スターダストプロモーションが手掛ける若手俳優集団「EBiDAN」の研究生から生まれた9人組のダンス&ボーカルユニットの「SUPER★DRAGON」。ヘヴィロックを軸に、ダンスミュージック、ラップ、グランジなどさまざまなジャンルの音楽をミックスした幅の広い楽曲が特徴です。また、目まぐるしく変わるフォーメーションダンスや、楽曲によって、全員で歌う時もあれば選抜メンバーで歌うときもあるという、自由自在のスタイルも目を引きます。2019年2月27日に2ndアルバム『2nd Emotion』を発売し、3月21日からは全国5都市で『7th ONEMAN LIVE TOUR“Emotions”』を開催するSUPER★DRAGON。今回は9人のうち、ジャンさん、壮吾さん、洸希さんの3人に、子ども時代やSUPER★DRAGONの音楽性などについて話を聞きました。
――まず、皆さんの子ども時代について教えていただけますか。小さいころから音楽やダンスが好きだったのでしょうか。
壮吾:今年の4月に高校2年生になるんですが、事務所に入ったのが小学校5年生のとき。そんなに小さいころから歌やダンスをやっていたわけではなく、事務所に入ってから始めました。家では親がよく槇原敬之さんや平井堅さんの曲を流していて、それを聴いて育ちました。
ジャン:僕は0歳からモデルをやっていて、3歳ぐらいからランウェイ専門で、色んなブランドの服を着てランウェイを歩いていました。小学校3、4年生ぐらいまで、ずっとその仕事をしていたんですけど、小学校5年生でスカウトされて、今の事務所に入りました。音楽自体は、親がマニアと呼べるほど洋楽が好きな音楽一家でした。親とずっと一緒に洋楽を聞いて育ったので、今でもその影響は大きいです。ブルーノ・マーズがすごく好きで、親が聴いていたマライア・キャリーなども聴いていましたね。今は、ローファイヒップホップというジャンルが好きですね。
――ローファイヒップホップとはどういう音楽なのですか。
ジャン:音質や音響がちゃんとしていない、音割れやザーッという音が入ってしまう時代に生まれた音楽を、今の時代に再現したものなんです。
――音の悪いLPのような感じですか。
ジャン:そうです。音楽もローテンポです。大阪出身のjojiさんというアーティストが浸透させたそうです。
洸希:僕は小学校4年生のときにスカウトされて、最初は俳優をやりたいと思っていたんですが、「EBiDAN」に入ることになってから、音楽に興味を持ちました。そんなに音楽も詳しくなかったですし、洋楽を聴き始めたのもこの仕事をしてからですね。親は日本の歌やアイドルの曲、ブルーノ・マーズなどなんでも聴いていたので、僕もそういうのを聴いて育ちました。
――SUPER★DRAGON(以下「スパドラ」)はヘヴィロックやラップ、R&Bなど色んなジャンルの曲を歌っていますよね。皆さんは、その辺りはどうでしたか。すぐに楽曲となじめたのでしょうか。
洸希:「EBiDAN」に入りたてのころはポップな曲ばかりだったんですが、「スパドラ」の初めてのアルバム「1st Impact」に入っている「HACK MY CHOICE」はやったことのないジャンルの曲でした。初めは歌うのも、音を取るのも、ダンスも難しかったんですけど、今は持っている曲も50を超えて、色んなジャンルに触れているから、2枚目のアルバム「2nd Emotion」ではどんな曲でも対応ができるようになっていました。色々なものに挑戦して良かったなと思います。
壮吾:「スパドラ」のグループになってから色んなジャンルをやらせてもらえるようになって、楽しいですよね。ヘヴィロックもなじみはなかったんですが、やっていくうちに好きになりました。
ジャン:僕は「スパドラ」に入る前からそういうカッコいい系の音楽には興味があって、いずれはやってみたいなと思っていたんです。「スパドラ」の結成時には、多少は、音楽に対してとまどいがあったんですが、自分がやりたいことにつながって良かったと思います。
※こちらはSUPER★DRAGON オフィシャルホームページに掲載されている「SUPER★DRAGON『2nd Emotion』全曲試聴トレーラー」動画です。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、普段の稽古の様子や、オーディションまでの自分と今の自分の変化、「スパドラ」が年上組の「ファイヤードラゴン」(玲於、毅、ジャン、颯)と年下組の「サンダードラゴン」(壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽)に分かれて活動することもある意味と、その効果について話してくださったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。3月17日(日)掲載予定のインタビュー「下」では、ツアーとアルバムの関係、「感情」というアルバムタイトルが今回のライブにどういう意味を持つのか、SUPER★DRAGONが目指すものと3人それぞれの「夢」についてなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■ダンスの稽古は1日3、4時間
