2019年11月20日に自身が作詞したニューシングル「Hello」の配信が始まる加藤和樹さんのインタビュー、後半です。2020年6月から始まるライブツアー『Kazuki Kato Road Tour 2020 ~Thank you for coming! 2~』についてのお話や、学生の頃の思い出などについても伺いました。
――来年の『Kazuki Kato Road Tour 2020 ~Thank you for coming! 2~』では、日本各地を廻られますね。
そうです。今回はじめて25ヶ所、最多です。
――25ヶ所、すごいですね。そのツアーの醍醐味は、ズバリなんでしょう?
やっぱりお客さんの笑顔ですね。僕自身が、全都道府県でライブをやりたいって思ったきっかけは、僕は地元が名古屋なんですけど、中学校のときに「L’Arc-en-Ciel」さんが名古屋でライブをしたことなんです。自分の好きなアーティストが自分の土地に来るっていうのをすごく鮮明に憶えていて。…最初は、ニセモノだと思ったんですよ。
――ニセモノ?
はじめて生で見るアーティストなので、最初登場したときに現実味がないわけですよ。いつもテレビで見ている人が目の前に居るっていうのが信じられなくて「絶対ニセモノだよ」って、友達と言ってて(笑)。
――本人だって納得したのは、どの瞬間でした?
やっぱり歌声を聴いてからですね。その気持ちってわかるっていうか、やっぱり僕も握手会とかやっても「本人ですか?」って言われることもあるので。
――「本人ですか?」って!
だから「本人です」って。やっぱり人って、目の前に急に現れると、現実味がないんだなって思って。
――間近で会えると思っていないんですよね。
そうなんですよ。そういうこともあって、僕はやっぱりその人が待っていてくれている土地に、自分で音楽を届けに行くっていうことをしたくて。そして、その土地のものを食べたり文化に触れたりとかして。中2のとき、もう20年ぐらい前ですが、そのときにhydeさんが「味噌カツ食べたで!」とか言ってて、「マジかよ! hyde味噌カツ食ったんかい?!」みたいな盛り上がりを友達としたことを、いまでも鮮明に憶えてるんです。
――「L’Arc-en-Ciel」がお好きだったんですね。音楽活動をしようと決意したのは、その出来事よりは後で。
そうですね。19歳のときです。
――ライブにも行かれていたということは、もともと音楽がお好きだった?
音楽を聴くのはすごい好きだし、歌うのもすごい好きだったんですよ。カラオケ世代なので、遊びといったらカラオケで。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、学生の頃の思い出や、ステージに出る瞬間の気持ちなどについて話してくださったインタビュー後半の全文を掲載しています。(今回の記事の有料会員限定部分には、写真はありません)
<有料会員限定部分の小見出し>
■中学・高校はもうカラオケばっかり。周りのみんなも歌うことが好きだった
■「去りゆく君へ」がバラードだったので、バラードはやっぱり歌い続けたい
■ライブのステージに出る瞬間は、いまだに慣れない。慣れたら終わりだと思います
■「Hello」。進路とか考えなきゃいけない時期に、サポートできる楽曲になれば
<2nd Digital Single「Hello」>
2019年11月20日配信開始
公式サイト
加藤和樹 official web site DISCOGRAPHY 2nd Digital Single「Hello」
http://www.katokazuki.com/discography/detail/id=884
<『Kazuki Kato Road Tour 2020 ~Thank you for coming! 2~』>
6月20日(土) 千葉県・柏 PALOOZA
6月21日(日) 茨城県・水戸 LIGHT HOUSE
6月27日(土) 神奈川県・新横浜 NEW SIDE BEACH
7月03日(金) 岐阜県・柳ケ瀬 ants
7月04日(土) 愛知県・名古屋 SPADE BOX
7月05日(日) 静岡県・浜松 窓枠
7月10日(金) 岡山県・岡山 IMAGE
7月11日(土) 香川県・高松 DIME
7月12日(日) 徳島県・徳島 club GRINDHOUSE
7月14日(火) 兵庫県・神戸 VARIT.
7月18日(土) 北海道・札幌 SPiCE
7月19日(日) 東京都・新宿 BLAZE
7月23日(木・祝) 岩手県・盛岡 CLUB CHANGE WAVE
7月25日(土) 宮城県・仙台 MACANA
7月26日(日) 福島県・郡山 HIPSHOT JAPAN
7月29日(水) 埼玉県・さいたま新都心 HEAVEN’S ROCK
7月31日(金) 石川県・金沢 AZ
8月01日(土) 長野県・長野 CLUB JUNK BOX
8月02日(日) 山梨県・甲府 CONVICTION
8月06日(木) 広島県・広島 セカンド・クラッチ
8月08日(土) 鹿児島県・鹿児島 SR HALL
8月09日(日) 長崎県・長崎 DRUM Be-7
8月10日(月・祝) 福岡県・福岡 DRUM Be-1
<『Kazuki Kato Live GIG 2020 ~タイトル未定~』>
6月28日(日) 東京都・新宿 BLAZE
7月08日(水) 大阪府・大阪 Banana Hall
<関連リンク>
加藤和樹 公式 HP
http://www.katokazuki.com/
加藤和樹 公式 Twitter
https://twitter.com/kazuki_kato1007
加藤和樹 オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/katokazuki-blog
- 2019年以前の有料会員登録のきっかけ 2020年8月18日
- 「ライブは素の自分の緊張感がある。だからこそ好き」、加藤和樹インタビュー(下) 2019年11月19日
- 「想いをちゃんと口にすることが大事」、加藤和樹「Hello」インタビュー(上) 2019年11月18日
- 城田優が演出と出演、加藤和樹・真彩希帆・sara出演、ミュージカル『ファントム』東京・大阪で2023年夏上演 2022年10月7日
- 「冒険的な挑戦」、『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』小西遼生・伊礼彼方(上) 2022年9月25日
- スターが日替わりで登場するバラエティショー『THE PARTY in PARCO劇場』、2022年11月開催 2022年9月13日
※加藤和樹さんのサイン入りアーティスト写真を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは12月18日(水)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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■中学・高校はもうカラオケばっかり。周りのみんなも歌うことが好きだった
――カラオケ世代。
学生のときなんか、田舎なんでカラオケくらいしかやることないんですよ。両親は歌うのが好きで、ちっちゃい頃、カラオケBOXに連れて行ってもらったり、家にレコードのカラオケ機があって、それで歌ってたりしました。
――家にカラオケ機が! 本当に歌うのが好きなご家族だったんですね。
たぶんお祖母ちゃんかお祖父ちゃんが買ってくれて。いまだに憶えています。「ガラガラヘビがやってくる」のレコードを入れて歌ってたりしましたね。
――ということは、音楽との出会いはカラオケ…?
思えばそうですね。カラオケはもう学生のときは毎日行ってましたね。部活が休みとかだと「なにする?」「カラオケ行こうぜ」ってしょっちゅうカラオケ行って、歌って。バスケをやってて、周りの人たちはバンドとかもやってたんですけど、僕はそっちには行かず。
――バンドではなく、カラオケ。
カラオケに行った記憶しかないですね。いろいろカラオケ屋さんが安いところがあるわけですよ、田舎なので。中学・高校はもうカラオケばっかりでしたね。周りのみんなも歌うことがすごい好きだったんで。
――一緒に行ける友達が居たというのが大きかったのかもしれませんね。
大きいですね。上手い下手とかじゃないんですよ。もう「この楽曲俺が歌う!」みたいな。
――イントロかかると「俺だ俺だ」みたいな。
そうそう。取り合いですよ、取り合い。そのとき、中学校くらいにやっぱり「KinKi Kids」がデビューしたてで、僕もジャニーズの楽曲もすごい好きだったし、「GLAY」「L’Arc-en-Ciel」だったりとか。高校入って「CHEMISTRY」だなんだって。あの時代、90年代すごい良かったです。やっぱり名曲が多いですね。歌番組も多かったし。
■「去りゆく君へ」がバラードだったので、バラードはやっぱり歌い続けたい
――そうでしたね。
だから、どちらかというと、僕は最近の楽曲はわからないんですよ。もちろん素晴らしいアーティストがいっぱい出てきてるけど、じゃあそれを聴くかって言われると、聴きはするけど、歌わないなっていう感じなんです。昔の90年代、80年代の楽曲って、みんなが歌える楽曲が多いじゃないですか。そういうのはあるので、自分でも難しい楽曲っていうよりは、みんなが口ずさめるような楽曲を歌いたいなっていう意識はありますね。一緒に歌える楽曲。
――だから加藤さんの歌われる曲は心にスッと入ってくるのですね。バラードの甘い雰囲気が素敵だなと。「春恋」とか。
「春恋」は、それこそテイチクさんに移籍して、第一弾で出して、テイチクの先輩のCHIHIROさんに歌詞と楽曲を提供していただいて、女性目線の春夏秋冬シリーズで出して。いままでなかなか女性が創った歌で、女性目線の歌っていうのを歌ったことがなかったので。そこもね、新たに移籍して第一弾だったので、挑戦としてやらせてもらったんです。「去りゆく君へ」という楽曲がバラードだったので、バラードはやっぱり歌い続けたいっていう意識がずっとあって、自分で創る楽曲もバラードが多かったりするんですけど。
■ライブのステージに出る瞬間は、いまだに慣れない。慣れたら終わりだと思います
――お芝居の場合、「役」のスイッチを入れる瞬間があると思うのですが、歌を歌う場合もスイッチを入れる瞬間というのはあるのでしょうか?
僕は、ステージに出る瞬間ですね。もちろんアーティストスイッチはずっと入っているんですけど、一個クッと入るのはステージに出る瞬間。不思議なんですが、僕は、お芝居で舞台に出る時は緊張しないんですよ。
――そうなんですか!
変な話、 “誰かを演じる” っていうことって、そんなに緊張しないんですよ。
――自分自身じゃないから。
はい。ただ、ライブの前って、僕はもう、尋常じゃないぐらい緊張するんですよ。 “素の自分で出る” っていうことの緊張感というか。いまだにそうですね。もうずっと。
――役者もある意味自分をさらけ出すお仕事ですが、歌も、先ほど自分の経験を元にとお話されたように、より “素の自分” なのかなと思ったんです。だからすごく怖いんじゃないかなって。
だからこそ、僕は音楽が好きなんですね。自分自身で居られる場所なので。そこが、もちろん楽曲によっては、その世界に入り込んで歌う、歌う瞬間は良いんですよ、だからそのライブの袖からステージに、まず1曲目出るときが一番緊張するわけですよ。出ちゃえばもう大丈夫なんですけど。
――ライブのお客さまは、ほとんど加藤さんのファンの方と思いますが、それでも?
そうなんですよ。全然怖いわけでもないのに。出る瞬間だけはいまだに慣れないですね。
――そうなんですね。
そこで慣れたら終わりだなと思っています。逆に芝居は、袖で全然まったく違うこと話していても、もう出た瞬間スッと演ってるから。「じゃあ行ってくるわ!」スッ!みたいな感じで。でもライブのときは直前までずっとこうやって(突然テーブルに突っ伏して)「ハァ…ッ、もうダメだ、もうあかん…」って、なぜか(笑)。
――(笑)。
その姿を見ると、みんな「エーーーッ?!」みたいな感じで言うんですけど。なんか自分の中であるんですよね、その違いが。
――そうなんですね。なにかすごい親近感が湧いてしまいました!
まぁ、僕も人なんで。人によっていろいろ居ると思うんですけど、僕はもう、ライブ前は尋常じゃないくらい緊張しますね。一歩出て、お客さんの顔を見たら、もう大丈夫なんですよ。ホントこの一歩踏み出すまでがもう!
■「Hello」。進路とか考えなきゃいけない時期に、サポートできる楽曲になれば
――それでは最後に、ファンの皆さまにメッセージをお願いします。
楽曲的にはすごく明るくPOPな感じですし、歌詞もそんなに重いことは書いていないので、本当に軽い気持ちで聴いていただいて、なにかそれぞれの皆さまの生活の中で、なにかのきっかけになればいいなと思いますし、時期的にこれから年末になって、学生さんなんかは受験とかいろいろ自分の進路のこととか考えなきゃいけなかったりとか、その時期にもなってきますので、そんな中でなにかサポートできる楽曲になればいいなと思います。
――10代から60代のファンをお持ちの加藤さんならでは! という感じですね。
本当に幅広い方がライブにもいらっしゃって、もう握手会でも「まだまだ私、全然スタンディングできるわよ!」って言ってくださる心強いお客さまもいらっしゃいますしね。
――そういうファンの方の姿を見たら、音楽を届けに行きたいですね、その方のいらっしゃるところまで。
お客さまに力をもらってますからね、本当に。
――お話有り難うございました。
※加藤和樹さんのサイン入りアーティスト写真を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは12月18日(水)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
インタビュー上下、興味深く楽しく読ませていただきました。
「Hello」の歌詞に込められた想いを読んで曲を聴いたら、さらに気持ちがあったかくなりました。
いつも思うのですが、和樹さんの歌詞は難しい言葉がないので、すうっと心に届きます。
この曲も早くライブで聴きたいです!
加藤和樹さんファンです。カラオケによく行っていたという話は聞いたことがあったのですが、そこまでとは……笑 当時のヒット曲のアーティストの話など、具体的なお話が読めて良かったです。
Helloもダウンロードしました!作曲の田中さん、同い年なのを前半インタビューで初めて知りました。これからも和樹さんの声をたくさん聴きたいのと同時に、音楽/ミュージカルを問わず、アイデアニュースさんの深めなインタビューも期待しています。
いつも素敵な記事ありがとうございます。
今回は、和樹さんの学生時代のお話や、普段の音楽への接し方、などが読めて興味深かったです。
これからも楽しいインタビュー期待しております。
今まで知っていた和樹さんの話でも、聞いた事無かった部分まで話されていて新鮮でした!ファンとしてはすごく嬉しいです。
やっぱり和樹さん自身のライブが1番好きなので一緒に楽しめるツアーが待ち遠しいです!楽しみにしています!
加藤和樹さんの声が好きです!
お芝居しか観た事がないので、コンサートも行ってみたいな~
お仕事、頑張って下さい!