「芝居が曲へ。ミュージカル音楽が好き」『FLOWER DRUM SONG』古屋敬多(上)

古屋敬多さん=撮影・NORI

2022年4月23日(土)から30日(土)に、ブロードウェイミュージカル『FLOWER DRUM SONG』のリバイバル版が、東京・日本青年館ホールと大阪・森ノ宮ピロティホールで上演されます。リバイバル版の上演は、日本初です。アイデアニュースでは、主演の一人であるワン・ターを演じる古屋敬多(Lead)さんにインタビューしました。インタビューは上下に分けて2日間でお届けします。

「上」では、本作への出演が決まった時のこと、ミュージカルで歌うこととLeadでポップスを歌うことの違い、今回挑戦になりそうなこと、成長への思いなどについて伺いました。「下」では、今回主演を務めるにあたって思うこと、ご自身は「引っ張ってもらうタイプ」であること、ミュージカルに出演したきっかけとなった宮本亞門さんとの出会いのこと、『プリシラ』・『マドモアゼル・モーツァルト』・『ヴェラキッカ』それぞれの作品で共演した山崎育三郎さん、平方元基さん、松下優也さんのカッコ良さについてや、これから目指したいこと、お客さまへのメッセージなどを紹介します。

古屋敬多さん=撮影・NORI
古屋敬多さん=撮影・NORI

(※このインタビューは、2021年12月末に実施しました)

ーー『FLOWER DRUM SONG』、台本はこれからでしょうか?

はい。これから、という感じです。

ーーこの作品への出演は、どのように決まりましたか?

お話をいただいた時、正直、驚きました!「なぜ僕が?」と。

ーー驚かれたのですね。

お話をいただいて、自分にブロードウェイ作品の主演が務まるのだろうかと。まだそんな経験もないですし。正直、こういう思いが先にきました。

ーー本作では、主演を務められますよね。

そうですね。そのプレッシャーもすごく感じています。でも素直に、そんなお話をいただけて嬉しかったという気持ちですね。自分にも、力を求められているところがあるのだなと。ミュージカルには、まだ数本しか出演していないので、未熟なところもありますが、「この作品で、一皮むけるぞ」と、気合はすごく入っています。

ーー『FLOWER DRUM SONG』は、ロジャース&ハマースタイン作品ですよね。音楽的に、楽しみにしていらっしゃることはありますか?

ロジャース&ハマースタインといえば、やはり『サウンド・オブ・ミュージック』ですよね。ものすごい方々の作品だなあと。学校の授業でも馴染みがある『サウンド・オブ・ミュージック』は、やはり音楽が素晴らしい作品として印象に残っています。そんな方々の曲を自分が歌えるということは、すごく光栄なことです。

僕は、Leadというグループをベースに活動していて、ポップスを普段は歌っているんです。ポップスって、割と形が決まっていると思っているんです。ミュージカルの音楽の方が、より音楽的というか。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ミュージカルで歌うこととLeadでポップスを歌うことの違い、今回挑戦になりそうなこと、成長への思いなどインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。2月11日掲載予定のインタビュー「下」では、今回主演を務めるにあたって思うこと、ご自身は「引っ張ってもらうタイプ」であること、ミュージカルに出演したきっかけとなった宮本亞門さんとの出会いのこと、『プリシラ』・『マドモアゼル・モーツァルト』・『ヴェラキッカ』それぞれの作品で共演した山崎育三郎さん、平方元基さん、松下優也さんのカッコ良さについてや、これから目指したいこと、お客さまへのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■ポップスの4拍子に慣れていると、2拍子や3拍子のミュージカル曲は難しく感じる

■セリフに近づける歌い方に毎回苦戦。でもこれがミュージカルの中で一番大切な要素

■「お芝居と歌」の流れをどこまで自然にできるかが、今回の挑戦ポイント

■人って、一人だと成長できないものだと思う。素晴らしい共演者が楽しみ

<ミュージカル『FLOWER DRUM SONG』>
【東京公演】2022年4月23日(土)~27日(水) 東京・日本青年館ホール
【大阪公演】2022年4月29日(金)~30日(土) 大阪・森ノ宮ピロティホール
公式サイト
https://flowerdrumsong.jp/
公式Twitter
@flowerdrumsong

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古屋敬多さん=撮影・NORI
古屋敬多さん=撮影・NORI

※ここから有料会員限定部分です。

■ポップスの4拍子に慣れていると、2拍子や3拍子のミュージカル曲は難しく感じる

ーー「音楽的」ですか。

音楽的要素って、いろいろあると思うんです。例えば拍子が違います。一般的な「1・2・3・4」の拍子で聞いていると、わからなくなるような難しさがあると感じます。2拍子や3拍子の曲があったりするんです。きっと、クラシックの要素もあるのだろうなと思っています。そういう意味で、ミュージカルの曲の方が、ポップスよりも歌っていて難しいという感覚なんです。

古屋敬多さん=撮影・NORI
古屋敬多さん=撮影・NORI

■セリフに近づける歌い方に毎回苦戦。でもこれがミュージカルの中で一番大切な要素

ーー今まで、いろいろな作品にご出演されながら、そう感じられたということでしょうか。

毎回思います。歌い方も、普段とは違う部分やギャップを感じることがあります。ミュージカルでは、言葉をセリフとして届けないといけないというか、よりセリフに近づけた歌い方になるなと。毎回、そこに苦戦しているのですが、ミュージカルの中で、それが一番大切な要素だと思うんです。Leadで歌っている曲は、「曲という一つのパッケージの中での曲」だと思うのですが、ミュージカルの中での曲は、「生の曲」という風に感じているんです。

古屋敬多さん=撮影・NORI
古屋敬多さん=撮影・NORI

■「お芝居と歌」の流れをどこまで自然にできるかが、今回の挑戦ポイント

ーー「生の曲」ですか?

