ハルカさんと凰稀かなめさんのインタビュー後半です。有料部分ではお互いの印象や聞きたいことなどについて伺いました。
――この作品が舞台化されるということ自体も話題になっていますが、今、楽しみにしていることを伺わせてください。
ハルカ:この世界を舞台でどういう風に作るのか、映像や演出はどのようになるのかが純粋に楽しみですね。プロジェクションマッピングや、その辺をどうやって再現するのか。早く私も客席から観たいなと思うくらいです。
凰稀:演出家が児玉(明子)先生で、宝塚のときにお世話になっていた先生で、最後にご一緒したのが雪組の下級生のときの『忘れ雪』なんです。
――『忘れ雪』! 懐かしいですね。
凰稀:他の公演の助手についてくださったりはしていましたが、一緒に作品を作るのはそれ以来です。児玉先生が「カナダに留学して映像の勉強をしてきたい」と、宝塚をやめられたんですね。たしか『忘れ雪』でも映像を使っていたんですよ。映像ちゃんと使ったのは、あれが初めてだと思うんです。
――あの頃はまだ映像を使うのもあまりメジャーではなかったですよね。
凰稀:そうですよね。どういう演出をされるのかはだいたいは分かりますが、映像を勉強してこられて、また外の世界でも色々な舞台をされていますし、一緒にいなかった時代が長いので、その辺が楽しみだなと思います。あとは共演者が初めての方ばかりなんですよ。
――ハルカさんを筆頭に。
凰稀:そうなんです。中川(晃教)君は歌のコンサートでは何回かご一緒したことはありますが、舞台は初めてで、中川君が舞台でどういう風に演じられるのか分からないので、とりあえず中川君を見て色々と考えていこうかなと。
――先日のイベントでも中川さんとご一緒されていましたし、みなさん多少面識がありますよね?
凰稀:そうですね。普通には話しますが、舞台の芝居をどういう風にやるのかという癖も分からないですし、この作品をどうやっていきたいか、何を見せたいかというのは、お稽古場で見てみないと分からない。そこは探りながらですね。私は、多分だいたい形が出来上がっている状態での途中参加になってしまうので、迷惑をかけないようにやっていきたいなと思います。
――ハルカさんは共演者のみなさんについていかがですか
ハルカ:私は昔、舞台を2回やったことがありますが、オリジナル脚本の割と現実的なお話だったので、原作作品は初めてです。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、お互いについての印象や聞きたいことなどについて伺ったなどインタビューの後半の全文と写真を掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■ハルカ:(凰稀さんと一緒に)どうできるか、怖いなと思いました
■ハルカ:(凰稀さんの)ディナーショーのジャージ(付き人くん)に驚いて
■凰稀:男とか女とか関係なく、人として存在するところに重きを置いていた
■凰稀:歌うとき声帯に力が入ってるかどうか、中川(晃教)君に教えてもらおう!
■凰稀:漫画やアニメのイメージを崩さず、でもある意味ぶっ壊していきたい
■ハルカ:楽しく観て頂きながら、ハッと考えさせられる部分があるお話に
<舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~>
【東京公演】2018年6月23日(土)~6月30日(土) 明治座
【福岡公演】2018年7月21日(土)~7月22日(日) 北九州芸術劇場大ホール
【大阪公演】2018年7月25日(水)~7月29日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
<関連リンク>
『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~のページ
http://999-40.jp
ハルカトミユキオフィシャルページ
http://harukatomiyuki.net
ハルカトミユキ(ハルカ)Twitter
https://twitter.com/harukatomiyuki
凰稀かなめオフィシャルサイト
https://kaname-ouki.jp
凰稀かなめオフィシャルブログ
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凰稀かなめinstagram
https://www.instagram.com/kanameouki_official/
凰稀かなめTwitter
https://twitter.com/kanameouki3
- 上田久美子の戯曲『バイオーム』、中村勘九郎主演、花總まり、古川雄大らで6月上演 2022年4月16日
- ミュージカルカンパニーOZmate『大江山鬼伝説』追加公演も、2/6に丹波篠山市で開幕 2022年2月4日
- Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello Kitty』公演映像、9月26日18時から配信 2021年9月25日
- アニメ版の声優陣らと凰稀かなめ出演、舞台『擾乱』10月28日から明治座で上演 2021年8月7日
- 『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』出演者決定 2021年2月16日
- 2019年以前の有料会員登録のきっかけ 2020年8月18日
※ハルカさんと凰稀かなめさんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月12日(木)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
※ここから有料会員限定部分です。
■ハルカ:(凰稀さんと一緒に)どうできるか、怖いなと思いました
ハルカ:今回のキャストの方がみんなそれぞれ違う分野で活躍されている方で、私もミュージシャンだけでやってきました。凰稀さんが宝塚出身で、劇団四季の方もいたり、ミュージシャンの方も他にもいらっしゃいますが、それぞれがバラバラの個性をすごく持っている気がしています。私も自分が何をできるのか、やってみないと分からないことが多すぎて、周りの方を見ながら、勉強しながらやりたいと思っています。
――お二人はお互いにご存知でしたか?
