスをやりたいと思ったのはいつ頃なんですか?
小学校4年生になる前に、姉の部屋に悪戯をしに入ったんです。そのときに、ダンスの深夜番組を録画している派手なビデオテープが1本だけあったんです。
――見てと言わんばかりですね。
見てみたら、「うわぁ!」って。これがやりたいと思い、ダンスを始めたのが小学校4年生です。アクターズスクールというところに入りましたが、ビデオで見たのと何か違っていて、アイドルチックだなと思いました。スクールではそういうダンスをやりながらも、一番やりたかったのはビデオで見たダンスでしたから、家ではビデオを見ながら練習してました。
――ダンスが好きという思いが、職業に結びついたのは?
小学校5〜6年生のときに、今の事務所の人に見てもらう機会があって、声をかけてもらったんです。とりあえず東京に出たいという思いがありました。
――そんなに子供の頃からですか!?
なぜかというと、ダンスの流行りのステップが、僕の出身の北海道に入ってくるのが2つ遅れなんですよ。北海道で入ってきたものを練習していたら、東京はその先を行ってるんです。
――子供心にそういうことがわかっていたんですね。
週に一度レッスンがありましたが、東京の子たちは知らないステップを踏んでいるんです。それが悔しくて東京に行きたいと思っていたら、中学2年生で行くチャンスを頂いて、出てきたんです。そこから仕事も初めて行きました。だから、この仕事をやろうと思ったというよりは、そうなっていったという感じですね。
――すごいですね! 小学校の時点で、将来の道をある程度決める方向に向っているんですもんね。
小学校2年生頃から、夢を書くときに「ダンサー」と書いていたんですよ。
――ぶれないですね! いろいろな段階で進路を迷う人の方が多いと思いますが、そういうことはなかったんですね。
ずっとダンスでしたね。今もそれはどこかにはあるんですが、ダンサーというくくりではないだけで、人前でお金を頂いてダンスを踊っていますしね。これからもダンスとはずっと関わっていきたいです。年取ってからもダンスができるように、タップダンスを始めました。
――すごい! 貪欲でありつつ、すごくシンプルな道ですね。歌についてはいかがですか?
それこそ、事務所のボイストレーニングの先生が北海道に来て、スクールで教わっていたんですが、僕はひと言もしゃべらす、「嫌だ」と言ったんです。そうしたら「やらないなら出て行け」と言われ、出て行くような小学生でした。なぜ嫌だと言ったのかというと、昔から逃げ道を作りたくなかったんですよ。そのときはジャンルを変えることを逃げ道だと思っていたんです。ダンスがダメだったらこっちの道も行けるようにするなんて、絶対に嫌。僕はダンサーなんだから、ダンスをやるんだと。東京に来て歌に触れたのは、地球ゴージャスなどでしたが、ずっと歌は嫌いでしたね。五朗さんに「芝居もダンスの逃げ道だと思っていてやりたくないんです」と話したら、「歌、ダンス、芝居はすべてが表現というひとつのものに繋がっているんだから、自分でダンスを伸ばすこともやめているんだぞ」と言われ、「歌もやろう」と思いました。
――岸谷さんの存在は大きいですね。
大きいです! あのときにそういう話ができなかったら、今頃、誰かのツアーのバックダンサーとか、どこかのスタジオで教えていたんじゃないでしょうか。
――最後に「ミュージカル バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~」への意気込みをお聞かせください。
台本をみて焦ったのですが、結構歌います。今までもミュージカルをやらせて頂いていますが、少しのソロやみんなで歌うのが多かったんです。今までやってきたなかで一番物語を伝えながら台詞として歌う部分がたくさんありますね。歌唱力も伸ばさなければいけないですし、ミュージカル俳優の中に入ってもおかしくないぐらいでいたいです。たくさんの先輩方ともご一緒できますし、幅を広げて行きたいですね。そして、誰もが知っている「バイオハザード」を傷つけないように、「やっぱり映画とゲームがいいよな」とならないように、カンパニー全体で大事にやって作っていきたいと思っています。
この記事を読んで、改めて平間壮一さんにとって岸谷五朗さんがどれだけ大きな存在だったか、改めて岸谷さんに感謝したいです。次々出演作品も決まっていろんな役所で大変だと思いますが、頑張っていってほしいと思いました。
とても素敵なインタビュー、ありがとうございます。平間さんと一緒で、幼いころに見たバイオハザードがとても怖かったことが今も強く印象に残っています。今回ミュージカルとして上演され、平間さんが出演されるということで、興味をもったと同時に、こわいのかな?大丈夫かな?と思いました。ですが、ゾンビとの戦いのなかにも人間が持つ愛や希望を歌うとのことで少しほっとして、楽しみという気持ちがさらに増えました。平間さんのアクションと、今までにない新境地の役どころにたくさんの歌。あと約1ヶ月楽しみに待っています。ラディアントベイビーについても触れていただいてありがとうございます。わたしのなかでトップレベルで好きな演目でした。再演してくださることを願っています。
「FROGS」の頃からずっと観ていました。メインキャストとして舞台に立つ平間さんに感無量です。これからも色々な役にチャレンジしてください。応援しています。「ラディアントベイビー」をぜひ再演してください!
バイオハザード楽しみにしています。
次回作のバイオハザードだけでなく、ラディアントベイビーやロミオ&ジュリエットのことについてもふれられていて、上の時に負けないくらい盛りだくさんで読んでいてとても楽しかったです。
壮一くんのアンサンブルやメインキャストについての考えも聞けて改めてすごく素敵な人だと感じました。
バイオハザードではとても歌が多いという事なので、壮一くんの歌声にも期待しながら初日を心待ちにしています!