YouTubeで学ぶ英語:(13)人生が大きく変化した男性と犬の物語

Eric & Peety, a Mutual Rescue™ film

もしもあなた、もしくはあなたの家族や友人が、体重が100キロ以上もあって、血圧もコレステロールも高くて、2型糖尿病(食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が大きな影響を与えるといわれています)と診断されたら、どうしますか?今日のYouTubeで学ぶ英語は、そんな自分をなんとかしたくてある思いがけない行動をとったら、それから人生が大きく変化したという男性と、彼の忠実な犬の物語を使って、基本的な英単語を勉強していきます。

まず、今回の主人公、アメリカ人のエリック・オーグレイさんがどんな不調をかかえていたのかを聞き取って下さい。

※パソコンの場合は、「⇒指定位置を再生」の文字をクリックすると、動画の中で筆者が指定した位置から再生が始まります。スマートフォンやタブレットの場合は、「⇒指定位置を再生」をクリックしてから、YouTubeの画面の中の再生ボタンを押すと、指定位置から再生されます。

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  • weight (名) 体重、重さ
  • 例文:I lost /gained weight.  私は痩せた・太った
  • creep up  徐々に増える、上昇する
  • blood pressure   血圧 BPと略されることが多い
  • 例文:His blood pressure was 130 over 90.  彼の血圧は上が130、下が90でした。
  • be through the roof  数値などがとても高い
  • cholesterol (名) コレステロール
  • diabetes (名) 糖尿病
  • medication (名) 薬物、医薬品、投薬
  • 1)彼の体重は何キロでしたか?

  • 2)ひと月にどれくらい薬代がかかっていましたか?

  • 3)彼は周りの人と一緒にいるとどんな気分だったと言っていますか?

2010年、アメリカ人のエリック・オーグレイさんは、154キロの体が飛行機のシートにおさまらず、ベルトを特別に延長してもらうまで自分の乗った飛行機が飛びたてませんでした。そんな体験から、何かしなければと決意。彼は近所に住む自然療法をおこなっているドクターから思いがけないアドバイスをもらいます。

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  • 基本単語・熟語
  • squeeze into  ~に無理やり押し込む
  • 例文:He tried to squeeze into a seat.  彼は無理に席に座ろうとした。
  • spill over   あふれ出る 波及する
  • in disgust  あきれて うんざりして
  • nutritionist (名)栄養士 栄養学者
  • adopt (他動) 養子にする、引き取る、採用する cf. adapt (他動) 順応する、適応する
  • 例文:She adopted a child from a children’s nursing home  abroad. 彼女は海外の児童養護施設から子どもを引き取った。
  • shelter dog  保護施設にいる犬 シェルターの犬
  • interactive (形) インタラクティブな、相互に作用する
  • 4)飛行機でエリックさんの隣に座った男性は、エリックさんになんと言いましたか?

  • 5)nutritionistのアドバイスは何だったのでしょうか?

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アドバイスに従って犬のシェルターを訪ねたエリックさんはどんな犬が欲しいとシェルターのスタッフに言いましたか?聞き取ってください。

  • I went to the (         ) shelter and I remember telling the lady ; I would like an (        ) middle-aged dog so that I would have something in common with him. 地域のシェルターに行きました。そこにいる女性にこう言ったことをおぼえています。「太った中年の犬がいいです。それなら私と共通項があるわけだから」

シェルターから犬を引き取ったエリックさんは、どう変わっていったでしょうか。ピーティ・Peetyと名づけられた犬との散歩の頻度、どれくらい体重が減ったか、その期間は?数字に注目して聞いてください。

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  • We began walking for at least (        ) an (        ) a day every day.
  • And over a course of a (           ) just by changing what I ate and walking with Peety, I lost about a (           ) and (        ) plus pounds.Everything about my life improved.
  • I got off all meds and I no longer have (       ) (     ) diabetes.
  • Peety also lost about (       ) pounds so we did it together.It was like a miracle. 毎日少なくとも30分は歩くようになりました。一年もたつと、食べる物を変え、ピーティと歩いただけなのに、140パウンド(63キロ)以上も痩せたんです。人生の全てが改善されました。服用していた薬も全部やめられて、2型糖尿病ではなくなりました。ピーティも約11キロは痩せました。私たちは、一緒にやり遂げたんです。奇跡みたいでした。

犬のピーティの方も、見捨てられてひとりぼっちになった犬でした。

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  • 基本単語・熟語
  • (be) left alone  ひとりぼっちになる 放っておかれる
  • arthritis (名) 関節炎
  • rash(名) 発疹、吹き出物
  • itching (名/形) かゆみ /   かゆい
  • 6)ピーティはずっとどこにいたのでしょうか?

