創価学会の池田大作氏が創立した創価大学と創価女子短期大学の関係者が2015年8月11日、安全保障関連法案(戦争法案)への反対署名活動を開始しました。インターネット上に署名集めのサイトが作られ、掲載された声明には「私たち関係者有志は、創立者・池田大作先生の理念を我が人生の根幹に据え、安全保障関連法案への『反対』を表明します」と書かれています。
署名集めを開始したのは、「安全保障関連法案に反対する創価大学・創価女子短期大学関係者 有志の会」。呼びかけ人は2015年8月11日午後3時30分現在で以下の11人のみなさん。五十嵐惠(36期 卒)、植村紀孝(19期 卒 )、氏家法雄(創価女子短期大学教員)、金田建志(元創価大学職員)、佐野潤一郎(創価大学教員・13期 卒)、鈴木隆文(2期 卒)、竹原弘樹(39期 卒)、戸田通隆(通信教育 在学)、長谷伸之(7期 卒)、村田憲一(22期 卒)、和合勇磨(43期 在学)。
声明は「平和は自由な対話、すなわち人権の尊重からはじまります」という言葉で始まり、「大学正門に掲げられた『創價大學』の文字は、教育と人権の勝利を信じつつ対話を貫き通し、軍部権力の弾圧により獄死した『創価教育の父』牧口常三郎先生の筆によるものです。いかなる圧迫にも屈せず、民衆のために声をあげること。これこそが創価教育の魂だと私たちは信じます」と続けています。
そして「現在、9割の憲法学者が『違憲』と判断している安全保障関連法案が、安倍政権により採決されようしています。私たちはガンジー、キングの人権闘争の流れに連なる創立者・池田大作先生の人間主義思想を社会に実現すべく学び続けてきました。そこで培った人権意識を持つ者なら、声を上げるべき時は、今です。私たち関係者有志は、創立者・池田大作先生の理念を我が人生の根幹に据え、安全保障関連法案への『反対』を表明します」と宣言。
「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」という池田氏の言葉を引用し、「この言葉を深く心に刻み、『人類の平和を守るフォートレスたれ』との建学の精神を生涯堅持することを、ここに誓います」と結んでいます。
「安全保障関連法案に反対する創価大学・創価女子短期大学関係者 有志の会」のサイトはこちら → http://sokauniv-nowar.strikingly.com/
創価学会は公明党の支持母体ですが、創価学会関係者の間では安保関連法案(戦争法案)に反対する動きが広がりつつあり、facebookには公開グループ「創価学会員だけど自民党が大嫌いな人、団結しましょう。」が作られ、各地のデモでは創価学会の3色の旗に「公明党の議員よ 人間革命読み直せ」などの文字を書いたプラカードを掲げて歩く人の姿が、良く見られるようになっています。
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