2017年は北欧・豪華客船での演奏も ピアニスト・木住野佳子ニューイヤーライブ

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

ピアニスト・木住野佳子さんのニューイヤーライブ「木住野佳子TRIO~New Year Live 2017~」が、2017年1月6日にビルボードライブ大阪で行なわれ、1月29日(日)には、東京の丸の内コットン・クラブで開かれます。大阪公演のファーストステージとセカンドステージの間に、短いインタビューを実施させていただきましたので、まずは木住野さんからの年頭のご挨拶の動画をどうぞ。

ジャンルにとらわれない幅広い音楽性と美しいサウンドで人気を誇る木住野さんの音楽はまさに「ピアノセラピー」、多くのジャズファンの心をつかんできました。ビルボードライブ大阪に登場するのは、1年3ヶ月ぶり。早川哲也さん(b)、岡部洋一さん(Per)とのトリオ編成で、これまでのアルバムから代表的なオリジナル、カバー、新曲を披露しました。(1月29日に開かれる東京公演はドラムス・加納樹麻さん)

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

木住野さんは2015年にはデビュー20周年を迎え、日本のみならず、世界を舞台に活躍されています。昨年10月にはスウェーデンのヨーテボリで、現地のビッグバンド、「BOHUSLÄN BIG BAND(ボーヒュースレン・ビッグバンド)」と共演、今年の夏には、北欧フィヨルドクルーズの洋上ライブが予定されています。

こちらは2017年7月の「木住野佳子 洋上ライブ 2017」の動画です。写真をクリックすると、動画がスタートします。

木住野佳子 洋上ライブ 2017 (クリックすると動画のページが開きます)

木住野佳子 洋上ライブ 2017 (クリックすると動画のページが開きます)

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、今回の公演「木住野佳子TRIO~New Year Live 2017~」から、東日本大震災後に「希望を持って飛び立っていこう」との意味をこめて作られた曲「飛翔」を、木住野さんらが演奏している動画(6分45秒)を掲載していますので、当日のライブの様子を、音と映像でご覧ください。また、この公演全体の詳しいレポートを、7枚の写真とともに紹介しています。有料会員の方がログインすると、すべてをご覧いただけます。

<有料会員限定部分の小見出し>

■オープニングは、東日本大震災をきっかけに誕生した曲「HOPE」

■2曲目は「飛翔」(アイデアニュース有料会員向けに特別に動画を掲載)

■新曲「AZUR」は、歌っているかのような切なく美しボサノヴァのメロディー

■新曲「Ocean」は、スウェーデンでのライブのために作った雄大で明るい曲

■ジョビンのボサノヴァをメドレーで演奏。そしてピアソラの「Libertango」へ

■エンディングはミルトン・ナシメントの「Vera Cruz」。三種三様の音色が融合

<木住野佳子TRIO~New Year Live 2017~>
【大阪公演】2017年1月6日(金)ビルボードライブ大阪(この公演は終了しています)
【東京公演】2017年1月29日(日)丸の内コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/yoshiko-kishino/

<木住野佳子×葉山考太郎トーク&ライブ~ワインとジャズの日々~>
【東京公演】 2017年2月6日(月) 新百合21ホール

<木住野佳子・洋上ライブ「北欧フィヨルドクルーズの旅」>
2017年7月1日(土)~7月10日(月)の10日間(船中7泊8日)
http://www.kishino.net/cruise/cruise17.html

<関連URL>
木住野佳子オフィシャルサイト http://www.kishino.net
木住野佳子オフィシャルブログ http://ameblo.jp/yoshiko-kishino/
木住野佳子ファンページ https://www.facebook.com/ykishino.fanpage
ビルボードライブ公式サイト http://www.billboard-live.com/

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木住野佳子さん=撮影・堀内優美

木住野佳子さん=撮影・堀内優美

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、ビルボードライブ大阪で開かれたニューイヤーライブ「木住野佳子TRIO~New Year Live 2017~」の様子を、2曲目の「飛翔」の演奏動画(6分45秒)と、各場面をとらえた写真と、全体を詳細に紹介したテキストで、たっぷりお伝えします。有料会員の方がログインすると、すべてをご覧いただけます。有料会員の方はコメントを記入することもできますので、どうかよろしくお願いいたします。

※ここから有料会員限定部分です。

■オープニングは、東日本大震災をきっかけに誕生した曲「HOPE」

「新年あけましておめでとうございます。2017年初のライブをここ大阪からスタートできて、とても、とても、うれしいです」

木住野さんを先頭に、黒の衣装で統一されたトリオが登場すると、会場は大きな拍手で包まれました。

オープニングを飾ったのは「HOPE」。東日本大震災のあとに作られた曲などを集めて2013年にリリースされたアルバムのタイトル曲で、その名のとおり「希望」に満ち溢れた明るくやさしい曲です。木住野さんはこの曲を「富士山や賀正という文字が浮かんできそうなイメージの曲」として紹介。新年の挨拶にふさわしい曲で幕開けました。