■ラップで歌の表現が広がった
■「スパドラ」は仕事をする上での第2の家族
■「ファイヤードラゴン」と「サンダードラゴン」は「スパドラ」の強み
<SUPER★DRAGON 2ndアルバム『2nd Emotion』>
発売:2019年2月27日(水)
http://sp.super-dragon.jp/
<SUPER★DRAGON『7th ONEMAN LIVE TOUR“Emotions”』>
【福岡公演】2019年3月21日(木・祝) Zepp Fukuoka
【大阪公演】2019年3月22日(金) Zepp Namba
【愛知公演】2019年3月29日(金) Zepp Nagoya
【宮城公演】2019年3月31日(日) 仙台GIGS
【東京公演】2019年4月3日(水) Zepp Tokyo(2部制)
<関連リンク>
オフィシャルホームページ
http://super-dragon.jp
オフィシャルTwitter
https://twitter.com/Supdra_staff
オフィシャルBLOG
http://lineblog.me/superdragon/
- 2019年以前の有料会員登録のきっかけ 2020年8月18日
- 「ドンドン突き進んで、大きくなりたい」、SUPER★DRAGONインタビュー(下) 2019年3月17日
- 「SUPER★DRAGON」全国5都市ツアーへ、ジャン・壮吾・洸希インタビュー(上) 2019年3月16日
※ジャンさん・壮吾さん・洸希さんの3人のサイン色紙と写真を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月16日(火)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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■ダンスの稽古は1日3、4時間
――曲によってヴォーカルの担当や、ダンスのフォーメーションがコロコロと変わり、大変だと思います。毎日、どのぐらいお稽古されているのですか。
ジャン:決まっているわけではないですが、3、4時間ぐらいですね。
洸希:3時間は確実ですね。
ジャン:3、4時間だとダンスが多いですね。ダンスの振りの固めだったり、振り入れだったり、動画を見て、踊りを修正したり。歌は歌で、また別の練習時間が設けられているんですが、基本的には1日3、4時間です。
■ラップで歌の表現が広がった
――歌も皆さん、とてもうまいですよね。これも訓練の賜物なのでしょうか。
洸希:歌は「スパドラ」に入る前に、歌のオーディションがあって、その前からヴォイストレーニングはやっていたんです。本格的ではなくて、少しやるぐらいだったんですけど。
ジャン:懐かしいな。
洸希:ありがたいことに、そのオーディションには受かったんですけど、それは急遽、メンバーを増やすことになったからという理由で受かったんです。本当は落ちていたはずだったので、人生で一番悔しかった瞬間でした。それで歌をもっと頑張らないといけないと思って。「スパドラ」に入ってからはラップがあったんですね。ラップは初めての経験で、何の知識もなく、ただただ、ジャン君のまねをしていました。ラップに慣れるまでは、自分の中でも不思議な感覚でしたね。
ジャン:僕も特にラップを聴いて育ったわけではなく、ラップの知識も興味もあまりなかったんです。でもディレクターに「ジャン、ラップできるよ」と言われて、最初は見よう見まねでやっていたんです。でも、ファーストアルバムを出してから、自分の中で音楽に対する意識が変わってきて。自分で作詞作曲を始めたのも、ファーストアルバムを出した後なんです。ラップへの愛や知識が深くなればなるほど、自分の実力も上がっていったので、環境作りは大切なんだなと思いました。
――英語の歌もありますが、ジャンさんは、もともと英語はできるのですか。
ジャン:いや、できないです(笑)。半年ぐらい前から勉強していますね。
壮吾:僕は「スパドラ」でラップを歌うことはあまりないんですが、歌で表現の幅がいっぱい広がる感じがして、面白いですね。
ジャン:今回、CDのLimited Boxの2枚目の「NICHIYOUBI」でいっぱい歌ってんじゃん。
壮吾:はい、たまに歌います(笑)。急な変声期で発声の仕方が変わって、まだ上手くコントロールができないのでトレーニング中です。
■「スパドラ」は仕事をする上での第2の家族
