古川雄大さんインタビュー後半です。曲作りについてや、どんな意識で音楽活動をしているか伺いました。有料部分では、最近の活動や、ご自身の意識の変化についてより詳しく伺いました。
――今回のライブでは、新しいことは何かありますか?
まっさらな新曲を一曲やろうと思い、今制作中です。また、アコースティックアルバムがリリースされるので、その中の新曲として「アイヲステテ」をやります。これまでライブではずっとやっているんですが、初めてCDになります。バンドでやる曲はアレンジが変わっていたり、今まで聞き込んでくれた人にもすごく新鮮なライブになると思います。セッションで聞かせたい曲や、盛り上げていきたい曲など、色々と考えています。今回のライブ会場は客席に椅子がありますが、バンドでやるライブではそういう会場が初めてなので、どういう空気になるんだろうかと。今まではスタンディングで、自分が動き回ってあおったりしていたのですが、座るところも作りたいですし、今回はどうなるかがわからなくて。
――ライブがはじまって空気を感じてみないと、という感じですね。
まず、大阪の初日で思いっきりやってみたいですね。東京ではさらに修正していくこともあるんじゃないかと思います。
――今作られている新曲はどんな感じの曲ですか?
イメージとしては、ライブの最後に歌えるような曲を作りたいと思っています。みんなで歌えるところも作りたいですし、キャッチーな曲にもしたい。でも、あまりキャッチーにし過ぎず、最後に聞かせるような、このワンフレーズが聞きたいよね、という歌にしたいと思い、今メロディーを作っているところです。どこかで聞いたことがあるんじゃないかと、無意識で真似たりしているんじゃないかと怖いんですよ(笑)。
――普段どんなときに曲を作るんですか?
風呂に入っているときが多いですね。浮かんだメロディーを録音して、後からギターでコードを探して作ることが多いです。
――歌詞は?
作ろうと決めてやるので、一日中考えていたりします。すぐに浮かんだ歌詞だとしても、練り直して修正を入れていきます。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、来年に『モーツァルト!』に向けての思いなどを伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>
■音楽活動は力を入れなくても好きなので、楽しめる
■『ロミオ&ジュリエット』で結果を残したいと思って生活していた
■座長じゃなければ意識しなくていいところまで気を配らなくてはいけない
■また目標に向っていって、その先の目標が出来たら
<Yuta Furukawa 30th Birthday Live>
【大阪公演】2017年8月7日(月) BIGCAT
【東京公演】2017年8月20日(日) Zepp Tokyo
公式サイト http://music.furukawa-yuta.info/info/1566457
<関連リンク>
古川雄大 オフィシャルサイト
http://music.furukawa-yuta.info/
古川雄大 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/furukawayuta/
古川雄大【FC・音楽スタッフ】twitter
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⇒すべて見る
- 「大きい作品を背負う座長の経験を生かしたい」、古川雄大インタビュー(下) 2017年8月1日
- 「30歳を迎えて意識的にスイッチを入れた」、古川雄大インタビュー(上) 2017年7月31日
- 「30歳へ、色んなことに挑戦していきたいなと」 古川雄大インタビュー(下) 2017年1月13日
- 「ジュリエットに出会って情熱的になっていく、熱いロミオを」 古川雄大インタビュー(上) 2017年1月12日
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■音楽活動は力を入れなくても好きなので、楽しめる
――曲を作っているときのご自身は、舞台に取り組んでいるときと、どう違いますか? 例えば自分自身に向き合う時間だったりするのかなとか。
日常の一環なのかもしれませんね。例えば、曲を作るのに集中して、部屋に缶詰になって何曲も作るようなシチュエーションがないので、もしそれがあったとしたらまた変わってくるのかもしれませんが。日常生活の一部のように、ラフに作っているんじゃないかと思います。でも、ご飯を食べているときも、テレビを見ていても、常に考えているんですよ。すぐにメモして貯めておくんです。
――今回のようにライブで披露するとか、何か機会があった方が作りますか?
こういう機会がないと作らないかもしれないですね。昔はすごく作っていましたが、今は新曲を出さなければというのがないので、こういうライブに向けて作ることが多く、比較的ゆっくり作っています。とはいえ、今も追われている状況なんですが(笑)。
――あまり追われている雰囲気はしないですね(笑)。
歌のなかで色々と言いたいこともありますし、多分大丈夫だろうなと思っているからだと思います(笑)。
――舞台活動と音楽活動と両方にバランス良く力を入れているように拝見していますが、ご自身ではいかがですか?
力の入れ具合は、歌の方がちょっと少なかったかもしれないです。なぜ少なかったかというと、意外と音楽活動を楽しんでいるんですよ。力を入れなくても好きなので楽しめるんです。力は舞台の方が入っているかもしれませんね。
――ギアを入れなくても楽しんで出来ている?
そうですね。例えば初めてのライブとかだったらまた違いますが、ある程度回数をやらせて頂いていて、3年間同じメンバーで、信頼出来るスタッフ達と、ずっと一緒にやらせて頂いてきて、その環境があるので楽しみながらリラックスしてやっている感じです。
――ニュートラルな感じですか?
そうですね。でも、今回やらせて頂くZepp Tokyoは初めてなので、そういった意味では少しスイッチを入れていかなければいけないと思っています。でも、あまり力んでもダメだなと思っていて。例えばお笑いでも、力んで笑わせようとしても笑いが起きなかったりするじゃないですか。同じように、ものすごく頑張って力んでしまったら、お客さんも今までのスタイルと違いすぎて、動揺させてしまうので(笑)。今までのものをキープしながら、より見えないスイッチのような、お客さんには見えないスイッチを入れていきたいと思っています。
――なるほど。
そのために構成の段階から、トライする内容を考えています。全部英語の海外ミュージカル曲にも挑戦しようと思っていますが、ちょうどニューヨークに行く機会があったので、その要素を取り入れたいと思っています。まだアイデアを詰め込んでいる段階で、リハを重ねて固めていく予定です。
■『ロミオ&ジュリエット』で結果を残したいと思って生活していた
――今年の活動について伺わせてください。年明けは『ロミオ&ジュリエット』でしたが、ひとつ上にの段階に行かれたなと思いました。
僕にとっては再演の『ロミオ&ジュリエット』で結果を残したいと思って一年間生活していたところがありましたので、いい結果が出てくれたんじゃないかと思っています。
――ご自身でも手応えがあったということですよね。具体的にはどんな結果がありましたか?
前回の悔しい思いをした、歌などに関してのスキルアップや、表現の幅でしょうか。自分の中で得たものが多かった一年でしたので、その吸収したものを出したいと思ってお芝居にも挑んだということと、『黒執事』で大きい舞台の座長を経験させて頂いて、その経験を生かしたいと思って臨みました。
――この一年は大きい舞台の座長公演が続きましたよね。もちろん、これまでの多くの経験が積み重なっているとは思いますが、座長公演というのは違いましたか?
そうですね。大きい作品を背負うとか、作品の最後に座長として挨拶をすることへの意識を、『黒執事』でもより強く感じましたし、やはり大変だなというのが一番ありました。
■座長じゃなければ意識しなくていいところまで気を配らなくてはいけない
――何が大変でしたか?
細かいところまで気にしなければいけないですよね。普段、座長じゃなければ意識しなくていいところまで気を配らなくてはいけなかったり。人とコミュニケーションを取りたくなければ取らないで、舞台の上でちゃんとやってさえいればいいのではなく、例えばちゃんと飲み会にも行かなければ行けなかったり、フラットでいなければいけないとか、自分の感情で機嫌が悪くなったり出来なかったり。子供みたいなことを言っているかもしれませんが、意外と難しいことだと思うんですよ。
――社会生活には必要な要素ですね。
芸能界ってそういうことがいらないんじゃないかと思われるかもしれませんが、それは間違いだと思います。でも、サラリーマンとは違う何かがある気がして、通じるものもあって、そこが改めて大事なんだと思えたと思います。
――みんなで作る作品ですもんね。
その意識はあるんですが、例えばロミジュリならば、みんなが仲良くなければいけないというのは違うと思っていたんです。敵対しているグループの物語なので、全員で仲良くワイワイする必要はないんじゃないかと思う部分もありました。必要ないところは必要ないんじゃないかと思うことをやめたというか。必要なくてもやらなくてはいけないこともある、それは何かに活きるんじゃないか、それをどこかで思い続けなければいけない。立ち入るのは簡単ですが、求め続けなくてはいけないのかなと。漠然とした言い方になっていますが、「まぁいいや」と言ってしまったらそこまでになってしまうことを、繋ぎ止めて色んなところに神経を配らなくてはいけない。まだ出来ていないですが、意識的に変えるようにしました。
――この後の公演に、その経験が生きていきますね。
生かさなければいけないと思っています。
■また目標に向っていって、その先の目標が出来たら
――この後の主演舞台は『黒執事 -Tango on the Campania-』になりますが、見せ方や作品に向き合うスタンスはどうありたいと思っていますか?
