2019年11月に『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』『シャルム!』 で宝塚歌劇団を退団した元花組トップスターの明日海りおさんが、2021年1月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、同年2月に東京国際フォーラムホールCで上演されるミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(脚本・演出:小池修一郎さん)に、少年の姿のままで永遠の時を生きる運命を背負わされたバンパネラ(吸血鬼)のエドガー役で主演することが2020年9月4日、発表されました。明日海さんは「宝塚歌劇での上演後、多くの方からまた演じて欲しいとのお声をいただきましたので、このような形で実現し驚きと嬉しさでいっぱいです」、小池さんは「男女のキャストによる、リアルな世界で明日海エドガーはどう息づくのか? エドガーの永遠の旅は続きます」とコメント。明日海さん以外のキャストは、後日発表されます。
『ポーの一族』は、1972年に「別冊少女コミック」で発表された萩尾望都さんの名作「ポーの一族」を舞台化したもので、演出家・小池修一郎さんが脚本・演出し、2018年に明日海りおさんが主人公・エドガーを演じて宝塚歌劇団花組で初演された作品。明日海さんの原作さながらのビジュアルと巧みな表現力が多くのファンをうならせたミュージカルが、3年の時を経て、小池さん脚本・演出、明日海さんエドガー役で、新たに蘇ります。
<小池修一郎さんのコメント>
宝塚歌劇入団前に夢見た「ポーの一族」のミュージカル化。偶然萩尾望都先生にお会いした時に上演許可を求めてから33年後にやっと実現させました。明日海りおのエドガーは、萩尾先生に「待った甲斐があった」と言わしむる『極上の美、永遠の命』を体現してくれました。以来、明日海エドガーの復活は、私と萩尾先生共通の願いとなり、そして明日海自身もそう願ってくれていることが判りました。もう宝塚歌劇の華麗な虚構へは戻れません。男女のキャストによる、リアルな世界で明日海エドガーはどう息づくのか?何より本人がためらいなく挑戦を受け入れてくれました。エドガーの永遠の旅は続きます。観客の皆さまを、『輝きのいまだ見えぬ地平へ』と誘いながら。
<明日海りおさんのコメント>
宝塚歌劇での上演後、多くの方からまた演じて欲しいとのお声をいただきましたので、このような形で実現し驚きと嬉しさでいっぱいです。この作品で一番大切なのは、萩尾望都先生の描かれた物語と世界観、エドガーの心を私なりに解釈し、板の上に息づかせること。原作の絵から伝わってくるパワーを受け取り、自然と湧いてきたものに身を委ね、再びエドガーの魂と出会えることを楽しみにしています。前回から3年経った分、私もエドガーが過ごして来た時間に少しだけ追い付き、今回は初共演の方たちとの舞台作りになります。新しい環境の中、自分がどう変わり、どのような化学反応を起こしていけるのか、ひとつのチャレンジになると思います。本作をまるで父のように愛されている小池修一郎先生、舞台に関しては小池先生が父ならば、萩尾先生は母でしょうか。私もこの両親のように作品への深い思い入れがありますので、自分が本当に納得いくまで仕上げて、皆様を『ポーの一族』の世界に誘います。どうぞ安心して観にいらして下さい。
<ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』>
【大阪公演】2021年1月 梅田芸術劇場メインホール
【東京公演】2021年2月 東京国際フォーラム ホールC
企画・制作・主催:梅田芸術劇場
協力:宝塚歌劇団
公式サイト
https://www.umegei.com/poenoichizoku/
公式Twitter
https://twitter.com/poe_musical
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