2018年10月25日(木)に開幕する舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』に、「自由惑星同盟」の統合作戦本部長の次席副官、アレックス・キャゼルヌ役で出演する米原幸佑さんインタビューの後半です。小早川俊輔さんや伊勢大貴さんら共演者について、また、ご自身の音楽活動についても伺いました。
――「愛妻家で娘が2人いる軍人」と、キャゼルヌの家族構成についてツイートされてましたが。
あれは、どこかで入れる予定なんで!(笑)。
――家族について触れてくださるんですか!?(笑)。
ハイ。台本にはないんですけど(笑)。楽しみにしといてください。
――楽しみです(笑)。 キャゼルヌが軍人でありつつも、普通の良き夫、良き父でもあるという部分に触れてくださるのは嬉しいです!
僕も最初から、それはどこかで絶対に入れたいなって思ってて、やっと入れられるとこを見つけたので(笑)。意外と試したらOK出たので、「やった!」と(笑)。
――素敵です! 楽しみにしています(笑)。ところで今までにも妻子持ちの役というのはあったのでしょうか?
1回だけありましたね(『チェリーボーイズ』2016年)、子供がいるっていう。で、本当に子供が出てくる、みたいな。
――子役が!
はい。でも、僕の役がもっとチャラい感じだったので。チャラいDJしているお父さんで、嫁とも離婚してて子供だけがいる、みたいな感じでした(笑)。
――堅実なタイプのお父さんではなかったんですね(笑)。
全然、キャゼルヌの方が真っ当です(笑)。
――「キャゼルヌのような役を演じる歳に僕もなったんですね」ともおっしゃっていましたが、役から自分を顧みるということは、やはりありますか?
ありますね! でも、3年前まで映画で学ラン着てたりしたとか思うと、いいのか悪いのか、有り難いですよね。
――今まで若い役を演じて来られたので、キャゼルヌのような、大人の落ち着いた役を演じられるというのはいかがですか?
そうですね、落ち着いてる、とか、マイペースみたいな役は演ってたりはするんですけど、「銀英伝」くらい、芯をブレさせられないというか、芯をちゃんと守りつつ演らなきゃいけない役って久しぶりかなと思うので。
――ハメを外せない、ということでしょうか?
まあ、惑星同盟の中でも一番上の立場で、大人で一番上官なので、しっかりしてる面も見せなきゃいけないなと思っています。自分が普通に演るよりは、年齢をちょっと上にあげて演ってみようかなって思ったのは、今回が初めてかな。
――そういう意味では、これも新しい挑戦ですね。
そうですね、ここから「銀英伝」が続いて、もっと活躍する場面があれば、嬉しいなって思ってますけど!
――是非続いて欲しいです! そのうちキャゼルヌの奥さんや娘も登場するかもしれない(笑)。
良いですね!(笑)。 出てきて欲しいですね。早くなんか、モノにしたいですね。モノにして、その中で、こう、自由に出来る範囲を増やしたいっていうか。
――最初におっしゃっていた「土台」をしっかり創って、「銀英伝」の世界観の中で自由に動きたい、ということですね。
そうですね、はい。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、共演するヤン・ウェンリー役の小早川俊輔さんとダスティ・アッテンボロー役の伊勢大貴さんについて、そしてご自身の音楽活動などについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■(小早川俊輔さんは?)ヤンのまんま。近いというか、ヤンっぽいなって思います
■(伊勢大貴さんは?)明るくしすぎると、キャラが被るというところで悩んでます
■3年ぐらい舞台と音楽の生活をしてるんですけど、そのふたつがあってちょうどいい
■若手で演るフレッシュさ。過去からの「銀英伝」で、一番、清々しくなると思います!
<舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』(読み:ディ・ノイエ・テーゼ)>
【東京公演】2018年10月25日(木)~2018年10月28日(日) Zeppダイバーシティ東京
公式ページ
https://www.gineiden.jp/
公式ツイッター
https://twitter.com/gineiden_stage
<関連サイト>
米原幸佑 Twitter
https://twitter.com/kosk0313
米原幸佑 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=3128
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※米原幸佑さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは11月22日(木)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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■(小早川俊輔さんは?)ヤンのまんま。近いというか、ヤンっぽいなって思います
――同盟メンバーとは特にヤンとの絡みが多いですね。
そうですね。僕は基本的にヤンとアッテンボローしか絡まないので。
――ヤン役の小早川俊輔さんの印象などお聞きしたいです。
ヤンのまんまですね。
――ヤンのまんま(笑)。
ヤンのまんまって言うか、フワッとしてるんで。マイペースというか。
――フワッと?
近いというか、ヤンっぽいなって思いますね。普通に。フワッとした会話のトーンが、ヤンっぽい。
――何かがドーンと来たら、スッと受け流すとか?。
ドーンと来たら、フワッと受け止めて、それを見ながら(小首を傾げて)「ん?」…みたいな(笑)。
―― 確かにヤンっぽいです!(笑)。
初共演なんですけど、すごく役に合ってるなーって思いますね。
■(伊勢大貴さんは?)明るくしすぎると、キャラが被るというところで悩んでます
――アッテンボロー役の伊勢大貴さんについては?
