2018年12月8日（土）にシアタークリエで開幕し、福岡、愛知、大阪でも上演されるミュージカル『オン・ユア・フィート！』に出演する渡辺大輔さんのインタビュー、後半です。有料部分では、ミュージカル出演が続く渡辺さんに、ミュージカル作品に関わっているときの渡辺さんならではの日々の生活の様子についてや、今後めざすことなどを伺いました。

――そういう前へ、前へと向かうエネルギーって、きっと渡辺さんご自身もあると思いますが。

常に新しいものを求めて、新しい自分に出会いたいと思っています。9月に出した舞台写真集『La scène』でこの作品のプロデューサーさんが、「大輔にはこのエミリオ役で新しい挑戦をしてほしい。大輔のこういう役を観てみたい」というありがたい言葉を寄せてくださったんです。この与えられたチャンスを、無駄にしたくないですよね。

新しい自分に出会うためにはどんどんやり込んでいく、チャレンジする気持ちが活きてくると思います。今回ですと日本初演、カタログミュージカル、ラテン、自分にとっても挑戦の連続ですが、ワクワクする気持ちが強いです。初めての本読みの段階で、プロデューサーさんなどからお褒めの言葉を頂戴したんです。でもここからもっともっと深めていきたいという更なる意欲がわきました。

――日本初演で、挑戦の連続となる作品、いいですね。

それと、この作品では、アンサンブルキャストのおひとりおひとりが色々な役を演じられるんです。これがそれぞれにおもしろいし、個性豊か。ここにも是非注目してほしいです。本当にすばらしいメンバーが揃っています。皆さん魅力的ですよ。

――端々まで全部ですね。

そうです。でも、ものすごく人数が多いわけではないので。

――逆にみなさんのことがよく見えますね。

はい、おひとりおひとりを注目し追いかけて欲しいです。

＜取材協力＞
ヘアメイク：高橋純子
スタイリスト：永尾将宗

※アイデアニュース有料会員（月額300円）限定部分には、「ミュージカル俳優になってきたね」と言われるようになったという渡辺さんが今、考えていること、「この世界に入って学んだ」ということについて語ってくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

＜有料会員限定部分の小見出し＞

■自分を不器用な形で追い込んでしまうことがある

■「自信をもつな」と思ってやってきた。でも、自信も必要だと学びました

■『オン・ユア・フィート！』、観ないと損します

＜ミュージカル『オン・ユア・フィート！』＞
【東京公演】2018年12月8日（土）～2018年12月30日（日）　シアタークリエ
【福岡公演】2019年1月4日（金）～6日（日）　博多座
【愛知公演】2019年1月9日（水）～10日（木）　刈谷市総合文化センターアイリス大ホール
【大阪公演】2019年1月17日（木）～20日（日）　梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

＜公式サイト＞
ミュージカル『オン・ユア・フィート！』
https://www.tohostage.com/onyourfeet/

＜関連リンク＞
渡辺大輔 公式ブログ
https://lineblog.me/watanabe_daisuke/
GOODLUCK 渡辺大輔 オフィシャルファンクラブ
http://watanabedaisuke.net

• 加藤和樹・朝夏まなと、二人のRootsを辿るコンサート『THE Roots2022』開催決定 2022年3月19日
• 2019年以前の有料会員登録のきっかけ 2020年8月18日
• 矢田悠祐・大山真志ら出演、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』10月16日開幕 2020年8月5日

⇒すべて見る

• 『スワンキング』公演ビジュアルと詳細発表、6/8に東京で開幕し大阪・愛知・福岡へ 2022年2月15日
• ルートヴィヒ二世とワーグナーを描くミュージカル『スワンキング』、2022年6月開幕 2021年12月10日
• 愛を歌い上げる『LOVE SONG COVERS Collection 2021』、8月21日・22日に開催 2021年8月16日

⇒すべて見る

• 「まぁさまと、赤い糸で繋がっている気が」、『モダン・ミリー』、実咲凜音（下） 2022年7月2日
• 「笑うと、心が元気になるよ！」、『モダン・ミリー』、実咲凜音（上） 2022年7月1日
• 【動画】「どこを切っても楽しめる金太郎飴」、ミュージカル『モダン・ミリー』会見 2022年5月10日

⇒すべて見る

※渡辺大輔さんのサイン色紙と写真１カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは12月29日（土）です。（このプレゼントの募集は終了しました）

※ここから有料会員限定部分です。

■自分を不器用な形で追いこんでしまうことがある

――最近のお話も伺わせてください。先ほどもお話がでてきましたが、ちょうどこの１年だと『1789』や『タイタニック』が大きい作品で、『オン・ユア・フィート！』の次は『ロミオ&ジュリエット』の再演なので、ミュージカル三昧な１年半くらいだと思いますが。

