平安時代から鎌倉時代、上級の武将がつけていた「大鎧」(おおよろい)。この大鎧をコスプレ用に手作りしている「大鎧を愛でる会」(おおよろいをめでるかい)のLapisさんに、大鎧をはじめとしたコスプレ作品の制作方法などを詳しく書いていただきました(インタビュー記事はこちら → https://ideanews.jp/backup/archives/4171)。とても複雑な「大鎧」を作るようになるまで、Lapisさんが作ってきた他のコスチューム制作過程の写真とあわせて連載で紹介します。ここからはLapisさんの文章です。(アイデアニュース編集部)
なぜ、コスプレしているのか
はじめに、私がコスプレについてどう考えているのかということにふれておきます。結論から先に言いますと「こういうことをするのが好きだから」です。聞かれるまでは、コスプレする理由など考えた事もありませんでした。最近、イベント先やインタビューで「なぜ、コスプレをしているのか」と必ず聞かれるようになって、「あれ? 何で私はコスプレしているんだろう」と考えさせられるようになりました。
今まで出会ってきたレイヤーさん達は、作品やキャラクターが好きでコスプレをしていたり、同じ趣味の仲間と共通の話題で盛り上がれるからやっている、という理由だったり様々な人がいます。私の場合は、純粋にやりたいキャラクター をひたすらコスプレし、それが写真で上手く表現出来た時に満足を感じます。あまり人がやらないキャラが多めです。誰もやらないことをやるのが快感です。
「呂布」について
このキャラクターは衣装(装備)に一目惚れしました。
三國無双シリーズは、元々三国志が好きでそこからゲームをやりはじめました。呂布をつくろうと思ったのは、甲冑が気に入ったから。ただそれだけです。歴史上の呂布は少々恐いイメージがあるのでどちらかといえば好きではありません。
呂布は一番強いキャラで大柄です。自分の体型には全く似合っていないキャラですが、「誰に何と言われようが私がやりたいと思ったからやるんだ!」という勢いで製作しました。いろんな製作者の作品を参考にしながら、初めて全身の甲冑を作りました。これは初期の作品です。まだまだ知識も技術も足りていませんが楽しかったので満足です。
<「太史慈」「ライトニングの斬鉄剣」に続く → https://ideanews.jp/backup/archives/6660 >
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インタビュー:鎧を手作りして着る楽しさ、「大鎧を愛でる会」のLapisさん
→ https://ideanews.jp/backup/archives/4171
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