大人気のファンタジー小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を原作とする冒険コメディミュージカル、『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』が上演されることが、2022年6月20日(月)に発表されました。2022年9月21 日(水)から10月5日(水)まで、東京・有楽町よみうりホールで、10月9日(日)と10月10日(月・祝)には、京都劇場で上演されます。
「盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル」は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより 2005年から 2009 年にかけて年一冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた大人気ファンタジー小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズの第1作を原作としたミュージカルです。2010 年には「ホーム・アローン」や「ハリー・ポッター」シリーズで知られるクリス・コロンバスが監督、ローガン・ラーマンが主演で映画化もされました。2014 年にオフ・ブロードウェイで公演、2017 年には新曲なども加わった改訂版がオフ・ブロードウェイ作品のトニー賞ともいわれているドラマ・デスク賞の3部門にノミネートされ、その後全米ツアーを行うなど、全米を熱く騒がせた作品の一つです。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーで、アメリカで大人気のミュージカルが、この度日本で初めて上演されます。
主人公のギリシャ神話の海の神ポセイドンの息子だと知らされる少年パーシー・ジャクソンを演じるのは、初のミュージカル出演となる岡本圭人さんです。パーシー・ジャクソンと一緒に旅をする知恵と戦略を司るアテナの娘アナベス役は、歌唱力の高さから高校在学中にミュージカル『レ・ミゼラブル』のオーディションに合格し、東京音楽大学在学中に同作コゼット役を務める他、多数のミュージカルに出演している小南満佑子さん、幸運と富を司り知識者でもあるヘルメスの息子ルーク役は、確かな演技力で数々の舞台やミュージカルに出演し、近年ではドラマにも出演するなど活躍の場を広げ続けている水田航生さん、パーシーをそばで支えるブラナー先生役は、魅惑の美しく甘い歌声を持ち、男性4人のヴォーカル・グループ「LE VELVETS」のメンバーとして活動しながら数々のミュージカルに出演している宮原浩暢さん、パーシーの母親役は、宝塚歌劇団雪組のトップスターを務め、2014 年に退団、その後ミュージカルやストレートプレイ、朗読劇など幅広く活躍する壮一帆さんが務めます。そして、木内健人さん、菜々香さん、小野妃香里さん、村井成仁さん、Emaさん、横山賀三さん、小原和彦さんが、神やパーシーと共に旅をする仲間を演じます。演出を務めるのは、ファンタスティックな世界観に誘う手法に定評があり、1994年から2008年まで宝塚歌劇団で演出を務め、退団後も音楽劇やミュージカルの演出を手掛けている荻田浩一さんです。
チケットの一般発売は、東京公演は8月5日(金)から、京都公演は9月4日(日)からです。荻田さん、岡本さん、小南さん、水田さん、壮さんのコメントとプロフィールを紹介します。
■コメント
荻田浩一:この作品を初めて知ったのは映画でした。将来、自分が関わる事など露知らず、少年少女のアドベンチャーを楽しく拝見しました。アメリカンなヒーロー活劇がギリシャ神話の道具立てで展開されるのが面白かったですね。舞台版は物語のギミック感はそのままに、より想像力を膨らませて頭の中で遊んでもらう「お芝居」の大胆な面白さが際立っているようです。爽快な楽曲に乗せて、些か悪ノリの冒険譚を楽しんで頂けますよう取り組みます。
岡本圭人:実は、この作品の原作である小説を幼い頃イギリスに留学していたときに愛読していたので、今回のお話をいただいたときに、不思議なご縁と使命感に駆られました。世界中の誰もが知っているパーシーを自分が演じるということにプレッシャーを感じましたが、僕も、彼のような人々を導いていくヒーローになれるよう一生懸命、パーシー・ジャクソン役を務めさせていただきます。今回が初めてのミュージカル出演になる為、正直なところ、僕自身が一番わくわくしています。このミュージカルの心が躍るような素晴らしい音楽に乗せて、パーシーの言葉を、そしてこのファンタジー溢れる素敵な物語を皆様に届けられる日を楽しみに、稽古に励んでいきますので、楽しみにしていてください。ファンタジーは想像力を豊かにしないと創れませんが、それを可能にできるのが劇場だと思っています。日常から離れて、リフレッシュしたい方、元気をもらいたい方、一人でも多くのお客様に、パーシーの世界をお届けしたいと思います。劇場で皆様と一緒にパーシー・ジャクソンの楽しい冒険に出かけられる日を心待ちにしています!
