「本気でがっつり芝居をやりたい」、『絢爛とか爛漫とか』合同インタビュー(下)

(写真左から)川原一馬さん、加治将樹さん、安西慎太郎さん、鈴木勝大さん、鈴木裕美さん=撮影・岩村美佳

2019年8月20日(火)から9月13日(金)まで、DDD青山クロスシアターで上演される舞台『絢爛とか爛漫とか』の合同インタビュー後半です。この作品が時代をまたいで上演されていることについて、その魅力や共感できることについて、また、昭和初期を舞台でリアルにみせることの魅力や、演劇の魅力などについて伺いました。

(写真左から)川原一馬さん、加治将樹さん、安西慎太郎さん、鈴木勝大さん、鈴木裕美さん=撮影・岩村美佳

(写真左から)川原一馬さん、加治将樹さん、安西慎太郎さん、鈴木勝大さん、鈴木裕美さん=撮影・岩村美佳

――鈴木さんが稽古場で大切にされていることは、どういうことですか?

鈴木裕美:ちゃんと見るということですね。見た風にしないというか、見てた、聞いてたフリはしない。あと、俳優さんという種族、特に才能がある方たちはすごく勘がいいので、人の嘘を見抜く。ここにいる皆さん人に会って5秒とかで、自分の敵か味方かがわかる人です。そういう感覚あるでしょ?

(4人戸惑いながらうなずく)

鈴木裕美:ないとは言わせない(笑)。15秒かければ多分、わかるんじゃないですかね。そういう感覚がある人たちが俳優なので、嘘をつかないようにしていますね。盛ったりしない。気に入らないことは、気に入らないというし、どうせ思っていることがバレるので、嘘はつかない。そうしないと信用が得られないので、何かを言うために、ちゃんと見る、ちゃんと聞くようにしています。

――昭和、平成、令和と時代をまたいで何度も上演されている作品で、皆さんが共感する部分もたくさんあったとのことですが、時代背景的には彼らは裕福というか、いまの世代の方と少し育っている環境が違っていると思います。それでも共感できる部分を具体的に教えてください。

川原:もちろん昭和初期という時代はあると思いますが、実際に同じような目標や夢を持っている人たちが同じ場にいる状況って、どの時代にもきっとあると思うんです。先程話したようなこともそうですし、このなかで起こる事件は男だったらわかる部分もありますし、きっと誰もがわかるだろうと思います。あとは、誰かが亡くなるとか、人としての事件性だったり、そういうものって、どの時代にも伝わるものがあると思うので、読んでいて時代背景や、心情の移り変わりについて、(今と違うとは)そんなに気にならないと感じました。その代わり、僕たちがやるうえでは、立ち振る舞いや喋り方を、昭和の時代の文士さんというものを、しっかり勉強しなければいけないなと感じました。

加治:なぜおもしろいかと思った理由のひとつに多分すごく陳腐な言い方になるんですが、とっても「あるある」な気がして。だいたい俳優4人、同じ世代が集まれば、こういう話になるんですよ。「仕事がないな」「お前は仕事があっていいな」という人がいて、「俺だって仕事があるわけじゃないよ」と控えめに自慢する人もいて、「でも、明日早いから帰るわ」って(笑)。「今日、女のところに行くの?」という人もいて、黙って「うーん」って言いながら、話を聞いているのか、馬鹿にしているのかわからないような人もいたりして、だいたい4人集まったらこういう感じになるなと思って。だから、すごく共感が得られるんだなと。この作品は女性版もありますが、今回は男性版ということで。男性が観るとおもしろいと思う部分はあると思うんですが、女性が観るとどうなのかな。女性が観てもおもしろいと思いますが、男の人にぜひ観てもらいたいとすごく思う作品ですね。「こういうことがあったな」「いま、まさにそうだ」「こういうことがあるのかな」など、本当にいろんな世代が楽しめる作品だと思います。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、時代をまたいで上演されているこの作品がの魅力や登場人物について、昭和初期を舞台でリアルにみせることや演劇の魅力などについて伺った合同インタビュー後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■鈴木勝大:「早く書けば」と思うけど失敗が怖い。「自分に言われてるのかな」と