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

■2曲目は「飛翔」(アイデアニュース有料会員向けに特別に動画を掲載)

そして「希望を持って飛び立っていこう」との意味をこめて、2曲目は「飛翔」を演奏。この曲も「HOPE」同様、東日本大震災後に生まれ、筆者も個人的に大好きな曲です。アイデアニュースの読者さまに向けて、この公演で披露された「飛翔」の動画を提供していただけましたので、当日の美しい音色をお楽しみください(動画提供:ヨシヨシ・ミュージック、協力:ビルボードライブ大阪)。

■新曲「AZUR」は、歌っているかのような切なく美しボサノヴァのメロディー

今回のライブでは新曲を披露。1曲目はボサノヴァのメロディーで「AZUR」。岡部さんのしっとりとしたドラムに、早川さんのベースが優しく重なっていく。そしてまるで歌っているかのような木住野さんのピアノが切なく、美しくのせられていきました。

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

■新曲「Ocean」は、スウェーデンでのライブのために作った雄大で明るい曲

新曲2曲目は「Ocean」。昨年10月、スウェーデンのヨーテボリで行われたライブのゲストとして参加した際、現地のビッグバンド「BOHUSL?N BIG BAND(ボーヒュースレン・ビッグバンド)」と共演するために作ったもので、「海を渡って演奏した曲」ということから、このタイトルが付けられました。

「私らしい曲をビッグバンドで演奏すると、どんな風になるんだろうと思って。実際演奏してみると、とても素敵な仕上がりになりました。今度はトリオで演奏したらどんな感じになるか、私も楽しみにしていた曲です」と木住野さん。

まさにスウェーデンの広大な風景が目に浮かんでくるような少し明るめの曲。トリオで演奏するのは今回初めてとのことでしたが、とても雄大な迫力があり、いつか生のビッグバンドでも聴いてみたいと思いました。

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

■ジョビンのボサノヴァをメドレーで演奏。そしてピアソラの「Libertango」へ

続いては「Jobin medley」。ボサノヴァというジャンルが生まれるきっかけになった作品を次々と生み出したアントニオ・カルロス・ジョビンの曲から「Double Rainbow」「Wave」「おいしい水 原題:Agua de Beber」「想いあふれて 原題:Chega de Saudade(No More Blues)」をメドレーで演奏。

「今回は岡部さんとご一緒なので、ボサノヴァをたくさん演奏したいと思って選曲しました。私はアントニオ・カルロス・ジョビンが大好きで、これまでレコーディングした曲やライブで演奏した曲をピックアップすると20曲ぐらいあるんですが、全部演奏すると1日が終わってしまうので、あえてこの4曲を選んでみました」

そして、アストル・ピアソラの「Libertango」。ライブで演奏して好評だったことからレコーディングにまで至った曲で、木住野さんのライブではすっかりおなじみのレパートリーとなっています。前奏にピアソラの「Oblivion」を演奏、切なくゆったりとしたメロディーが心地よく会場を包みながら、迫力のタンゴへと繋げられ、幸福感に包まれながらエンディングへ。

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

■エンディングはミルトン・ナシメントの「Vera Cruz」。三種三様の音色が融合

ライブのエンディングを飾ったのはミルトン・ナシメントの「Vera Cruz」。サンバの軽快なリズムが会場を包み、激しいパーカッションに、負けじと続くベース、全身で挑んでいくようなピアノ……。三種三様の音色がぶつかり合い、最後はぴったり合う絶妙さ。ジャズの醍醐味であるインタープレイが見事に融合されて圧巻でした。3人があまりにも楽しく演奏しているので、客席からも思わず掛け声が飛び交いました。

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

■アンコール曲はドヴォルザークの「“新世界”より Going Home」

アンコール曲はドヴォルザークの「“新世界”より Going Home」。

「私が小学校の頃、下校時のチャイムで流れていた記憶の残る懐かしい曲です。昔はずっと日本の歌だと思っていました」と木住野さん。

1stステージではソロ、2ndステージではトリオで聴かせてくれ、客席からもハミングが聞こえてきて、なんだか懐かしい気持ちに。新春にふさわしい素敵なライブでした。

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

提供:Yoshi Yoshi Music、協力:ビルボードライブ大阪、撮影:Kenju Uyama

なお、1月29日には、丸の内コットン・クラブで東京公演が行われます。どうぞお楽しみに。

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