はい。やはり、ミュージカルでは、お芝居からの流れが曲に乗っていって、曲からまた芝居に戻って行きますよね。そういう部分が、ミュージカル音楽の好きなところです。ミュージカルの良さが、そこに詰まっているのだと思うんですよね。今回自分の中で、「お芝居と歌」の流れを、どこまで自然にできるかが、挑戦になります。あとは、曲の中でどれだけ役として成長していけるか。そこも試されるなと思います。

古屋敬多さん=撮影・NORI
古屋敬多さん=撮影・NORI

■人って、一人だと成長できないものだと思う。素晴らしい共演者が楽しみ

ーー役として、成長されるストーリーなのですか?

僕が演じる「ワン・ター」は、最初と終わりを比較すると、だいぶ成長するキャラクターらしいんです。僕自身としては、共演者の方々との絡みの中で、成長したいです。人って、たぶん一人だと成長できないものだと思うんですよ。みんなで一緒に稽古を積む先に成長がある気がしています。素晴らしい共演者の方々が揃っていますし。

ーー共演者の方々とのやりとりも、楽しみですね。

みなさん全員、僕は「初めまして」なのですが、石井さん(石井一孝さん)もいらっしゃいますし。僕より若い方も結構多いと聞いていますが、一番下っ端の気持ちでいこうかなと思っています(笑)。

古屋敬多さん=撮影・NORI
古屋敬多さん=撮影・NORI

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“「芝居が曲へ。ミュージカル音楽が好き」『FLOWER DRUM SONG』古屋敬多(上)” への 10 件のフィードバック

  1. もろへいや より:

    記事を読んで、FLOWER DRUM SONGで敬多くんがどの様に『ワン•ター』を演じるのかより楽しみになりました。
    新たな共演者さん達との出逢いで、敬多くんが成長していくのも期待しています。
    素敵なインタビューありがとうございました。

  2. ぐみ より:

    読みごたえたっぷりのインタビューをありがとうございます。
    今回敬多さんのミュージカルに対しての想いや、
    ポップとミュージカル音楽の違いなど、聞きたかった内容が知れてとても嬉しかったです。
    また新たな敬多さんを観れること、今からとても楽しみにしてます。

  3. わたのん より:

    俳優としてのインタビューは読みごたえがありました!
    普段のポップスとミュージカルの楽曲では歌い方、意識の仕方がだいぶ違うことと、台詞を伝えるために努力されていることを知りました。

    共演者の方とのかかわりの中で成長したい、一番下っ端の気持ちで…ってお話されているところにけいたさんの人柄がにじみ出ていました。
    観劇するたびにけいたさんの表現力が伸びていくのは、共演者の方を尊敬する気持ちがあるからなんだろうなぁと思いました。

    フラワードラムソングを観劇に行ける日が楽しみになりました♪

  4. 藍★彡 より:

    FLOWER DRUM SONGのお話がたっぷり聞けて嬉しかったです。敬多くんのミュージカルでの歌い方は普段のLeadのときと全然違って聞こえますし、役によって様々な歌声を表現してくれるので、ミュージカルの歌についてのお話も大変興味深かったです。次の作品でどんな姿を見せてくれるのか、ますます楽しみになりました!期待しています。

  5. キイロい森 より:

    素敵な写真とインタビューをありがとうございます。
    主演を務めるフラワードラムソングに対する熱い思いが聞けて嬉しいです!ますます楽しみになってきました。主演ということで何かと大変だとは思いますが、頑張る古屋敬多さんを応援しています。

  6. あおもりんご より:

    敬多くんのミュージカルに対する想い、今回の作品に対する意気込みを敬多くんらしい言葉で聞けて、期待が高まりました!
    後半のインタビューも楽しみです♪

  7. みー☆彡 より:

    作品ごとに違う顔を見せてくれる敬多くんのお芝居が大好きです。ミュージカルで大切にしていることや意気込み、目標などが聞けて『FLOWER DRUM SONG』もさらに楽しみになりました!公演が待ち遠しいです♪

  8. ハニ より:

    敬多くんのミュージカルへの向き合い方、Leadとの歌い方のギャップ、普段知ることのできない胸の内を聞けた素敵なインタビューでした。
    記事を読んで今回のミュージカルが本当に待ち遠しくますます楽しみになりました!

  9. いりな より:

    素敵な記事をありがとうございます!
    Leadでの活動とミュージカルで意識していることの違いが聞けてとても興味深かかったです。
    写真もどれも素敵で、FLOWER DRUM SONGがより楽しみになりました!

    インタビューの後半も楽しみにしています!

  10. ねこた より:

    素敵なお写真とインタビューをありがとうございます♪
    舞台を観る度に古屋敬多さんの進化が凄まじく、今回の主演での出演が楽しみでなりません。
    後半の記事も楽しみにしています。

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