ハルカ:私はもちろん存じ上げていましたが、舞台化をしたいということと、メーテル役をお願いしたいということと、エメラルダス役はこの人にお願いしたいということを最初に伺っていたので、その時からです。
――凰稀さんとご一緒にというのは、いかがでしたか?
ハルカ:どうしよう……って思いました(笑)。
――どうしよう!? どういうところが「どうしよう」だったんですか?(笑)
凰稀:(笑)。
ハルカ:一応、姉妹役ですし、物語だとそこまで多く絡むシーンはないんですが、裏側では二人はすごく繋がっている。精神的な繋がりがあるような役ですし、そこで私がどういう風にできるんだろうというのは、怖いなと思いました。
――なるほど。「怖いな」ですね(笑)。凰稀さんは、ハルカさんを知っていましたか?
凰稀:メーテル役がハルカちゃんと聞いたときに伺って、そのときに初めて知りました。
――お会いになってから、どんな印象でしたか?
凰稀:可愛いなと思いました(笑)。
――妹として?
凰稀:そうなんです。私、お姉さんなんですよ。妹ができました。
ハルカ:ご兄弟はいらっしゃるんですか?
凰稀:姉がいます。私が妹だったので。
ハルカ:私、逆に長女なんですよ。妹が二人いるんですが。
――お互いにいなかった存在なんですね。
ハルカ:そうそう! お姉さんができた!
■ハルカ:(凰稀さんの)ディナーショーのジャージ(付き人くん)に驚いて
――イベントなどで少しずつ交流されていると思いますが、印象は変わってきましたか?
凰稀:私のディナーショーにも来てくれたんですよ。
ハルカ:宝塚トップスターというイメージと、ディナーショーのジャージと(笑)。
凰稀:付き人くん。
――ご覧になったんですね!
ハルカ:そのギャップにやられて、「すごく面白い方だな」と思って。『花・虞美人』のDVDも拝見しましたが、綺麗な女性を演じているキュートさ、可愛さにまた驚いて、男役をずっとやられていた方がこんなに可愛いんだと驚きました。お話をしても、可愛らしいという印象が強くて(笑)。
凰稀:(笑)。宝塚を退団して3年経ちましたから、少しは女っぽくならないとね(笑)。私はハルカちゃんの舞台は拝見していないので、これからお稽古場で一緒にお稽古をやりつつ、舞台で舞台人として色々と話をしていけたらいいなと思いますね。きっとハルカちゃんから学ぶことも山ほどあると思うので、新たな気持ちで勉強したいと思います。
■凰稀:男とか女とか関係なく、人として存在するところに重きを置いていた
――お互いに何か聞きたいことはありますか? 舞台に関係なくてもいいですが。
ハルカ:聞きたいことはたくさんありますが……。さっき、ちらっとおっしゃっていましたが、男役をやられていたときの自分の感じと、やめて3年経ってからの自分の感じのモードが、舞台ではなくて普段の生活でも違うのかなというのは気になります。
凰稀:どうなんだろう? 宝塚で男役をやっているときの最後のほう、退団決めるトップの後半くらいは、もう男役というものをなくす作業をしていたかもしれない。男とか女とか関係なく、人として存在するというところに重きを置いていたので、その感覚で今までもきているから、結局やめた実感もなかったんですよ。宝塚をやめて「寂しい」というのもなくて。ごめんなさい。
――スムーズに移動されたんですね。
凰稀:そうなんです。スムーズに次の状態にいけたので、何かを変えたというのが、あまりなかったですね。ただ、やはり男役だったので、女性の気持ちが分からない(笑)。どう伝えたらいいのか。女性って思っていることと、言うことが違ったりするじゃないですか。それができなくて(笑)、ストレートに全部言ってしまうから。
――男前な感じに?
凰稀:だから、反感を買うんですけれどね(笑)。
――でも、そこは変わらずですか?
凰稀:そう、変わらないんです(笑)。あとはスカートを履いたりすることもなかったので。
ハルカ:それもなかったんですか?
凰稀:うん。ほとんど家から出ないから、外を歩くということも(笑)。
■凰稀:歌うとき声帯に力が入ってるかどうか、中川(晃教)君に教えてもらおう!
――ハルカさんへ聞きたいことはありますか?
凰稀:ずっと小さいころから歌はやっていたんですか?
ハルカ:バンド自体は高校生からですね。昔から、「歌を歌いたい」という思いはありました。
凰稀:そうなんだ。みんなに聞くんだけれど、歌うときに声を出したときに、ここ(声帯)に力が入ってるの?
ハルカ:入ってる?
凰稀:ここがどうなってるのかなって。
ハルカ:ここは力が入っていますね。
凰稀:入ってるんだ。「力入れないで」って、よく先生は言うじゃない?
ハルカ:はい。でも無理です。
凰稀:無理でしょ?
ハルカ:(笑)。
凰稀:意味が分からないの。「何を言ってるんだ、この先生は」って。だから、歌をやっている人にいつも聞く。
――なるほど。一つ解決ですね。
(一同笑)
凰稀:だよね。力入っているよね。
ハルカ:筋肉ですもんね。
凰稀:「力入れないで、緩めて」って言われるから、「緩めました」というと、「そうじゃなくて」って(笑)。説明してくれないから、意味が分からないの。
――中川さんもいらっしゃるし、また聞けますね。
ハルカ:どうしよう。「全然力を入れてない」って言われたら。
凰稀:少し中川君にも教えてもらおう!
――舞台の稽古でも楽しみですね。
凰稀:男役から女役に性転換しているから、声は大変なんです。
■凰稀:漫画やアニメのイメージを崩さず、でもある意味ぶっ壊していきたい
■ハルカ:楽しく観て頂きながら、ハッと考えさせられる部分があるお話に
――ありがとうございました。最後に一言ずつ楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。
凰稀:『銀河鉄道999』は子どもから大人まで、本当にみなさんが知っている作品でもありますし、原作ファンの方がすごく多いと思うので、舞台をやる上で一番怖いのが原作のファンの方のご意見や感想なんですね。やはり原作を裏切っていはいけないという部分はあります。でも、舞台バージョンで生身の人間がやるからこそ出てくるものもあると思うので、漫画やアニメのイメージを崩さず、でもある意味ぶっ壊していきたいなとは思っているので、そのぶっ壊し具合を観てもらえればと思っています。
ハルカ:原作の中でも面白いと思いながら読み進めていている間に、実はすごい名言がたくさんありますよね。松本零二先生がメーテルに言わせている言葉や、エメラルダス、キャプテン・ハーロックに言わせている言葉で、人生訓のような、ハッとするような言葉が散りばめられています。舞台上でも楽しく観て頂きながら、セリフにもハッと思ってもらえるような、そういう考えさせられる部分があるお話になったらいいと思っているので、私も楽しみですし、みなさんも楽しみにして頂ければと思います。
※ハルカさんと凰稀かなめさんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは4月12日(木)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
あと数日後にやっと(九州で)観劇できる!という今、改めて読みました。博多座で凰稀かなめさんの「1789」アントワネットも観て、稽古や公演の重複を心配されてた部分なんてリアルに伝わる今です。ますます観劇 楽しみです♪
どうしよう、とか怖いな、とかもう言える関係なのでしょうね。お二人の交流が微笑ましいです。声帯についても、今後リサーチの結果がどうなったか是非教えて頂きたい。きっと一生思い出に残る素敵なカンパニーのひとつになりそうな予感がします。
お稽古や舞台の様子もお聞きしたいですね。
3人姉妹の長女のハルカさんと、末娘のかなめさんが、役柄では逆になるというギャップもさることながら、お2人とも色々なギャップがあって、様々に魅力的です。既に姉妹の様にお互いを思いやる気持ちも通じていらっしゃるように感じました。
お写真も、さすが岩村さん!ファンが萌えるポーズをよくご存知で、素晴らしく美しいです!!!
カンパニーのスタッフ・キャストの皆様と創り上げられる舞台を想像しながら、初日の幕が上がるのを、とても楽しみにしています。
メインビジュアルも公開され、お二人の対談記事を読み、ますます観劇させていただくのが楽しみとなりました!
色々な分野でご活躍されているキャストや製作に携わる皆様が作り上げる999の舞台、どんな化学反応が起こるのか!?また、松本零士先生のキャラクターの中でも大好きなメンバーが揃うこの舞台化という、夢の実現に期待と喜びで胸がいっぱいです♪
初日が来るのを楽しみにしております。
皆様、お稽古頑張って下さいませ!!
色々な人から刺激を受け
999の世界を出演者、スタッフ
皆さんで作り上げて欲しいです