「人と人とのつながりが、今の自分を支えてくれる」 JONTEインタビュー(上)

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

歌手・俳優のJONTE(ジョンテ)さんが、2016年5月にビルボードレコーズよりアルバム「Reboot」をリリースし、10月には「再始動」ライブツアーを開きました。来春には再演される舞台「それいゆ」への出演が決定しており、精力的に活動を展開されています。アイデアニュースでは、大阪でのライブ開催前日にJONTEさんに単独インタビューし、アルバムにまつわるエピソード、俳優としての舞台裏のお話など、たっぷりと伺いました。無料ページでは、インタビュー動画の一部、有料ページでは、インタビュー全文をテキストで(上)(下)2回に分けて掲載いたします。なお、抽選でアイデアニュース有料会員3名さまにJONTEさんのサイン入り「チェキ」写真をプレゼントします。(このプレゼントの応募は終了しました)

※アイデアニュース有料会員限定部分には、インタビューの全文をテキストで掲載しています。

<有料部分の小見出し>

■「愛の唄を歌おう」での共演が、川畑要さんとのコラボのきっかけ

■一緒に歌えたことが自信に。夢は思い続ければ引き寄せられるんだなと

■「意味のないことは何一つない」という言葉の意味が理解できるように

■しんどい日がずっと続くわけではないってことが、ファルセットと調和して

■ビルボードライブでのつながりが、ビルボードレコーズからのリリースへと

<JONTE(施鐘泰/ジョンテ)>
大阪府出身。2007年、「ゆれる」でデビュー。2009年からは舞台やテレビドラマにも出演。 2012年に地球ゴージャスプロデュース公演vol.12「海盗セブン」、 2014年にはミュージカル「愛の唄を歌おう」に出演。2016年5月にビルボードレコーズから、アルバム「Reboot」をリリース。舞台「それいゆ」、ブロードウェイ・ミュージカル「キンキーブーツ」(日本版)に出演。2017年4月に舞台「それいゆ」再演への出演が決まっている。

MIO & kawara CAFE&DINING presents Happy Christmas Day
【大阪公演】2016年12月10日(土)~11日(日) 天王寺ミオ本館12F

JONTE Birthday LIVE
【東京公演】2016年12月16日(金) ルミアモーレ

日本橋STYLE YEAR-END PARTY ~PREMIUM TIME~
【東京公演】2016年12月29日(木)日本橋三井ホール

舞台「それいゆ」
【東京公演】2017年4月6日(木)~11日(火)サンシャイン劇場
【福岡公演】2017年4月14日(金)~15日(土)北九州芸術劇場 中劇場
【兵庫公演】2017年4月19日(水)~23日(日)新神戸オリエンタル劇場

<関連サイト>
JONTE LIVE 「Reboot」 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)
JONTE「REBOOT」(試聴可能)
JONTE 『REBOOT』(ビルボードレコーズ)
JONTE -施鐘泰- Official Website
JONTE(ジョンテ)オフィシャルブログ
川畑 要 OFFICIAL WEBSITE

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※12月9日掲載予定のインタビュー「下」では、俳優活動などについてのお話を紹介します。取材の際に撮影させていただいた、JONTEさんのサイン入り「チェキ」写真を、抽選で有料会員3名さまにプレゼントします。有料会員の方がログインすると、この記事の末尾にプレゼント応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは、12月23日(金)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントの投稿もできますので、ぜひよろしくお願いいたします。

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

※ここから有料会員限定部分です。

■「愛の唄を歌おう」での共演が、川畑要さんとのコラボのきっかけ

――それでは、JONTEさんにお話をお伺いしていきます。よろしくお願いいたします。

JONTE:よろしくお願いいたします。

――前回私たちが取材させていただいたのは、ちょうど3年前の2013年、その後もいろんな分野での活躍、拝見しております。そこで、5月に発売されたアルバム「Reboot」についてお伺いします。個人的には4曲目の「Two Ways」が大好きなんですが、この曲はCHEMISTRYの川畑要さんとのコラボレーションなんですね。

JONTE:そうなんです。こんな日が来ると思っていなかったというか、憧れていた川畑さん本人と歌いたいという1つの夢が叶って、自分にとってもすごく感慨深い曲になっていると思います。(CHEMISTRYは)僕が歌手になりたいというきっかけをくれたグループでもありましたので、正直、実際そういう人にお会いしてこうなるとは夢にも思っていなかったので、すごく嬉しいです。

――JONTEさんが歌手になったきっかけは、CHEMISTRYさんなんですか?

JONTE:自分もオーディション出身ですので、CHEMISTRYさんのオーディション番組を見ていて、「こうして夢を、自らつかんでいくものなんだな」ということを学ばせてもらえました。

――コラボレーションしようということになったきっかけは?

