『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』が、2021年8月27日（金）から8月29日（日）までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで、8月31日（火）から9月5日（日）までTBS赤坂ACTシアターで上演されます。古川さんが、初めて開催するミュージカル曲で構成されたコンサート。日替わりで豪華ゲストも出演します。コンサート開催への思いや、新たな歌声、2021年4月から上演された『モーツァルト！』にどんな思いで取り組んでいたかなどついて伺いました。

【追記】この公演は中止となりました。

――ミュージカルコンサートは、これまでにやりたい思いはあったんですか？

これまでのライブでは、ミュージカルコーナーを作っていましたが、コーナー自体が短いなと思っていました。お客様はすごく喜んでくれるコーナーだったので、いつかミュージカル曲だけのコンサートをやりたいと思いながら、機会を逃していたのですが、このタイミングで開催させていただくことになりました。まだ打ち合わせの段階ですが、かなり挑戦の部分があるのかなと思います。

――歌う曲に対しての挑戦ですか？

歌う曲もそうですし、ショーアップして見せる部分も挑戦です。あとは、毎回違うゲストの方をお呼びしているので、自分がホストとしておもてなしするというか、司会をするスタイルはあまりやってこなかったので挑戦だと思います。

――どんな構成か伺えることはありますか？

大枠は自身のやってきた作品の曲をたどっていく、ヒストリーのような感じです。二幕では女性の曲を歌ったり、今までのライブでは歌えなかった、ゲストの方とデュエットを歌うところもあります。

――選曲に当たって、どんなことを考えましたか？

いろんな方が関わっている本当に大きなプロジェクトなので、皆さんの意見を伺いました。いろんな方の愛情があって、ご意見をいただきながら、曲のおいしい部分を並べていきました。

――これまで出演された作品ではない曲も出てきますか？

一幕と二幕に分けて構成しているのですが、後半で歌えたらと思っています。一幕は今までの自分の歴史をたどり、1曲ずつ、もしくはメドレーでも披露して、当時見てくださっていた方には「あの時に歌っていたな」と思い出に浸っていただくような。デビュー当時から最新まで、全部触れられたらと思っています。

――ゲストの方々は共演経験のある方々ですが、毎日違うというのは結構大変ですよね。

どうなんでしょう。今までにゲストを呼んだことがないので挑戦になります。これまでは、いい意味で、すごくまとまっていた空間で、自分だけの場所というライブでした。今回は自分だけじゃなくて、いろんな要素を取り入れて、いろんな人の意見を聞いて作っています。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、2021年4月から上演された『モーツァルト！』で使った新たな歌声について、過去の出演作の映像を見て気づいたこと、今回の『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』をどのようにショーアップしていくかなどついて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

＜有料会員限定部分の小見出し＞

■『モーツァルト！』では、以前から使うかどうか迷いがあった声を使えた

■過去の出演作の映像を見て、歌に一生懸命だなと。そうなると感情が伝わらない

■ミュージカルコンサートは役のように歌う。見せ方もしっかり考えなければ

■今回は長い日程でありがたい。皆さんに1回はお越しいただけるんじゃないかと

＜古川雄大The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-＞
【大阪公演】COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール　【追記】この公演は中止となりました。
2021年8月27日（金）18:00　ゲスト：黒羽麻璃央
2021年8月28日（土）14:00　ゲスト：愛希れいか
2021年8月29日（日）14:00　ゲスト：山崎育三郎
【東京公演】TBS赤坂ACTシアター　【追記】この公演は中止となりました。
2021年8月27日（金）18:00　ゲスト：黒羽麻璃央
2021年8月31日（火）18:00　ゲスト：木下晴香
2021年9月1日（水）14:00　ゲスト：昆夏美
2021年9月2日（木）14:00　ゲスト：廣瀬友祐
2021年9月3日（金）14:00　ゲスト：渡辺大輔
2021年9月4日（土）14:00 / 18:00　ゲストなし
2021年9月5日（日）14:00　ゲスト：花總まり
特設サイト：
https://www.ken-on.co.jp/thegreatestconcert1/

＜関連リンク＞
古川雄大オフィシャルサイト
https://www.ken-on.co.jp/furukawa/
古川雄大スタッフTwitter
https://twitter.com/furukawa_staff
古川雄大instagram
https://www.instagram.com/yuta_furukawa_official/

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※ここから有料会員限定部分です。

■『モーツァルト！』では、以前から使うかどうか迷いがあった声を使えた

――歌声について伺いたいのですが、『モーツァルト！』を拝見して、前回からさらに進化した、これまでに聞いたことがなかった歌声に驚きました。

ありがとうございます。ひとつ習得したのは、以前から持ってはいたんですが、使うかどうか迷いがあった声がありました。一度使うと結構助けになるんです。使えないところもあるのですが、それをうまく組み立てていった感じです。

