2019年11月5日(火)に帝国劇場で開幕し、東京・愛知・福岡・大阪で2020年1月20日(月)まで上演されるミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』に、ヴァンパイア研究に生涯を捧げるアブロンシウス教授の若き助手、アルフレート役で出演する東啓介さんに、本格的にお稽古に入る前の10月上旬にインタビューしました。東さんは、この作品で初めて帝国劇場の舞台に立つことになります。インタビュー(上)では、30歳までに帝劇に出演することを公言されていた東さんが、24歳で帝劇に立つことについてや、アルフレート役について伺ったお話を掲載します。11月1日(土)掲載予定のインタビュー(下)では、伸びやかな高音の歌声が特徴的な東さんが、どのようにして歌に取り組んできたかなどについて伺った内容を紹介します。
――まずは出演が決まって、今の思いはいかがですか?
最初は不安とプレッシャーがありましたが、今はどうやってお客様に楽しんでいただけるか、観劇後に「明日も頑張ろう!」などと前向きになっていただけるか、何かを感じていただけるか、アルフレートについて、どういう人物だったらより魅力的になるかと考えていて、本当に早く稽古がしたいという思いが強いです。
――30歳までに帝劇(帝国劇場)に出演したいと公言されていましたが、24歳で立つことになりますね。思っていたより早かったですか?
早かったなと思います。でも、急にこういう機会をいただいたので、今回精一杯演じて次に繋げられるようにしなければと思いました。出演のお話をいただいた時は「やった!」と思いましたが「いや、これで満足してはいけない」と気を引き締め直しました。
――初めて観た帝劇作品は何ですか?
『レミゼ(レ・ミゼラブル)』ですね。高校生の時です。
――2011年ですか?
そうです。
――旧演出版の最後ですね。
僕は高校の芸術鑑賞教室で行ったので、その時はどなたがすごいなどはまだよくわかりませんでしたが、今思えば、その時にすでに素晴らしさを感じていたのだと思います。
――まだ芸能のお仕事をされていない時ですよね。その時は、あそこに立ちたいと思ったわけではないですか?
その時は、何も思っていませんでした。ただ、すごい方たちだなと。曲を聞いて「良い曲だな」と思ったりはしましたが、それとまた違ったベクトルで胸に来るものがあったというか。
――その時に初めてミュージカルをご覧になったんですか?
はい。高校生なので、最初は「5・6時間目なくなった、よっしゃ!」くらいの感じでしたが(笑)、いざ座って始まった瞬間に、「あ、これはすごい舞台かもしれない」と思って、観ていたのは覚えていますね。
――学生の観劇会だと分かれますよね。「うわっ!」と前のめりになる人と……。
ガッツリ寝る人と(笑)。
――周りでもきっと分かれましたよね。
そうでした(笑)。
――もうその時に「うわっ!」と前のめりになったんですね。
なりました!
※アイデアニュース有料会員限定部分には、東さんが、舞台の道に進む気持ちを固めたきっかけなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。10月31日掲載予定のインタビュー(下)では、『マタ・ハリ』(2018年)に出演した際に、その伸びやかな高音でミュージカルファンを驚かせた東さんが、どのようにして歌に取り組んできたかなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■『エリザベート』や『ミス・サイゴン』を観て、これはちゃんとやりたいと固まって
■ちょっとでも恥ずかしそうに見えたら違うなと。アルフレートの可愛らしさは、純粋であるが故
■教授の行く先どこにでもついて行くところは、僕もタイプが似ているなと
■教授(役の石川禅さん)がめちゃめちゃ速く歌うところ、早く生で聞きたい
<ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』>
【東京公演】2019年11月5日(火)~11月27日(水) 帝国劇場
https://www.tohostage.com/vampire/
【愛知公演】2019年12月15日(日)~12月21日(土) 御園座
https://www.misonoza.co.jp/lineup/month1912.html
【福岡公演】2020年1月1日(水・祝)~1月7日(火) 博多座
https://www.hakataza.co.jp/lineup/202001/vampire/
【大阪公演】2020年1月13日(月・祝)~1月20日(月)梅田芸術劇場メインホール
https://www.umegei.com/schedule/812/
<関連リンク>
東啓介 ワタナベエンターテインメント
https://www.watanabepro.co.jp/mypage/10000062/
東啓介 Twitter
https://twitter.com/keisuke_higashi
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https://www.instagram.com/keisuke_higashi_official/
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※東啓介さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは12月1日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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■『エリザベート』や『ミス・サイゴン』を観て、これはちゃんとやりたいと固まって
――そこから8年経って、まさか帝劇の舞台に立つとはという感じですか?
そうですね。本当に、こんな早くに機会をいただけるなんてという感じですね。
――具体的に帝劇の舞台に立ちたいと思ったのはどんなタイミングなのでしょうか? 例えば、鑑賞教室後に帝劇の舞台を再び観てなのか、このお仕事をするようになってからなのか。
あの帝劇の舞台に立ちたいとずっと思ってはいましたが、僕が果たしてそこまで歌えるのかも未知でしたし、舞台中心で活動して行くのか、方向性もまだわかりませんでした。もしかしたら映像中心に活動してくかもしれないという期間があって、その時に、城田(優)さんの『エリザベート』や、『ミス・サイゴン』を観に行き、ちゃんと舞台に取り組んでいきたいという思いが固まってきて、ボイストレーニングに行き始めました。今、思いが叶ったので、あの時にこちらの方向に進んで良かったなと思います。
■ちょっとでも恥ずかしそうに見えたら違うなと。アルフレートの可愛らしさは、純粋であるが故
――『ダンス オブ ヴァンパイア』のアルフレート役ですが、ご覧になったことはありますか?
