ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』にフック船長役で出演されるＩＳＳＡさんに、ビジュアル撮影を終えた直後にインタビューしました。（上）（下）に分けてお届けします。

――まず、『ピーターパン』へご出演が決まって、今の率直な思いをお聞かせください。

本当に嬉しい限りです。ブロードウェイで上演され、日本でも38年間という歴史がある作品で、歴代フック船長を演じられた先輩方がいるなか、今年抜擢されて大変嬉しく思っています。しかも、ROLLYさん、武田真治くん、古田新太さんという、好きな先輩方が、これまでにフック船長をされているんですよね。

――『ロッキー・ホラー・ショー』チームですね。

そうなんです。同じカンパニーからフック船長が４人目ということで、すごく光栄で嬉しいですし、先輩たちがやってきたことに恥じないようにやれたらという気持ちです。

――私も『ロッキー・ホラー・ショー』拝見させて頂きました。

ありがとうございます。

――めちゃくちゃ楽しませて頂いて（笑）。

僕らも楽しかったです。

――『ロッキー・ホラー・ショー』の先輩方からは、なにかお話はありました？

古田新太さんからは、「とにかく『ピーターパン』は素敵な作品だから、お前らしさを存分に出してやれば大丈夫だよ」という風に言ってもらい、真治くんからは、「歴代で最もセクシーなフック船長になるんじゃない？　絶対観にいくね」と励ましの言葉を頂きました。

――最初に『ピーターパン』のフック船長役をというお話を伺ったときはいかがでしたか？

「俺が？」というのはありましたね。この世界は、ずっと長い間頑張ってきている人たちもいますし、自分みたいな者がやってもいいのかなというのは常に思います。

――舞台に出ることに対してですか？

そうですね。それだけの期待をして頂いたり、「やって欲しい」と言ってもらえるのは、普通はありえないことだと思うので、お話を頂けることは率直に嬉しいです。その代わり、オファーをしてくださった人たちが思っている以上に役を作りこんでいき、一つの作品、一つの人物像を、「やっぱりお前に頼んでよかったよ」と言われるくらいまでもっていかないと失礼だと思うので、自分なりの完璧なフック船長を作っていくのが一番だと思います。

――フック船長は毎回演じられる方の個性を活かしているので、今回はどんなフック船長になるんだろうかと、みなさんも楽しみにされていると思います。

多分、すごく踊るんじゃないですか？

――歌って、踊る系のフック船長になりますか？

自分に求められるところといったら、演技は置いておいて、多分まずはその二つだと思うので。

※アイデアニュース有料会員（月額300円）限定部分には、フック船長役とダーリング氏の２役についてや、共演者について語ってくださったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。6月12日掲載予定のインタビュー「下」では、音楽活動、映像、舞台活動などについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

＜有料会員限定部分の小見出し＞

■フック船長の仮面をまとうだけでも、違うなにかになれる可能性が出てきた

■（フックの手は？）不便ですよ（笑）。だって、飲み物開けられないもん

■（ピーターパン役の吉柳）咲良ちゃんと仲良くなれれば、その反面が出せるかな

■人見知りなので、知っている智（ウェンディ役の河西智美さん）がいてよかった

＜青山メインランド ファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』＞
【東京公演】2018年7月21日（土）～8月1日（水）　東京国際フォーラム ホールＣ
http://hpot.jp/stage/peterpan
【大阪公演】2018年8月12日（日） 梅田芸術劇場メインホール
http://www.umegei.com/schedule/726/
【石川公演】2018年8月22日（水）～8月23日（木）　金沢歌劇座
http://blog.ishikawa-tv.com/event/entry-000330.html
【愛知公演】2018年8月25日（土）～8月26日（日）　御園座
https://www.misonoza.co.jp/index.html

＜関連リンク＞
ＩＳＳＡオフィシャルブログ「I’s Diary」
https://ameblo.jp/issa-blog
ＩＳＳＡ from DP twitter
https://twitter.com/issa_from_dp

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• 「ミュージカルに、もっと踏み込んでもいいのかな」、ＩＳＳＡインタビュー（下） 2018年6月12日
• 「すごく踊るんじゃないですか？」、『ピーターパン』ＩＳＳＡインタビュー（上） 2018年6月11日
• フック船長役にＩＳＳＡ、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』 2018年6月4日

