2017年1月26~29日に世田谷パブリックシアターで上演される、舞台『幸福な職場 ~ここにはしあわせがつまっている~』に主演する安西慎太郎さんにインタビューしました。(上)(下)に分けてお届けします。有料部分では、この作品についてや、俳優を目指したきっかけについて伺いました。
舞台『幸福な職場 ~ここにはしあわせがつまっている~』は、昭和34年(1959年)ブラック企業も派遣切りもなかった時代の、とある町工場の実話をベースにした幸福な物語です。黒板で使うチョークのトップメーカー会社を継ぐ事になった若き社長のもとに、知的障害者の女性が働きにやってくることで起こる変化をきっかけに、「人間の幸せ」とは何かを考えます。ありふれた職場に生まれた小さな「奇跡」と「幸福」。どこの職場でも起こりうる、ささやかな人間ドラマです。
※有料会員限定部分には、動画に入っていない高校時代のお話などの部分のインタビュー全文をテキストで紹介しています。また安西慎太郎さんのやわらかな表情をとらえた写真を掲載しています。インタビューの「下」では、今の自分についての自己分析や、今後目指すことについて伺いました。「下」は、1月20日(金)に掲載します。
※抽選でアイデアニュース有料会員3名さまに安西慎太郎さんのサイン色紙と写真をプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは2月3日(金)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントを掲載することもできますので、どうかよろしくお願いいたします。
<有料会員限定部分の小見出し>
■しっかり全員でカンパニー一丸となって作品づくりを
■23歳で世田谷パブリックシアターの主演をやらせていただくのは、すごく貴重
■「ギルバート・グレイプ」という映画に感動して、この道に
■高校では、自分は俳優に向いていないと思っていたんです
<『幸福な職場 ~ここにはしあわせがつまっている~』2017年1月公演>
公演日程:2017年1月26日(木)~1月29日(日) 世田谷パブリックシアター
<関連サイト>
『幸福な職場』2017年1月公演 公式ページ http://www.koufukunashokuba.com/
安西慎太郎オフィシャルブログ http://ameblo.jp/anzai-shintaro/
安西慎太郎 公式ホームページ http://www.spacecraft.co.jp/anzai_shintaro/
※ここから有料会員限定部分です。
■しっかり全員でカンパニー一丸となって作品づくりを
――今日のしごと体験では具体的にどんなことをされたんですか?
松田(凌)くんと一緒に、チョークを手で切るのと、切断と梱包を教えて頂きながらやりました。
――松田さんは、安西さんの部下の役なんですね。
凌くんは部下というか社員役ですが、年齢は僕の方が下ですし、稽古でちゃんと作っていきたいなと思います。素敵なキャストの皆さんが揃っていますので、稽古で信頼を築いていけたらと思っています。
――これまでにも少ない人数のキャストの公演も出演されていますが、そういうカンパニーはいかがですか?
色んなことが違いますが、根本や作品づくりという面でやること変わらないと思うので、しっかり全員でカンパニー一丸となって作品づくりを目指していきたいです。
■23歳で世田谷パブリックシアターの主演をやらせていただくのは、すごく貴重
――ブログでこの作品について「今の僕が演じる意味を感じています」と書いていましたが、具体的にどんな意味を感じていますか?
僕は、色んな意味で知らないことが多いなと思ったんです。きっと僕だけじゃなくて、こういう実話があったことを知らない人はたくさんいるだろうと思いましたし、この作品をきっかけに少しでも多くの方に、昔こういうことがあって、今もその工場が続いていて、ここにあるんだよということを知って頂けたらと思います。さらに、今23歳ですが、この年齢で世田谷パブリックシアターの主演をやらせていただくことと、この作品に出会えたことがすごく貴重なことだと思います。そういう思いを込めてブログに綴りました。
――別媒体の取材で撮影させて頂いたときに、私も工場に伺いましたが、工場全体にチョークで色んなイラストが書いてあったり、そういう可愛さと温かさが溢れた場所ですよね。あの空間が舞台の上にどんな風に出来上がるのか楽しみです。
何回か行かせて頂きましたが、漂う空気がすごく温かく、独特の空気感があるなと思いました。でも、お客様はもちろん行ったことがないと思いますので、僕たちが感じたものをいかに近い形でお届けできるかにかかっています。お客様に納得して頂けるように作り上げたいと思います。
■「ギルバート・グレイプ」という映画に感動して、この道に
――安西さんは、いつ頃俳優のお仕事に興味を持たれたんですか?
一番のきっかけは、「ギルバート・グレイプ」という映画を見たことです。それまでは芸能のお仕事に失礼ながら全く興味がなかったのですが、その映画を見てすごく感動して、今度は自分が届ける側になりたいと思い、この道を選びました。17〜8歳のときです。
――じゃあ、高校に進んだときはまだそういう気持ちはなかったんですね。
全くありませんでした。どちらかというと、「とりあえず行こう」ぐらいの気持ちでした。
――ご出身の高校は、芸能系も学べる学校でしたよね?
そうですね。僕が入ったコースは、先輩たちがキラキラしていて、すごく格好良くて。何になるかはわからないけれど、自分も何かに向って真摯に向き合いたいと思い、そのコースを選びました。
■高校では、自分は俳優に向いていないと思っていたんです
――高校で舞台を作ったりするんですよね?
そうです。でも、そのときは目指していたわけではなく、興味がなかったんです。
――てっきり高校に進学したときから俳優を目指していたのかと思っていました。
逆に、高校でそういう活動をしていたので、嫌だなという気持ちもありました。それぐらい、自分に向いていないと思っていたんです。
――意外です。
映画を見て今の職業を選んでいるということは、映画が他人の人生を変えているということですよね。僕も人生を変えるまでとは行かなくても、何かしらで影響を与えられたらすごくいいなと、今はそうなれたらと思っています。
※抽選でアイデアニュース有料会員3名さまに安西慎太郎さんのサイン色紙と写真をプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは2月3日(金)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントを掲載することもできますので、どうかよろしくお願いいたします。
お写真すごく良かったです(*^_^*)後編も楽しみです!
記事を読み、はやく「幸福な職場」を観たい!という気持ちが強まりました。
インタビューの後編も楽しみにしております(*^^*)
柔らかい表情の安西くんがとても素敵です!