■加治:この時代は所作がものすごく厳しい時代なんです。動いたときが課題かも

■鈴木裕美:180席はすごく贅沢。蚊取り線香の煙の匂いがお客さん全員に感じられる

■  安西:日常で忘れたものや取りこぼしたものを、瞬間的に拾える空間が演劇

■ 川原:僕らが今、この年代で、この作品をやることを楽しみに来ていただければ

<『絢爛とか爛漫とか』>
【東京公演】2019年8月20日(火)~9月13日(金) DDD青山クロスシアター
公式サイト
http://kenran.westage.jp

<関連リンク>
舞台『絢爛とか爛漫とか』
http://kenran.westage.jp

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『絢爛とか爛漫とか』合同取材より=撮影・岩村美佳

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■鈴木勝大:「早く書けば」と思うけど、失敗するのが怖い。「自分に言われてるのかな」と

安西:役の話でいうと、僕は一番、古賀が共感できます。ほぼ全部共感できちゃう。「俺には才能がない」みたいな部分もそうですし、そこで加治さん演じる才能がある諸岡に「お前はあっていいよな」って言っちゃうとか。言動もそうですし、そういう限界の精神状態を超えたときの行動も、すごく共感できるなと思います。この作品は、共感できる部分が多いですね。

鈴木勝大:みんなと同じようになってしまいますが、冷静に客観的に読んでいれば「早く書けばいいのに」「書いてみないことには」と思っちゃうんです、自分に置き換えたときに第一声に「でもな」と言ってしまったり。「これで駄目だったら、俺深く傷ついちゃうもんな」とか、「大変なことやりたくないしな」とか、うだうだ言ってそう。本気でやったことを失敗するのが一番怖くて、本気で欲しいものがあって、そこに本気で努力したことが駄目だったら本気で傷つくし、かっこ悪いし、情けないし。じゃあ、2回目に同じことができるのかというと、いわゆる挫折ですよね。そうなると中途半端な力でやってしまったりだとか、一番欲しくないものに必死になってみたりと思い当たる。それは本当に自分や自分の身の回りの人たちのことを見ているようですし、ちょっと読んでいると痛くなってきちゃうんですよね(笑)。「これ自分に言われてるのかな」と思いながら、そういう風に見ていました。

鈴木勝大さん=撮影・岩村美佳

鈴木勝大さん=撮影・岩村美佳

■加治:この時代は所作がものすごく厳しい時代なんです。動いたときが課題かも

――ビジュアル撮影のときのお話を伺いたいのですが、時代の雰囲気を感じる衣装やセットの中で撮られていかがでしたか? 気をつけられたことや、気がついたことがあれば。

鈴木勝大:僕、急にバイオリンを渡されて(笑)。

鈴木裕美:ごめんね。指の持ち方違うよって思ったけど、もういいやって。

鈴木勝大:やばいと思いました(笑)。「バイオリンがあるぞ」と思って、これを持つということなのかなと思いながら。

鈴木裕美:親指の持ち方がちがうとかありますが、まあいいけど(笑)。

鈴木勝大:言い訳になってしまいますが、これで1発撮りだったんですよ。そのあとに携帯で調べて、違うカットで再挑戦したんですが、案の定それが使われて(笑)。バイオリンを持っているのが怖かったです。壊しちゃいそうでした。

加治:時代は関係ないといっても、この時代は所作がものすごく厳しい時代なんですよね。だから、ビジュアル撮影のときはそんなに意識しなくても大丈夫だったと思うんですが、稽古に入って動いたときに、ものすごく出ると思うんですよ。それは、これからの課題かもしれないですね。

加治将樹さん=撮影・岩村美佳

加治将樹さん=撮影・岩村美佳

川原:特に、僕と加治さんは和装の振る舞いになると思います。この撮影のときに正座をあまり崩さずにいたんですが、ちょっとプルプルするんですよね。正座で撮っていても「これ30分したら足がしびれるな」など、単純なことでも姿勢ひとつ取っても気の張り方が全然違ったので、ちゃんとこういう所作を勉強しないといけないと改めて思いました。

