「リズムが独特」、『GLORY DAYS』加藤将&ルーク・ヨウスケ・クロフォード対談(上)

加藤将さん

1980年代の生まれの若い才能が生み出した BROADWAY MUSICAL『GLORY DAYS』が、2021年9月17日(金)から10月3日(日)まで、東京・博品館劇場で上演されます。出演は、ウィル役が矢田悠祐さんと日野真一郎さん(LE VELVETS)、スキップ役が加藤将さんとルーク・ヨウスケ・クロフォードさん、アンディ役が風間由次郎さんと石賀和輝さん、ジャック役が木戸邑弥さんとエリック・フクサキさんで、4役がそれぞれWキャストで演じられます。アイデアニュースでは、スキップ役の加藤将さんとルーク・ヨウスケ・クロフォードさんにインタビューして、作品や共演者について伺いました。

加藤将さん
加藤将さん

――今回は4役全てがWキャストで、メンバーを替えてEAST、WEST、SOUTH、NORTHの4チームで上演されますね。

加藤:僕はWキャストが初めてで、ルークが演じるスキップ役を見て勉強することだらけです。本当にルーク・ヨウスケ・クロフォードさんという人間が、すごく素晴らしいので。

ルーク:やめろ、やめろ(笑)。

加藤:ルークはミュージカルということでもすごいし、お芝居が深いです。だからルークと同じ役でとても勉強になるし、盗めることもある。ルークはいろいろたくさんお話もしてくれて素敵な方なので、人としてもすごく好きです。自分ができないことがある悔しさはもちろんあるし、できることも少しはあるんですが、どうしても比べてしまうというか、葛藤と喜びのハーフ&ハーフみたいな感情です。Wキャストだと、常に何か焦りがあったり、楽しさがあったり、いろんな気持ちを抱えながら稽古できるので、すごくいい環境だと思います。

ルーク:あとでジュース買ってあげる(笑)。

加藤:ジュースGET!(笑)。

ルーク:Wキャストは過去に経験はあるんですが、今回は何が違うのかというと、相手がやっている芝居をその場で見ながらできるので、お互いにいい影響を与え合ってると感じます。「次はこういうふうに演じてみよう」というところをその場ですぐ試せるし、客観的に見ていろいろ勉強になるところも含めて、すごく楽しく日々過ごしてます。

――スキップの役作りは、いかがですか?

ルーク:僕は中学・高校がアメリカだったので、その時にいろいろ悪さをした当時の記憶をちょっと蘇らせながらというところはあるんですが、高校の時の親友と久しぶりに再会したという経験がないので、そこは想像の中で創っています。でも、逆にそれがスキップという役柄にとってはいいのかなとは思っていて。「ウェーイ! みんなで仲良く」というよりは「みんな大人になるんだし、それが当たり前だよね」みたいな感じのスタンスで、中学・高校で向こうにいて、再会して、みんな大人になってというところに関しては近いのかなと思います。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、「皮肉屋」とされるスキップの「皮肉」をどのように演じようとしているかなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。9月18日(土)午前11時0分掲載予定のインタビュー「下」では、ウィル役の矢田悠祐さんと日野真一郎さん、アンディ役の風間由次郎さんと石賀和輝さん、ジャック役の木戸邑弥さんとエリック・フクサキさんの印象などと、お客様へのメッセージを伺ったインタビューの後半の全文を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■加藤:スキップは自分の考えを内に秘めている、そこをどれだけ掘って出していくか

■加藤:「皮肉って何?」からメチャメチャ考えて、友達に置き換えて探ってます

■ルーク:皮肉ってやっぱり難しい。愛がなかったら、ただの悪口にしかならない

■ルーク:リズムがすごく独特。グルーヴ感がメチャクチャ必要な楽曲が多い

<BROADWAY MUSICAL『GLORY DAYS』>
【東京公演】2021年9月17日(金)~10月3日(日) 銀座 博品館劇場
公式サイト
https://glorydays-musical.com/

<キャスト>
矢田悠祐、日野真一郎(LE VELVETS)、加藤将、木戸邑弥、風間由次郎、石賀和輝、ルーク・ヨウスケ・クロフォード、エリック・フクサキ
※4名が回替わり出演。
EAST出演:矢田、ルーク、風間、木戸
WEST出演:日野、加藤、石賀、エリック
SOUTH出演:矢田、加藤、風間、エリック
NORTH出演:日野、ルーク、石賀、木戸

<チケット>
7,800円(全席指定・税込)

<関連リンク>
『GLORY DAYS』 公式Twitter:
https://twitter.com/glorydays_mu
加藤将 公式Twitter:
https://twitter.com/_sho_kato
ルーク・ヨウスケ・クロフォード 公式Twitter:
https://twitter.com/Luke_Y_Crawford

『GLORY DAYS』 関連記事:

⇒すべて見る

加藤将 関連記事:

⇒すべて見る

ルーク・ヨウスケ・クロフォード 関連記事:

⇒すべて見る

※加藤将さんとルーク・ヨウスケ・クロフォードさんのサイン入り写真 1 カットずつセットで 2 枚を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは10月17日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

ルーク・ヨウスケ・クロフォードさん
ルーク・ヨウスケ・クロフォードさん

※ここから有料会員限定部分です。

■加藤:スキップは自分の考えを内に秘めている、そこをどれだけ掘って出していくか

加藤:スキップも、スキップ以外のキャラクターもそうなんですが、僕は「こんな感じだったな」とか「こういう感情抱いたことがあるな」と思うことが結構あります。僕の性格は、どちらかというと石賀和輝くんと風間由次郎くんが演じるアンディ寄りで、彼の気持ちも結構わかったりするんです。でも、僕も “加藤将” として成長していくなかで「この道を行かきゃいけない」と思ったときに、いろんなものを結構切り捨ててきたこともあるので、その達観視した目線というか、意外と冷静な部分は、ちょっとスキップの要素もあるのかなと思っています。最初に台本を読んだときはスキップが一番大人だと思ったんですけど、現時点ではジャックが一番大人だと思っています。スキップは自分の考えをすごく内に秘めているので、そこをどれだけ掘って出していけるかが課題だと思って取り組んでいます。

――ルークさんは?

ルーク:トータルでは、スキップなのかなと思います。どうしてもその舞台上で客観視してしまう自分がいるので。例えば、ステージで自分がどこに立っているかすごく意識して人と被っていない場所を探したり、立ち姿を意識したり、そういうふうに客観的な意識があります。良く言うと客観視できてるということなんですけど、悪く言うと集中できてないのと一緒なので。今回はそんなことはもちろんないんですが、そういった意味ではやっぱりスキップが一番近いのかなと感じます。

加藤将さん
加藤将さん

■加藤:「皮肉って何?」からメチャメチャ考えて、友達に置き換えて探ってます

――スキップが皮肉屋であることについては?

加藤:すごい難しいなと思いました。

ルーク:「皮肉」がね、言ってたもんね。

加藤:「皮肉って何?」って、メチャメチャ考えました。「もっと自分のことやれよ、を遠まわしに言う」とかをメモって、リアルの友達に置き換えて、そういう皮肉を言ってみようから始まって。僕は人のいいところを見つけようと思って生きてきて、悪いところはあんまり見ないようにしてきたんです。だから、人の悪いところを探すのにすごく時間がかかっちゃって。自分のリアルの友達にあてはめて皮肉をバンバン作って、「皮肉ってこういうことなんだ」って思いながら徐々に作っていきました。でも、今でも探ってます。

ルーク:僕も、皮肉って難しいなとすごく感じています。イヤミなんだけど何か愛がなきゃいけないなと感じていて。原作では結構、ブラックユーモアの部分もあるので。自分が皮肉屋ではないので「皮肉って何?」って感じです。いまだに。

加藤:皮肉って、自分を守る防衛手段でもあるし、挑発することもできるし、愛があったり…。皮肉っていろいろあるんだなって。

ルーク:イラッとしたタイミングで皮肉言ったりするとも思うんだけど。

加藤:それは自分の防衛手段になる。

■ルーク:皮肉ってやっぱり難しい。愛がなかったら、ただの悪口にしかならない

ルーク:本当には思ってないけど、たとえば「将、おまえって本当に身長デカいだけだよな」とか言ったとして、そしたら将が「いやいや、悔しかったらここまで伸びてみたらいいですよ」みたいな話になったり。

加藤:確かに。皮肉の言い合いみたいな。

ルーク:そうそう。何かそこに愛がなかったら、ただの悪口にしかならない。

加藤:皮肉はどれだけ相手にダメージを与えるかで変わりますよね。

ルーク:そうそう。皮肉ってやっぱり難しいなぁって。

加藤:難しいです。日本じゃあんまり言わないですもんね。

ルーク:悪口になっちゃうからね。

加藤:よくドラマで、上司が「○○くんは毎日楽しそうでいいね」みたいなやつ。イメージはやっぱりそれぐらいですね。

ルーク:そうそう。やっぱり皮肉はわからないです。

加藤:(笑)。

ルーク・ヨウスケ・クロフォードさん
ルーク・ヨウスケ・クロフォードさん

■ルーク:リズムがすごく独特。グルーヴ感がメチャクチャ必要な楽曲が多い

――楽曲についてはいかがですか?

ルーク:難しいです。キーは取れるんですが、リズムがすごく独特なんです。グルーヴ感がメチャクチャ必要な楽曲が多いので、難しいです。

加藤:むちゃくちゃ難しい。スキップに与えられているソロ曲は、リズムが難しいんですけど、音楽的にはおいしいんです。スキップはみんなの歌ってるメロディーとリズムが違っていて、ややこしい曲が多いんですが、それはスキップのキャラクター性、性格を生かした曲調になっているので、役も深めながら、そのリズムも自分に落とし込んでいかなきゃいけないって思っています。歌の中の言葉を聞かせなくちゃいけないと考えているんですが、短いフレーズに言葉が詰まりすぎていて、伝えることが難しくて。同じスキップ役のルークの歌を聞いて、「こうしたら言葉が聞こえるんだ。これGetしとかないと」と思いながら稽古しています。

※加藤将さんとルーク・ヨウスケ・クロフォードさんのサイン入り写真 1 カットずつセットで 2 枚を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは10月17日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA