『Music is Beautiful ~song & danceで綴るラブストーリー』が、2022年1月21日(金)から1月22日(土)まで、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで開催されます。 愛から生まれる人間の究極の美をラブストーリーで表し、オーディエンスに伝えたいことをミュージカル、JAZZ、ラテン、POPSなどグローバルな数々の名曲とダンスのコラボレーションで綴るBeautifulな豪華饗宴です。アイデアニュースでは、出演者のひとりである當間ローズさんにインタビューしました。
インタビューは、上、下に分けてお届けします。「上」では、今回のコンサートへの思い、ご自身が生きる上でテーマにしていること、孤児院や養護施設へバラを届ける活動のこと、『バチェロレッテ』について、音楽や歌に出会った幼少期の頃のこと、歌おうと思った背景などを伺いました。「下」では、「ローズ」という名前の由来、大黒摩季さんのこと、2021年にミュージカル『ピーターパン』に出演されたときのこと、初挑戦のミュージカルで感じたこと、演出の森新太郎さんに教えていただいたこと、これから挑戦してみたいこと、ファンのみなさまや「蕾ちゃん」というファンへの呼び名に込められた思いなどについて話してくださった内容、コンサートを楽しみにしている方へのメッセージなどを紹介します。
――このコンサートのお話があって、いかがでしたか?
どちらかと言うとテレビのお仕事が多く、歌手活動があまりできていなかったので、すごく嬉しかったです。川島ケイジさんのことは知っていて、spiさんの舞台は拝見したことがあり、西島数博さんは共演させていただいたことがあります。知っている方々も出演されていて、嬉しいです。
――このコンサートのテーマについては、どう思いましたか?
僕が生きる上でテーマにしていることが、コンサートに詰め込まれていると感じるくらい、非常にやりやすいです。
――ちなみにspiさんは、社会貢献や世界貢献がご自身の生きるテーマで、そこに合致しているとおっしゃっていました。
僕もそういうテーマに力を入れていて、最近ですと、破棄されるはずのバラを自分で買い取って、それを孤児院の子どもたちや養護施設に届ける活動をさせていただいています。バラ園の方とつながりがあり、捨てられるバラたちを見た時に、「この子たち捨てられるんだよ」と聞いたんです。でも、すごく綺麗で。ちょっと花びらが潰れているだけなのにと思って、どこか自分の人生を重ねたんです。
僕は幼い時に日本に来て、日本語が喋れなくて、「自分って何なんだろう?」とすごく考えた時期がありました。そのバラたちにも必ず生きる意味はあるはずで、「この子たちを救いたい」というところから始まったんです。後に西島さんも関わってこられる話なのですが、大黒摩季さんと一緒に「WE ARE THE LOVE ~dedicated to J & L~」という曲を出させていただいた時に、PVを孤児院で撮影しました。
その時、子どもたちが、すごく幸せそうにしてくれていたんです。この子たちのために何かしてあげたいと思った時に、破棄されるバラとつながりました。この子たちにあのバラを贈ったら、このバラを見て「自分には特別なものがあって、どこかで輝かせられる」と思ってくれるんじゃないのかなと。それが、この活動の始まりでした。
――コンサートでは、どんなことを考えて選曲されていますか?
愛を一番に考えます。僕がライブで歌う曲は、愛をテーマにしていることが多いですが、人は愛し愛されて成長していくものだと思いますし、それがないと生きる意味がないと僕は思っています。常にコンサートに来てくださった方に、愛を届け、感じてもらうことを心がけているので、選曲もそうなるのかなと思っています。
――今回歌われる曲について、具体的に伺える内容はありますか?
12月16日に配信した歌を、初めて生で歌うのが『Music is Beautiful』になります。『バチェロレッテ』の旅の後に、曲をどのようなストーリーに仕上げるか、とても悩んでいたんです。これまでにも、何度かライブでは歌わせていただきましたが、実は歌詞が定まらなくて。歌うたびに「この歌詞、ちょっと違うな」と結構変えて、やっと完成しました。最終版をこの『Music is Beautiful』で歌わせていただきます。
――最終版を初めてお披露目するのですね。
その歌も愛の塊みたいなものです。本当に「愛って何なんだろう?」みたいな。愛を見つける旅でもありましたから、「それが分かった気がした」という歌です。
――ローズさんが、ご自身の人生や旅を通じて見つけた愛の答えは、歌の中にあるんですね。
そうです。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、『バチェロレッテ』について、音楽や歌に出会った幼少期の頃のこと、歌おうと思った背景など、インタビュー前半の全文と写真を掲載しています。1月15日掲載予定のインタビュー「下」では、「ローズ」という名前の由来、大黒摩季さんのこと、2021年にミュージカル『ピーターパン』に出演されたときのこと、初挑戦のミュージカルで感じたこと、演出の森新太郎さんに教えていただいたこと、これから挑戦してみたいこと、ファンのみなさまや「蕾ちゃん」というファンへの呼び名に込められた思いなどについて話してくださった内容、コンサートを楽しみにしてくださっている方へのメッセージなど、インタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■『バチェロレッテ』出演後は、誰と話していても本当の意味で繋がれている気がする
■『バチェロレッテ』では、「福田萌子さんに幸せにしてもらっちゃった」みたいな
■おばあちゃんが音楽をかけて「さあ、踊るよ!」と。常に音楽が鳴っている家で育った
■一番最初に日本語で聴いた歌は『涙そうそう』。沖縄のルーツを母が教えてくれた
<『Music is Beautiful~song & danceで綴るラブストーリー~』>
【東京公演】 2022年1月21日(金)~1月22日(土) 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
公式サイト
http://www.jpma-jazz.or.jp/concert/2201/220121_1.html
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※當間ローズさんの写真1カットとサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは2月14日(月)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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■『バチェロレッテ』出演後は、誰と話していても本当の意味で繋がれている気がする
――『バチェロレッテ』に参加されてから3年くらい経ちますが、愛に対する答えは何か変わりましたか?