鈴木裕美:所作だけではなくて、春夏秋冬にわざわざなっているから、マンションの暮らしではない様子もお客さまに伝えられたら。春はふすまがこうなっていて、夏はよしずがかかったり、蚊取り線香があったり、お水が張ってあったり、朝顔が咲いていたり、秋は秋の暮らし方、冬は火鉢が出てくるなど、四季折々のていねいに暮らしている生活を見てほしいです。当時の方たちは、それが普通だったんですよね。生活を楽しんでいる様や日本の暮らし方みたいなものが、実は初演時にことのほか好評だったんです。「あれ楽しい」ってお客様がおっしゃってくださいました。「こんな風に四季ってできているんだね」という、そんなところがおもしろいんですかと。私はおもしろいところだと思っていなかったんですが、お客様はそういうところも楽しかったみたいです。昭和初期って、男性も女性も衣装がかわいいんですよね。現代でもかわいいと思う衣装。いま皆さん和装もするじゃないですか。ちょうどこの辺りの昭和初期あたりの和装をしたいという人が多いでしょう? だから、所作も映像を観たりして調べていただくのもいいと思いますが、案外俳優さんたちも楽しめると思います。

■鈴木裕美:180席はすごく贅沢。蚊取り線香の煙の匂いがお客さん全員に感じられる

――いまのお話を通じて、実際の舞台セットなどプランニング的にはいかがですか?

鈴木裕美:初演のシアタートップスは154席でしたが、今回も180席くらいなんです。小さいところでやった方がいいに決まっている作品なので、それは嬉しいです。男たちがぐずぐずしゃべって、「あ~あ」という感じじゃないですか(笑)。

(一同笑)

鈴木裕美:だから、そういうものをあまりデフォルメしてお見せするよりも、180席の劇場でも少しはデフォルメしなくちゃいけませんが、そのまま覗いてもらったみたいな風にお客さまに思っていただけたらいいなと思うので、180席から300席くらいまでの空間がいいんですが、180席はすごく贅沢でいいんじゃないかと思います。例えば、蚊取り線香の煙の匂いがお客さん全員に感じられると思いますし、冬に火鉢の上に鉄瓶が乗っていて、そこからシューってやかんから湯気が出ているところとかが、例えば紀伊國屋ホールの後ろになっちゃうと、もう見えないんですよね。その湯気が見えるような、そういう空間でやれるのは、すごく嬉しいです。美術的には案外お金がかかることですが、丁寧にやりたいなという風には思っています。衣装は楽しいですよね。本当にかわいいから。スーパー金持ち坊ちゃんの役だったり、実はそれぞれの衣装が素敵だと思います。あとは、幕間しか音楽がかからないので、SEも四季折々の日本のものを入れたりしようかなと。具体的にはまだ入れるかどうかわかりませんが、朝にしじみ売りの声が聞こえてきたり、お昼になるとしじみを売りにくる人が来たりするみたいな。向こうからしじみとか豆腐とか売りにきちゃうんで、スーパーに行くこともありませんからね。「お味噌汁にしじみ入れない?」と軒先を回るようなこともあるので、そういう声も案外楽しいなというところは、舞台技術や音響、照明を使ってというところですかね。

――DDD(青山クロスシアター)で、和の公演というのは珍しいかなと。

鈴木裕美:そうですね。DDDは、あまり和はやってはいないですよね。

――あの空間で昭和を五感で堪能できるということですね。

鈴木裕美:日本家屋の感じですね。

――そういう空間でお芝居されることに対して、皆さんはどう思いますか?

鈴木裕美:皆さん、和物に出たことあるの?

安西:ないですね。

鈴木裕美:うわ!

加治:僕は大正から昭和初期にかけてはあります。

川原:日本家屋の時代はないですね。戦争の時代でしたので、普通にイスに座りましたね。

鈴木裕美:そうだよね。以前、田代万里生くんがワークショップ来たときに、「僕、日本人の役名はじめてです」と言っていました。彼はミュージカルに出演することが主体だから、「お前外国人しかやってないのか」って。靴を履かないで舞台に出たことがないって。日本家屋にあがると裸足だったり、足袋だったりするじゃないですか。「靴を履かないで舞台に立つことが、こんなに心もとないことだとは」と言っていましたね。靴を履かないで舞台に出たことある?

鈴木勝大:はい。特攻隊員役とかではあります。

鈴木裕美:なるほど。畳がある芝居に出たことがないとか?

安西:ないです。

鈴木裕美:お~う。自宅にも畳ないもんね。実家は?

安西:実家にはありました。

鈴木勝大:ないです。

鈴木裕美:実家に畳がない若者もいるでしょ。旅館に行ったときしか畳にあがったことがないって。

加治:蚊取り線香の匂いって好きじゃないですか。好きじゃない人、あんまりいないですよね。昭和初期の人間模様って、すごく好きなんですよね。皆が活気があるというか、「よし、生きるぞ」というようなものがあって、この時代背景って憧れない? もちろん行ったこともありませんが、旅行先にもしそれがあるんだったら絶対行きたいですけれど。この時代ってそういう憧れがあるんですよね。それこそ豆腐売りの感じとか。知らないですが、よかったよねって(笑)。そう思う懐かしさが感じられるんですよね。血が流れているんですかね? そういう懐かしさ感というか。

川原:わかります。都内ではほとんど感じられないと思いますが、田舎に帰ったときのおじいちゃんの家とか、川が流れていて、そこでカニを獲ったり、そういうのを「昭和」というだけで思い出せるというか。僕自身が平成生まれだから、何もいえないですが、やはり昭和を生きたおじいちゃんたちの昔の写真を見たり、そのまま家が残っているところに生まれたので、そういう意味ではすごくよみがえるということはあります。

鈴木裕美:加治くんだけが昭和生まれ?

加治:昭和63年生まれです。

鈴木裕美:ぎりぎりだよね。

(一同笑)

『絢爛とか爛漫とか』合同取材より=撮影・岩村美佳

『絢爛とか爛漫とか』合同取材より=撮影・岩村美佳

■  安西:日常で忘れたものや取りこぼしたものを、瞬間的に拾える空間が演劇

――皆さん、それぞれ演劇に対してどんなところに魅力を感じていらっしゃいますか? 演劇のおもしろさ、すばらしさなどをお伺いできれば。

鈴木裕美:そこを改めて聞かれると、私はどうしたらいいのやらという感じですが、やはり月並みですが、今そこで起こっているといことですね。舞台の場合、すべてが嘘なんですが、ジョンもやれるし、カエルもやれるし、70歳くらいでも、14歳でもできるわけで。いろいろなことが嘘八百なんです。映像だったら森に行けるんですが、舞台は「そこは森じゃないよ」と皆が知っている。でも、俳優のなかに起こっていることとか、それは実は本当なんだという、今そこで起こっているんだというところがライブ。月並みの感想で、それ以外に何かという感じなんですが、そこが魅力なんだろうなと思います。セットも今回あるよと言っていますが、なくても役者がいればやれるところ。そこはスクリーンや液晶画面の向こうにない、今生きている人たちがそこで演じているということが最大の魅力だと思いますけどね。これ言っちゃうとおしまいなんですよね。「ですよね~」って。

加治:以下同文です(笑)。

鈴木裕美:これはよく使う話なんですが、皆さんはどうなのか。役者として何が好きか。

安西:僕は舞台が一番可能性をもっていて、何でもできる場所なんじゃないかなと思ってしまいます。あとは、人生生きていて、いろいろなものを拾いますが、拾う分捨てないといけないじゃないですか。そういったときに、日常で忘れたものや取りこぼしたものを、また瞬間的に拾える空間や場所というのが演劇なんじゃないかなと思います。

安西慎太郎さん=撮影・岩村美佳

安西慎太郎さん=撮影・岩村美佳

鈴木勝大:芝居をやることに関していうと、それこそ裕美さんがおっしゃったように、舞台はフィクションが大前提なんですが、普通に生活をしているよりも、自分の中で真に迫るような本当のことが出てくるというのが、楽しかったり魅力に感じたりする部分かなと思います。観ることを含めていうと、振り返らせてくれる。音楽を聞いても自分のことを振り返ることはないですし、絵を見てもあまりないですが、舞台を観ると、一度立ち止まって自分のことを振り返させられるようなものがある芸術の種類なんじゃないかなと。原風景というか。そういうところが魅力なんじゃないかなと思います。