よりフラットにいたいなと思っています。常に変わらず、パフォーマンスで座長だとわかってもらえる、周りが安心してくれるような居方を目標にしているので、そこに向って挑みたいと思っています。
――私が感じた「余裕」というのは、俯瞰して全体の物事を見るということにも繋がっていますね。
そうですね。
――来年は『モーツァルト!』も控えています。
ロミジュリを経て、『モーツァルト!』をひとつの目標としています。それだけに気合いを入れているわけではなく、全ての仕事に真摯に取り組んでいきたいと思っていますが、ひとつの目標として向っているところです。
――ちょうど一年前にロミジュリ再演に向っていたように?
ロミジュリ再演を目標として進んできたからこそ、次の目標となるものが出て来たんだと思うんです。また目標に向っていって、その先の目標が出来たらと思っています。
――前回のライブで「僕こそ音楽」を歌っていましたが、「影を逃がれて」とか聞きたいよねと話していたんです。
一番いい曲ですよね。僕も一番好きな曲です。
――古川さんには影や闇のような陰影の魅力があるので。
ロミジュリのときにも、小池(修一郎)先生に言われました。多分、そこは大丈夫だと思ってくださっているんだと思います(笑)。
――最後に、ライブを楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。
楽しませるスタンスは変わらず、大人っぽさを出していきたいと思っているので、期待していてください!
※古川雄大さんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは8月16日(水)です。(このプレゼントの応募は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
大阪でのライブを終えて改めて記事を読ませていただきました。
新曲は今までの雄大さんの曲とは違った雰囲気の爽やかな曲だったので確かにライブで盛り上がりそうだと思いました!
30歳になった雄大さんの舞台も音楽活動もますます楽しみです!
一つの公演に絞ったインタビューでは聞けないような過去の話から未来の話までたくさん聞けて嬉しいです。
ライブもますます楽しみになりました!
素敵な記事だったので友人にも宣伝しますね(^ ^) 本当にありがとうございます!
ますますライブが楽しみになりました。これからも応援しています。
ずっと舞台がつづいていて、春からいい意味でいろんな刺激をうけてきたのかなーと思い読みました!
年齢をかさねて、更なる飛躍を期待してます。ライブにはいけないですが秋以降の舞台をたのしみにしていまーす
昨年、今年とたくさんの舞台を踏んで実力とともに自信をつけていき来年には大舞台である帝国劇場の主演…
一つ一つの舞台の意気込みや感想が聞けたのでとても読み応えのある記事でした。
また途中のソファーで寝転ぶ?カットはとても綺麗で素敵でした。
古川さんでの表現の仕方が素敵だなと思っているのでそれが前面に出たお写真とても素晴らしいです。
ありがとうございました。
ロミジュリ、黒執事、そして来年のモーツァルト!まで、読み応えのある記事でした。
それぞれにしっかりと意識を向けてやってきたんだな、ということがわかって嬉しいです。
お写真も素敵なものばかりで大満足です!ありがとうございます(^^)
ライブのことも、ロミジュリのことも、黒執事のことも。読みごたえのある記事でした。
古川さんって結構天然な人だと思うんですけれど、意外と客観的に自分のおかれた立場とかを分析してるんですよね。その二面性が素敵です。
あと、本当にお写真がすばらしいです。
私は有料むけ1枚目の椅子に座った横向きのよう写真が好きです。少し力が抜けた足が色っぽい~。
ありがとうございました!
ライブは、ゆーたが力まず楽しんでるからこそ、あの雰囲気が出るのだと納得。どんなライブを魅せてくれるのか?楽しみです!! (上)のお写真も素敵だったけど、(下)では、また更に素敵なゆーたを有難うございます! お写真全部欲しい位(笑) でも一番最後のお写真が凄く素敵です(〃艸〃)
古川雄大さんのインタビュー記事を読みました。
素敵な記事・写真をありがとうございます。
古川さんが今まで関わってきた、そしてこれから関わっていく物事について、普段なかなか聞けない内面の部分まで深く触れてくださっていて、とても興味深かったです。
内面の変わってきた考えもしっかりと伝わって、下の記事も読みごたえありました!
そしてお写真がどれも美しくて素晴らしくて、ほんとありがとうございます!