歌手・姿月あさとさんが、2016年10月19日に大阪府池田市のマグノリアホールで「姿月あさと LIVE in Magnolia 2016」を開きます。アイデアニュースでは姿月さんにインタビューし「LIVE in Magnolia」についての話や、12月のライブ、30周年となる来年のこと、今夏の「シカゴ」ニューヨーク公演などについてお話をうかがいました。抽選でアイデアニュース有料会員3名さまに姿月さんのサイン入り「チェキ」写真をプレゼントします。
■10月19日のライブは大阪だけなので、大阪の歌を歌おうかなって
――マグノリア(大阪・逸翁美術館マグノリアホール)でのコンサート、10月19日ですね。姿月さんはこれまで「THE PRAYER」というライブもされてきましたが、このライブは?
「THE PRAYER」とは別で、これは普通のピアノコンサートです。
――では何をやるんですか?
いつも、マグノリアの時は、その時、歌いたい曲を歌わせていただいています。
――マグノリアでの3月のバースデーライブは拝見しましたが、10月というと、どうなんでしょう?
バースデーライブは、自分のお誕生日にちなんだ歌だとか、3月の季節的な歌を自由に選曲して、そのひとときを楽しむというライブです。今回は10月ですが、なにか「大阪の歌」を歌おうかなって。
――大阪の歌?
今回のライブは大阪だけですし、私は大阪人なので。
――大阪の歌と言うと。
たとえばですけど、「悲しい色やね」とか「大阪で生まれた女」とか。「大阪ラプソティー」や「浪花節だよ人生は」。そういうのを、おしゃれにピアノでアレンジしたら楽しいんじゃないかなって。マグノリアだからできるような。
■「大阪の歌って、何を思いつきますか?」
――関西には、大阪、神戸、京都とかもありますけど。私は、大阪の歌って、あんまりパッと浮かばないですねぇ。
大阪の歌って、何を思いつきますか?
――「六甲おろし」とか。
「六甲おろし」いいですねぇ(笑)。
――そういえば、おしゃれな大阪の曲って、聞きたいですよね。ベタな感じじゃなくて。
「悲しい色やね」は、いい歌ですよね。今はあんまり聞くことは少ないかもしれないけど、あらためて聞くといい歌だなぁって。
――(編集部員)大阪のアーティストといえば、aikoさんとか、UA (ウーア)とか?
円(広志)さんとか。谷村(新司)さんも大阪ですよね。マグノリアでは、私ならではの大阪の歌を、おしゃれに歌おうかなって思ってます。
■大阪の国歌?(笑)を、歌えるようになったらいいですね
――姿月さんの大阪の歌って、ないんですか?
「私の大阪の歌」ですか? どんなん?(笑)
――大阪の人やし、大阪を代表する歌を。
そういう歌を歌えるようになったらいいですねぇ。大阪の国歌?(笑)
――(笑)。そうそう。大阪の、ちょっとカッコ良くって、おしゃれな感じで。
「六甲おろし女バージョン」とかね(笑)。
■大阪の人じゃないみたいとかって言われる。黙ってたら(笑)
――大阪の歌、姿月さんのオリジナルで聞けるといいですねぇ。
自分は低い声が出るっていうのと同じように、きっすいの大阪人だからこその大阪弁をいかせるような仕事があればいいですよね。「大阪の人じゃないみたい」とかって言われるけど、めっちゃ大阪人なんですよ。
――大阪人じゃないみたいって言われるんですか?(笑)
黙ってたら(笑)。
――しゃべらんかったら(笑)。
相手が大阪弁じゃなかったら、あんまり大阪弁を話さないんで。
――(編集部員)姿月さんは、シュッとしてはるから、大阪のイメージと違うかもって。
――「シュッとしてる」って、それが大阪やがな。東京では通じへん。
私、むっちゃ、このへんの人ですよ。
<姿月あさと LIVE in Magnolia 2016>
【大阪公演】2016年10月19日(水) 14:00 17:00 逸翁美術館マグノリアホール
チケット料金:¥6,000(全席指定・税込)
http://www.shizukiasato.net/news/4049
<THE PRAYER X’mas Special Live>
【東京公演】2016年12月21日(水) 18:00 20:30 コットンクラブ東京
【大阪公演】2016年12月23日(金) 13:00 16:00 逸翁美術館マグノリアホール
http://www.shizukiasato.net/news/4080
<アイデアニュース、姿月あさとさん関連記事>
- 「エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート」制作発表会見 2016年11月6日
- 「シカゴは男役ではなく男、苦しかったけれど楽しかった」 姿月あさとインタビュー(下) 2016年10月9日
- 「大阪の歌をおしゃれに」マグノリアで10月19日にライブ、姿月あさとインタビュー(上) 2016年10月7日
- 宝塚OGらが名曲を綴る『LÂge d’Or de la Chanson ~シャンソンの黄金時代2016~』 2016年5月19日
- 贅沢で暖かくて背筋が伸びるひととき 姿月あさとバースデーライブ 2016年3月25日
- 史上初! ブロードウェイに宝塚OGが一挙出演 7月に「シカゴ」NY公演決定 2016年1月22日
- 姿月あさと「THE PRAYER X」、ズ~ンと震えたライブの醍醐味 2015年12月8日
- 「いいことも辛いことも、人間味が出たらいいな」、姿月あさとインタビュー(下) 2015年11月6日
- 3年ぶりにニューアルバムリリース、姿月あさとインタビュー(上) 2015年10月30日
※ここからアイデアニュース有料会員限定部分です。有料会員限定部分にはマグノリアホールでのライブの特徴、12月の「THE PRAYER」、来年の30周年についてのお話を掲載しています。また10月9日に掲載するインタビューの「下」では、「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』~宝塚歌劇OGバージョン~」のニューヨーク公演の様子について詳しく話していただいた部分を掲載します。
※取材の際に撮影した、姿月さんのサイン入りチェキ写真(名刺サイズのインスタント写真)を、抽選でアイデアニュース有料会員3名の方にプレゼントします。有料会員の方が「ログイン」すると、記事の末尾にプレゼント応募フォームが表示されますので、そこからご応募ください。ログインすると記事下のコメント欄にメッセージを書き込むこともできますので、ぜひ記入をお願いいたします。プレゼントの応募締め切りは10月23日です。
■マグノリアは、自分とピアニストと、そこにいらっしゃる人だけの、ほんとに楽しい時間
■「生の自分」が、いい意味で見えるし、見えてしまうし、ごまかしがきかない
■12月の「THE PRAYER」は、ちょっとクリスマスの自分も味わってみたいなと
■来年の3月26日で30周年。オーケストラで歌いたいってのがあって、できたらいいなって
★姿月あさとさんサイン入りチェキ写真プレゼント応募フォーム(このプレゼント応募は終了しました)
■マグノリアは、自分とピアニストと、そこにいらっしゃる人だけの、ほんとに楽しい時間
――マグノリアは、大阪の歌をまじえながら、すごくアットホームなコンサートになるんでしょうね。
あそこの空間というのは、自分とピアニストと、そこにいらっしゃる人だけの、ほんとに楽しい時間なので、自分が楽しめたら、いらしてくださるお客さまも楽しんでくださると思うし、肩ひじ張らずに、その時に歌いたいものを歌って。でも懐かしい歌だったり、こんないい曲あったなぁって思い出させる時間にもしたいなって。
――マグノリアでのバースデーライブでは、姿月さんの歌を聴きながら、体を揺らしている人が、曲によって世代によってそれぞれで、いろいろな人の思い入れのある曲を選んでるんだなぁと思いました。それと、あそこは本当にお客さんとの距離が近くてアットホームな空間ですよね。満席でしたしね。
ほんと、いつも本当にたくさんの方が来てくださって。でもあの空間にあの人数で、すごく贅沢な空間なので、あそこでしかできないことがありますね。
――ほんと、いいところですよね。ビルボート(ライブ大阪)は、大きな音をドーンと出せるという良さはあるけれど、マグノリアのような空間で、姿月さんのライブでホッとくつろぎたいなという、ほんわかした感じですよね。
梅芸さんでやってるような本当に大きな舞台であったり、ビルボードでお酒飲みながらだったり、そして、マグノリアでピアノだけのコンサートと、そういう経験を積むことによって、自分の歌の幅もすごく増えます。大きな空間だけでしか歌ってなかったら、語るような歌っていうのは歌えないじゃないですか。退団してからいろんなところで歌うようになって、自分の歌い方であったり、発声であったり、そういう表現法がすごく増えてきて、その両方を知っているというのも自分の武器だと思います。
■「生の自分」が、いい意味で見えるし、見えてしまうし、ごまかしがきかない
――マグノリアは、照明もシンプルだけどいい感じですよね。
「生の自分」が、いい意味で見えるし、見えてしまうし、ごまかしがきかない。すごく濃いメイクをしているわけでもないし、でもやっぱりああしたところでちゃんとした歌を歌うっていうのが、自分の勉強になりますね。自分の息づかいも、なにもかも見えるし、聞こえるし。
――いろんな色のスポットライトがバーンと当るならメイクも濃くなければいけないけど、あそこはそういう感じじゃないですね。
「素のまま」っていうのは、ある意味楽しくもあり、自分にとっては裸のまま行っているようなもんですから怖くもあるし。基礎っていうものがちゃんとしてないと、ボロが出ちゃうし。
――今年は「シカゴ」もあったし、みんなで久しぶりに会って、ほっこりという感じでしょうか。
生きている間、みんなで生存確認というか「元気だった?」というのはあって。見て「楽しかったね。またね~」と。ウソの「またね~」やご挨拶の「またね~」ではなくて、本当の「またね~」だったら、一番いいことですね。
■12月の「THE PRAYER」は、ちょっとクリスマスの自分も味わってみたいなと
――その次の恒例の「THE PRAYER」は、マグノリアと東京のコットンクラブですね。こちらは今回は、何かたくらみはあるんですか?
今回はクリスマスバージョンみたいな感じなので、1年の最後に、ちょっとクリスマスの自分も味わってみたいなと。いつも味わえないまま、終わってるし。
――クリスマス、いいですね。
光田(健一)さんという方は、これまでもご一緒させていただいているピアニストの方なんですけど。彼は歌も歌えるし。
――光田さんは、前回の「THE PRAYER」にも出ておられましたね。
スターダストレビューにもいらっしゃった方です。ピアノもシンセもできるし、いろんなアレンジもできて、歌も歌える。彼とならではの時間を作りたいなと思います。
■来年の3月26日で30周年。オーケストラで歌いたいってのがあって、できたらいいなって
――そして来年は30周年ですが、来年のいつが30周年なんですか?
1987年の3月26日に初舞台を踏んだので、そこからです。
――30年の年は、どういう年にしたいですか?
自分が30年間に歌って来た歌がちりばめられるようなコンサートができたらいいなと思っているのと、自分の中では、オーケストラで歌いたいってのがあって。できたらいいなって。
――オーケストラで歌うと違うんですか?
やっぱり、重圧感とか音量であったりとか、オーケストラは演奏する人が80人ぐらいいるので、やっぱりそこで歌っている感じは全然違いますよ。退団してからオーケストラで歌いたいというのが自分の目標で、これまでに何回かさせていただいていますが、東京のサントリーホールとか、大阪のフェスティバルホールでコンサートをしたりしてきたんですけど。その夢は持ち続けたいなと。
――そして30年、40年と、今後、何をどうしていきたいですか?
「楽しい大阪のおばちゃん」になれたらいいですね(笑)。
――おばさんというか、楽しい大阪のお姉さんであってくださいね。
いやいや、ほんと、お姉さんというか、若くいたいという気持ちは無いんです。若作りする必要はないし、隠す必要はないし、隠すってなんなんって。いい年のとりかたをして、いいおばちゃんになっていきたいなと。
★姿月あさとさんサイン入りチェキ写真プレゼント応募フォーム
姿月さんインタビューの際に撮影・サインしていただいたインスタント写真(チェキ)を、抽選でアイデアニュース有料会員3名の方にプレゼントします。以下のフォームにお名前とアドレスと、できればニックネームを書いて送信してください。応募締め切りは10月23日です。(このプレゼント応募は終了しました)
以前にも、アイデアニュ-スで、姿月さんのインタビューを、楽しく読まさせて頂きました。
記事を読んで、マグノリアホ-ルのライブが、益々楽しみになりました。特に、大阪関連の歌、どんなでしょう(・・?20年以上の、ずんこさんのファンですが、これからも進化されるずんこさんを、みさせて頂きます。次回の「シカゴ」の記事、とても楽しみです
その時だけでなく続けてLIVEに足を運んで聴いてる方ならではの記事!
マグノリアもPRAYERも楽しみです!