伊勢大(伊勢大貴さん)は、共演は今回3回目かな? でもこんなにガッツリ絡むのは初めてで、賑やかしな感じで。
――賑やかなんですね。同盟軍の中ではアッテンボローは明るめのキャラで。一番明るいのはポプランですが。
そうですね。だから、明るくしすぎるとキャラが被るからっていう、そのポプランとアッテンボローの差を、そこで今、彼は悩んでますけど。
――なるほど。そうなんですね。
飛び抜けるキャラ映えって割と簡単というか、振り切るって演りやすいんですけど、その絶妙なあんばい、行きすぎても駄目だし、引きすぎても駄目だしっていう、その良いあんばいをキープする、そこを見つけるっていうのが、この「銀英伝」の中ではみんな悩みどころなんじゃないですかね。
――今回、新しく作ると言いつつも、お客さまは作品を知ってる方が多くて、そこからはみ出すとお話が変わってしまいますし。
普通に読んでしまえば、みんな同じような台詞になってしまうんですけど、それをいかにするか。色の多いクレヨンじゃあないですけど、ちょっとずつみんなキャラ違うんだよっていうのが、しっかり出ればいいかなって。
――今回、「銀英伝」の台本を拝見して、会話劇なんだと思いました。状況の説明とかも。
結構そうなんです。会話劇なんですよね。説明台詞だけど、でもそれは心情の台詞であって、小説っぽいなっていう感じはあるんです。だから、今回そのあたりが新しい挑戦かなと。僕はいつも突飛な役が多いんですけど(笑)。その絶妙なラインを狙って、お客さまをガッカリさせないようなキャゼルヌになればいいかなと思ってるんです。
――今まで演じられた役とは違う雰囲気のキャゼルヌを演じられるというのは、ファンにとってもそのギャップがたまらないと思います!
そうですね。一応、そういうのも出来るんだよ、っていうところを見せときたいですね(笑)。ギャンギャン叫ぶだけじゃないんだよ、っていう(笑)。そんなんばっか演ってるんで、最近(笑)。
■3年ぐらい舞台と音楽の生活をしてるんですけど、そのふたつがあってちょうどいい
――米原さんは音楽活動もなさっていますね。ご自身にとって俳優活動と音楽活動はどんな位置づけなのでしょう?
お芝居では、演出家さんだったり、お客さまが求めるキャラクター像だったり、そこにいかに近づけて、じゃあそれを自分なりにどう壊すか? みたいな、一定の縛りがある中で演って行くものじゃないですか。そして集団の中で、誰かのこの役が居るから自分の役が生きて、とか。それはそれで僕はすごく楽しいんですけど、たまに、じゃあ自分のコースをどう出すかってなったときに、「音楽」っていうのがすごく僕には合っていて。曲を創ったりとかすることで、そういう部分を発散しているのかなと思います。
――「芝居」と「音楽」で、ご自身のバランスを取っていらっしゃる。
そうですね、もう3年ぐらい舞台と音楽と、っていう生活をしてるんですけど、今もそうですね、そのふたつがあってちょうどいい、みたいな風になってますね。
■若手で演るフレッシュさ。過去からの「銀英伝」で、一番、清々しくなると思います!
――最後に『舞台「銀河英雄伝説 Die Neue These」』を楽しみにしてらっしゃる、お客さまへのメッセージをお願いします。
過去、11作品舞台をやってきて、全部観ている「銀英伝」ファンのお客さまも居らっしゃるでしょうし、今回から観るお客さまも居らっしゃると思うんですけど、「銀英伝」の原作の世界観は、演出家の大岩さんが大ファンなので、そこは絶対守られると思います。その世界感の中で、若手で演るフレッシュさと、新しさ。フレッシュな銀英伝が観られるんじゃないかなと思います。たぶん、過去からの「銀英伝」で、一番、清々しいんじゃないですか。いや、清々しくなると思います!
――清々しい「銀英伝」、楽しみにしています。有難うございました。
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米原さんの役作りに対する姿勢や、音楽活動についての気持ちなどを知る事ができて、とても興味深いインタビューでした。
他のキャストの印象のお話も面白かったですし、とにかく写真が全て素敵でした。
本当にありがとうございました。
公演も終わり改めてゆっくりと記事を読ませていただきました。もともと原作のキャゼルヌが好きなので、米原さんがどのように演じてくださるのかも楽しみにしながら公演を観劇し、とてもステキなキャゼルヌで嬉しかったです。お芝居へのお気持ちやご自身の活動など、幅広いインタビューで、とても内容が濃く面白かったです。
米原さんは「静と動」「陰と陽」どちらも演じられ、歌唱力も文句なしの素晴らしい俳優さんだと思っています。米原さんの役柄を演じる上での役作りや考え方等がよくわかりました。多くの人に読んで頂きたい文章だと思います。
素敵な文章と写真、本当に有難うございました。