14歳、思春期の悩みと現代社会の光と影を描いた『チック』 8月13日から日本初演

『チック』リリースより

14歳の少年の目を通して、等身大の思春期の悩みだけでなく、現代社会の光と影までも鮮やかに映し出した舞台『チック』が、2017年8月13日(日)から8月27日(日)まで、世田谷パブリックシアター シアタートラムで、2017年9月5日(火)~9月6日(水)には、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで、上演されます。児童文学書「Tschick」(邦題「14歳、ぼくらの疾走:チックとマイク」作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ)を舞台化した『チック』は、2011年の初演から本国ドイツで今もなお上演を重ねている作品。日本初演となる今回、演出を務めるのは世田谷パブリックシアター初登場となるドイツ・ハンブルク出身の注目の演出家・小山ゆうなさんです。また、この舞台の原作を実写化した2016年のドイツ映画『50年後のボクたちは』が、2017年9月16日から全国で順次公開されます。

『チック』リリースより

『チック』リリースより

思春期真っただ中の“14歳”の少年、少女役を演じるのは、その時代を少し前に通り過ぎてきた、柄本時生さん、篠山輝信さん、土井ケイトさんというフレッシュで個性豊かな3人。彼らを取り巻く様々な“大人”を次々と演じ分けるのは、あめくみちこさんと、大鷹明良さんです。

演出の小山ゆうなさんは、長年上演を切望してきたこの作品で、自ら翻訳も手掛けます。小山さんは本作を「14歳という良い事も悪い事もビビットに感じられる時期の少年達を通して、社会の一般常識やルールがいかに、その枠から外れてしまった者にとって残酷か、本当に大切な事を見失わせる可能性を秘めているかを描いた作品」と捉えています。

<あらすじ(世田谷パブリックシアターホームページより)>

少年2人の思い出の夏には、狂気と切なさがつまってる……。14歳の冴えない少年マイクは喧嘩ばかりの両親と、退屈な学校生活の毎日に出口のないような息苦しさを感じていた。だがある日そんな生活を一変させる出会いが彼に訪れた。それは転校生のチックだ。彼はロシアからの移民で、風変りで問題児。チックは突然マイクの家を訪ねてくる。「乗れよ」チックが盗み出したオンボロなラーダ・ニーヴァに乗り込み2人はひと夏の旅に出る。これまで見えていた世界とは全く違う新しい景色と、新しい出会いが彼らを待っていた!

作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ 上演台本:ロベルト・コアル 翻訳・演出:小山ゆうな
出演:柄本時生 篠山輝信 土井ケイト あめくみちこ 大鷹明良

こちらは、公式ページに掲載されている、柄本時生さんと篠山輝信さんコメント動画です。

<『チック』>
【東京公演】2017年8月13日(日)~8月27日(日) 世田谷パブリックシアター シアタートラム
【兵庫公演】2017年9月5日(火)~9月6日(水) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

<関連サイト>
世田谷パブリックシアター『チック』
https://setagaya-pt.jp/performances/201708tschick.html
2017年『チック』公式twitter 
https://twitter.com/Tschick2017

なお、舞台『チック』の原作「14歳、ぼくらの疾走」を実写化した2016年のドイツ映画『50年後のボクたちは』が、2017年9月16日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開されます。こちらは映画『50年後のボクたちは』の予告編です。

<関連サイト>
映画『50年後のボクたちは』公式サイト
http://www.bitters.co.jp/50nengo/
映画『50年後のボクたちは』公式twitter
https://twitter.com/50nengo_movie
全国の上映情報
http://www.bitters.co.jp/50nengo/theater.html

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