エリックさんに引き取られたピーティは、エリックさんのことを世界で一番素敵な人だと思っていました。

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  • 基本単語・熟語
  • in every sense  あらゆる点で、どう見ても、どこまでも
  • as though  あたかも~であるかのように
  • 7)エリックさんは、どんな人になりたいとビデオの中で言っていますか?

エリックさんはピーティの励ましで、ある大きな夢を叶えます。

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  • 基本単語・熟語
  • bring someone out of his shell  自分の殻を打ち破らせる
  • 8)エリックさんの夢とはなんでしたか?

ピーティはその後、病気で亡くなってしまいました。(   )の中を聞き取ってみましょう。

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  • 基本単語・熟語
  • cancerous growth  癌性の腫瘍
  • spleen (名) 脾臓
  • I knew that he was getting old and this time was coming. They discovered a really large cancerous (          ) on his spleen.  And there was really (          ) that they could do.   I knew that he was gonna die.  I just (          ) with him on the floor. He just looked at me and I could tell that the life- it just passed out of him. And that was the end and I just sat there. I (          ) him. I loved him so much.  ピーティが年を取ってきたので、そんな時が来ることはわかっていました。脾臓に大きな癌性の腫瘍が見つかり、打つ手がありませんでした。ピーティが死んでしまうと分かって、私は彼と一緒に床に横たわりました。彼が私を見つめたとき、命が消えて行くのがわかりました。それが最後で、私はただ座っていました。ピーティを抱きしめて。私は彼をとても愛していました。

何かに導かれるように、エリックさんは新しい犬ジェイクと出会います。

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  • Jake is a (             ) different dog;Jake loves to play and we started training and he now runs (       ) mile distances with me and we are going to do our (       ) (        ) marathon together. He’s the best running (          ) I could possibly have. ジェイクはまた全然違った犬なんです。遊ぶのが好きで、トレーニングを一緒にやってます。今では10マイル(16キロ)走を一緒にやりますし、ハーフマラソンに一緒に出る予定です。考えられる限り最高のランニングバートナーですね。

ビデオの最後に、エリックさんはピーティへの思いをどういうふうに表現していますか?(   )の中を聞きとってください。

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So really, thanks to Peety, I wake up every day (          ) to be the best person that I can possibly be.  He completely (              ) me into a different person. I think about it now ; who (          ) whom.  I mean did I (          ) him or did he (          ) me ?  まさにピーティのおかげで、私は毎朝起きるんです、最高の自分になりたいと願いながら。彼は私をまったく違う人間に変えました。それを思うと、誰が誰を救ったのかと考えてしまいます。つまり、私が彼を救ったのか?それとも彼が私を救ってくれたのだろうかって。

参考ページ

Eric and Peety のホームページ→http://ericandpeety.com/

これまでのYouTubeで学ぶ英語のページは→こちらをクリック

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、質問の答えと、(   )部分の正解、英語全文のスクリプトが載っています。英語を自習したい方も、エリックさんとピーディの物語をより深く知りたい方も、ぜひ有料ページをご利用下さい。

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2010 年、51歳だったエリックさんは体重150キロを超え、ウエストは1メートル32センチ、4Lのシャツを着ていました。コレステロールの値は300を超え血圧も高い。薬代が毎月1000ドル以上もかかっていたそうです。あらゆるダイエットに失敗。2型糖尿病と診断された彼は、医者から、お墓の区画を買っておきなさいと言われるほど、先が短いと思われていました。そんな自分が嫌で、人と関わることも避け、社会から孤立していた彼の人生を大逆転に導いたのが、ビデオには登場しませんが、自然療法のドクター、プリティ・クルカルニ先生です。彼女の勧めでシェルターから犬を引き取り、食生活も健康的なものにしたエリックさんは、今では全くの別人。「犬を救うことが人を救った」「なりたい自分になる方法」などをテーマに講演をおこなっています。

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In 2010, my doctor told me to buy a funeral plot because I would need one within the next five years.  But I’m still here because a shelter dog saved my life. 2010年には、医師から、墓場の一角を買うようにいわれていました。あと5年で必要になるからと。でも、私はあるシェルタードッグのおかげで今も生きています。

