「SUPER “D-☆” CRUISING SHOW 2021 DIAMOND☆DOGS『Promise You』」が2021年7月28日より8月4日まで、東京・博品館劇場で上演されます。7年ぶりの「CRUISING SHOW」のステージです。リーダーの東山義久さんと、脚本を担当される長澤風海さんにお話をお伺いしました。「DIAMOND☆DOGS」メンバーだけで上演される「CRUISING SHOW」の脚本を長澤さんが担当されるようになったきっかけや、作品づくりがどのように進んでいるか、東山さんと長澤さんが2010年のダンス公演で初めて共演した時の印象、長澤さんが2018年にミュージカル『メリー・ポピンズ』に出演し、2021年8月には『王家の紋章』に出演することなどについても伺った内容を、上下に分けて2日連続で掲載します。
――7年ぶりの「CRUISING SHOW」だそうですね。
東山:はい。「DIAMOND☆DOGS」だけでやるのは約10年ぶりですが。その後、いろんなゲストとのステージをやってきて。風海くんは、もうほとんど準レギュラーですね。ダンスのショーは、ゲストに入ってもらって創ることもあるんですけど、7人だけで久しぶりにやってみようと。元々「CRUISING SHOW」は7人だけでやるステージとしてスタートしたので。
――「DIAMOND☆DOGS」メンバーだけでやるということなんですね。
東山:そうです。2年前に新メンバー3人(廣瀬真平さん、新開理雄さん、Homerさん)が入ったんですが、それまでのメンバー(中塚皓平さん、和田泰右さん、咲山類さん)は10年以上居たので、7人だけでというよりは、7人プラス新しい才能たちとショーを、作品を創るということに重きを置いてやっていました。いろんな編成がありましたが、この編成になってからは一度も0から1を作る作業をやっていなかったので、そういう意味では、この時期に7人で「CRUISING SHOW」をもう一回ってやってみようということで、今取り組んでいるところです。
――稽古はどんな感じですか?
東山:これまで、ディナーショーなどは7人でやっていますが、お客さまにも「この曲はあの年のクリスマスディナーショーだな」とわかる曲のストックがいろいろあって、今までやったことを彼ら(廣瀬さん、新開さん、Homerさん)に当て込むということをやっていました。今回はもう本当にゼロからなんです。全曲ほぼオリジナルのものだし、振り付けも今考えてるところで、演出も構成も自分たちでやって。先日まで僕も本番中で、やっと帰ってきて今、本腰入れてやっている最中です。
――まさに試行錯誤の渦中で。
東山:メンバーと「これ面白いけど、これで伝わるかな?」って言いながら。今僕はメンバーのセンターをとっていますけど、内部のいろんなことは中塚皓平がいろいろまとめてやっています。いつも帰り際「進んでる?」「たぶん進んでます!」って言いながら帰ってます。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、長澤さんが今回の作品の脚本を担当されるようになったきっかけや、どのようにして脚本を書いたか、稽古がどのように進んでいるかなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。7月28日(水)掲載予定のインタビュー「下」では、東山さんと長澤さんが2010年のダンス公演で初めて共演した時の印象、長澤さんが2018年にミュージカル『メリー・ポピンズ』に出演し、2021年8月には『王家の紋章』に出演することなどについても伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■長澤:脚本を書きたくなってシナリオ講座に通っているという話をしたら…
■長澤:寝れないです。「何も思いつかない」って言いながら歩き回って書いては消し
■東山:風海は「DIAMOND☆DOGS」のいいところも弱点も知っていて
■東山:こんなときに来てくれる人たちに、最上のものを創るという「約束」
<SUPER “D-☆” CRUISING SHOW 2021 DIAMOND☆DOGS 『Promise You』>
【東京公演】2021年7月28日(水)~2021年8月4日(水) 博品館劇場