これだけ挑戦させて頂けるのはとてもありがたいこと。ひとつひとつ大事にしていきたいです。「ミュージカル俳優になってきたね」と言われるようになってきたのですが、ここから更に底上げして、ブラッシュアップして、レベルアップしていかなければいけないですね。とはいえ、もちろんストレートプレイもそうですし、映像の方にも変わらずチャレンジしていきたいです。その辺りは幅広く、色々なことをやっていきたいですね。ミュージカルだけと固定したくないのは、今も昔も変わらないです。今、目の前にある作品はミュージカルですが、常に新しい自分を見て頂けるようにと考えてしまうのは職業病かもしれません（笑）。

――普段の生活でも役について考えたりしますか？ 例えば朝起きて考えちゃったり。

今朝もそうですが、起きた瞬間に台詞を口にしたりします。

――それはもうはっきり目が覚めた状態ですか？　それともまだぼーっとしている状態なんですか？

夢の中でも演じているんです。そのまま目が覚めて、起き抜けのまだ覚醒しきっていない、それこそ眠くてぼーっとしている状態で台詞をべらべらっと（笑）。

――半分、無意識みたいな感じなんですか？

意識的な部分が強いかもしれません。わざとそんな状態でもやって、「お前、ちゃんと覚えてるか？」って自分に暗示をかけるような。

――それは公演中、その作品が終わるまで、そうなるってことですか？

はい。こういう性格なので、そういうことをやっちゃっているんですよね。

――「こういう性格」というのは？

自分を不器用な形で追いこんでしまうことがあるんです（苦笑）。

――周りから心配されるくらい追いこんじゃう？

エミリオはとてもセリフが多く、自分がストーリーをまわしていかなければいけないシーンが多いので、口に慣れさせたいという気持ちが強いのかもしれません。勝手に口が動いているように、早く自分の身になるようにと思っています。だからか稽古の間は、そんなことをやってしまっているんです。

■「自信をもつな」と思ってやってきた。でも、自信も必要だと学びました

――最初にお話されていた、ラテンの音楽が、向こうの人種の人たちの血に流れているというお話をされていましたが、そんな感じですよね？　どんな状態でも言えるぐらいの。

そうですね。そういえば朝夏さんには、「ラテンの血が入っていますか？」と聞かれたんですが、「入っていません」って（笑）。どうもラテンの人に見えるらしいです。

――今稽古していて言われたんですか？

一番初めに言われたのは本格的な稽古がはじまる前、ラテンダンスのワークショップがあって、ペアを組んだときです。自分では分からないのですが、踊っているときのノリが「ラテンの人みたい」って言われて（笑）。そんな風に言われたのは初めてだったので、自分の中では「日本人だけどなぁ」って思いつつ（笑）。でも、これはエミリオにとってはいいことだなと。稽古場に入ってからも「やっぱりラテンの血が流れてるよね」って改めて言われました。

――じゃあ、ぴったりですね。拝見するのが楽しみです。先日、『タイタニック』を拝見して、渡辺さんの２枚目度が上がっていると思ったんですよ。

本当ですか？　そういうのって自分では気づかないんですよ。昔よりも疎くなっているくらい。

――（笑）。

でも、自分では分からないくらいがちょうどいいのかな。全てにおいて、それこそ学生のころから、「自分に自信をもつな」と思いながらやってきたんです。でも、自信をもつことも必要だということは、この世界に入って学びました。ただ過信だけは絶対にしないようにしていますね。だから、「え？　本当にそんな感じに見える？」ぐらいが一番いいのかなって（笑）。

■『オン・ユア・フィート！』、観ないと損します

――わかりました。では、最後にこの作品に向けて楽しみにしているみなさんへメッセージをお願い致します。

たとえ聴いたことがない楽曲だったとしても知らない間に体がリズムを取ってしまう、それくらいノリの良い楽曲が溢れています。でも同時に万国共通の夫婦愛・家族愛といった感情移入しやすい、心をゆさぶるストーリーも堪能して頂きたいです。演じている僕自身本当に新感覚で、新しいと感じる部分が多いので、みなさんにも劇場で体感いただければと思います。１回ですべてを網羅しようというのは、多分難しいです。なので、少なくとも２回、３回。「あ、ラテンのノリほしい」「ラテンの血ほしいな」「ラテンのパワーをもらわないと仕事ができない」という方は、是非５回以上観て頂けると。

――全国ツアーもありますからね。

嘘偽りなく、本当に観ないと損しますので、是非味わって頂いて、僕が言っていることが本当だと劇場で答え合わせをしてください。１回観て頂くと、「あ、クセになる」となると思います。最後は皆さんも一緒に、ステージ・客席が一体となって大騒ぎですよ。この年末で色々溜まっている方、是非お越しください。2018年のうさ晴らしといったら、『オン・ユア・フィート！』。ここで思いっきり晴らせます！　さらに「新しい年を迎えるにあたり、ラテンの血がほしい」「このパッションで2019年をハッピーに生きていきたい」という方も、是非『オン・ユア・フィート！』にお越しください。どうぞよろしくお願いします！

※渡辺大輔さんのサイン色紙と写真１カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは12月29日（土）です。（このプレゼントの募集は終了しました）