2018年1月26日（金）に開幕する『GANTZ:L』 ACT ＆ ACTION STAGE に玄野計役で主演する百名ヒロキさんにインタビューしました。（上）（下）に分けてお届けします。

ーーこの作品への出演が決まったときはどう思いましたか？

まず舞台化されることに驚きました。資料にGANTZ と書いてあったので、「え！？　あのGANTZ ？」と思って。原作を知っている人だったら、まず疑うんじゃないかと思います。何の役をやるんだろうと思ったら、玄野計くんだったので、主人公だと思ってさらに驚きました。どういう風に演出されるんだろう、３Dマッピングを使うのかな、ワイヤーアクションをするのかな、とすぐに考えました。さらに演出がスズカツ（鈴木勝秀）さんだと伺って、直接、お会いした事は無いですが聞いたことがある方だぞと。

ーー稽古がはじまっていかがですか？

稽古がはじまる前と、はじまってからでは、スズカツさんの印象も変わりました。最初にお会いしたときに、「僕はダメ出しをしないから。通し稽古ばかりをするから」と言われたので、見守るタイプの方なのかなと思っていたら、初日から結構熱くて（笑）。すごく指導してくださったので、嬉しかったです。

ーーダメ出しはしてほしい？

はい。スズカツさんは、最初はこういうやり方だよと教えてくださって、あとは自分のやり方で頑張って、聞きたいときに聞きにきてと。自分で見つけてこいという感じなので、今はみんなで色々と挑戦している時期です。

ーーオフィシャルサイトのコメントでも原作が好きだとおっしゃっていましたが、原作ファンとして、今回の舞台はどこが一番面白いと思いますか？

舞台にできないようなグロテスクなシーンやエッチなシーンがあるんですが、こうなるのかと、お客さんもきっと驚くと思います。今、それをやっていて面白いですね。

ーー表現方法が面白い？

僕だったら考えつかないなと思いました。

ーー原作を知っている方も新鮮味がありそうですね。

はい！　舞台でしかない面白さがあると思います。原作の力を借りて、お芝居をしているという感じです。

ーー逆に大変なところはありますか？

やはりアクションですね。肉弾戦が多いので、ずっと筋肉痛です（笑）。衣装のスーツを着る前に、筋肉で体が大きくなってしまうんじゃないかと心配になるくらい毎日筋肉痛なんです。

ーーさらに本番でのスーツを着ての動きは違いますよね？

スーツの素材がかなり薄くなるそうなので、裸みないなものなんですよ。軽くなりますし、かなりテンションがあがるだろうなと思います。

※アイデアニュース有料会員（月額300円）限定部分には、ダンスとアクションの違いや、年代も近い共演者のみなさんについて、毎回「自分でやりたいようやってみな」と演出のスズカツ（鈴木勝秀）さんに言われることの意味など、インタビュー前半に伺った内容の全文と写真を掲載しています。1月23日掲載予定のインタビュー「下」では、『GANTZ:L』 ACT ＆ ACTION STAGE の直後にミュージカル『マタ・ハリ』に出演される百名さんに、ふたつの作品の稽古を同時進行している今について、そして、１年前の自分から見て今の自分はどう見えるかなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

＜有料会員限定部分の小見出し＞

■ダンスではなく、アクションに見えるように動くことを頑張ってと

■セリフは玄野計の言葉なので、言っているうちに近くんじゃないかと

■藤勝役の健ちゃん（高橋健介）に「座長はご飯会を企画して」と言われ

■俳優としてやっていきたいならば、こうやっていくべきだと

＜『GANTZ:L』 ACT ＆ ACTION STAGE＞
【東京公演】2018年1月26日（金）～2月4日（日）　天王洲 銀河劇場
公式 HP
http://gantz-l-stage.jp/
公式 twitter
https://twitter.com/stage_gantz_l

＜関連サイト＞
百名ヒロキオフィシャルブロ「yuntaku」
https://ameblo.jp/hiroki-hyakuna/
百名ヒロキ twitter
https://twitter.com/100nahiroki

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※百名ヒロキさんのサイン色紙と写真１カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは2月5日（月）です。（このプレゼントの応募は終了しました）有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

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■ダンスではなく、アクションに見えるように動くことを頑張ってと

ーーアクションシーンがどうなるだろうかという期待があると思いますが、アクションの経験はありましたか？

はじめてなんです。今回30-DELUXさんに教えて頂いて、アクションもお芝居なんだなと思ったのが一番の驚きでした。こういう感情があるからこの殴りが出るんだよと。動きを覚えるのは得意なんですが、ダンスに見えてしまうので、アクションに見えるように動くことを頑張ってと言われました。それは自分では気づかなかったので、言って頂けて嬉しかったです。

ーーダンスに見えてしまう動きをアクションにするにはどうするんですか？

次から次へ手が出てきてしまうとダンスに見えてしまうので、ひとつひとつ手を止めて、次への動きの理由をお芝居でちゃんと作ってからやらないと、30-DELUXさんにはすぐにバレてしまいます。

ーー30-DELUXさんはアクションのプロですからね。

アフターイベントにアクションショーもあるそうなので楽しみです。僕はアフターイベントに全部出るので、楽しみにしていてください！

■セリフは玄野計の言葉なので、言っているうちに近くんじゃないかと

ーー玄野計役は取り組んでみていかがですか？

最初は真面目な人物で、怒ったりするシーンも多いのではないかと思っていましたが、作っていくうちに可愛らしい面も出てきて、普通の思春期大学生のような感じで、それを前面に出した方が、戦いの時との差が出て面白いんじゃないかとスズカツさんにも言って頂きました。思春期シーンをどんどん追加してくださって、徐々に新しい玄野計が生まれているという感覚です。最初の印象とかなり変わってきましたね。逆に原作に近づいてきている気がします。

ーー原作物をやるうえで、どういう風に役を作っていますか？

漫画で見ている方も、自分が思う感覚で玄野計を読んでいると思うんです。こんな感じに喋っているだろうなとか、みんな捉え方が違いますから、今回のお芝居も原作とは別物としてやっていたんです。でも、セリフは玄野計の言葉なので、言っているうちに玄野計に近くんじゃないかと思っています。かけ離れ過ぎていたらスズカツさんが言ってくれますし、あまり意識しすぎないで、普通のお芝居としてやっています。役の設定も原作は高校生ですが、今回は大学生なんです。でも、結果原作のイメージに近づいているのかなと思います。もちろん原作へのリスペクトは忘れずに演じています。

■藤勝役の健ちゃん（高橋健介）に「座長はご飯会を企画して」と言われ

ーー共演者のみなさんのお話を伺いたいのですが、今回のカンパニーはいかがですか？

みなさん面白いです。年代も近いですし、優しいです。加藤勝役の健ちゃん（高橋健介）が人見知りをしないタイプだったので、最初から話しかけやすくて。取材で最初に話しましたが、すぐに仲良くなりました。「座長はご飯会を企画してよ」と言われて、そうか座長なんだとそこで気づきました（笑）。そういうこともしなければいけないんだな、座長ってこういうこともやっていたんだなと。健ちゃんが、ことあるごとに「座長でしょ」と言ってくるので、何も言えなくなっちゃうんです（笑）。

ーー（笑）。

同じ年代だからこそ、逆にくそーってなります（笑）。

ーーチーム感はいかがですか？

僕と、健ちゃんと、岸本恵役の浅川梨奈ちゃんがチームなんです。岸本さんは18歳ですが、肝が座っていて大人だなとびっくりしました。ふたりとは密にお芝居するので、すごく楽しいです。

■俳優としてやっていきたいならば、こうやっていくべきだと

ーーみなさんGANTZ がお好きだそうですね。

そうなんです。きっとスズカツさんが一番好きなんじゃないかと思っています。GANTZ 愛がすごいと思います。スズカツさんは作品についてだけでなく、今後、俳優としてやっていきたいならば、こうやっていくべきだともはっきり言ってくれます。

ーー何か記憶に残っている言葉はありますか？

毎回「自分でやりたいようやってみな」とおっしゃいます。「今後それが必要になってくるし、自分がやりたいように動かないと、お芝居じゃないよ」と熱く語ってくださるので、最初は「え！？」と思いましたが、稽古場にくる意識が変わりました。毎回ちょっとでも新しいことをしなければと取り組んでいます。こなさずに、チャレンジしてやっていけば、少しづつ良くなっているんだなと、最近になって気づきました。その時その時を必死にやっていましたが、やっぱりその意識が必要なんだと思いました。

ーーそれは新しい体験だった？

はい。ここまで自由にやっていいんだと思いました。藤田（玲）さんや、久保田（悠来）さんを見ていると、面白いですね。こんなに自由にできるんだと思いますし、それを見て、みんなが変わっていくのもわかりますし、僕自身も先輩方とスズカツさんから学んでいます。一番最初の稽古のときに、「台本を覚えておいてね。主役が覚えていたら、みんなを引っ張っていけるから」と言われたんです。まさか稽古初日に全部を通すとは思っていなかったので。

ーー初日に全部を通すってすごいですね。

本読みした後に、「じゃあ、台本離してやってみるか」と。そうしたら何とかできたんです。スズカツさんが「覚えてるんじゃん！」と言ってくれて、次の現場からも覚えていこうと思いました。最初に覚えていると、そこからの進み具合がすごく変わってくるんです。止まってしまう無駄な時間がなくなるので、あるべき姿なんだなと思いました。

ーーいろんな面での収穫が、すでにあるんですね。

はい。もう、かなりあります。

※百名ヒロキさんのサイン色紙と写真１カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは2月5日（月）です。（このプレゼントの応募は終了しました）有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。