公式サイト
https://diamonddog-s.com/schedule/1364/
アフターイベント:
2021年8月1日(日)14時公演終演後、8月2日(月)14時公演終演後
https://diamonddog-s.com/news/1385/
<『Promise You』アーカイブ付ライブ配信>
【ライブ配信】
2021年7月31日(土)18:00~
2021年8月4日(水)14:00~
https://diamonddog-s.com/news/1378/
※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、生配信中は巻き戻しての再生はできません。
視聴可能期間:
7月31日(土)18:00~8月6日(金)23:59
8月 4日(水)14:00~10日(火)23:59
視聴券料金:3,500円(税込)
DIAMOND☆DOGSのチケット情報:
https://eplus.jp/dd_promiseyou/
<キャスト>
DIAMOND☆DOGS
東山義久
中塚皓平
和田泰右
咲山 類
廣瀬真平
新開理雄
Homer
<スタッフなど>
構成・演出・振付:D☆D
音楽: TAKA NASA
ACT 脚本:長澤風海
美術:古口幹夫
照明:柏倉淳一
音響:柳浦康史
衣裳:AKIRA ITO BOB
ヘアメイク:中原雅子
舞台監督:粟飯原和弘
制作:田澤奈那
プロデューサー:栫ヒロ
企画・製作:博品館劇場/M・G・H
<関連リンク>
博品館劇場 公演ページ:
http://theater.hakuhinkan.co.jp/
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※東山義久さんと長澤風海さんの写真1カットとサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは8月27日(金)です。有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
※ここから有料会員限定部分です。
■長澤:脚本を書きたくなってシナリオ講座に通っているという話をしたら…
――長澤さんはこれまでゲストとして参加されていました。
長澤:一番最初に参加させていただいたのが、2011年の「~DOKIDOKI SAMBA NIGHT~」(「Super“D‐☆”Cruising Show DIAMOND☆DOGS 2011『~DOKIDOKI SAMBA NIGHT~』」)です。
東山:すごい名前だよね。
長澤:すごい名前ですよね。今まで7名でされていたところに、ちょっとゲストとして入らせてもらったのが一番初めで、そこから毎年のように出させていただける形になって。ダンサーであったり歌手の方であったり、いろんなゲストを含めて「DIAMOND☆DOGS」の東山さんが先導して作品を創っていった中に、10年ぐらい、いろいろ関わらせていただいています。
――今回は脚本を担当されますね。
長澤:1年半ぐらい前に、東山さんとご一緒した公演があって、その稽古の休憩時間中に、よく散歩に行ったんです。「最近何してんの?」って聞かれて、「ちょっと最近、急に思い立って脚本を書きたくなって、シナリオ講座にちょっとずつ通っているんですよ」という話をしたんです。その後に東山さんから書いてみないか? という話をいただきました。僕が「CRUISING SHOW」に出たときは、すでにちょっと別の形になっていて今回のようなオリジナルの形ではなかったんですけど、元々は二部のショーのところで20分ぐらいのショートプレイがあって、今回また改めて原点の形に戻って「CRUISING SHOW」としてやるので、そこを復活させようというお話で、僕に「書いてみないか」と言っていただきました。
■長澤:寝れないです。「何も思いつかない」って言いながら歩き回って書いては消し
東山:この企画をやると決まってからは、すぐにプロデューサーに相談して。「脚本に風海を」という話をしてました。
長澤:東山さんと電話で、「僕、自分で何個か書いてたんですけど、大丈夫ですか?」って話して。東山さんから原案をこういう感じでやってみたらどうかな? というアイデアをいろいろいただいて書き進めていけました。
――ご苦労は?