When people see a photo,  who I was  five years ago,  they can’t and often don’t believe that it’s me.  My weight had crept up to 340 pounds.  My blood pressure was through the roof, super high cholesterol, I had type 2 diabetes and was taking over a thousand dollars worth of medications a month.  You know, I just felt really uncomfortable around other people. And I became separated from society and I just stopped living. 5年前の私の写真を見ても、私だと分からないでしょうし、私だと信じてもらえないかもしれません。体重は150キロ以上に達していました。血圧がとても高く、コレステロールも同様にものすごい値で、2型糖尿病を患っていました。月に1000ドル以上薬代に使うほどでした。他の人たちと一緒にいると気詰まりで居心地が悪く、社会から切り離されたような気がして生きるのをあきらめていました。

I went on a business trip. You know how small airplane seats are. I could barely squeeze into one and basically I spill over both sides.  They had to delay the flight because they didn’t have a seat belt extension that would fit me. There was a gentleman next to me and he just looked in complete disgust and looked at me and goes ; ” I’m gonna miss my connection because you’re too fat”   That really was my bottom point. That’s the point that I really decided that, you know, I might gonna die or I have to do something.出張に行った時のことです。飛行機のシートはご存じのようにとても小さいから、体を無理やり座席に押し込みましたが、両サイドに体がはみ出します。私に合うような延長シートベルトがなかったので、飛行機は出発を遅らせないといけなくなりました。私の隣に座っていた紳士は、まったくうんざりといった表情でこう言いました。「あんたが太りすぎているおかげで、乗り継ぎの時間がなくなった」。これが私の最低だった頃ですね。死にたくなければ、何かしなければと決意した頃のことです。

I looked  in the phone book and I found a nutritionist near me. One of the first things that she asked me to do was to go adopt a shelter dog; would force me to go outside, would force me to become more socially  interactive.  So I went to the local shelter and I remember telling the lady ; ” I would like an obese middle-aged dog so that I would have something common with him. And I walked in the room, we both looked at each other with like a look of “really ?”電話帳で、近くの栄養士を見つけました。彼女がまず私に勧めたのは、シェルターに行って犬を引き取りなさいということでした。そうすれば無理にでも外に行くし、もっと社交的になれるからと。それで、地域のシェルターに行きました。そこにいる女性にこう言ったことをおぼえています。「太った中年の犬がいいです。それなら私と共通項があるわけだから」シェルターの部屋に入ると、私と犬は見つめ合いました。お互いに「本当にいいの?」という気持ちで。

I took him home that night. Neither of us knew what to expect and over a period of time, we really performed an inseparable bond and one that I had never really experienced with another person or animal or anybody.その夜犬を家に連れて帰りました。お互いにどうしていいかも分からない状態でしたが、時間が経つにつれて分かちがたい絆がうまれました。それは、人間であれ動物であれ、私が誰にも感じたことのない絆でした。

We began walking for at least  half an hour a day every day.  And over the course of a year, just by changing what I ate walking with Peety, I lost about a hundred and forty plus pounds. Everything about my life improved. I got off all meds  and I no longer have type 2 diabetes. Peety also lost about 25 pounds. So we did it together. It was like a miracle. 毎日少なくとも30分は歩くようになりました。一年もたつと、食べる物を変え、ピーティと歩いただけなのに、140パウンド(63キロ)以上も痩せたんです。人生の全てが改善されました。服用していた薬も全部やめられて、2型糖尿病ではなくなりました。ピーティも約11キロは痩せました。私たちは、一緒にやり遂げたんです。奇跡みたいでした。

So I read over Peety’s paperwork when I adopted him and it tunes out that he was left alone in a backyard and nobody played with him. He had arthritis and all kinds of rashes and his skin was just itching all the time. He was wondering what would ever happen to him. He’s gone from being in a situation like I was where he didn’t have any friends and he didn’t know anybody and really became a proud dog. 引き取る時にピーティの書類に目を通したのですが、彼は裏庭でひとりぼっちにされていた犬でした。誰にも遊んでもらえずに。関節炎があり、ありとあらゆる発疹があって、皮膚は常にかゆいようでした。何がどうなってるんだと彼は思っていたことでしょう。彼は私と同じような境遇を過ごしてきました。友だちはいないし、知っている人はいない。誇り高い犬に育ったのです。

