2019年10月22日~25日まで東京の「天空劇場」(北千住 東京芸術センター21F)で上演される音楽劇『ハムレット』で主役のハムレットを演じるキム・ヨンソクさんのインタビュー後半です。人気アーティスト「CROSS GENE」(クロスジン)の末っ子として活躍するヨンソクさん。韓国でミュージカル『ALTAR BOYZ』に出演し、最近は日本で『マイ・バケットリスト』に出演するなどミュージカル俳優としても活躍しています。ヨンソクさんが感じる歌手活動と舞台との違い、現在韓国で出演中のロマンチックコメディーの舞台『私の家になぜ来たの?』について、今後やってみたい役柄、読者へのメッセージなど、インタビュー後半で話してくださった全文を紹介します。
――音楽劇『ハムレット』出演について、ファンの皆さんからの反響は?
それがですね、作品が発表されたとたん、みんなの注目がルー大柴さんと演出の勘十郎さんに集中して。「すごーい」「すごい人たちと一緒に仕事するんだね」って。「え、僕じゃないの? 僕のハムレットじゃなくてそっちに先に反応するの?」ってなりました(爆笑)。
――すみません、笑ってしまいました。たしかに意外な顔合わせで、インパクトがあったと思います。
皆さんとにかく期待して待っていてください! 絶対に今までになかったような作品になります。10月22日から本番です。
――ここからは舞台以外のことを聞きますね。最近、何か楽しいことはありましたか?
9月の7、8日に1年ぶりにCROSS GENEの単独コンサートを開催しました。ファンの皆さんと一緒にいい思い出を作ることができて幸せでした。みんなにCROSS GENEの歌を聞かせたいという願いがかなって、嬉しかったし楽しかったです。
――久しぶりで盛り上がりましたか?
はい! それはもう。というのも、日本でダンサーさんを入れてステージをやったのは初めてだったんです。韓国でやったことはあったんですが、それもあって皆さんに喜んでもらえました。
――8日は日本に台風が上陸していましたが大丈夫でしたか?
午後3時からの本番で、終わるのも早かったのでぎりぎり大丈夫でした。ファンの皆さんも無事に帰れたと思います。
――ヨンソクさんはデビューして何年ですか?
8年目ですね。韓国でのデビューは2012年。日本デビューが2013年です。
――今までにターニングポイントはありましたか?
ありました! 初めてのミュージカルです。24歳のときに韓国で『ALTAR BOYZ』に出たんです。ダブルキャスティングで、ルークという、ヒップホップが得意な役を演じ、それがターニングポイントになりました。
――そのとき舞台の楽しさに目覚めた?
目覚めた? あ、まさにそんな感じです! (ジェスチャーつきで)パーッと目が開きました! もともとアイドル歌手としてデビューしたときからミュージカルの舞台に立ちたいとは思っていましたが、『ALTAR BOYZ』に出たことで将来はこの道もやっていくぞ! と心が決まったんです。めちゃくちゃ気持ちよかったです。目の前にお客さんがいる、そこで演じる。なんというか、その空気が大好きでした。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、キム・ヨンソクさんが、韓国で出演中の舞台『私の家になぜ来たの?』について、また将来やりたいというミュージカルの役などについて話してくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■アーティストは音楽番組を撮影して放送に出ます。舞台は生放送みたいで緊張する
■今、韓国でロマンチックコメディーの舞台『私の家になぜ来たの?』に出ています
■ミュージカル『エリザベート』『ドラキュラ』が好き。トートが一番やってみたい役
■新しい音楽劇『ハムレット』が生まれますので、ぜひ、僕を信じて見に来てください
<音楽劇『ハムレット』>
【東京公演】2019年10月22日(火)~10月25日(金) 天空劇場(北千住 東京芸術センター21F)
音楽劇『ハムレット』公式サイト
https://artistjapan.co.jp/
東京芸術センター(天空劇場)
http://www.art-center.jp/tokyo/
<関連リンク>
CROSS GENE公式サイト
https://artist.amuse.co.jp/artist/cross_gene/
https://www.crossgene.jp/profiles
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※キム・ヨンソクさんのサイン色紙と写真1カットを、3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員限定ではありませんので、どなたでもご応募できます。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは11月10日(日)です。(このプレゼントの募集は終了しました)
※ここから有料会員限定部分です。
■アーティストは音楽番組を撮影して放送に出ます。舞台は生放送みたいで緊張する
――それはCROSS GENEとしているときとは違う感覚だった?
コンサートやライブは同じです。アーティストは音楽番組に出て、それをカメラで撮って放送する。でも舞台やミュージカルは毎日毎日が生放送のライブみたいなものなんです。ドキドキするし緊張もする。毎回毎回、同じ役だけど違う姿を見せる。
――『ALTAR BOYZ』自体が、その日のお客さんと一緒に毎回違う舞台を作り上げる、観客参加型のミュージカルでしたね。
そうなんです。その場の雰囲気で踊ったり、お客さんのメッセージを読み上げたりしていました。『ALTAR BOYZ』は忘れない(ため息まじりに感情を込めて)。今でもそのとき共演したお兄さんたちと連絡を取り合っているし、お兄さんたちが出る舞台をよく見に行っています。パク・ハングンさん、イ・チャンヨンさん、イ・へジュンさん。ほかにもいますが、みんな仲良しです。
■今、韓国でロマンチックコメディーの舞台『私の家になぜ来たの?』に出ています
――今は韓国と日本を行ったり来たりして仕事をしているのですか?
はい。家族もそんな僕を応援してくれています。両親と2人の姉がいるんですが、韓国に帰ると「お帰り~」「おつかれ~」という感じで迎えてくれます。今回の日本のコンサートも来たがっていたんですが、スケジュールが合わなくて来られなくて残念でした。でも、僕の舞台やミュージカルをよく見に来てくれます。実は今、韓国で舞台に出ているんです。
――今ですか?
演劇の街、大学路(テハンノ)で5年ぶりの舞台に立っています。韓国で大ヒットしたWEB漫画が原作のロマンチックコメディーです。『私の家になぜ来たの?』というタイトルで今回が初演。本当に楽しい作品で、6か月やる予定です。
――韓国での舞台を抜け出して、日本でも舞台に出られるのですね。
そうなんです。トリプルキャストでロングランなのでそれが可能なんです。ミュージカルではないストレートプレイ。マイクなし、歌もなし。小さな劇場ならではの可愛らしい作品です。出演者は主人公2人とマルチマン2人の合計4人。お客さんとの距離が近くて楽しいです。日本からもお客さんがいっぱい見に来てくれるといいなあ。ファンの皆さんには「長い間やってるから、ゆっくりゆっくり見に来てね」と言ってるんですよ(笑)。『ハムレット』が終わったら、11月からは韓国でまた『私の家になぜ来たの?』に出ます。
■ミュージカル『エリザベート』『ドラキュラ』が好き。トートが一番やってみたい役
――ミュージカルがお好きなんですね。
はい。大学路(テハンノ)でやっているようなオリジナルミュージカルも好きだし、大作も好きです。自由時間があれば自分でチケットを買って見に行きます。RAIN(ピ)さんとソン・ヘギョさんが共演したドラマ『フルハウス』のミュージカル版や「クナルドゥル(あの日々)」も見ました。中でも特に好きなのは『エリザベート』と『ドラキュラ』です。
――今後、やってみたい役はありますか?
あります! 『エリザベート』のトートが一番やってみたいです。ジュンスさんもやっていた、悪魔みたいな役(笑)。最近ではVIXXのレオさんがやっていたので羨ましいと思いました。僕もいつか必ず、夢をつかみたいと思っています。
――期待しています。今日はありがとうございました。
もう終わりですか。時間が経つのは早いですね(笑)。
■新しい音楽劇『ハムレット』が生まれますので、ぜひ、僕を信じて見に来てください
――最後に読者の皆さんにメッセージをどうぞ。
アイデアニュースの読者の皆さん、はじめまして。ヨンソクともうします。『ハムレット』で皆さんに会いに行きます。新しい音楽劇『ハムレット』が生まれますので、ぜひ、僕を信じて見に来てください。一生懸命頑張ります! 期待してください! どうぞよろしくお願いいたします。