残念ながらなく、資料を見せていただきました。
――出演のお話が来た時は、作品や役に対してどう思いましたか?
5回目の上演をされる、そんなに面白い作品を、なぜ観ていなかったんだろうと悔しかったです。
――その時にしか観られないのが舞台ですもんね。
とりあえずわからないことが多かったので、早く台本や資料を拝見したいという気持ちが強かったです。アルフレートについて調べた時に、可愛くてヘタレみたいなキャラクターなのかなと思いました。アルフレートの成長物語でもあるということも聞いていたので、すごく楽しみでしたし、いかに純粋にアルフレートを演じられるかが肝なのかなと思いました。
――あの可愛い純粋な感じをどう作れるか?
ちょっとでも恥ずかしがって見えたら終わるなと(苦笑)。アルフレートは、可愛いといわれますが、自分で可愛く見えるようにしているわけではなくて、怖かったり興味があったり、純粋な心があるからそう見えるのかなと思ったので、そういう穢れない心をもって生きたいと思います(笑)。
■教授の行く先どこにでもついて行くところは、僕もタイプが似ているなと
――アルフレートはご自身から遠いですか、近いですか?
近い部分も多くありますが、遠い部分も多いです。
――近い部分は?
やはり、教授の行くところ、どこにでもついて行くところは、僕も先輩がいたらそうやってついていってしまうタイプなので、似ているなと思いますし、興味があったらすぐ知りたくなる部分も似ているなと思います。
――逆に遠い部分は?
ここまで純粋じゃないなとは思いました。やはり大人だから、色々あります(笑)。
――アルフレートの純粋さ、それゆえの可愛いさは、一番演技のしがいがあるところですか?
そうですね、すごく楽しみだなと思います。
――楽曲は、ご自身では稽古されていますか?
まだ本格的にはしていないです。
――本作の楽曲についてはいかがですか?
素敵だと思います。心躍るというか。楽しい部分も悲しい部分もわかりやすく詰まっているなと思いました。
■教授(役の石川禅さん)がめちゃめちゃ速く歌うところ、早く生で聞きたい
――今自分が一番楽しみにしている曲や、これは難しそうという曲はありますか?
アブロンシウス教授がめちゃめちゃ速く歌うところを、早く生で聞きたい! 舌がどうなっているんだろうと(笑)。一緒に歌う部分もあるので、楽しみです。歌というか、ラップじゃないかと(笑)。
――お稽古に入るにあたり他に楽しみにしていらっしゃることはありますか?
やはり山口祐一郎さんとご一緒させていただくのが楽しみですね。
――お話されたり、お会いしたことは?
『レベッカ』に出演されている時にご挨拶させていただきましたが、すごくフレンドリーに接してくださって。でも稽古場の姿などはまだ全然知らず、本番だけしか拝見していないので、稽古場での祐一郎さんの姿を近くで拝見できるのが楽しみです。
――共演者の皆さんについてどなたかからお話を伺ったりしましたか?
(加藤)和樹くんが、(石川)禅さんのお話はしていました。ひっきりなしに「良い方だよ、可愛い方だよ」と言っていました(笑)。なので、お会いしたいなと思いましたね。初めましての方ばかりなのですが、新しい方と関わるのはすごく楽しみです。
――共演経験のある方は?
いないんです。
―― そういう現場は珍しくないですか?
いや、僕は新参者なのでいつも新しくご一緒する方ばかりです(笑)。
――なるほど。ちなみに初めての方ばかりの環境に行く時はどういうスタンスで臨むのですか?
「お邪魔します」という感じで入ります(笑)。
――自ら関わっていくほうなのか、様子を見るのか。
関わっていきます。結局関わるわけですから(笑)。「ごはん行きましょう」とか、率先して話します。でも、みんな忙しいからな……。行っていただけるのかな……(苦笑)。
――SNSで拝見していても、東さんはどなたかと一緒にいらっしゃるイメージがありますね。
そうですね。皆さんがご飯に行くとなったら、僕もすぐ行きますという感じになるので。
――この作品で、仲間がものすごく増えますよね。アンサンブルやダンサーの方々など、たくさんいらっしゃいます。
仲間が増えるのがすごく嬉しいです。また次にご一緒出来る方が増えるのは嬉しい事ですよね。
※東啓介さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは12月1日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
お稽古前のお話をたくさん聞くことができて嬉しいです。
もうすぐ初日、東さんが帝劇に立っている姿を見るのを楽しみにしてます!
初演初日から拝見しているこの演目に、どんなふうに参加してくださるのかを楽しみに楽しみにしています!
今回も帝劇初日から大阪の大千穐楽まで10数回観させていただきますので頑張ってください(^^)
記事を読んで、ますますダンスオブヴァンパイアが楽しみになりました!どんなアルフレートくんが見られるのか、観劇の日が待ち遠しいです。