――「スパドラ」は2015年に結成されて、今年で4年です。また、「スパドラ」の中で、年上組の「ファイヤードラゴン」(玲於、毅、ジャン、颯)と、年下組の「サンダードラゴン」(壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽)に分かれて活動もされています。色々と経験され、成長を感じるのではないですか。
洸希:色んなところに目を向けられるようになったと思います。リハーサルでダンスの振りをやるときは、人数が多いので合わせるのが大変なんです。でも、皆、意見を言うようになりましたね。そこが伸びたかな。
ジャン:壁というほどではないですが、年上組、年下組という関係があった。上の意見は聞くけど、下は意見を出せないという状況もあったんです。でもSUPER★DRAGONは早いうちに、その壁はなくなって、気が付けば、お互い、いい意味で意見を容赦なく言えるようになった。グループの進化につながる一歩でしたね。
洸希:結成されたときは、僕は控えめな性格で、人見知りだし、人にものを言えなかったんです。思うことも自分の中で抱えたままだったんですが、やっていくうちに、「スパドラ」のためにも意見を言えるようになりましたね。ダンスだったら玲於君、歌だったら毅君に教えてもらったりして、結成された当初の自分では絶対できなかったことが、今、ちょこちょこできるようになりました。
ジャン:洸希が一番、性格変わったと思います。ここ数年間で。
洸希:ハハハ(笑)。
ジャン:今、めっちゃしゃべるし、リアクションも一番大きいんで。
一同:(笑)
壮吾:昔の洸希は本当に内気で、一人でポツンという感じだった。「スパドラ」のメンバーと出会って明るくなりましたね。
洸希:ずっと一人で部屋の隅っこにいたんです(笑)。
――とてもそんな風に見えないですね。お互いは今、どんな存在なのですか。
ジャン:同じ目標を見ている人たちですね。時にはぶつかることもありますが、仕事をやっていく上での第2の家族です。前は仲がいいだけだったんですが、今は仲がいいからこそ、何でも言い合える。そこをずっと保っていきたい。
壮吾:仲いいよねぇ…。
洸希:アハハハッ、しみじみしてんじゃねぇよ(笑)。彼はめっちゃ、しみじみするタイプなんです。
壮吾:振り入れのときも、いい意味でうるさいし、団結力もある。そういうところがいいなと思いますね。
洸希:以前は、ライブでのMCを年下組は年上組に頼っていたところがあったんです。でも、今はみんなが全体を見回して行動するようになり、年上組がいなくなった途端に黙る時間が流れることもなくなりました。
■「ファイヤードラゴン」と「サンダードラゴン」は「スパドラ」の強み
――「ファイヤードラゴン」と「サンダードラゴン」に分かれて活動される時は、それぞれ、どういう心意気なのですか。
壮吾:音楽的にも、それぞれ「スパドラ」とはまた違うんです。人数が多いからこそ、グループに分かれてパフォーマンスができる。「スパドラ」の強みですね。
ジャン:長い期間、2つに分かれて、違うところでライブをしていたんです。「ファイヤードラゴン」は恋愛ソングやバラードが多く、「サンダードラゴン」は明るい応援ソングが多い。「スパドラ」では僕ら年上組が観客をうっとりさせて、年下組がそれを上げるという役割だったんですが、いざ分かれてしまうと、その関係性ができなくなって(笑)。そこで「サンダードラゴン」の必要性をより感じましたね。実は、2つに初めて分かれた時に、初めてぶつかり合いがあって。でも、そのぶつかり合いがあったからこそ、何でも言い合える仲になりました。
洸希:別々でやったツアーでは、僕ら「サンダードラゴン」だけで、「スパドラ」の曲を歌って、お客さんをどう盛り上げるかという課題があったんです。リハーサルでも位置確認や歌のパートなどでもめて、大丈夫かなと不安だったんですが、よく話し合い、「ファイヤードラゴン」のメンバーにも「ここのダンスや歌はどうするの?」と聞くようにしました。「サンダードラゴン」で人数が少ない分、もっとお客さんから見られる。「ファイヤードラコン」に頼らないで、いいものを見せたい。そこは一番、自分の中でも気を付けました。
※ジャンさん・壮吾さん・洸希さんの3人のサイン色紙と写真を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは4月16日(火)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
子供時代の話やSUPER★DRAGONになる前、なってからと様々な内容のインタビューがありとても読み応えがありました!途中3人の和気あいあいとした雰囲気が伝わってきて楽しかったです(o^^o)明日更新の下も楽しみにしてます!
CDリリースのインタビューは制作秘話が中心になりがちですが、アイデアニュースさんのインタビューはグループ自体を掘り下げてくださってて、とても興味深く読ませていただきました。写真も撮り下ろしで嬉しかったです。後半インタビューも楽しみにしてます!