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※ＩＳＳＡさんのサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは6月27日（水）です。（このプレゼントの応募は終了しました）有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

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■フック船長の仮面をまとうだけでも、違うなにかになれる可能性が出てきた

――ＩＳＳＡさんは演技も幅広いと思いますが。

正統派の役というよりは、少し癖のある役を演じるときに、その色に染まれるというのが自分は好きなので、今回も自分らしさの中にあるものと、フック船長本来のいいものを、演出の藤田（俊太郎）さんと話ながら作っていきたいと思います。

――フック船長役とダーリング氏の２役ですが、今の時点で役に対して思っていることはありますか？

お父さんは冒頭と、最後ネバーランドから帰ってからの締めになるじゃないですか。そこは少し上の階級の、いわゆる一般の家庭よりは裕福な一家の主としてのモチベーションで、正統派なお父さんを演じるという風に考えています。フック船長は、先程ポスター撮影をしたのですが、衣裳も着て、ヘアセットをして、メイクをしただけでも、世界観がすごいですね。現場のみなさんにも歓声をあげて頂いて。

――ビジュアルをめちゃくちゃ観たいですもん（笑）。

フック船長の仮面をまとうだけでも、自分が違うなにかになれる可能性がはっきりと出てきたので、余計に楽しみになりましたね。

■（フックの手は？）不便ですよ（笑）。だって、飲み物開けられないもん

――フックの手は、つけられてみていかがでしたか？（笑）

不便ですよ（笑）。

――それはそうですよね（笑）。

だって、飲み物開けられないもん。さっきやったんですが（笑）。どこまでどういう風に動けるかも考えていこうと思います。それもおもしろい風にできればと思っています。これから、稽古しながら作れればと思います。

――楽しみですね。

多分、ポスターだけでも相当癖が強すぎるヤツになっています（笑）。舞台になると、それがより一層深くなっていると思うので。

■（ピーターパン役の吉柳）咲良ちゃんと仲良くなれれば、その反面が出せるかな

――今回のカンパニーのキャストのみなさんとは、もうお会いになりましたか？

（ピーターパン役の吉柳）咲良ちゃんは今日初めてお会いして、とてもフレッシュな女の子でした。

――戦う相手ですもんね。

だから、お兄ちゃんと妹みたいに仲良くなれれば、余計にその反面が出せるかなというのは、今日会ったときに思いました。

――なるほど。舞台の上では、また違った関係を見せる。

そうです。「よーいどん」で背中を向け合う方がやりやすいのかなと、彼女を見て思いました。普段はお互いに励ましあいながらというか、一番やり合うことも多いですし、一緒にいる時間も多いと思うので、仲良くしながら戦えればと思いましたね。

――信頼感をもってということですね。

そうですね。そういう作り方もおもしろいんじゃないかなと思いました。

■人見知りなので、知っている智（ウェンディ役の河西智美さん）がいてよかった

――ウェンディ役の河西智美さんとは共演もされていますね。そのおふたりがウェンディとフック船長になる（笑）。

そうなんですよ。だから、容赦なくさらえる（笑）。遠慮なくいけますから。さっきも、ちょうど会ったんですが、偶然はいだしょうこもいたので、「久しぶりだな」って。

――結構信頼感がキーワードになりそうですね。

そこがまず大きいですよね。知っている人が一人いる、いないでは全然違うと思うので、智がいてよかったと思いますね。

――ちなみに、知らない人のところに入っていくのは苦手な方ですか？

すごく苦手です。

――人見知り系？

スーパー人見知りなので。

――スーパーがついちゃう！？

もう、ずっと下を向いていますね。

――そうなんですね。じゃあ、今回はありがたいですね。

そうですね。前回はロッキーで、あんなにハチャメチャなカンパニーでしたが、今回は多分そういう人は少ないかもしれませんね。僕は、目指す尊敬する先輩である“古田新太イズム”をもっているので、おもしろいエッセンスを作品にも混ぜられたらなと。そういう意味で、少し特殊な見られ方をしてもいいですし、気軽にご飯に行ったり、飲めたりするようなカンパニーに少しでもなれたらと思います。

――『ロッキー・ホラー・ショー』を思い出すと、ＩＳＳＡさんからなにが出てくるか本当に分からないなと（笑）。

でも、また全然違うことにはなっていると思いますよ（笑）。

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