3日で出来る甲冑(草摺佩楯部分) ~「刀剣乱舞」より和泉守兼定~

3日で出来る、簡単甲冑製作より=撮影・Lapis

甲冑の製作過程のご紹介をさせて頂きます。刀剣乱舞に出てくる「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」というキャラクターの衣装の甲冑(草摺や佩楯に相当する部分)の制作になります。刀剣乱舞とは、刀を義人化した育成ゲームで、今一番女性に人気のオンラインゲームです。※和泉守兼定は、土方歳三の愛刀の名前です。

刀剣乱舞「和泉守兼定」の衣装の甲冑=撮影・Lapis

刀剣乱舞「和泉守兼定」の衣装の甲冑=撮影・Lapis

■甲冑(草摺や佩楯に相当する部分)の制作

<必要な道具・材料>
・PPシート(ホームセンターに売っています)
・平紐(鎧専用の平紐です。紐幅はオーダーで自由に注文出来ますが、私は12ミリを使用してます)
・マジックテープ(最後、鎧を衣装につけるときに使います)
・スプレー(ツヤあり)
・イベントカラー(金・耐水)
・電動ドリル(工作マットを下に敷かないと、机に穴があきます)
・ハサミ
・カッター
・ペンチ(紐を威すとき、引っぱるときなどに使う)
・ヤスリ(PPシートを磨くときに使用する)
・瞬間接着剤(コードを定着するとき)
・木工用ボンド(紐を威し終えたら、裏の紐に少量固定用として使用します)

ここでは、刀を義人化した育成ゲーム「刀剣乱舞」に出てくる「和泉守兼定」の衣装の甲冑甲冑(草摺や佩楯に相当する部分)の製作過程をご紹介しました。戦国時代の甲冑デザインであるために、紐数も非常に少なく、3日で完成させることが出来ました。他のキャラクターもほぼ似たようなデザインの甲冑が多いので、この製作過程を応用出来ます。造形で鎧や甲冑を製作しないといけない!でも時間があまりない!という方にお役に立てれば幸いです。

刀剣乱舞「和泉守兼定」の衣装の甲冑=撮影・Lapis

刀剣乱舞「和泉守兼定」の衣装の甲冑=撮影・Lapis

これは戦国甲冑などのコスプレ用の簡単なベースになる威し方です。大鎧の威し方はこれとは少し違います。紐を威すときの幅などは、ご自由に変えてください。

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■Lapisさんが8月6日の「与一まつり」に与一公役で参加されます

2016年8月5日(金)と8月6日(土)の2日間、栃木県大田原市でイベント「第36回 大田原与一まつり」が開催され、この記事を書かれているLapisさんが8月6日の「大田原与一まつり」に与一公役で参加されます。Lapisさんは、大田原市のご当地キャラクター『与一くん』の公認アテンドをつとめており、昨年の「大田原与一まつり」には武者役で参加していましたが、今年は6日の与一公役をつとめることになりました。

2016「与一まつり」のポスターより(右上がLapisさん)

2016「与一まつり」のポスターより(右上がLapisさん)

「大田原与一まつり」は、昼は与一武者行列、子どもみこしなど歩行者天国で賑わう行事で、約400人の武者行列は、甲冑姿の那須与一公をはじめとする勇壮な武将・子供武者などが市内をパレードし、「三献の儀」など歴史絵巻を再現します。

「三献の儀」とは、鎌倉時代より伝わる出陣前の総大将が行う出陣式です。福原もちつき唄が披露され、与一公に餅が献上されます。次に2名の白拍子が大将の前に三種の肴を運び、大将は杯をとりながら打鮑、栗、昆布を食します。打鮑は敵を討ち、勝ち栗は勝つ、昆布は喜ぶを表したものだと伝わっています。国内でこの儀式を再現しているお祭りは大変珍しいです。与一公が屋島へ向かう前に、故郷である大田原ではこのような儀式が盛大に執 り行われていたのですね。一見の価値ありです!夜には市民・企業参加の与一踊りが開催されます。

2015年三献の儀の様子=撮影・Lapis

2015年三献の儀の様子=撮影・Lapis

[日時]8月5日(金)14:45~21:30 ・ 8月6日(土)15:00~21:30
[会場]大田原市 荒町・上町・仲町・下町の商店街
[主催]与一まつり実行委員会

<与一まつりの関連サイト>
第36回(平成28年度)与一まつり (大田原市のホームページ)
大田原市観光協会公式サイト
大田原市のfacebookページ

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■鎧・甲冑の紐の通し方

甲冑の紐の通し方(威し方)について、写真入りで詳しく解説します。

甲冑に紐を通す事を正式には「威(おど)す」と言います。紐は、「平紐(ひらひも)」という靴ひもに似たような平たい紐を使用します。コスプレ用に、靴ひもやそれに似た紐で色々と試した結果、結局鎧兜専用の平紐に落ち着きました…。

たくさん威してみれば分かるのですが、専用の紐の方が伸縮性に長けているので作業効率が良く、見栄えなどもより本物に近くなります。せめて紐だけは本物を使用したほうがいいでしょう。私は紐業者にオーダーで注文しています。色はもちろん、紐幅も自由に注文することが出来ますので大変便利です。

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