――具体的にどんな声なんでしょうか？

どんな声……何て言ったらいいんだろう……。僕も理論では全然説明できないんですが、自分で「この声は使えるんじゃないかな」と思っていたところがあって、それはあえてクラシックっぽくするということでもなく、ただ高い音でもすこんと抜ける音ではないけれど、聞き苦しくもないかなというところで歌うという感覚です。

――『モーツァルト！』は、上がり下がりのある音も多いですが、上の音などで使うんですか？

上の音の出し方は今までと一緒だと思います。その質が上がったという感じでしょうか。母音にもよるんですが、あるところを超えてしまったら、上の音も楽に出るんです。そこに行かない中ぐらいのところが苦手で、その苦手なところをどう解消していくかで、あの声になっているんだと思います。

――例えば「影を逃れて」の「自分の影から自由になりたい～」のところなど、前回よりも楽に出るのかなと思っていました。

「影を逃れて」の中でも、実はもっと苦手なところが他にたくさんあるんです。後半は割と勢いでいけるところではあるなと思っています。

■過去の出演作の映像を見て、歌に一生懸命だなと。そうなると感情が伝わらない

歌っている時の心構えがちょっと変わったというか。いつもはあまり自分の作品を見返したりはしないんですが、『モーツァルト！』に入る前に、自分の作品を見返した時があったんです。『黒執事』の映像だったと思いますが、割と大変な歌を歌っていて、歌うことにすごく一生懸命になっていたんだなと思いました。そうなってしまうと、感情が伝わらなくて、よくないなと。だから多少ブレて、音に当たらなかったとしても、歌うことに一生懸命になり過ぎずにやろうと。全てにおいて、前回の『モーツァルト！』と比べて、この在り方が違ったというのはあると思います。映像を見返してよかったです。

――芝居と歌とのリンクする部分の、感情の乗せ方の指針が変わっていくような？

はい、そういった部分は意識しています。

――全体的に力強く、地にしっかりと足がついている感じがしました。

そうですね。だから多分そこなのかなと思います。前回はどうこの難曲たちをクリアしようというところから始まって、公演の1年前から、全部計画を立ててやっていました。常に頭で「ここはこういう風にしないと、こういう声が出ない」と、ずっと考えながら歌っていたんです。でも、今回は2回目ということもあり、音が外れてもいいから、そういうものを全部取っ払って、意識を変えてやってみようと取り組みました。

――ご自身でも手応えを感じていますか？

やはり難しいですし、日によってもまだ安定感に欠けるところはあるなと思いながらでした。でも、前回に比べたら安定感は増したと思います。やっぱりハードな作品なので、大変だなと思いながら、楽しんで日々やっていました。

■ミュージカルコンサートは役のように歌う。見せ方もしっかり考えなければ

――コンサートとして1曲ずつ歌うことに関しては、どう考えていますか？

自分のライブの中ではミュージカル曲も歌っていましたが、お芝居をするより、歌を聴かせるイメージでやっていました。でも、ミュージカルコンサートは、役の衣装ではない状態で役のように歌うことが自分では難しいなと思って避けていたんです。なので今回は、やはりそういう見せ方みたいなものも、しっかり考えていかなければと思っています。

――これまでに歌った同じ曲でも、見せ方が変わるかもしれない？

変わると思います。ショーアップするというのはそういうことだと思いますし、二幕との差をつけるためにも、割と演じる気持ちが強くなるんじゃないかなと思います。

――ご自身が楽しみにしていることはありますか？

まず、ショーアップしたものをどんな感じでどこまでやるのかという部分は、まだこれからなので、お稽古が楽しみです。あとは、ゲストが来てくださって、どんな感じになるのか。デュエット曲を歌えるのは、今までなかったことなので、楽しみにしています。

■今回は長い日程でありがたい。皆さんに1回はお越しいただけるんじゃないかと

――最後に、コンサートを楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。

今回は長い日程でやらせていただけてありがたいですし、皆さんに1回はお越しいただけるんじゃないかと思います。

――ゲストの方々も豪華で、どの回にしようか迷われるかもしれませんね。

そうですね。ゲストの方で歌う曲も多分変わってくるので、デュエットできる日とできない日があったりもします。男性の曲を2人で歌う回もあるかもしれません。ぜひ、1回は足を運んでいただきたいですし、毎回同じ内容にはならないので、新鮮な生の楽しさを感じていただけたらと思います。

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