ドラマ「ニーチェ先生」主演、浦井健治インタビュー(上)

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

演劇界で活躍する浦井健治さんが、月刊コミックジーン連載中の大人気コミック「ニーチェ先生 〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜」の実写化ドラマ「ニーチェ先生」に、間宮祥太朗さんとダブル主演する。2016年1月に読売テレビ・日本テレビほかで放送、オンライン動画サービスHuluでは放送の1週間前から独占先行配信される。アイデアニュースでは浦井さんにお話をうかがいました。

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

――原作「ニーチェ先生 〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜」を私も読ませて頂きました。

面白いですよね!

――とても面白かったです。

ツイッター発信ってすごいと思いませんか?

――そうですよね! 実は巻末を読むまで、ツイッターからはじまった漫画だということを知らなかったのですが、そんなことがあるのかと。原作はご存知だったんですか?

噂は聞いていましたが、読んだことはありませんでした。このドラマのお話を頂いてから、全巻一気に読ませて頂きました。ビジュアル撮影の時に、初めて松駒さんご本人にお会いしたのですが、本当に優しくて素敵な方でした。普段、公の場に出られるときは馬のかぶり物をしていらっしゃいますが、ご本人を演じさせて頂くにあたって、素敵な松駒さんの印象を役づくりに生かして、失礼のないようにと思っていました。お会いしたとき、心良く僕のことを受け入れて下さったような気がしていて、そのことが撮影での僕の心の支えになりました。

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

――10日間で10話分一気に撮影したと伺ったのですが。

はい。しかも1日4〜5時間巻いてしまうぐらいの勢いでした。

――ドライリハーサルもなしで撮影したとか?

ないときもありましたね。

――そうなってくると、即興芝居のようですね。

特に店長とのシーンは、いかに笑いを耐えるか……という(笑)。笑ったら負けのような撮影でした。

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

――(笑)。追々伺わせてください。演劇と違って撮影後に取材をさせて頂けるということが、映像作品の大きな違いだと思います。作品についてもう細部までわかっていらっしゃると思うので、ぜひ存分に思いを語ってください。

わかりました!

――撮影を終えて、今ここが面白いと思うところをお話ください。

ドラマ化に当たって原作ファンの方のいろいろな思いも含めて、たくさんの方にも楽しんで頂けるような内容になっていると思います。同時に福田さんの脚本なので、世界観やカラーが溢れていて、キャラクターに添ったキャストが適材適所、縦横無尽に泳ぎ回って、暴れ回っている感じが見どころのひとつだと思います。とにかくみんなに翻弄される松駒くんを演じさせて頂けたことも光栄ですし、何よりもありがたいことにスタッフさんがいつも笑顔で支えてくださっていて、それが励みにも支えにもなり、昼食も夕食もみんなで食べながら和気あいあいとやらせて頂きました。福田さんを中心に笑顔がどんどん増えていきましたし、それに乗せられて役者もどんどん遊びが増えていきました。全員が「楽しい!」と思える現場でした。

ーードラマ初主演ですね。

仁井智慧役の間宮くんとダブル主演をさせて頂いています。まさか自分がドラマで主演をはれるとは思ってもいなかったので、今回のお話を伺ったとき、主演の文字に「え!?」と聞き返しました。

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

————————-

<関連サイト>
ドラマ「ニーチェ先生」公式サイト
→ http://ni-chesensei.com/
ドラマ「ニーチェ先生」公式Twitter(@NietzscheSensei)
→ https://twitter.com/NietzscheSensei
浦井健治オフィシャルファンクラブ
→ http://www.fanclub.co.jp/k_urai/?id=8

<アイデアニュース関連記事>
ドラマ「ニーチェ先生」主演、浦井健治インタビュー(上)
→ https://ideanews.jp/backup/archives/12572
ドラマ「ニーチェ先生」主演、浦井健治インタビュー(下)
→ https://ideanews.jp/backup/archives/12574
読者の声(プレゼント応募時のメッセージより)
→ https://ideanews.jp/backup/p13645

