廣瀬友祐さんのライブ「廣瀬友祐 MUSIC & TALK『H+our #03』Precious」が、2021年6月2日(水)に渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで開催されました。#01、#02は無観客配信ライブでしたが、今回は約1年半ぶりに有観客&配信ライブ。ライブ取材とインタビュー取材をさせていただきましたので、まずはライブの様子をご紹介し、後日、インタビューと会場入り・リハーサル・バックステージなどの写真をお届けしたいと思います。
ライブハウス、生の音、ビビッドな照明、そして何より約1年半ぶりの有観客ライブとなれば、熱気を帯びた熱い空間をイメージするのですが、やはり廣瀬さんのライブだなと思ったのは、聞いていてやさしい気持ちになること。1年半前のライブに伺った時も同じことを感じました。今はもちろんライブでも声を出さずに楽しむ時代。観客の皆さんは、手拍子を交えながら、静かに、心は熱く、ステージに想いを向けていました。
セットリストは、廣瀬さんのオリジナルソングをメインに、ミュージカルソングも交えた構成で、初披露の曲もありました。どんな想いでセットリストを決めたのか伺うと、「前向きなメッセージ性の曲を中心に選んだ」とのこと。サポートメンバーは、#01のストリングス編成と、#02のバンド編成を融合した豪華メンバー。今回の編成でしかできないアレンジが生み出され、曲ごとにさまざまな色合いを生み出していました。
ライブは、おなじみHバンドの皆さんと「Beautiful World」からスタート。2020年のステイホーム期間に、廣瀬さんとHバンドの皆さんが作った曲です。アートにエールを!に掲載された(https://cheerforart.jp/detail/1879)紹介文には、「STAY HOME期間があったからこそ分かった日常の有難さ、新しい世界に向けて歩んでいきたい気持ちを曲に込めました。この曲を聴いて少しでも「明日も頑張ろう!」と思ってもらえれば嬉しいです」とありますが、5人が別々の場所にいて作られた曲が、同じ場所で、観客も一緒に共有することができる。その再会を喜ぶ空気に満ちていました。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、ライブルポの全文と独自撮影の写真7カットを掲載しています。この記事には有料会員限定のプレゼントはありませんが、有料会員の方はログインすると記事下のフォームからコメントを書くことができますので、どうかよろしくお願いいたします。
<有料会員限定部分の小見出し>
■ロックな「Galaxy Sign」から「絆×wonderland」「楽園 – your party -」へ
■ストリングスが加わり「Masquerade – 仮面舞踏会 -」「はじまりの場所」「ウタカタ」
■しっとりと「言ノ葉」「Triangle」、さだまさしさんの「奇跡2021」
■ミュージカルから「Corner of the Sky」「One Song Glory」「Enough」を
■まだタイトルを決めかねているという新曲「H#2021(仮)」を初披露
■最後は「Present for you」。想いを寄せるすべての人々の愛情が感じられる時間
■アンコールは自らデザインした“Precious Tシャツ”で登場。全員で「しあわせ」を
<「廣瀬友祐 MUSIC & TALK『H+our #03』 Precious」>
【東京公演】2021年6月2日(水) 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE ※この公演は終了しました
公式サイト:
https://hiroseyusuke.info/
<「廣瀬友祐 MUSIC & TALK『H+our #03』 Precious」アーカイブ配信>
日程:2021年6月2日(水) 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
アーカイブ配信チケット:¥4,000
https://teket.jp/1113/4687
※ 配信期間 6月16日(水) 23:59まで
※ 著作権の関係により、一部楽曲がカットになっております
<関連リンク>
廣瀬友祐オフィシャルサイト
http://hiroseyusuke.info/
廣瀬友祐 twitter
https://twitter.com/hirose_yuusuke
廣瀬友祐 instagram
https://www.instagram.com/yuusuke_hirose.official/
廣瀬友祐 関連記事:
- 「カッコいい役は向いていない」、『東京ラブストーリー』、廣瀬友祐(下) 2022年11月27日
- 「チャラいけどそこにちょっと寂しさが」、『東京ラブストーリー』、廣瀬友祐(上) 2022年11月26日
- 「優柔不断さに、リアリティが」『東京ラブストーリー』、笹本玲奈・夢咲ねね(上) 2022年11月19日
※ここから有料会員限定部分です。
■ロックな「Galaxy Sign」から「絆×wonderland」「楽園 – your party -」へ
続いて、ロックな「Galaxy Sign」。一気に会場の体感温度を上げていきます。2曲を終えて、「会いたかったです。この時間が少しでも素敵な時間になるように想いを込めて届けます」と廣瀬さん。続く「絆×wonderland」はアレンジを一新して新たに生まれ変わった曲。明るい気持ちになったところで、テンションが上がる「楽園 – your party -」へ。ライブにはこの曲という盛り上がる曲で、ステージでは廣瀬さんがジャンピングしたり、観客も手拍子や拳を上げて盛り上がります。
■ストリングスが加わり「Masquerade – 仮面舞踏会 -」「はじまりの場所」「ウタカタ」
さらにストリングスが加わり、「Masquerade – 仮面舞踏会 -」「はじまりの場所」「ウタカタ」と続きます。ストリングスならではの深みのある音が加わって、音がさらに豊かに広がっていきます。「Masquerade – 仮面舞踏会 -」は弦が加わると一層色気を増して魅惑的です。「ウタカタ」は弦の海を泳いでいるような心地良さに包まれました。
■しっとりと「言ノ葉」「Triangle」、さだまさしさんの「奇跡2021」
次は、ゲストピアノの森悠也さんを迎えて、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ギターの弦楽器をメインとしたアコースティック編成で、しっとりとした曲のブロックです。「言ノ葉」は一途な愛を美しく、「Triangle」は苦しい愛を切なく届けます。そして、廣瀬さん自身がコロナ禍で心が弱っているときに、お世話になっている方から教えてもらって救われた曲という、さだまさしさんの「奇跡2021」。私は、この歌を聴きながら、きっとみんな幸せな気持ちになるだろうなと思いました。廣瀬さんと曲の優しさがぴったりとフィットしていて、温かい手で背中を押されるような心地良さがありました。
■ミュージカルから「Corner of the Sky」「One Song Glory」「Enough」を
ここで、Hバンドの皆さんがステージへ戻ってきます。全員でのMCでは、やはり観客の前でライブができる喜びを語り合っていました。森さんが退場した後、ライブはミュージカルソングのブロックへ。ミュージカルナンバーを歌って欲しいという要望も多かったそうです。『ピピン』から「Corner of the Sky」、『レント』から「One Song Glory」に続き、2020年に廣瀬さんが出演した『フラッシュダンス』から「Enough」を歌いました。
「Corner of the Sky」の決意、「One Song Glory」の叫び、廣瀬さんが歌う新鮮な魅力と、楽曲自身の強い魅力が欠け合わさって、その世界に引き込まれました。「Enough」は『フラッシュダンス』のチャーミングなニックを思い出し、数々のシーンが蘇ってきました。
■まだタイトルを決めかねているという新曲「H#2021(仮)」を初披露
そして、まだタイトルを決めかねているという新曲「H#2021(仮)」(読み:Hナンバーニーゼロニーイチ)を初披露。Hバンドのギタリストである外園一馬さんが作曲された曲で、歌詞は廣瀬さんが作詞家の方と相談しながら書いてもらったそう。社会的倫理と個人的価値観のずれ、対立共存など、今リアルに感じている様々な想い、「俺は俺だ。俺はこれで生きる」という想いも込めたと語り、「クラップしながら楽しんで!」と笑顔で呼びかけました。おしゃれで軽快な音のなかに、潔さと力強さが気持ちいい曲です。
■最後は「Present for you」。想いを寄せるすべての人々の愛情が感じられる時間
最後の曲は「Present for you」。客席を隅々まで見回して、カメラを見つめて、微笑みながら歌う廣瀬さん。愛を贈る廣瀬さんご自身が、今とてもしあわせなんだろうと思いました。ここに想いを寄せるすべての人々の愛情が感じられる時間でした。
■アンコールは自らデザインした“Precious Tシャツ”で登場。メンバー全員で「しあわせ」を
アンコールに応えて、廣瀬さんは自身でデザインされた“Precious Tシャツ”を着て登場。メンバー全員が揃い、「しあわせ」を歌いました。出会えたしあわせを歌うこの曲は、会うことが難しい今、ここで、共に時間を過ごすことができた、ライブの最後の曲にふさわしいぬくもりが詰まっていました。
※この記事には有料会員限定のプレゼントはありませんが、有料会員の方はログインすると記事下のフォームからコメントを書くことができますので、どうかよろしくお願いいたします。
コロナ禍自粛で心が限界だった6月でしたが、廣瀬さんの優しさに溢れたライブ配信とその感動がよみがえるようなインタビュー記事に励まされ救われました。大好きな数々のオリジナル曲と号泣感動したさださんの奇跡を聞きながらまさに至福の時。「この曲を聴いた時、お客様はきっと幸せな気持ちになるだろうと思いました」等々、ファンの印象や気持ちを明文化してくださるような記事や素敵なインタビューも興味深く読みました。素敵な廣瀬さんと光を取り込んだ写真も素晴らしく、写真集にして欲しいくらいです。
素敵なレポートありがとうございます。
ライブの情景が浮かんできました。
インタビューも楽しみにしています。