変わりましたね。こんなに人のことを愛せるんだと。もっと大きな意味で人を愛せるようになって、自分の器も大きくなった気がします。自分の恋愛をさらすことって、なかなかできないと思うのですが、自分の恋愛を見せたことで、僕には何ひとつ隠し事がないというか。本当に素っ裸の状態で、誰とでも接するようになれたんですよ。だから、誰と話していても本当の意味で繋がれているような気がしているんです。
――それまでは、自分をさらすということはできなかったんですか。
できなかったですし、恥ずかしかったですし、生い立ちもあります。「當間ローズ」というキャラクターを演じていた部分が、あったのかもしれません。でも、あの曲が出たことによって、もうそれができなくなってしまったんです。さらけ出すこと自体がとても怖かったですから、最初は悩みました。でも、今はよかったなと思います。
■『バチェロレッテ』では、「福田萌子さんに幸せにしてもらっちゃった」みたいな
――今回取材させていただくことになって、『バチェロレッテ』を拝見しましたが、福田萌子さんによるセラピーみたいな番組だと思いました。
おっしゃる通りなんです(笑)。僕らは彼女を幸せにするためにあそこにいるのに、幸せにしてもらっちゃった、みたいなね。
――みんなが幸せになって、旅立っていく話なのかなと思いました。
本当にそうなっちゃったんです。
――彼女が、偉大過ぎるようでもありました。
そうなんですよ。偉大過ぎるのもありますし、彼女は、自分の弱みを見せるのがとても苦手なタイプで。すごく苦労もされていますし、彼女のたくさんのガードを取り払いきる前に、こちらのガードがすべて取られているみたいな。届く前にこちらが素っ裸になっちゃって、なかなか彼女の芯までたどり着くのは難しいんです。
■おばあちゃんが音楽をかけて「さあ、踊るよ!」と。常に音楽が鳴っている家で育った
――今回はコンサートなので、音楽や歌との出会いに関して伺わせてください。
生まれた時から常にそこにあるというか。おばあちゃんやお母さんも歌が好きで、おばあちゃんとリビングで踊るような感じでした。それがラテンの文化なんです。
――それは、ブラジルにいらっしゃった時ですか?
はい。
――何歳までいらっしゃったんですか?
5歳までいました。おばあちゃんもいつも音楽をかけて、急に「さあ、踊るよ!」と。常に音楽が鳴っている家に育ちました。日本に来た時に、日本語が喋れなくて、友達もいなくて、テレビが唯一の友達でした。その時にテレビから流れてくる音楽を聴いて、自分もこういう風に人を勇気づけられたらいいなとか、これだけ歌を歌えたら人と仲よくなれるのかなとか、思い浮かべたんです。僕も歌手になったら認めてもらえるし、本当の自分を伝えられるんじゃないかなというところから、歌をやろうと決めたんですね。
■一番最初に日本語で聴いた歌は『涙そうそう』。沖縄のルーツを母が教えてくれた
――テレビの中にはいろんな番組がありますが、その中でも音楽番組だったのはなぜでしょうか?
まず、音楽が幼少期から溢れていたものだったことが理由です。僕が一番最初に日本語で聴いた歌は、夏川りみさんの『涙そうそう』です。お母さんがなぜそれを聴かせたかというと、僕には沖縄の血が入っていて。「これがあなたのルーツなんだよ。私はこの曲が好きだわ」と、CDに焼いてくれたんです。それを小さい時にずっと聴いていて、本当に癒され、僕にもこんな素敵なルーツがあるんだと思いました。この曲も、僕の一部分に入っているんだと思った時に、僕も音楽で表現したいと思いました。
――テレビと、お母さまがくださったCDの影響とが重なったんですね。
その頃、テレビで流れていて一番いいなと思ったのは、SMAPさんの『世界に一つだけの花』でした。また花の話になってしまうんですが。「あなたは世界にひとつだけ、特別なんだよ」と自分に言い聞かせられているかのように、すーっと入ってきました。自分もこういう歌を歌いたいなと思いました。当時は本当にたくさんの外国人が日本に住んでいらっしゃって、いじめだったりと、つらい思いをした子どもがたくさんいました。この子たちに、自分がもらっているパワーを与えられないかなと思ったんです。
――海外にルーツを持つ方にお話を伺うと、子どもの頃にいじめられた経験を持っている方が特に多いですね。
子どもはそうじゃないですか。変わっているものに対して、興味の代わりにそういう表現をしているというのは、大人になって分かりました。今となっては、その経験があって本当によかったと思っています。心も強くなりましたし、この経験があるからこそ、自分も頑張れます。逆に優しさを人に向けられるのも、そこがルーツだと思っています。
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