川原:魅力かどうかはわかりませんが、僕が好きなのは、お客さまがいる劇場の空気が好きです。それは会場でしか味わえないことですし、単純に本当に僕個人の意見なんですが、普段こうやって生きているときよりも、舞台上に立っているときの方が「生きている」という実感が湧きます。それしかないのかもしれないです。

加治:あくまで僕の意見であり、なぜ役者をやっているか、すごく恥ずかしながら真面目に答えると、とても勇気をもらえちゃうんですよね。演じていると、嘘をつけることで生きる喜びを役からもらったり、「ああいう風に生きたい」と学んだりすることがあります。演劇自体が僕のなかで、人間の教科書なんです。そこから教えてもらったり、同じ舞台に立っている役者さんたちや、演出家さんからも教えてもらったりする。ものすごく魅力があふれている場所で、そのためには相応の努力も必要になりますが、その先にある結果は(普段では)本当に味わえない、ものすごく温かいものをもらえるんですよね。それは舞台を観たときもそうですが、そういう人間が垣間見える瞬間も素敵だと思います。例えば、自分がものすごく最低な人間を演じたとしたら、「こいつよりかは、ちゃんとしているな」とか思うし。

(一同笑)

加治:自分よりも遥かに優れている人間を演じたら、「こういうやつみたいには、なりたくないけど素敵だな」と思えたりとか、そういう人間を知るとおもしろいなと思えるところが魅力なのかなと思います。正解でしょうか? ごめんなさい。

(一同笑)

■ 川原:僕らが今、この年代で、この作品をやることを楽しみに来ていただければ

――最後に皆さんからお客様へメッセージをお願いします。

安西:僕自身『絢爛とか爛漫とか』に出演できることを、とても嬉しく思っています。先ほど演劇の話もしましたが、演劇は人間が生きていくうえで必要な成分なのかなと思ったりしていて、この作品の脚本を読んで、僕はそれを強く感じました。カンパニー全員で、お客様にその必要な成分をお渡しできるような作品を作っていきたいと思っていますので、ぜひ劇場へお越しください。

鈴木勝大:見どころも、なにかしら感じるポイントも、おもしろいと思うポイントも人それぞれだと思います。僕はここがよかったけど、ほかの人は違うんだろうなと思うところもあれば、自分は見逃していますが、人によってはそれがおもしろかったり、なにかしら楽をしたりするところも人によって違うと思うので。

(一同笑)

鈴木勝大:感想も十人十色なので、好きに観ていただけたらなと思います。それだけです(笑)。

川原:僕はすごくこの本が好きになりました。裕美さんがいて、この4人なので、このメンバーでこの作品をやることが、もしかして最初で最後になるかもしれませんし、続くかもわからないですが、とにかく今この時期に、この夏に、この作品をやれることを僕はすごくわくわくしています。どういう風な関係性で出来上がるかとか、どういう風にこの作品が仕上がるのか、本当にすごく楽しみです。もしかしたら、おもしろいところが増えたり、すごくシリアスなところが増えたりするかもしれませんし、僕らが今、この年代で、この作品をやるということを本当に楽しみに来ていただければと思います。僕次第だと思いますので、よろしくお願いします!

川原一馬さん=撮影・岩村美佳

川原一馬さん=撮影・岩村美佳

加治:責任重大だな(笑)。鈴木くんの「なにかしら楽しめるんじゃないか」がものすごくいい言葉だと思って、それ以上の言葉がないな、すごくいいな。なにか言おうとしたんですが、なんだろうな……何かしら楽しめると思います(笑)。以上です!

鈴木裕美:一般的に見た目の美しい男性だと思いますが、私は今回ご一緒させていただく方たちが「俳優だな」と思う方たちで。イケメン俳優でもありますが。

加治:ありがとうございます!

鈴木裕美:そうだね(笑)。「役者だな」と思っているので、本気でがっつり芝居をやりたいです。ガチでやろうと思っていますし、多分それをやってくださると思うので、そこを圧倒的に見せられるものにしたいと思います。加治くんが言っていましたが、皆さんが綺麗なお顔立ちなので、女性のお客様がたくさんいらっしゃると思いますが、ぜひ男性にも来てほしいです。もちろん女性にも来ていただきたいですが、男性も怖がらないで来てほしいなと思います。がっつり演劇をやりたいと思っていますし、お目にかけられると思いますので、よろしくお願いします。

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