Beyond unconditional love, Petty taught me absolute loyalty. He looked at me in every sense as though I was the greatest person on the planet.  I decided that I wanted to be the person who he thought I was. 無条件の愛以外に、ピーティは完全なる忠誠心を教えてくれました。この星の上で、私が一番優れた人間であるかのように、彼は私を見上げてくれたのです。私は、彼が思ってくれているような人間になりたいと思いました。

One of the things that I dreamed of doing was running a full marathon and he looked at me like you can do it and I went out and I did it. This entire process brought me out of my shell and made me a different person. ずっとやりたいと思っていたことのひとつが、フルマラソンです。ピーティが、「できますよ」というふうに私を見るので、マラソンに出場し、完走しました。こうしたプロセスが、私の殻を打ち破り、私は全く違う人間になったのです。

I knew that he was getting old and this time was coming. They discovered a really large cancerous growth on his spleen.  And there was really nothing that they could do.   I knew that he was gonna die.  I just lay with him on the floor. He just looked at me and I could tell that the life- it just passed out of him. And that was the end and I just sat there. I held him. I loved him so much.ピーティが年を取ってきたので、そんな時が来ることはわかっていました。脾臓に大きな癌性の腫瘍が見つかり、打つ手がありませんでした。ピーティが死んでしまうと分かって、私は彼と一緒に床に横たわりました。彼が私を見つめたとき、命が消えて行くのがわかりました。それが最後で、私はただ座っていました。ピーティを抱きしめて。私は彼をとても愛していました

I just was so sad and you know, I’m still not over it. About six months later, after a race, suddenly just came into my mind, “just drive over to the shelter right now.”   And I did. There’s a dog that had been put in the adoption pen four minutes earlier. His photo wasn’t on the wall. He wasn’t on the website. And I just looked at him and he looked at me and he went is like ” Dude, let’s get out of here.” 悲しくて、今でも乗り越えられてはいません。6か月後、レースを終えた時に、突然ある考えが頭に浮かんだんです。「今すぐ車を飛ばしてシェルターに行け」と。そして、行きました。そこには、保護犬用の檻に4分前に入れられたばかりの犬がいました。彼の写真はまだ張り出されていません。まだネットにも上がっていない犬でした。彼を見ると、彼も私を見て、こんなふうに(首をかしげて)、言いました。「ねえ、ここからさっさと出て行こうよ」

Jake is a completely different dog. Jake loves to play and we started training and he now runs ten mile distances with me and we’re gonna do our first half marathon together. He’s the best running buddy I could possibly have.ジェイクはまた全然違った犬なんです。遊ぶのが好きで、トレーニングを一緒にやってます。今では10マイル(16キロ)走を一緒にやりますし、ハーフマラソンに一緒に出る予定です。考えられる限り最高のランニングバートナーですね。

So really, thanks to Peety, I wake up every day wanting to be the best person I could possibly be. He completely transformed me into a different person. I think about it now; who rescued whom.  I mean did I rescue him or did he rescue me ? まさに、ピーティのおかげで、私は毎朝起きるんです、最高の自分になりたいと願いながら。彼は私をまったく違う人間に変えました。それを思うと、誰が誰を救ったのかと考えてしまいます。つまり、私が彼を救ったのか?それとも彼が私を救ってくれたのだろうかって。

  • 1)彼の体重は何キロでしたか?
  • 340パウンド(150キロ)に達していた

  • 2)ひと月にどれくらい薬代がかかっていましたか?
  • 1000ドル以上。

  • 3)彼は周りの人と一緒にいるとどんな気分だったと言っていますか?
  • 気詰まりで居心地が悪かった。

  • 4)飛行機でエリックさんの隣に座った男性は、エリックさんになんと言いましたか?
  • 「あんたが太りすぎているおかげで飛行機の乗り継ぎの時間がなくなった」

  • 5)nutritionistのアドバイスは何だったのでしょうか?
  • 「シェルターに行って犬を引き取りなさい」

  • 6)ピーティはずっとどこにいたのでしょうか?
  • 裏庭でほったらかしにされていた。

  • 7)エリックさんは、どんな人になりたいとビデオの中で言っていますか?
  • ピーティが思っているような素晴らしい人になりたい。

  • 8)エリックさんの夢とはなんでしたか?
  • フルマラソンに出場すること。

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