小南満佑子:冒険をする作品に初めて挑戦するので、お稽古からどういう風に作り上げていくのか、とても楽しみです。素敵な出演者の方々ばかりなので、色々と刺激をもらいながら、賢く正義感のあるアナベスを、強く生きていきたいと思います。作品を作り上げていく過程は、ある意味冒険ですので、初日までみんなで切磋琢磨・試行錯誤しながら素敵な作品に仕上げていきたいと思います。日本初演ということでお客様の期待に応えられるよう、役としての成長や仲間意識などお稽古場から作っていきたいです。ギリシャ神話やファンタジー、冒険、コメディ、全てが詰まった盛りだくさんの作品となるので、楽しみにしていただけたらと思います。
水田航生:この度、出演させていただくことが決まり、とても光栄です。出演するにあたりブロードウェイ版の音源や映像を調べたのですが、良い意味で、真面目な神々の話なのになんてチープな作り方なんだ、と思いました(笑)。人が何か魅力を感じる“B級感”をこの作品でも感じていただけると思います。そして、この作品はコメディ要素もあるのですが、コメディは演じるのが難しい分、やりがいやお客様に伝わったときの達成感がとてもあるので、お稽古から果敢にトライしていきたいと思います。荻田さんがコメディをどういう風に演出されるのか今からとても楽しみです。B級感はありつつも、ミュージカルとしての素晴らしい楽曲や、圧倒的なパフォ ーマンスを楽しんでいただけるよう、後悔させない演劇をお届けしたいと思います。劇場でお待ちしています。
壮一帆:サリー役を演じます、壮一帆です。今作では久しぶりの荻田さんの演出、久しぶりのファンタジーミュージカルになります。そしてお母さん役のプロになれるのではというくらい、何回目かになる母親役です(笑)。サリーは今まで演じてきた母親とは一味違うので、皆様に楽しんでいただけたらと思います。荻田さんは独特な世界観をお持ちで、ご一緒できることがとても楽しみなのですが、その分役者としてのスキルが問われるので、前回ご一緒したときよりスキルアップした自分で挑めるように頑張りたいと思います。ファンタジー作品はとても大好きで私の原点です。大人になったからこそ見える視点があると思うので、昔と違う角度でファンタジ ー作品に挑めることがとても楽しみです。皆様と一緒に冒険の旅に出て、わくわくできる、そんなひと時の夢を楽しみにしていただけたらと思います。
■プロフィール
荻田浩一:大阪府出身。1997年、宝塚歌劇団「夜明けの天使たち」で演出家デビュー。04 年、「ロマンチカ宝塚’04~ドルチェ・ヴィータ!~」で文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞。ミュ ージカルやストレートプレイの脚本・演出だけではなく、ショーやコンサートも多数手がけ、繊細かつ甘美な独自の美学を持った作風で高い評価を得ている。近年の主な作品に、ミュージカル「アルジャーノンに花束を」脚本・演出(06、14、17、20)、ミュージカル「王家の紋章」脚本・作詞・演出(16、17、21)、ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」演出補(20、21)、「BARNUM/バーナム」演出(21)、「五番目のサリー」脚本・演出(21)、ミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」脚本(23年上演予定)など。
岡本圭人:1993年4月1日生まれ。東京都出身。2007 年に Hey! Say! JUMP として CD デビュー。音楽活動に加え、バラエティ・舞台・TV ドラマ・ラジオ・CM などマルチに活躍。18 年から 20 年まで、アメリカ最古の名門演劇学校であるアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツへ留学。卒業後、「Le Fils 息子」でストレ ートプレイ初舞台・初主演を飾る。これまでの主な出演作に、【舞台】「滝沢演舞城 2007」(07)、「JOHNNYS’ World」(12)、【TV ドラマ】「3 年 B 組金八先生・ファイナル ~最後の贈る言葉」(TBS/11)、「ファーストクラス」(CX/14)など。22 年 6~7 月に舞台「M.バタフライ」に出演を控える。
小南満佑子:1996年8月10日生まれ。兵庫県出身。10 歳から声楽を始め国内および海外で演奏活動を経験。2015 年、高校在学中に「レ・ミゼラブル」オーディションに合格しミュージカルデビュ ーし、17 年から 19 年までコゼット役を演じる。20 年、NHK 連続テレビ小説「エール」でヒロインのライバル・夏目千鶴子役に抜擢され、映像作品へも進出を果たす。近年の主な出演作に、【舞台】ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」(21)、「蜘蛛女のキス」(21)、ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち」(22)など。23 年 1 月にミュージカル「キングアーサー」の出演を控える。
水田航生:1990年12月20日生まれ。大阪府出身。2005 年、応募者約 5000人の中から第 1 回アミューズ王子様オーディションのグランプリを受賞。数多くの舞台や映像に出演。また長身を活かしたダイナミックなダンスも得意とする。近年の主な出演作に、【舞台】ミュージカル「Count Down My Life」(20)、「東京原子核クラブ」(21)、ミ ュージカル「GHOST」(21)、ミュージカル「The Last 5 Years」(21)、ロック☆オペラ「ザ・パンデモニアム・ロック・ショー」(21)、「冬のライオン」(22)、ミュージカル「四月は君の嘘」(22)、【TV】「今野敏サスペンス 警視庁臨海署安積班」(TX・21)、など。
壮一帆:1975年8月7日生まれ。兵庫県出身。1996年に宝塚歌劇団に入団し、2012年に雪組トップスターに就任。14年に退団後は、ミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇など様々なジャンルの舞台に出演、またコンサートやライブ活動も精力的に行っている。22年1月に芸能生活25周年を迎え初のフルアルバム「誰にでも、あなただけの歌がある」をリリース。近年の主な出演作に、【舞台】ミュージカル「ドッグファイト」(21)、KERA CROSS 第四弾「SLAPSTICKS」(21-22)、音楽劇「夜来香ラプソディ」(22)、【TV ドラマ】「いりびと-異邦人-」(WOWOW・21)など。22 年 7~8 月にブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」の出演を控える。
<『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』>
【東京公演】2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール
【京都公演】2022年10月9日(日)・10月10日(月・祝) 京都劇場
公式サイト
https://www.percy-jackson.jp/
公式 Twitter: @percyjackson_jp
原作:Rick Riordan
楽曲:Rob Rokicki 脚本:Joe Tracz
翻訳・訳詞・演出:荻田浩一
音楽監督:森亮平
振付:三井聡
出演:岡本圭人 小南満佑子 水田航生
木内健人 菜々香 小野妃香里 村井成仁 Ema 横山賀三 小原和彦 宮原浩暢(LE VELVETS) 壮一帆
版権コーディネート:東宝ミュージック
企画・製作:シーエイティプロデュース
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