長澤:毎日寝れないですよね。「何も思いつかない」って言いながら、部屋の中を歩き回って書いては消し、みたいな。この映画見てみたら、とか、このシチュエーションだったらこういうのが面白いよ、というアドバイスをいただいたので、映画を見たりドラマを見たりするんですけど、あらためて脚本家の人ってすごいな という思いで。才能ないかなと思いつつ、やっていった感じです。
――折に触れて東山さんのアドバイスがあったんですね。
東山:そうですね。書き出すまでに何回か。丸投げしても可哀想なので、やっぱり7人だけのお芝居なので、僕らの性格や関係性を生かさないと、メンバーには芝居をしたことがなかったものも居るので、素でいながら設定がある、というお芝居の方がいいんじゃないかと思って、こういうのどうかな? という話は何回もしました。
長澤:はい。
■東山:風海は「DIAMOND☆DOGS」のいいところも弱点も知っていて
東山:風海は今違う舞台(『王家の紋章』2021年8月)もやっているので、演出などは演出協力の方とメンバーとで話し合いつつやってるんですけど、原形は残しつつ、入り口と出口は一緒にしながら「こんなのどうかな?」と相談しています。彼からは「現場でより良いと思う方向で進めて下さい」と言われてますけど。
東山:風海とは10年一緒なので、本当に「DIAMOND☆DOGS」のいいところも、また弱点も知っていて、そこを魅力として書いてくれていて、そういうところは今の風海にしか書けないと思うんです。専門の脚本家の方にはわからないでしょうから、僕らの関係性は。「こういうシチュエーションで」ということを与えれば、それに沿って書いてくれる。
東山:僕らは数時間稽古するとしたら、昔はだいたい2時間ぐらいは遊んでいたんですよ。リハで行き詰まるときには、一緒に散歩行ったり。また稽古場でみんなで “遊ぶ” 。芝居のエチュードみたいに、即興で何かやらせたり。ボーカル担当にソロで8×8踊らせたり。そこで「その動きはないなぁ」という発見があったり。でもそれが本当に振付になったりすることもあるんです。
■東山:こんなときに来てくれる人たちに、最上のものを創るという「約束」
――前回『モーツァルト‥‥―オレは誰だ!!―』でお話しを伺ったときに、2019年に入られたメンバーについて、「まだ未知数だ」と仰っていました。
東山:入ってもう2年近く経ちますが、ちょっと可哀想なのはコロナ禍があって、本当だったらあと3本ぐらいは多分、博品館さんでもやらせて頂ける機会もあったんですが、ディナーショーとライブと、「モーツァルト」と、DMCというコンサート(『Dramatic Musical Collection 2020』)ぐらいしかやっていないので、2年とはいえ本当にまだ未知数。今回はもう7人しかいないし、自分たちで創っているから、役割分担をしています。
東山:統括は皓平、歌詞は類。泰右は泰右で役割があって、あと3人が何をするかというとこなんですけど、そういう意味では、理雄が自分のソロと2曲の歌詞を。一幕のオープニングと二幕のオープニングの全振付をHomer。真平も自分は踊りで歌わないけれど、メンバーために二幕の頭の歌詞を書いて。そして今回はボーカルとしても活躍してもらって、類と理雄と真平の3人で歌います。「こんなことやりたいんだ」って、見せる場だから。だから、今すごく孤独な挑戦をそれぞれがしているので、急激に成長している過程なんじゃないか、そう思っています。
――できあがってくるものが楽しみですね。
東山:今できるMaxはもちろんですけど、ちょっと上を狙っていっています。毎日の積み重ねがやっぱりすごく大事で、みんなそれぞれのやりたいこととか意識とか、今また緊急事態宣言中で、本当にこの『Promise You』をやるのかなという不安がある中でも、やると決めて、お客さまもこんなときに来てくれるってすごいことだから、その人たちのために絶対にいいものを創る、自分たちが今できる最上のものを創るという「約束」をしているんだと。今回の『Promise You』は、いいものができるんじゃないかと思っています。
※東山義久さんと長澤風海さんの写真1カットとサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。この下の応募フォームからご応募ください。応募締め切りは8月27日(金)です。有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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風海さんがあのような脚本を書かれたことに(良い意味で)驚きました
東山さんはじめメンバーのイメージが良く伝わりました(笑)
観るごとに進化していくACTとても楽しいです
ODYSSEYでの共演楽しみにしています
公演を配信で拝見しました。に幕のあの寸劇を長澤さんが書かれたのかと思うと、ダンサーとしてのお顔とは全く違って意外です!