————————-

浦井健治さんのサイン色紙と写真の3名さまプレゼントは、募集を締め切りました。多数の方のご応募、ありがとうございました。当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。プレゼントにご応募くださったみなさまのメッセージは、こちらに掲載しています、⇒ココをクリック

————————-

アイデアニュースは、読者に本当に役に立つ情報を提供するため、企業広告を一切掲載せず、記事のようでじつは企業からお金をもらっている「タイアップ記事」も掲載せず、有料会員のみなさんの支援のみで運営しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、「全文閲覧権」(月額300円、初月無料)を購入すると、前月以前の過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文が読めるようになります。良質な取材活動を続けるため、どうかご協力をお願いいたします。全文閲覧権購入の検討は、こちら ⇒https://ideanews.jp/backup/archives/2387

<ここからはアイデアニュース有料会員向け部分です>

福田組に参加しての熱い思いや、浦井さんご自身のコンビニエピソードを本人の言葉で紹介します。

――福田組の常連のようになっていらっしゃいますね。

いえいえ! でも、福田さんが「浦井くんとまたやりたい」と言ってくださったことが、この上なく幸せでした。役者ひとりひとりに対する愛が本当に深い方なので、その思いに応えたくて無我夢中で取り組みました。セリフも膨大でしたがクランクインまでに絶対に覚えると覚悟を決めて、一週間程で一気に覚え、現場では楽しむだけという状況にして挑みました。「福田組の中での浦井健治」が、視聴者の方やファンの方ひとりひとりに楽しんで頂けて、更には役者としての振り幅のひとつとして存在できたら素敵だなと思っています。

――福田組のドラマは3本目で、さらにミュージカルを1本ご一緒されてきましたが、「ニーチェ先生」ならではの福田さんとの作品作りの面白さはありましたか?

とにかく役づくりをしなくていいぐらいに、松駒くんがぴったりだと踏んでキャスティングしてくださったそうなんです。役づくりの話をさせて頂いたときに、「そのまんまで」と言われて(笑)。

――(笑)。

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

個人的には僕を応援してくださる皆さん、驚かないでくださいと(笑)。

――驚く?

ミュージカル「デスノート」の夜神月役などを見て僕を知ってくださった方には「ん!? どうしましたか!?」と思われるかもしれません(笑)。それくらい印象が違う役だと思うので、両方楽しんで頂けたら幸いだなと思っています。

――劇団新感線で演じたシャルル役を見ていたらそんなに驚かないのでは?

そうですね(笑)。いつも「また違った顔をしている」と思われる役者を目指し、鮮度を保ってやっていけたらと思っているので、松駒くんという大切な役に出会えたことで、宝物がひとつ増えました。視聴者の方には、ぜひとも僕の体を通して、松駒くんの情けなさや頼りなさ、振り回されている感を見てほしいですね。100万部というメガヒットしている原作です。原作ファンの皆さんは、もちろんキャラクターへの思い入れが強いと思いますが、松駒さんに敬意を評して、きちんと演じるよう努めてきたつもりなので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです。

――「ニーチェ先生」はコンビニの物語ですが、浦井さんは普段何を買いに行きますか?

飲み物、雑誌、ロケや稽古場のときは必ず軽食を買いに寄りますね。もう必要不可欠な存在です。

――「ニーチェ先生」に出て来るような何か面白いエピソードはありましたか?

あります! 中華まんには、いろいろな種類がありますよね。高校の頃に、「棒棒鶏まん」が発売されたのですが、それを僕は「ぼうぼうどりまんください」と店員さんに言ったんです。そうしたら店員さんは笑いをこらえて「ぼうぼうどりまんです。どうぞ」と。

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

浦井健治さん=撮影・岩村美佳

――(笑)。なんて素敵な店員さん!

そうなんです! 指摘することなく「ぼうぼうどりまん」をくれました(笑)。

――物語になりそうなエピソードですね。「バンバンジー」と読むことにいつ気づいたんですか?

友達に言ったら「おもろいなそれ!」と爆笑されて。

――そのときに初めて知ったんですね。

情けないエピソードです(笑)。

ドラマ「ニーチェ先生」主演、浦井健治インタビュー(上) おわり

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA