SUNPLUS第1回公演『SUMMER BAZAAR ～夏の終わり～』に出演される、蒼木陣さん、井澤巧麻さん、佐伯亮さんのインタビュー鼎談後半です。今回の作品のキャラクター設定などについて、脚本ができる前の段階でのそれぞれの印象を伺いました。SUNPLUS第1回公演『SUMMER BAZAAR ～夏の終わり～』は、2019年10月18日（金）から27日（日）まで新宿村LIVEにて上演されます。SUNPLUSは、2015年に結成されたサンミュージックに所属する若手男性俳優で構成されるユニット。個性豊かなメンバーたちが、様々なチャレンジを行う場として活動を続けています。

＜『SUMMER BAZAAR ～夏の終わり～』あらすじ＞（公式ページより）
舞台は、海沿いの全寮制男子校。夏休み。生徒たちが続々と実家に帰省する中、寮に居残った生徒が数名。暇を持て余していると思われた彼らは寮の伝統行事「サマー・バザー」に駆り出されることになる。やがてそれぞれが抱える帰省しない理由も見えてきて…。――――いらないものは何ですか？

＜『SUMMER BAZAAR ～夏の終わり～』出演者＞（公式ページより）
蒼木陣／小山内渉役…小山内正人の兄
井澤巧麻／秋吉風太役…2年寮生
佐伯亮／脇坂淳之介役…2年寮生
佐奈宏紀／堀尊役…2年寮生
谷水力／小山内正人役…2年寮生
野口準／秋吉公太役…秋吉風太の弟
平野宏周／夏井望役…教師
丸山隼／橘陸夫役…主任教師
水田達貴／榊淳史役…管理人の孫
三井理陽／岸直次郎役…堀尊の親戚
山形匠／宮野優平役…2年通学生

――今はあらすじとキャラクター設定がわかっている段階ですが、お互いのことをよくわかった状態で、それぞれのキャラクター設定を見ていかがですか？

佐伯：みんな、いわゆる“闇”の部分がすごく多い。

――そうですよね。みんな結構、病んでいますよね。

井澤：事情をいろいろ抱えていて。

佐伯：抱えている人達ばかり。

蒼木：人間らしいですよね。みんな、生きていればそういうところはあるだろうし。

佐伯：そういう意味では、本気でぶつかれるというか。自分が本当に頑張らなければと思います。

――まず、井澤さんの役について伺います。井澤さんの役について、おふたりはどう思いますか？

蒼木：すごく当て書きの印象が強いです。「今は好きな音楽に逃げている」とか、「人が真面目に話しをしていてもギターを奏でてヘラヘラしている」とか。タクマのマイペースなところや音楽が好きなところ、人間らしさが、この説明だけでとても乗っかっているなと思いますね（笑）。

井澤：複雑な育ちというか、「母親が自殺した」というのが結構大変ですが、やりがいがあります。

――佐伯さんは井澤さんの役についてどう思いますか？

佐伯：井澤君のお芝居を観て、変わっている役のほうが似合うというか。

蒼木：そうだよね。ネジ飛んでるほうが。

佐伯：いわゆる気持ちが悪いというか、変な役が絶対に似合う。

井澤：気持ち悪いとか、言い方が……（笑）。

佐伯：今回はそれと当てはまるかどうかわかりませんが、何か自分のなかで影があって、それを押し殺して生きている。さっきも陣君が言いましたが、人間味があって、そういう姿は多分似合うんじゃないかと思います。

井澤：オリジナルだしね。自分で作っていくのもあるから。

※アイデアニュース有料会員（月額450円）限定部分には、蒼木さん、井澤さん、佐伯さんの実生活での家族構成などと比較しながら、『SUMMER BAZAAR ～夏の終わり～』の役の印象や、自分のアピールポイントや将来目指しているものなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

＜有料会員限定部分の小見出し＞

■佐伯：妹は欲しかったので楽しみです。自分過ぎず、自分じゃなさ過ぎずという塩梅で

■井澤：（リキ役の）谷水（力）君と陣君はタイプがちょっと違うので、そこが兄弟なんだ

■蒼木：物事をストレスなく受け入れられるようになってきているからこそ、やりがいがある役

（一言メッセージと、自分のアピールポイント）

■蒼木：みんなで歩んできた集大成 ／ 筋肉好きな人、好きになって～。腹筋割れているよ～

■佐伯：みんな、本当に熱いです ／ 映画が好き。ずっと好きなのは『グッバイ、サマー』

■井澤：若さを武器に戦いたい ／ 内面は変わっていたりするので、この舞台で輝けたら

＜SUNPLUS第1回舞台公演『SUMMER BAZAAR』＞
【東京公演】2019年10月18日（金）～10月27日（日）　新宿村LIVE（東京都新宿区北新宿2-1-2 新宿村CENTRAL地下2階）
公式サイト
https://sunmusic-plus.com/events/summer_bazaar/

＜関連リンク＞
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佐伯亮 Sun Music Group Official Web Site – サンミュージック
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■佐伯：妹は欲しかったので楽しみです。自分過ぎず、自分じゃなさ過ぎずという塩梅で

――次に、佐伯さんの役について伺います。佐伯さんがこの役というのはいかがでしょうか？ なかなか難しい設定ですが。

佐伯：ちょっとね、マジでふんわりしているよね。わかんないよね。

蒼木：でも、結果天然なところも亮っぽくない？ 普段から亮って、しっかりしているようでちょっと抜けているところがあるから。

井澤：そうだね。亮って兄弟いるんだっけ？

佐伯：お兄ちゃんがいて、末っ子なんですよ。僕、末っ子気質なんですよ……。

蒼木：甘え上手だよね。

井澤：すごく末っ子気質なのに、妹がいて、という設定。だからお兄ちゃん……。

蒼木：お兄ちゃん、できるの？

佐伯：わかんない。

（現場全員爆笑）。

井澤：やってよ（笑）。

佐伯：わかんない（笑）。

井澤：僕も今回お兄ちゃんなんだよね。野口（準）が弟役。

――実生活では、井澤さんと佐伯さんは末っ子で、蒼木さんは長男ですね。

井澤：SUNPLUS、末っ子ばっかりだ。

蒼木：そうなんだ。

井澤：谷水（力）末っ子、準も末っ子ですか？

（スタッフさんから「真ん中」とのお返事）

――佐伯さんご自身は、この役を当てられていることはどう思いますか？ 少なくとも妹がいる役。

佐伯：（少し考えて）ずっと妹は欲しかったので、今回は多分実際には出てこないと思いますが。でも普通に楽しみです。

蒼木：シンプルにね（笑）。

佐伯：やはりどうしても、自分過ぎず、自分じゃなさ過ぎずという良い塩梅のところなので、逆に客観視もできる。主観ばかりじゃなくて、１回引いてから自分の役を見られるから、考えられる余裕は、ちょっとはあるのかなとは思えますね。

■井澤：（リキ役の）谷水（力）君と陣君はタイプがちょっと違うので、そこが兄弟なんだ

――次に蒼木さんの役についてですが、長男役で、ご自身も長男というのはぴったりですね。

蒼木：SUNPLUSで長男なのは僕だけらしいです。

井澤：そうそう、お兄ちゃん役ですもん。

佐伯：うん。

井澤：偽善者だし。

蒼木：異議あり（笑）。

――「偽善者」というワードが出るような役ということですが、「完ぺきな兄」の役だそうですね。

佐伯：すごく陣君っぽいです。

井澤：「リキの兄」というのがすごくビックリというか、新鮮な感じ。

蒼木：俺も意外だった。

井澤：（リキ役の）谷水（力）君とタイプがちょっと違うので、そこが兄弟なんだという。陣君、結構真面目なので……。

蒼木：リキは……みたいな言い方だな（笑）。

佐伯：陣君は本当にまっすぐな人なんですよね、熱くて。だから、どこかで疲れる部分が絶対あるなかで、SUNPLUSとしての舞台公演でのこのキャラクター設定が、僕はしっくりくるんですよ。

蒼木：うーん。でも言われる。裏で年に2回ぐらい爆発しているんじゃない？って。

■蒼木：物事をストレスなく受け入れられるようになってきているからこそ、やりがいがある役

――実際はいかがですか？

蒼木：あまり爆発することはないですね……。

――例えば、溜まったストレスとか鬱憤は何で発散するんですか？

蒼木：ストレスが溜まっているのか、自分のなかであんまり感覚がなくて。多分、物事の捉え方が、年を重ねるごとに変わってきている。「そういうものなんだ」って、ストレスなく受け入れられるようになってきているから、なおさらあまりイライラしていなくて。だからこそ、ある種、やりがいがある役なんじゃないかなと思っています。

――「政治家になるべく、代議士秘書をしている」というところは？

蒼木：ここは不安で仕方ないです。

井澤：結構難しいですよね。偽善者だから、表では出さなくても、裏で持っているものを出さなければいけないから。

佐伯：いわゆる二面性。難しそうですよね。

蒼木：助けてね？

（メンバー笑）

蒼木：先に言っとく。ふわ～んってなっていると思うから、俺。

佐伯：みんな助けてって（笑）。

井澤：（笑）。

■蒼木：みんなで歩んできた集大成 ／ 筋肉好きな人、好きになって～。腹筋割れているよ～

――最後に、一言ずつメッセージをお願いします。みなさんの舞台をご覧になっていない読者もいると思いますので、自分のアピールポイントもそれぞれ入れていただきたいです。例えば「猫」みたいなキーワードでもいいですし、将来目指しているものも含めてお聞かせください。

蒼木：猫が好きな人が多い！

井澤：そこ？

佐伯：猫の仕事ください（笑）。

蒼木：これまでの話に出ていたように、結構前から「舞台をしたい」と話をしていたけれどできなくて、その結果4年ぐらいかかって舞台ができるようになりました。逆に言うと、結成してすぐ舞台ができるよりも、正直ハードルが上がっていると思うんです。お客様の反応も大きい分、僕たちが辿り着かなければいけないところは高くなっていると思うので、ひとまずここまで4年間、みんなで歩んできたものの集大成だからこそできる作品になればいいんじゃないかなと思います。

――蒼木さん自身の個人アピールは大丈夫ですか？

蒼木：筋肉好きな人、好きになって～。腹筋割れているよ～。

――筋肉が割れていて猫が好きですということを伝えたいんですね（笑）。

蒼木：はい（笑）。

――一番お兄さんですが、撮影していて、笑顔が可愛らしいというか。

蒼木：あはは（笑）。笑顔だぞ～～～。

■佐伯：みんな、本当に熱いです ／ 映画が好き。ずっと好きなのは『グッバイ、サマー』

――佐伯さんはいかがですか？

佐伯：自分も含めてですが、ずっと4年間、いわゆる下積みというか、各自で頑張ってきたからこそ、こうやって舞台ができる。自分たちはずっと泥臭くもがいてやってきたので、すごく熱いものが届けられると思いますし、そういうメンバーが集まっているからこそ、こうやって舞台ができているんだなと感じます。みんな、本当に熱いです。そこは本当に観ていただきたいです。

――個人アピールはどうしましょうか？

佐伯：映画が好きです。僕、日芸（日本大学芸術学部）卒なんですよ。

蒼木：一番好きな映画は？ 一番好きなミュージカル映画とか。

佐伯：ミュージカル～？ どうしよう……。僕がずっと好きなのは、『グッバイ、サマー』という映画。本当に観てほしいです。ミシェル・ゴンドリーの監督なんですが、すごく良いです。僕は子供が好きなんですが、ぜひ観てほしいです。

■井澤：若さを武器に戦いたい ／ 内面は変わっていたりするので、この舞台で輝けたら

――最後に井澤さんお願いします。

井澤：みんな若手で、経験でいえば大型ミュージカルや、ベテランの方が出ている作品とまた全然違うものだと思います。僕らはまだ経験値も浅いです。でも、だからこそ、熱量や他のものでは負けないぞという気持ちはありますし、知らないからこそできることがあると思うんです。だからそこで、僕たちなりに、若さを武器に戦っていきたい気持ちもありますし、僕たちでしかできないオリジナル作品なので、やりたいという思いもあります。また、それをバックアップしてくださるスタッフの方々も、豪華なメンバーの方々にやっていただいているので、初めて観る方にもSUNPLUSを好きになってもらいたいと思っています。僕は真面目に見えて、内面は変わっていたりするので、個性はしっかり確立して、この舞台で輝けたらと思うので、頑張りたいです。

※蒼木陣さん＆井澤巧麻さん＆佐伯亮さんのサイン入りチェキを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは11月14日（木）です。（このプレゼントの募集は終了しました）有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。