戦争に突き進む人間の愚かしさを描く、舞台『トロイ戦争は起こらない』制作発表

舞台『トロイ戦争は起こらない』制作発表より=撮影・達花和月

新国立劇場が開場20周年記念公演として2017年10月5日から上演する『トロイ戦争は起こらない』(10月26日からは兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演)の制作発表が、7月29日に新国立劇場で開かれました。新国立劇場演劇部門芸術監督の宮田慶子さん、出演者の鈴木亮平さん、一路真輝さん、鈴木杏さん、谷田歩さん、三田和代さんが登場した当日の会見の様子を、動画で紹介します。

この作品は、新国立劇場、宮田慶子演劇芸術監督のラストシーズンとなる、2017/2018シーズンのオープニングを飾る舞台として上演されるもの。作者のジャン・ジロドゥは、小説家、劇作家のほか、フランス外務省の高官としても活躍し、情報局総裁まで務めた人物(1944年死去)。そんなジロドゥが1935年、ナチスドイツが台頭する中、戦争に突き進む人間の愚かしさをあぶり出し、平和への望みをかけて書いたのが、『トロイ戦争は起こらない』です。外交官としての冷徹な目と、詩人としての想像力が光る傑作として、今も世界各地で上演され続けています。翻訳は岩切正一郎さん、演出は栗山民也さんです。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、制作発表の質疑応答の様子を収録した動画を掲載しています。また、アイデアニュースでは、今回の作品の出演者の1人、谷田歩さんへのインタビューを実施しました。谷田歩さんインタビューは、8月下旬に掲載する予定です。ご期待ください。

<有料会員限定部分の質疑応答の質問内容>

Q鈴木亮平さんと一路真輝さんに:谷田さんからも先ほどお話があったように、この作品に登場する女性は際立っているというか個性的ですが、鈴木さんから見て、この戯曲に登場する女性たちはどのように映るのかということを。そして一路さんには、一路さん演じるエレーヌという女性をどうとらえているのか、お聞かせください。

Qみなさんに:岩切正一郎さんの新訳の戯曲の印象を。戯曲の中で印象に残るシーンやセリフがありましたら、教えてください。

<舞台『トロイ戦争は起こらない』>
【東京公演】2017年10月5日(木)~10月22日(日) 新国立劇場
【兵庫公演】2017年10月26日(木)~10月27日(金) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009658.html

トロイ戦争は起こらない 関連記事:

⇒すべて見る

舞台『トロイ戦争は起こらない』制作発表より=撮影・達花和月

舞台『トロイ戦争は起こらない』制作発表より=撮影・達花和月

※ここから有料会員限定部分です。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA