「苦手だった歴史が好きに」、『令和千本桜 義経と弁慶』蒼木陣インタビュー(上)

蒼木陣さん=撮影・長澤直子

2021年10月9日(土)から10月21日(木)まで、東京の明治座で上演される舞台『令和千本桜~義経と弁慶/コロッケものまねオンステージ2021』の第一部『令和千本桜 義経と弁慶』に、義経の従者の一人、駿河次郎役で出演する蒼木陣さんにインタビューしました。インタビューは上下に分けて2日連続で掲載し、「上」では、作品への思いや見所、明治座への思いや共演者について、苦手だった歴史が役者になってから面白くなったこと、舞台『刀剣乱舞』で座長を務めたときに高知を訪れて感じたことなどについて紹介します。(下)では、白井幹太役で出演していた男子新体操をテーマにした舞台『タンブリング』への思いや演じながら感じたこと、役作りの上で普段から努力していること、1st写真集『夏音』のお渡し会で感じたファンの方々への思い、これから挑戦したいことなどについて伺った内容を紹介します。

蒼木陣さん=撮影・長澤直子
蒼木陣さん=撮影・長澤直子

ーー本日、ビジュアルの撮影はいかがでしたか?

和服は身が引き締まりますね。今回の作品の時代の和服は着たことがなかったので、これまでに出演させていただいた時代劇とは、また違うと感じました。

ーー平安から鎌倉時代と、江戸時代などでは同じ和服でも随分違うんでしょうね。

撮影で刀も使ったのですが、差すタイプじゃないんですよね。太刀なので、腰からぶら下げるように付けるんです。これまでに身につけたことがある刀とは、さばき方も変わってきそうだなと思いました。立ち回りの経験はあるのですが、きっと別の感覚になりますね。

ーー今回の役が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

コロッケさんとご一緒させていただくという話が前提だったので、まずそこが楽しみになりました。テレビでも舞台でもずっと第一線で活躍されている方なので、現場でどのような「居方」をされるのだろうという点にとてもワクワクしています。以前、明治座さんで『魔界転生』という作品に出たとき、上川隆也さんが座長だったんですよ。やっぱり、めちゃくちゃカッコいいんですよ!

ーーどのような雰囲気でいらしたのですか?

上川さんは、稽古が始まる2時間ほど前からアップされていたんです。全部で77公演あって、立ち回りのシーンも多く、肉体的にもかなりハードな作品でしたから、ずっと身体を作られながらトレーニングされていて。その姿を毎日拝見していたんです。その時に、やっぱり第一線で活躍されている方は、こんなにもカッコいい姿を見せてくださるんだなと思ったんです。そのイメージが僕の中にはずっと残っていて。今回、やはり第一線で活躍されているコロッケさんとご一緒させていただけるので、どのような姿を拝見できるのかをとても楽しみにしているんです。ドキドキしたのもあって、共通の知人に、コロッケさんの座組みの雰囲気をちょっと聞いてみました。

ーーどのようにおっしゃっていましたか?

「すごく座組みを大切にしてくださる方」だと伺いました。イメージ通りの、あったかくて優しいお人柄なのだろうなと、稽古が楽しみです。きっと直接お話しできることもあると思うので、楽しみがどんどん増していく日々になりそうです。

ーーコロッケさんは、弁慶役ですね。

台本を読んでいると、ご一緒のシーンもありそうなんですよ。「うわー」という緊張もありますが、今後の自分の人生の財産にもなる経験だと思うので、いっぱい学ばせていただく機会になるといいなと思っています。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、作品の見所、明治座への思いや共演者のこと、苦手だった歴史が役者になってから面白くなったこと、舞台『刀剣乱舞』で座長を務めたときに高知を訪れて感じたことなど、インタビュー前半の全文と写真を掲載しています。8月19日(木)掲載予定のインタビュー「下」では、白井幹太役で出演されていた舞台『タンブリング』のこと、役作りの上で努力していること、1st写真集『夏音』のお渡し会で感じたファンの方々への思い、これから挑戦したいことなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(ログインするとこの画面の下に出てきます)

■七海さんとは「マーダーミステリーシアター」以来。本当に優しくて気さくな人

■明治座には「ちょっと大きくなって帰ってきました」という気持ちで劇場入り

■中学生の頃から苦手だった歴史が、役者になってからとても面白くなりました

■『刀剣乱舞』で座長を務めたときには、高知に行って龍馬の空気を実際に感じて

<『令和千本桜~義経と弁慶/コロッケものまねオンステージ2021』>
【東京公演】2021年10月9日(土)~10月21日(木) 明治座
公式サイト
https://www.meijiza.co.jp/info/2021/10-2/

<関連リンク>
『令和千本桜 義経と弁慶』公式twitter
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蒼木陣 オフィシャルウェブサイト
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蒼木陣さん=撮影・長澤直子
蒼木陣さん=撮影・長澤直子

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■七海さんとは「マーダーミステリーシアター」以来。本当に優しくて気さくな人

ーー駿河次郎は、義経の従者の一人ですね。義経役の七海ひろきさんとのシーンも多そうでしょうか。

七海さんとは、マーダーミステリーシアター『演技の代償』Replayでご一緒させていただきました。1日だけの出演でしたし、このような情勢であることもあって、ガッツリとはお話しできなかったんです。でも、本当に優しくて気さくな、裏表のない方だと思いました。今回は、前回よりはお話しできる機会が増えると思うので、お芝居のこともたくさん伺ってみたいです。

蒼木陣さん=撮影・長澤直子
蒼木陣さん=撮影・長澤直子

■明治座には「ちょっと大きくなって帰ってきました」という気持ちで劇場入り

ーー蒼木さんにとって、「明治座」はどのような場所ですか?

明治座に初めて立たせていただいたのは、数年前になります。ずっと立ってみたい劇場の一つだったので、叶ったときは嬉しかったです。ありがたいことに、そこからご縁をいただいて、何回か立たせていただいています。帰ってくるたびに、「ちょっと大きくなって帰ってきましたよ」って。

ーー劇場にご挨拶されるようなお気持ちなのですね。

大きくなっているといいなぁと思いながら、「今回もお願いします」という気持ちで、毎回劇場入りをしています。

ーー今回の作品の見所はどのあたりでしょうか?

事前情報によると、殺陣がたくさんあるらしいんですよ。

ーーそれは大きな見所ですね。

そんな噂をチラッと聞いています。殺陣が入る作品は、今までにもありました。また新たな現場で、殺陣師の方に一から付けていただく殺陣。そこに、自分がどれくらい応えられて、評価していただけるのだろうと。僕の中で楽しみなところですね。今の自分の現在地を知ることができるタイミングにもなりそうなので、頑張って戦います!

蒼木陣さん=撮影・長澤直子
蒼木陣さん=撮影・長澤直子

■中学生の頃から苦手だった歴史が、役者になってからとても面白くなりました

ーー作品の時代背景についてはいかがですか?

お恥ずかしい話、僕、歴史が昔から本当に苦手で…

ーーそうなんですね。

いわゆる5教科ってありますよね。中学生の時とかの。

ーー5教科!懐かしい響きです。

多くの教科は大体80点台で、良い時には90点台とかテストで取れていたんです。それなりにテスト前に勉強して、結果を出せていたんです。でも歴史だけは、毎回本当に低い点数で。赤点になることもありました。めちゃくちゃ苦手だったんです。役者の仕事を始めてからは、時代劇に出会うこともありますから、毎回イチから勉強し直しています。

ーー役者としての歴史の勉強は、いかがですか?

こういう時代に、こういう人がいたんだな、今回はこの時代の作品なんだなと、一つずつ知っていくのが、とても楽しいです。日本には、こんなにカッコいい生き方をした人がいたんだなと感動したり。仕事を始めるまでは、日本史に自主的に触れることはありませんでした。でも、役者という仕事を通して学んだり調べたりするようになってからは、とても面白くなりました。

蒼木陣さん=撮影・長澤直子
蒼木陣さん=撮影・長澤直子

■『刀剣乱舞』で座長を務めたときには、高知に行って龍馬の空気を実際に感じて

ーー今回も楽しみですね。

漢字の振り仮名から勉強する段階です。でも、台本と向き合う中で、その時代のことを知れば知るほど自分の知識が増え、感情移入できるようになってきます。どんどん掘り下げて、向き合っていきたいです。

ーー『刀剣乱舞』のときには、坂本龍馬の空気感を感じるために、高知県に行かれたそうですね。

龍馬本人やその周囲についてや、その時代の歴史のことなどを勉強しました。

ーーゆかりのある土地を訪れると気持ちが違うものですか?

役に対するアプローチはもちろんですが、蒼木陣として人間の価値観が広がると思いました。「桂浜」という場所について資料で調べて、写真を見ても、もちろん「きれいな場所だな」と思いますけど、やはり現地で目の前に広がる青くて緑の…もう、きれいなんですよ。ほんと、桂浜って。

ーー桂浜が目に浮かびます。

現地の空気や潮風の匂い、その日とても天気がよかったので太陽も感じながら、ああ、龍馬さんもこの景色を見たのかなとか。それを感じられた時は、価値観も広がりますし、ああ、本当にいい経験をできたなと思いました。事前に旅行誌をみていたとしても、現地で、目の前にきれいな景色をみると、やっぱり違うじゃないですか。行けてよかったです。

蒼木陣さん=撮影・長澤直子
蒼木陣さん=撮影・長澤直子

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“「苦手だった歴史が好きに」、『令和千本桜 義経と弁慶』蒼木陣インタビュー(上)” への 4 件のフィードバック

  1. 月夏 より:

    このたびは蒼木陣さんのインタビュー掲載ありがとうございます。
    役作りに向けての真摯な姿がとても素敵な方なので今回の内容とても楽しく拝読したしました。
    恰好いい写真もたくさんで嬉しいです。
    舞台『令和千本桜』が無事上演されることを願っています。

  2. 未来 より:

    蒼木さんの力強い身のこなしや真っ直ぐな眼差しの映える殺陣が大好きなので、初めて扱う形状の刀での殺陣がたくさんあって挑戦を楽しみにされているご様子に、令和千本桜の観劇をますます待ち遠しく思います。歴史に対する苦手を克服されたポジティブな向き合い方も伺えて、刀剣乱舞の座長公演への愛着もさらに増す内容でした。素敵なインタビューをありがとうございました。明日の記事もとても楽しみにしています。

  3. こたつ猫 より:

    蒼木陣くんのインタビューありがとうございます!
    令和千本桜のビジュアルも解禁してますます舞台楽しみです

  4. より:

    素敵なインタビューをありがとうございました!蒼木陣くんのお人柄の良さをより一層感じられました^^

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