AKA Company 第2回公演『SHE LOVES ME』が2017年8月10日より東京芸術劇場シアターウエストにて上演されます。本作はJoe Masteroffの脚本、Jerry Bockの音楽、Sheldon Harnickの歌詞で1963年が初演のブロードウェイミュージカル。1998年には作品を元に、Tom Hanks、Meg Ryan主演で『You’ve Got Mail』として映画化されました。日本では1995年、1997年、1998年、2009年と上演を重ねた、とてもキュートなミュージカルラブコメディです。今回の公演が初主演となる、ジョージ・ノワック役の木暮真一郎さんにお話を伺いました。
――『SHE LOVES ME』は、日本での上演は2009年以来だそうですが、どんなミュージカルでしょう?
1930年代のヨーロッパが舞台で、僕が演じるジョージ・ノワックという青年は、香水店で働いているんです。普段はあんまり冴えない、等身大の青年というか、ちょっとパッとしない感じの男性なんですけど、実は手紙をやり取りしている文通相手がいて、その顔も名前も知らない女性に密かに想いを寄せているんです。それで、どんな人なんだろうなという感じで仕事しつつ生活しているのですが、そこで、その香水店にアマリアという女性が働きたいと入ってくるんですね。で、入ってくる経緯とかもあるんですけど、ちょっとジョージとはあまりウマが合わなくて。顔を合わせれば言い合いじゃないですけど(笑)。それで、彼女や香水店の人たちとの間でいろいろなことが起こるんですが、観た後はすごいホッコリするラブコメディです。
――ラブコメディなんですね。ジョージは木暮さんの実年齢に近い設定ですか?
そうですね、台本を見るとそこまで大人という感じではない。まだオジサンじゃない(笑)ですね。
――お話としては、ジョージとアマリアを中心とした、この香水店の従業員の皆さんが巻き起こすドタバタ、という感じでしょうか?
香水店の店長からジョージがいびられたりとか、まぁ、それにも訳があったりして。
――いびられる! 結構しんどい目にあったり?
そうです(笑)。それも身に覚えのないことだったり。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、『王家の紋章』に続いての共演となるアマリア役の島田彩さんのことや、ジョージの恋が文通から始まることについてなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。8月4日(金)掲載予定のインタビュー「下」では、『王家の紋章』のウナス役についてや、昨年結成されたヴォーカルユニット「Adam’s」などについて伺ったインタビューの後半の全文を掲載します。
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■島田彩さんご本人に言うと、すごい「え゛~?」みたいな感じなんですけど…(笑)
■普段の僕は完全にいじられキャラですよ(笑)。でも、結構、年上の人には甘えちゃう
■文通は、会ってないからこそ、盲目になっちゃうのかも。どんどん気持ちが高ぶって
■結構、聞くのも好き。聞いた上で、どんどん自分の考えを広げていく方が好きです
<AKA Comapny 第2回公演『SHE LOVES ME』>
【東京公演】2017年8月10日(木)~8月13日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
公式サイト http://katashima-office.com/shelovesme
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■島田彩さんご本人に言うと、すごい「え゛~?」みたいな感じなんですけど…(笑)
――そんなお話の展開の中でも、ジョージが特にガッツリ絡むことになるのはアマリアですね。アマリア役の島田彩さんとは共演が続いていらっしゃいますね。
『王家の紋章』でも一緒でした。割と長く共演させて頂いて。ご本人(島田さん)にそう言うと、なんかすごい「え゛~?」みたいな感じなんですけど(笑)、(『王家の紋章』)カンパニーの中でも割と仲良くしていた方だったんですよ。
――それでは役以前の、ベースの信頼関係はバッチリですね!
そうですね。割とお互いからかいあったりとか、本当になんか、作品中(『SHE LOVES ME』のアマリアとジョージ)の関係性に似た感じなので(笑)。お互い、いじりあってじゃないですけど。
■普段の僕は完全にいじられキャラですよ!(笑)。でも、結構、年上の人には甘えちゃう
――ホワッと仲が良い、というよりは、お互いいじりあっていらっしゃると(笑)。ちなみに木暮さんは普段はいかがなんですか?
僕は完全にいじられキャラですよ!(笑)
――そうなんですね(笑)でも、島田さんがお相手だと、いじる側にもなっちゃう?
結構、僕自身がなんか、年上の人には甘えちゃうというか(笑)。
――甘え上手?
(笑)。なんか、なんだろう、割とそうですね。年上の方とコミュニケーション取り方が、生意気というか、ちょっと…、
――ワンパクだったり?
ワンパクまではいかないですけど(笑)。
――ジョージにも年上の同僚シーポスとの親しげなシーンがありそうですね。共演の皆さんとは、もうお会いになりましたか?
今は歌の稽古なのでまだです。明日ちゃんとした顔合わせと本読みになります。
■文通は、会ってないからこそ、盲目になっちゃうのかも。どんどん気持ちが高ぶって
――ジョージの恋は文通からはじまるんですよね。彼女との出会いは?
文通相手を募集しているところで出会ったんです。
――“ペンパル募集!”みたいな?今は「文通」という言葉自体をあまり聞きませんが、何?って思われませんでしたか?
分かります(笑)。この作品を元にしている『You’ve Got Mail』にしても、「ネットのメール」に置き換えられているし。今の時代、文通ってなかなかね。
――昭和の時代を知る人間にとっては「文通!あったよ!やったよ!」と、いう感じでちょっとノスタルジーな響きがあるのですが(笑)。
あー、僕とかだと、「(文通と言われるものが)あったらしい」みたいになっちゃいます(笑)。本当の「ザ・文通!」っていうのは経験がないですね。
――その文通で知り合った女性を、ジョージは手紙の中でしか彼女のことを知らない訳ですが、それでもものすごく彼女に対して期待値が上がっちゃっているんですね。
そうそう、お互い結構ロマンティストというか。ジョージは普段は冴えない感じなんですけど、文面だと結構キザというか、詩的なことを書いちゃう。それで、(お互いに)会いましょうってことになってから、焦って(笑)。
■結構、聞くのも好き。聞いた上で、どんどん自分の考えを広げていく方が好きです
――もし今の時代で、例えば木暮さんがSNSとかでとある女性と知り合って、頻繁にメッセージをやりとりしたと仮定して、ジョージみたいに恋に落ちますか?
いや~、どうかな?どうだろうな。好きになるかな?って感じです(笑)。
――実際に会わないうちに、恋心を抱くまではいかない?
でも、本人に会ってないからこそ、盲目になっちゃうのかもしれないですけど(笑)。どんどん気持ちだけが高ぶって。
――なるほど!彼らの心理はそういう動きなのかもしれませんね。2人は文面で互いにマッチした相手だということで好意を抱くのですね。
そうですね。でも例えばこれが僕だったら、何書いて良いかわからなくなっちゃいますね(笑)。手紙だとなおさら。普通に会って話す分にはその場の空気とかでいろいろ話題が展開できると思うんですけど、手紙だと「はて?何て書こう」って、全然筆が進まなそうだなって思っちゃう(笑)。
――手紙はどうしても自分主体で話を展開していかないといけないので、ともすると自分語り風になってしまいますが、木暮さんはリアルタイムな相手との会話のキャッチボールでコミュニケーションをとる方がお好きなのかもしれませんね。
僕、結構、聞くのも好きです。聞いた上で、どんどん自分の考えを広げていくというか。その方が好きですね。
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Adam’sの動画で流れていたBGMが思わず笑みがこぼれて口ずさんでしまうくらい、とても素敵な曲でした!いつかLIVEとかステージで聴きたいなって夢見てます。これからどんなに素敵な俳優さんになられるでしょうか、客席から楽しみに待っています!