JONTE:色々と活動していく中でミュージカルもやらせていただいているのですが、2013年に、宮本亜門さん、鈴木おさむさん、槇原敬之さんの3人がタッグを組まれた作品「愛の唄を歌おう」に共演したことがきっかけで、すっかり仲良くなりました。年も近いから話もよく合いましたし、同じ分野で一緒に仕事してこられている方でもあったので、話をしていく中で、すごく意気投合して。今でもずっと仲良くさせてもらっていて、「一緒に何かできたらいいよね」という話から、今回一緒にさせていただくことになりました。

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■一緒に歌えたことが自信に。夢は思い続ければ引き寄せられるんだなと

――ということは、2013年のその出会いから進行してきたということですか?

JONTE:(川畑さんのことは)もちろんその前から知っていましたし、デビュー前に一度お会いしたことはありました。そのときは挨拶程度で終わっていたんですけど、実際それからだいぶ時間が経ちましたが、一緒にミュージカルをすることになったのをきっかけに、そこから仲良くさせていただいています。

――それだけに、曲にも思い入れがありますね。

JONTE:何よりも一緒に歌えたということが、自分にとってすごく自信につながりましたし、夢というか、そうやって思い続ければ、引き寄せることもできるんだなと、またここでひとつ感じられました。

「JONTE LIVE 『Reboot』 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)」公演より

「JONTE LIVE 『Reboot』 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)」公演より

■「意味のないことは何一つない」という言葉の意味が理解できるように

――これまでのJONTEさんの作品といえば、切ないバラードやラブソングが多かったというイメージがありますが、前回のアルバム「Through my Life」ではアップテンポで大人な感じの曲調が入って、とても新鮮でした。そしてさらに今回の「Reboot」は、また違った感じですね。

JONTE:もともと好きな音楽のジャンルでAORを聴くことがありまして、年齢的にも、少し大人の感じの曲に寄せていきたいなって。今回は、ロック調のものもあったりします。これまではずっと恋愛ばかり歌ってきたわけなんですが、そこからまた新しい自分を表現できたらと思い、ジャンル的にも今までの固めのものよりもちょっと柔らかく、いろんなことに挑戦していきたいというのもありました。AORに挑戦したということと、その中にテーマを掲げ、アメコミのキャラクターを曲の中に入れ込んだりとか……。

――気づかなかったです。

JONTE:これはちょっと言わないと、あんまりわからないです(笑)。実は、全曲そうなんですよね。キャラクターがモチーフになっていて、曲ができたりもしているわけです。一番はAORというところに重きを置いて、作品を作らせていただきましたが。

――歌詞は、JONTEさんが書かれたんですか?

JONTE:そうです。いろいろ書いたりしながら、やらせてもらいました。

――「苦悩」や「希望」を感じさせる歌詞も多かったように思えました。新出発に向けてのご自身の体験や思いも反映されているんでしょうか?

JONTE:それもやっぱり中に織り交ぜながら、歌詞を作らせていただきました。まぁ、確かに「苦悩」ですね。1つの「苦悩」があればこそ、飛び跳ねる力もその分強かったりするので、そういった環境にもあったことで、そのあたりもうまくリアルに表現できたんじゃないかと。

――なんだかとても人間らしい歌詞で、共感するところがたくさんありました。デビューされてからいろんなことがあったと思いますが、振り返ってみていかがですか?

JONTE:そういう経験も、自分にとって、なくてはならない経験だったのではないかと思えるようになってきました。うん、やっぱりそういう経験があったからこそ、今がある。大したことを言える立場ではないですが、その中でいろんな思いも正直、感じられたこともあるわけですし、そこから生まれるものもたくさんある。改めて「意味のないことは何一つないのかな」と、そのあたりの言葉の意味が理解できるようになった気がします。若い時は、イヤなことは絶対にイヤ、曲げるのも本当にイヤでしたが、いろんな人と出会い、何かを経験することによって、少し丸くなってきたところもあるので、ちょっとだけ自分の中の人としてのキャパシティーが昔より増えたんじゃないかという気がします。

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

JONTEさん=撮影:アイデアニュース・橋本正人

■しんどい日がずっと続くわけではないってことが、ファルセットと調和して

――デビュー当時からJONTEさんの歌を聴かせていただいていますが、昔、客席から年配の男性が「よっ!バラード王子!」と掛け声をかけていたことが印象的でした。それだけに、バラードのイメージが強かったように思いますが、今回のアルバムについて、ファンの方からはどんな感想をいただいていますか?

JONTE:曲というよりも、ファルセットをふんだんに使った曲が多かったので、そのあたりの魅力を楽しんでもらえている、みたいな話を聞いたことがあります。実際、握手会に参加された方からも「どうしたらそういうファルセットが出たりするんだろう」と言う話はよくしてもらえます。

――「Beautiful Days」などは、まさにそうですよね。希望にあふれている歌詞で、きれいな曲です。

JONTE:「Beautiful Days」は、けっこうそういう話を聞きますね。確かにそのあたり、うまくファルセットと調和して、いい感じに表現できたような気がします。大変な日がずっと続くわけではなく、辛い日を乗り超える日が必ず来るわけですから……。

――「Trick Star」では、今までと違ったワイルドな一面を見せていただきました。

JONTE:ワイルドですね。全く自分にはそういう部分がなかったりするので、けっこう自分の人格を全く真逆な感じで歌っているようなところもあり、ちょっと面白かったりするんです。

――この歌詞もJONTEさんが作ったんですか?

JONTE:そうです。今回プロデュースしてくれた谷口尚久さんと、一緒に書かせていただきました。曲調も今までこういう感じの曲ってなくて、今回ライブで初めて歌うので、どうなるのか自分でもまだよくわからない感じですが、楽しく歌ってみようと準備しています。

――「Innocent Flower」は、JONTEさんらしく、女性の心をくすぐるような美しいバラードです。

JONTE:「大切なものは美しいものなんだ」そういう歌でもあります。こちらは書いていただいた曲なんですが、自分の今までの歌にはちょっとない歌詞。まったりしていて、また新しい自分に出会えた感じがします。

「JONTE LIVE 『Reboot』 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)」公演より

「JONTE LIVE 『Reboot』 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)」公演より

■ビルボードライブでのつながりが、ビルボードレコーズからのリリースへと

――今回、ビルボードレコーズから、リリースされた経緯を教えてください。

JONTE:これまでビルボードさんでライブをさせていただいてきたつながりで親しくなり、「何か一緒にできたらいいね」という話から、「じゃあ、実際にできるのならそういうことを少し考えているんですけれど……」と、話をしたら承諾してくださり、こういう運びになりました。

――だいたい、どれくらいの時間がかかったんですか?

JONTE:実際アルバム制作には、1年くらいかかっています。

――ビルボードライブ大阪には、前回2014年に登場されていますが、その頃からそういう構想があったのですか?

JONTE:その時はまだ構想はなかったんですが、(ビルボードライブは)よく立たせていただいているステージでもありますので、「いつかそういう話ができたらいいよね」と。フランクに話せる仲になったので、自然な流れで、形になりました。

――そう思うと、本当に人と人とのつながりって大切ですね。

JONTE:人と人とのつながりが今の自分を支えてくれる、そんな気がします。川畑要さんとも、そうやって活動していく中でつながった人脈でもありますし、ね。

「JONTE LIVE 『Reboot』 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)」公演より

「JONTE LIVE 『Reboot』 with Special Guest 川畑 要(CHEMISTRY)」公演より

※12月9日掲載予定のインタビュー「下」では、俳優活動などについてのお話を紹介します。取材の際に撮影させていただいた、JONTEさんのサイン入り「チェキ」写真を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下のプレゼント応募フォームから、ご応募ください。応募締め切りは、12月23日(金)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントの投稿もできますので、ぜひよろしくお願いいたします。

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“「人と人とのつながりが、今の自分を支えてくれる」 JONTEインタビュー(上)” への 3 件のフィードバック

  1. ハーブティー より:

    人との繋がりを大事にしておられるJONTEさん。素敵です。
    温かい人柄が伝わってくる記事でした。
    ますますJONTEさん大好きになりました!

  2. ひまわり より:

    JONTEさんが今まで語ってこられたRebootとは少し違う視点からの思いが伝わりすごく嬉しかったです。またじっくりRebootが聴きたくなりました。
    素敵なインタビュー!ありがとうございました。次回の(下)も楽しみにしています。

  3. いずみ より:

    こんにちは。
    初めて読ませていただきました。
    これまでのJONTEさん、今のJONTEさん、
    これからのJONTEさんをたどるような素敵な記事でした。
    JONTEさんはつながりについては最近よく話されるのですが、
    以前から、自分の「苦悩」についてはほとんど話されないので、
    そこが新鮮というか、
    ああ、そうだったんだ、としみじみ思いました。
    こうして話せるのは、
    たくさんの「苦悩」をひとつひとつ越えられたからなんだろうとも思います。
    知っているようで意外に知らないJONTEさんのこと、
    いろいろ教えてくださり、ありがとうございました。
    本日の続きも楽しみにしています。

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